ここから始まる俺の冒険!

まさ

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第一章、俺は冒険者になる!

第9話、何がなんでも守る!

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目の前にはモンスターに教われ逃げ惑う人達がいた。

ゴブリンやコボルト、豚顔のたぶんオークがいる。

見ただけでも20体以上いる。


「くそ!」


畑に行くつもりだったから、武器を持ってない!

良く見ると、村にいる冒険者が村の人を逃がしながら戦っている。


「シバ!家に戻るぞ!」

「アン!」


今は冒険者を信じて、家に戻る。

村の人やレイナも心配だけど、武器が無いと戦えない!


今はとにかく家に戻って武器を持ってくる!


家に走る途中で、とーちゃんの事を思い出した。


「シバ!先にとーちゃんの畑に行くぞ!」

「アン!」


道から少し北に行った所に、新しくとーちゃんが作っている畑がある。


5分ほど走ると、とーちゃんの姿が見えた。


「とーちゃん!」


「ん?カイトか?遅かったな」


「とーちゃん!そんな場合じゃない!今すぐ家に戻るぞ!」


「は?何だいきなり?」

「良いから!とにかく走って!」


とーちゃんの手を取り、引っ張る様に走り始める。

家に向かいながら、とーちゃんにモンスターの事を話していく。

「何だって!?ホントか!?」

「こんなの嘘付いてどーするんだよ!とにかく、かーちゃんも心配だから早く家に戻るよ!」

「お、おう!分かった!」


見た感じ、モンスター達は村の真ん中の辺りの森から出て来ていた。

たぶん、家の方はいないと思うけど……

俺達もモンスターを間引きしてたし。




少しして、家が見えてきた。

見た感じは、普段と変わらない。


「かーちゃん!」


「な、何だい!ビックリするじゃないか!脅かすんじゃないよ!まったく!」


無事だった!良かった~。

かーちゃんより、後ろのとーちゃんの方が死にそうに見えるけど。


「ゼェゼェ、ひ、久しぶりに全力で走った!」


足が小鹿の様に震えている。


「かーちゃん!村がモンスターに襲われてる!とーちゃんと地下室に隠れてくれ!」

「は?あんた何言ってんだい?」

「時間がもったいない!とにかく、とーちゃん!かーちゃんを頼むよ!」


「お、おう。てかカイトはどうするんだ?」

「俺は武器を持って戻る!レイナも助けたいし!」

「あんた何、言ってんだい!危ないじゃないか!」


「かーちゃん!俺は戦える。シバもだ!守れる力があるんだ!守れるのに隠れているわけにはいかない!」

「アン!」


「駄目だよ!あんた達、まだ子供じゃないか!許さないよ!」

「かーちゃん、行かせてやれ」

「とーちゃんまで!あんた心配じゃないのかい!死ぬかもしれないんだよ!?」

「見てみろ、カイトの顔を…すっかり男の顔をしてやがる。男にはなぁ命をかけてもやらなきゃならない時があるんだ。だから行かせてやれ」

「と、とーちゃん、そんな!」

「カイト!行け!行ってレイナちゃんを助けてこい!かーちゃんとこの家は俺が守るからよ!」

「とーちゃん……分かった!行ってくる!」



俺とシバは、部屋にあった武器と革製の鎧を身に付けて家を出た。

鎧はこの前、買ったばかり。

これ着て戦うの初めてだな。


少し頼もしさを感じながら、道を走る。


家を出て少しすると、向こうから姿が見えた。

ゴブリンだ!………全部で5体!


「シバ!届く位置に行ったら『咆哮』だ!」

「アン!」


ゴブリン達も俺達に気付いた様だ。

武器を掲げて向かってくる。

弓持ちは……いないな。

だったら、一気に倒す!



「アオ~~ン!!!」


「「「ゲギャ!?」」」


シバの咆哮で、ゴブリン達の動きが止まった!


