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墓参り
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「……」
未桜は自分の悪口を言われていることに気づき終わるまで物陰に隠れ息を潜めていたが、町の人達が自分の死を強く望んでいることを偶然知ってしまう。
寧々達が自分のことを町の人達に悪い噂を流していたのは知っていたが、ここまで言われているとは流石に思ってもみなかった。
未桜は毎日町で買い物をしているので名前は知られているが、同じ名前で可哀想な子としか思われていない。
そもそも、舞桜が死んでから助さん以外の町の人達は此処に来たので未桜が桐花家の人間だということは誰も知らない。
町の人達の未桜の想像は傲慢な女で全て使用人やらせ自分では何もしない。気に入らないことがあったら物を投げつける。
そんな女だと思われていた。
本当は逆だと知らずに日に日に未桜にたいする憎悪は増していく。
未桜の手は名家の娘とは思えないくらいボロボロで髪に艶はない。着物も年寄りが着るような地味な物。体は痩せている。
体型や身なりから町の人達は未桜は平民だと思っていた。
もし、未桜が「私が桐花家の未桜です」と名乗っても誰も信じないだろう。
それくらい、ここ数年の未桜の姿は酷いものだった。
「ニャー」
突然未桜の足に何かが触れる。下に目線をむけると珍しい桜色の毛並みをした猫が未桜の足に頬ずりしていた。
「慰めてくれてるの?」
しゃがみ込み猫の頭を撫でる。
琥珀色の綺麗な瞳をした猫だなと思いフフッ笑う。
「ニャー」
もう一度鳴くと未桜の手に頭をグリグリと押しつける。
未桜に撫でてもらえるのが嬉しいなか幸せそうな顔をする。
「ありがとう。君は優しいね」
少しだけ元気になる。猫が自分を慰めようとしてくれてるのがわかり、それが凄く嬉しくて仕方なかった。
町の人達がはけていくと助さんの墓参りにむかう。
猫も未桜の隣でにいき護衛するため歩く。
「ありがとう」
猫が自分を守るようにして歩いてくれてることに気づきお礼を言う。
「ニャー」
任せてくれ、とそんな顔をして鳴く。
未桜は猫に護衛されながら目的地まで一緒に歩く。
「ニャー」
目的地付近に来ると猫は鳴いて座った。
いってらっしゃい、そう言っているように未桜には聞こえた。
「ありがとう」
ここまで一緒に来てくれた猫に感謝する。
未桜は少し先にある助さんの墓に一人でむかう。
百合の花を墓の前に置いてしゃがみ込む。
「助おじさん。今日も来たよ」
墓に話しかける。返事など返ってくるはずなどないとわかってはいるが、それでも返事がないと悲しくなる。
二か月前までは助さんの名を呼んだら当たり前に返事があったのに今はない。
未桜がこの町で頑張ってこれた理由の一つに助さんはいた。
未桜が辛くて苦しいとき、助さんに会うといつも笑顔で出迎えてくれ話しを聞いてくれた。
それだけで未桜の心は救われていた。
「助おじさん……、会いたい、会いたいよ」
未桜の頬に一筋の涙が流れる。
助さんは二か月前の妖魔襲撃で亡くなった。
意識を取り直し部屋から出て町の光景を見た未桜は助さんの安否を確認する為走り出した。
団子屋に向かうも建物は崩壊していた。見た限り人がいる気配はしなかったので、他の場所を手当たり次第捜し回った。
日が登る頃漸く、未桜が助さんを見つけたときにはもう既に亡くなっていた。
助さんは安全な場所で横になって寝ていた。髪や着物は綺麗に整えられ汚れ一つなかった。白い百合が一輪添えられていた。
誰かが助さんを弔ったのだろう。
未桜がここに来るまで見た光景は地獄で人の死体で町が埋め尽くされていた。
全員大火傷で肌の色が変わっていた者、妖魔の攻撃で体の原型を留めていない者、建物の下敷きで無残な体になった者。
助さんのような綺麗な死体など一つもなかった。
きっと、助さんも今のように綺麗な死体ではななかった筈だが、誰かが綺麗にして弔ったのだろうと思った。
もし、自分に力があれば助さんも町の人達も死なずに済んだのではと。今もあの頃も力さえあれば大切な人達を守ることができたのでは、と後悔しない日はなかった。力さえあれば、そう思う自分が嫌で仕方なかった。
結局自分はあの頃から何一つ変わっていない。
一向に成長していないのだと思い知らされた。
唯一、舞桜が亡くなってからこの町にずっと残って支えてくれた助さんが死んで、自分は生きていいのかわからなくなった。
町の人達の言うように自分は生きていてはいけないのだはと思うよになる。
未桜にはもうわからなかった。
自分に生きる価値はあるのか。
ずっと、大切な人達を幸せにするため、この町を元に戻す、それを夢見て頑張ってきたのに、もう自分にはそんな資格も権利も無いのではと心が折れそうになる。
「私はどうすればよかったのかな。どうしていつもこうなんだろう」
自分は死んだ方がいいのではと本気でそう思ったとき、誰かが優しく頭を撫でられた。
そして、助さんの声が聞こえた。
「大丈夫。未桜ちゃんならきっとできるよ」
ーーえっ。嘘。だって、そんなはずない。
バッと顔をあげる。ここには自分しかいない筈なのに、助さんはもう亡くなった。ありえない。
