倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

古代雅之

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  第7章 【王太子ハヤテ】が【ミカ】を同伴し、凱旋帰国!

 〔67〕ミカの【越女剣・滑空剣の舞】の実戦訓練

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  「1人も殺さず、手傷を負わせるのみ、ですね!」
「ミカ、了解!」


「・・・・というわけで、私が20人、ミカは10人の相手をなさい。」


「何が・・・・というわけで、ですか?」
此度コタビは【天上の女神様】が、ミカに早く一人前になるようにと、下された【温情の試練】ですぅー!」
「ミカに20人下さい!!」


「もう!この子ったら、口ばかり達者になって・・・分かりました。」
「【温情の試練】です!」
「公平に15人ずつ!」
「ハイ!お遊びはここまで!」
「【越女剣の真価】を発揮なさい!」


「ハイ!」
「早速ながら、【越女剣・滑空剣の舞】実戦訓練、入ります!」



  一方、リャンニャンも、【越女剣】空中戦とはいえ、大技はミカに任せ、小技の連続技で、次々と敵を倒していった。


師匠は、骨折を含む打撲傷を10人に、残る5人の手首に切り傷を与えて、地味ながらも短時間の内に、15人の敵の戦闘意欲を奪って、砂浜に腰を下ろして、余裕を持って、愛弟子の戦いぶりを眺めていた。


ミカは、既に12人の敵の足首や手首を、昨日の【滑空剣の舞】の3連続技で斬り付けて倒し、残る3人の内、前方の敵・1人目がけて、跳躍した。

そして、その男の肩を踏み台に、さらに、より高く跳躍した!
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