「うりゃあ!」

「アン!」


俺はすれ違いながら、ゴブリンの首筋を斬りながら進む。

3体倒した。

シバは、槍で心臓を一突き。

あっという間に2体倒している。



「良し!行くぞ!」


俺達は、冒険者の人が言うにはE~Dランクの強さがあるらしい。

ゴブリンやコボルトは、ランク的には【F】、普段から倒してるし油断しなければ負けない。


「見えた!」


ゴブリンを倒した場所から走って数分、十字路に着いた。

モンスター達は……オークらしき姿は見えない。

村の北の方が騒がしい、どうやら北上してるみたいた。

残っているのは、ゴブリンとコボルトが合わせて10体。


既に俺達に気が付いている。


「シバ、やれるな?」

「アン!」


俺達から見て奥の方に弓を持ったゴブリンが見える…2体だ!

最近、練習しているコイツを試す。


「おりゃ!」


2本のナイフが驚いて固まっているゴブリンに向かって飛んでいく!


「ゲギャ!?」


1体の胸に刺さって倒れた。

もう1体は……胸からは外れたけど、腕に刺さり、これで弓は使えない!

後は、囲まれない様に動きながら走り回って倒していく!


「これで6体目!」

周りを見ると、残ったモンスター達はシバが倒していた。

怪我はしていなそうだな。


「シバ、大丈夫か?」

「アン!」


もう一度、周りを見回して他にモンスターがいないのを確認すると、俺達はそのまま西に進む。

北は冒険者に任せた!


「良し!教会に行くぞ、シバ!」

「アン!」


向かっていく途中に、家を荒らしている何体かのゴブリンとかコボルトがいたけど、倒しながら進む。

人の姿も見えない。

たぶん教会に皆、逃げてるハズ!

こんな時にAランクの神父様がいたら頼もしかったけど、ちょうど領主様に会いに行ったばかりでいない。


教会が見える所まで来た。


「プギャア!?」


ブチ破られた教会の入口から、オークと思われる巨体が顔から血を出しながらぶっ飛んで来た。


「はぇ?」


「ふ~やれやれ」


血だらけのメイスを片手にレイナさんが、ゆっくりと教会から出て来ましたです。


「プ、プギィ~」


「うるっさい」


プチッと音がしてオークの頭が潰れた。

どうやら1人で、【Dランク】のオークさんを殴り倒した様ですね……


レイナを怒らせない様にしようと心に決めた瞬間だった。


「ん?」

「よ、よう」


俺にレイナが気が付いたから、何となく声をかけたら。


「いや~ん、とってもこわかった」


と、棒読みで喋りながら抱き付いてきた。


俺は、あなたが怖いです。とはもちろん言えませんでした。





教会の中を見ると、レイナの両親を含めて20人くらいの人達がいた。


「この丈夫な教会の扉を壊すなんてオークって力があるんだな」


どうやら太い丸太を振り回して扉を破ったらしい。


いざという時に避難する為に丈夫に出来ている教会が、もう避難所として機能しなくなったから、村の人達には俺の家に連れていく。

俺の家は、とーちゃんが高レベルの【農家】で、他の人の何倍も畑を作っているだけあって、家も他より大きくて頑丈に作られている。

大量の食料を保存する為の地下室もかなり大きい。

これ位の人なら、余裕で全員避難できると思う。

食料もたっぷりあるし。


てなわけで、俺達は村の人達を連れて俺の家に向かった。


途中、十字路の所で何体かのゴブリンがいたけど速攻倒して進む。


家までもう少しの所で俺達は、そのまま村の人達を家に向かわせて、中心地の方に戻る事にした。


レイナの両親に止められるかと思ったら。

「いってこい!」

って、2人とも良い笑顔でサムズアップして送り出してくれた。

レイナもなんか「いえーい。行ってくるって返事してたけど。


あの~これから、危ない場所に行くんですけど?


何故か凄く別な意味で不安になった。



*レイナの両親、既に(結婚は)公認済みです。


レイナによって、外堀通りは全部埋められてます。
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