顔をあげた未桜の目には空しか写らなかった。
誰もいない。
でも、何故か目を晒せなかった。そこに助さんがいる気がして。
未桜は自分の悪口を言われていることに気づき終わるまで物陰に隠れ息を潜めていたが、町の人達が自分の死を強く望んでいることを偶然知ってしまう。
寧々達が自分のことを町の人達に悪い噂を流していたのは知っていたが、ここまで言われているとは流石に思ってもみなかった。
未桜は毎日町で買い物をしているので名前は知られているが、同じ名前で可哀想な子としか思われていない。
そもそも、舞桜が死んでから助さん以外の町の人達は此処に来たので未桜が桐花家の人間だということは誰も知らない。
町の人達の未桜の想像は傲慢な女で全て使用人やらせ自分では何もしない。気に入らないことがあったら物を投げつける。
そんな女だと思われていた。
本当は逆だと知らずに日に日に未桜にたいする憎悪は増していく。
未桜の手は名家の娘とは思えないくらいボロボロで髪に艶はない。着物も年寄りが着るような地味な物。体は痩せている。
体型や身なりから町の人達は未桜は平民だと思っていた。
もし、未桜が「私が桐花家の未桜です」と名乗っても誰も信じないだろう。
それくらい、ここ数年の未桜の姿は酷いものだった。
「ニャー」
突然未桜の足に何かが触れる。下に目線をむけると珍しい桜色の毛並みをした猫が未桜の足に頬ずりしていた。
「慰めてくれてるの?」
しゃがみ込み猫の頭を撫でる。
琥珀色の綺麗な瞳をした猫だなと思いフフッ笑う。
「ニャー」
もう一度鳴くと未桜の手に頭をグリグリと押しつける。
未桜に撫でてもらえるのが嬉しいなか幸せそうな顔をする。
「ありがとう。君は優しいね」
少しだけ元気になる。猫が自分を慰めようとしてくれてるのがわかり、それが凄く嬉しくて仕方なかった。
町の人達がはけていくと助さんの墓参りにむかう。
猫も未桜の隣でにいき護衛するため歩く。
「ありがとう」
猫が自分を守るようにして歩いてくれてることに気づきお礼を言う。
「ニャー」
任せてくれ、とそんな顔をして鳴く。
未桜は猫に護衛されながら目的地まで一緒に歩く。
「ニャー」
目的地付近に来ると猫は鳴いて座った。
いってらっしゃい、そう言っているように未桜には聞こえた。
「ありがとう」
ここまで一緒に来てくれた猫に感謝する。
未桜は少し先にある助さんの墓に一人でむかう。
百合の花を墓の前に置いてしゃがみ込む。
「助おじさん。今日も来たよ」
墓に話しかける。返事など返ってくるはずなどないとわかってはいるが、それでも返事がないと悲しくなる。
二か月前までは助さんの名を呼んだら当たり前に返事があったのに今はない。
未桜がこの町で頑張ってこれた理由の一つに助さんはいた。
未桜が辛くて苦しいとき、助さんに会うといつも笑顔で出迎えてくれ話しを聞いてくれた。
それだけで未桜の心は救われていた。
「助おじさん……、会いたい、会いたいよ」
未桜の頬に一筋の涙が流れる。
助さんは二か月前の妖魔襲撃で亡くなった。
意識を取り直し部屋から出て町の光景を見た未桜は助さんの安否を確認する為走り出した。
団子屋に向かうも建物は崩壊していた。見た限り人がいる気配はしなかったので、他の場所を手当たり次第捜し回った。
日が登る頃漸く、未桜が助さんを見つけたときにはもう既に亡くなっていた。
助さんは安全な場所で横になって寝ていた。髪や着物は綺麗に整えられ汚れ一つなかった。白い百合が一輪添えられていた。
誰かが助さんを弔ったのだろう。
未桜がここに来るまで見た光景は地獄で人の死体で町が埋め尽くされていた。
全員大火傷で肌の色が変わっていた者、妖魔の攻撃で体の原型を留めていない者、建物の下敷きで無残な体になった者。
助さんのような綺麗な死体など一つもなかった。
きっと、助さんも今のように綺麗な死体ではななかった筈だが、誰かが綺麗にして弔ったのだろうと思った。
もし、自分に力があれば助さんも町の人達も死なずに済んだのではと。今もあの頃も力さえあれば大切な人達を守ることができたのでは、と後悔しない日はなかった。力さえあれば、そう思う自分が嫌で仕方なかった。
結局自分はあの頃から何一つ変わっていない。
一向に成長していないのだと思い知らされた。
唯一、舞桜が亡くなってからこの町にずっと残って支えてくれた助さんが死んで、自分は生きていいのかわからなくなった。
町の人達の言うように自分は生きていてはいけないのだはと思うよになる。
未桜にはもうわからなかった。
自分に生きる価値はあるのか。
ずっと、大切な人達を幸せにするため、この町を元に戻す、それを夢見て頑張ってきたのに、もう自分にはそんな資格も権利も無いのではと心が折れそうになる。
「私はどうすればよかったのかな。どうしていつもこうなんだろう」
自分は死んだ方がいいのではと本気でそう思ったとき、誰かが優しく頭を撫でられた。
そして、助さんの声が聞こえた。
「大丈夫。未桜ちゃんならきっとできるよ」
ーーえっ。嘘。だって、そんなはずない。
バッと顔をあげる。ここには自分しかいない筈なのに、助さんはもう亡くなった。ありえない。
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