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国王からの依頼
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「国王陛下。公爵と公爵夫人をお連れしました」
「入れ」
「どうぞ」
アキレアは扉を開け二人に入るよう促す。
「アキレア。其方はもう下がってよい。ご苦労だった」
アキレアは国王に深いお辞儀をするとその場から離れていく。
二人は部屋に入るとまず国王に挨拶しようとしたが「挨拶はよい。急に呼び出して済まなかった。とりあえず座ってくれ」と言われ素直に従う。
「二人共疲れているところ呼び出して悪かった」
「気にしないでください。それで我々を呼び出した理由をお伺いしても宜しいでしょうか」
サルビアが尋ねると国王は申し訳なさそうな顔をする。
「悪い知らせがある。ある二国が我が国と戦争の準備を始めていると報告がきた。そして、それを先導しているのがこの国の人間だという知らせが入った」
「……その二国というのはジラーニイ国とマリス国ですか」
サルビアの問いかけに国王は「そうだ」と険しい顔をする。
「よりによって今ですか」
ニか月後はランドゥーニ国がこの国に来る。
ランドゥーニ国との平和協定を結んでから初めて王宮に招待した。
もし、その時何かあれば協定は白紙に戻り戦争が起きてもおかしくなくなる。
二国に戦争するよう先導した人物はそれが目的なのだろう。
「陛下。先導者が誰か目星はついているかお伺いしても宜しいでしょうか」
サルビアも目星はついている。
ずっと黙って二人の会話を聞いていたカトレアでも予想はついている。
それなのにわざわざサルビアが国王に尋ねたのは、どこまでやっていいのか境界線を聞く為だった。
もしわからないと言えば黒幕を見逃せということで、名前を言えば徹底的にやっていいとなる。
国王の返答次第で二人の対応も国王への忠誠心も変わる。
「ああ。間違いなく私の実の弟か王妃のどちらかだろう。それか両方の可能性もある」
迷うことなく言い切るその返答に二人は良かったと安堵する。
今の態度で自分達はこれからも国王に忠誠を誓うと改めて誓う。
もし、知らないと答えていれば二人は国王への忠誠心が限りなくゼロになっていただろう。
「わかりました。徹底的にお二人の周りを調べます。わかり次第報告させていただきます」
サルビアもカトレアも国王からの許可を得たことでこれまでの借りを返そうと誓う。
特にマーガレットを傷つけたことは許せない。
国中に、いや大陸中に自分達がどれほど愚かで醜い存在か知らしめ後悔させてやろう、と考えていた。
夫婦はよく似るというが、同じことを考え同じような笑みを浮かべるそんな二人を見て国王は怖いと思った。
「話は以上でしょうか。でしたら、そろそろ娘のところに戻りたいのですが」
シルバーライス家がまだ王宮にいる以上油断はできない。
いくら決闘に勝ったからとはいえ、アングレカムに呪いをかけるくらいだ。
マーガレットの周りには優秀な騎士が、マンクスフドがいるとしても心配で仕方なく早く無事な姿を確認したかった。
「いや、もう一つある」
マーガレットのことが心配なのだろうとわかったがこっちの用件も重要なので我慢してもらう。
「何でしょうか」
サルビアは顔には出さなかったがまだ何か問題があるのかと頭が痛くなる。
自分達の領地で起きたことがまだ何一つ解決していないのに、と。
「神官二人が公爵に会いたがっている」
「私にですか?何故ですか?」
何故神官が自分に会いたがっているのか検討もつかない。
わざわざ会わずともヘリオトロープから聞けばいいのにと。
「神殿襲撃の件のときの話を詳しく聞きたいらしい。使徒達にも聞いたが、一応公爵からもと。それに、公爵なら何か気づいたことがあるかもしれないと思ったのだろうな」
「そういうことですか。わかりました」
「すまんな。アキレアに案内させるからついて言ってくれ」
「はい」
サルビアは部屋から出てアキレアの案内で神官達のいるところまで案内してもらう。
カトレアは国王がまだ話があると言うので部屋に残る。
「陛下。私に話があるとは何でしょうか」
大体の予想はついているが念のため質問する。
「これについて何かわかることがあれば教えてほしい」
紙に書かれた文字と陣みたいなのを見せる。
