倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

古代雅之

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  第12章 【ツモ国王家】の国土も軍兵も二分しての内戦勃発及び【ミアンカ王太女・夫君】の【タニハ王国葬】 

 〔131〕【畿内ツモ王家】の滅亡と、取って代わった【畿内ヤマト王家】  

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  ハヤテ達【青龍の牙】弓箭連隊はまたしても、一人も死傷者を出すことなく、【畿内ツモ王家】を滅亡に追い込んだ。


勿論モチロン、【ヤマト総帥】率いる【朱雀の翼】軍の【スルクの敵軍】牽制しての足止め策があったればこそであるのは言うまでもない。



   ハヤテ達【イト王家弔問使節団】は【畿内ヤマト王家】にて、3日間の休息の後、【キビ王家弔問使節団】【ヤマト王家弔問使節団】は10日後に迫った【国葬】に参列すべく、淀川をサカノボって、【タニハ王家】へと出航した。


【ヤマト総帥】だけは【戦後処理】で忙しく、【国葬】の前日、タニハ入りする事になった。


ヤマトは軍団の【12翼将】に、各々兵200を付け、地方の隅々まで、【天壌無窮の神勅】を高らかに掲げ、投降する者達は、傘下に受け入れ、反旗を翻す者達には【武力行使】を行い、完膚無きまでに制圧していった。


【広大な旧畿内ツモ国領】は現在の奈良、和歌山、三重県にまたがる広大な領土を占め、全て【畿内ヤマト国】にて併合され、本家イト王家との力関係は、ここにおいて、逆転し始める転機となったのである。



  残る【ツモ国】の領土は山陰のツモ王家本国と、北陸・北越ツモ王家のみになった。


しかも、【本家ツモ王家】では、重臣達が一致結束して、【跡目】は【カム王子】であるとの【末子相続の遺言】を【捏造ネツゾウ】して公表し、早々に【国王の国葬】を挙行したのである。


本家到着前に【国葬】が終わったとの知らせを、【ナム王太子】は、間諜から聞くや否や、本家との間に、戦端を開くも、やむなしとして、ここに 【内戦】が勃発したのである!


  
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