倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

古代雅之

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  第22章 【スミダヒコ王太子】は身命を賭して、奪われた【御神鏡】を1ヶ月以内に取り戻すと言明!!

 〔287〕「確かに、この時代では【婚姻】は【家】と【家】の問題ではあるが【我が家】では、本人の気持ち次第である! 」

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  「シカして、そなたの想いは【我が娘・ミランダ】には伝えてあるのか?」


「いいえ!先ず【日御子様】の了解を得て後に、姫君に我が想いを打ち明けようか、と・・・」


「愚か者!!」
「他の【王家】の作法は、いざ知らず、【我が王家】では、当人同士が【相思相愛】となって、初めて双方の両親の許可を得るものである!」
「確かに、この時代では【婚姻】は【家】と【家】の問題ではあるが、【我が家】では当人の気持ち次第であり、余程の事がない限り、反対はしないものである!」


「ハハーッ!」
「では、姫君に我が熱き想いを伝えた後、2人して御挨拶に参りたいと存じまする!」

【スミダヒコ】は両手と額を床に付け、深々と頭を下げた。
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