「これは一体何ですか?」
初めて見る文字と陣に興味が湧く。
「わからない。神官達も魔法石研究員達もわからないと言っている。夫人はこういったことは得意だろう。解読してもらいたのだができるのか」
カトレアはサルビアと結婚するまではあらゆる国の言語を習得する為勉強していた。
今はない国の言語でさえ知っている。
大陸中どこを探してもカトレア以上に昔の国の言語を知っているものはいないだろう。
そう思ってこの紙をカトレアに見せたのだが、知らないのだとわかると少し驚いた。
これは一体どこの国の言語なのか、一体何の為に陣が書かれているのか気になる。
これは絶対に解読しないといけないと思う気持ちが強くなり解読を依頼する。
「わかりました。少し時間はかかると思いますが、必ず解読します」
「ああ。頼んだ」
「それで、少し質問をしてもよろしいでしょうか」
「構わん。何が聞きたい」
「これをどこで見たのかお聞きしたいのですが」
「ある商人がジキタリウス公爵の領地を通るときに見たそうだ。気になってそれを写して人に尋ねようとして私の部下に尋ねた。部下が怪しいと思い商人からこの紙を貰い私に報告したのが全ての始まりだ」
国王の弟、ジギタリス公爵の領地で見たことない言語と陣を見たとなれば怪しさ満載だ。
「これはまだその場所に残っているのですか」
紙に書かれているものを指で刺しながら尋ねる。
「いや、確認したときにはなかった。商人が嘘をついている可能性もあるが、私はあってないからなんとも言えないが嘘はついていないと思っている。本当にあったのではないかと」
カトレアも同じ意見だった。
間違いなく商人は見たと思った。
商人がその道を通ってこれを紙に写していなければ何か大変なことが起きていた気がする。
「なるべく早く解読します」
「悪いが頼む」
「はい。お任せください」
カトレアは帰ってすぐ呪術師によって消えた国の歴史を調べ直そうと決める。
今現在ある国の言語は全て知っている。
勿論戦争で負けて消えた国の殆どの言語も知っている。
カトレアが唯一知らないとすれば調べることを禁止されたフィアマン国だけだ。
急いで資料を集めないといけない。
国王に一礼してから部屋を出てマーガレットのいる部屋に急ぐ。
サルビアが戻ってきたら急いで屋敷に戻らなければならない。
これを早く解読しないと何故か取り返しのつかないことになる気がした。
「入れ」
「どうぞ」
アキレアは扉を開け二人に入るよう促す。
「アキレア。其方はもう下がってよい。ご苦労だった」
アキレアは国王に深いお辞儀をするとその場から離れていく。
二人は部屋に入るとまず国王に挨拶しようとしたが「挨拶はよい。急に呼び出して済まなかった。とりあえず座ってくれ」と言われ素直に従う。
「二人共疲れているところ呼び出して悪かった」
「気にしないでください。それで我々を呼び出した理由をお伺いしても宜しいでしょうか」
サルビアが尋ねると国王は申し訳なさそうな顔をする。
「悪い知らせがある。ある二国が我が国と戦争の準備を始めていると報告がきた。そして、それを先導しているのがこの国の人間だという知らせが入った」
「……その二国というのはジラーニイ国とマリス国ですか」
サルビアの問いかけに国王は「そうだ」と険しい顔をする。
「よりによって今ですか」
ニか月後はランドゥーニ国がこの国に来る。
ランドゥーニ国との平和協定を結んでから初めて王宮に招待した。
もし、その時何かあれば協定は白紙に戻り戦争が起きてもおかしくなくなる。
二国に戦争するよう先導した人物はそれが目的なのだろう。
「陛下。先導者が誰か目星はついているかお伺いしても宜しいでしょうか」
サルビアも目星はついている。
ずっと黙って二人の会話を聞いていたカトレアでも予想はついている。
それなのにわざわざサルビアが国王に尋ねたのは、どこまでやっていいのか境界線を聞く為だった。
もしわからないと言えば黒幕を見逃せということで、名前を言えば徹底的にやっていいとなる。
国王の返答次第で二人の対応も国王への忠誠心も変わる。
「ああ。間違いなく私の実の弟か王妃のどちらかだろう。それか両方の可能性もある」
迷うことなく言い切るその返答に二人は良かったと安堵する。
今の態度で自分達はこれからも国王に忠誠を誓うと改めて誓う。
もし、知らないと答えていれば二人は国王への忠誠心が限りなくゼロになっていただろう。
「わかりました。徹底的にお二人の周りを調べます。わかり次第報告させていただきます」
サルビアもカトレアも国王からの許可を得たことでこれまでの借りを返そうと誓う。
特にマーガレットを傷つけたことは許せない。
国中に、いや大陸中に自分達がどれほど愚かで醜い存在か知らしめ後悔させてやろう、と考えていた。
夫婦はよく似るというが、同じことを考え同じような笑みを浮かべるそんな二人を見て国王は怖いと思った。
「話は以上でしょうか。でしたら、そろそろ娘のところに戻りたいのですが」
シルバーライス家がまだ王宮にいる以上油断はできない。
いくら決闘に勝ったからとはいえ、アングレカムに呪いをかけるくらいだ。
マーガレットの周りには優秀な騎士が、マンクスフドがいるとしても心配で仕方なく早く無事な姿を確認したかった。
「いや、もう一つある」
マーガレットのことが心配なのだろうとわかったがこっちの用件も重要なので我慢してもらう。
「何でしょうか」
サルビアは顔には出さなかったがまだ何か問題があるのかと頭が痛くなる。
自分達の領地で起きたことがまだ何一つ解決していないのに、と。
「神官二人が公爵に会いたがっている」
「私にですか?何故ですか?」
何故神官が自分に会いたがっているのか検討もつかない。
わざわざ会わずともヘリオトロープから聞けばいいのにと。
「神殿襲撃の件のときの話を詳しく聞きたいらしい。使徒達にも聞いたが、一応公爵からもと。それに、公爵なら何か気づいたことがあるかもしれないと思ったのだろうな」
「そういうことですか。わかりました」
「すまんな。アキレアに案内させるからついて言ってくれ」
「はい」
サルビアは部屋から出てアキレアの案内で神官達のいるところまで案内してもらう。
カトレアは国王がまだ話があると言うので部屋に残る。
「陛下。私に話があるとは何でしょうか」
大体の予想はついているが念のため質問する。
「これについて何かわかることがあれば教えてほしい」
紙に書かれた文字と陣みたいなのを見せる。
「これは一体何ですか?」
初めて見る文字と陣に興味が湧く。
「わからない。神官達も魔法石研究員達もわからないと言っている。夫人はこういったことは得意だろう。解読してもらいたのだができるのか」
カトレアはサルビアと結婚するまではあらゆる国の言語を習得する為勉強していた。
今はない国の言語でさえ知っている。
大陸中どこを探してもカトレア以上に昔の国の言語を知っているものはいないだろう。
そう思ってこの紙をカトレアに見せたのだが、知らないのだとわかると少し驚いた。
これは一体どこの国の言語なのか、一体何の為に陣が書かれているのか気になる。
これは絶対に解読しないといけないと思う気持ちが強くなり解読を依頼する。
「わかりました。少し時間はかかると思いますが、必ず解読します」
「ああ。頼んだ」
「それで、少し質問をしてもよろしいでしょうか」
「構わん。何が聞きたい」
「これをどこで見たのかお聞きしたいのですが」
「ある商人がジキタリウス公爵の領地を通るときに見たそうだ。気になってそれを写して人に尋ねようとして私の部下に尋ねた。部下が怪しいと思い商人からこの紙を貰い私に報告したのが全ての始まりだ」
国王の弟、ジギタリス公爵の領地で見たことない言語と陣を見たとなれば怪しさ満載だ。
「これはまだその場所に残っているのですか」
紙に書かれているものを指で刺しながら尋ねる。
「いや、確認したときにはなかった。商人が嘘をついている可能性もあるが、私はあってないからなんとも言えないが嘘はついていないと思っている。本当にあったのではないかと」
カトレアも同じ意見だった。
間違いなく商人は見たと思った。
商人がその道を通ってこれを紙に写していなければ何か大変なことが起きていた気がする。
「なるべく早く解読します」
「悪いが頼む」
「はい。お任せください」
カトレアは帰ってすぐ呪術師によって消えた国の歴史を調べ直そうと決める。
今現在ある国の言語は全て知っている。
勿論戦争で負けて消えた国の殆どの言語も知っている。
カトレアが唯一知らないとすれば調べることを禁止されたフィアマン国だけだ。
急いで資料を集めないといけない。
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