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第壱章 アルカトラズ
絶望
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魔法使い同士の戦いは、その戦う者たちの戦闘経験が大きく左右する。がしかし今現在、魔法使いとしての経験値は晃樹さんの方が圧倒的なはずなのに、僕と義政くんの特殊能力のお陰で戦闘は拮抗していた。
「永和くん。君はやはりこの世界の支配者に相応しい。この私によくここまで手を焼かせたものだ。息子にも『こう言う風になれ』と見せつけてやりたいよ」
彼にも息子がいるのか、やはり魔黬一族だな。一族の血が耐えぬようにちゃんと子孫を残している。でも、『僕のように』と言うことは、彼自身はその子に対してそこまで大した感情を抱いてないのだろう。だから僕のように秀でていると思わせるようにさせたいのだろうか?
「へぇ、そうなんですね」
「でもね、やっぱり君たち善人にはこの手が効くから悪人でいろって思うよね」
僕の後ろにいる悠夏は、彼からすれば絶好の人質なのだろう。悠夏の周辺に殺傷力を持ち合わせた魔力が充満していた。でも、僕自身そう簡単に弱点になりかねないものを曝け出すわけがない。
「すごいね、幻想魔法か。どこでこんなの覚えたんだい?」
魔力が実体を得て、悠夏に刃を向けた後、その悠夏は霧のように消えていった。
「かけたのは治癒魔法をかけた時だね。あの後から彼女の言葉はほとんど聞かなかった。永和くんもよくあの一瞬でこれだけ腕を上げたものだ。帝王魔法に複数同時発動、さらには幻想魔法を維持した状態でのこれだけの戦況を切り抜ける。常人じゃ決して踏み込むことの出来ない領域だよ」
彼の言葉は僕を油断させようとするためだろうか、僕を褒めるような言葉ばかりだ。
「褒めていただきありがとうございます。そこまでいってもらえるなら僕の意見も少し聞いてもらいたいですね」
「あぁ、いいとも。何が欲しい?お金かい?それとも権力?」
「自由」
僕の言葉は、この状況からすれば当たり前だろう。そもそも急にここに連れて来られて、あれこれされれば自由を欲するのは普通だろう。
「悪いね、それは出来ない相談だね。僕らも君のような存在を見つけ出すにはこういう施設が必要なんだよ」
「僕は見つけてもらわなかった方が嬉しいですけどね・・・」
会話を進めるためか、彼は込めていた力を抜く。でも、僕には同じ行動ができない。彼には僕と違い、戦闘経験がとてもある。これが先頭を有利に進めることの鍵とされる理由だろう。
「確かに。でもね永和くんは、必ずこの世界を動かす大きな存在になるんだ。そんな人をどこかの変や奴らに預けてめちゃめちゃにされたら困るんだよ」
「僕を管理するとでも言いたいんですか?」
彼は僕を単純なものとしてしか見ていないのだろう。だから所持欲を僕に向けるのかもしれない。
「まぁ、そう言う表現もできるけど。私たち的には、永和くんが悪い奴らに変なことを吹き込まれて悪人にならないように守ってあげたいんだよ」
口ではそう言っているも、彼の感情の声は正反対。
『お前は私たちからすれば超貴重な研究素材なんだ。他の奴らなんかに渡すわけにはいかないに決まってるだろ。早く捕まえて、この場をどうにかしないとな・・・』
「へぇ、そうなんですね。それじゃ、僕を自由にさせる気はないと言うことですか?」
彼は私物を簡単に話すようなタイプではないのは、魔黬一族だからということで分かってはいた。
「いや、そういう訳じゃないよ」
『自由なんて贅沢なもの、お前たちなんかにあげる訳はないだろ』
心の声は今では、ある程度好きなタイミングで聴けるようになっていた。その声は、僕の問いかけに答える彼の言葉と違うものが聞こえて、正体が分かりやすい。
「それじゃあ、悪いけどここで終わりにしましょう」
僕は彼の目の前に移動し、自分自身で認識できている魔力を全部使って神属性魔法を放つ。神属性魔法とは風や炎といった魔法属性ではなく、属性魔法と言われ魔法の強さや使用難易度等を分けたものの中で最高ランクのものだ。
「神属性魔法 三天神器『天之大帝雷切』『高御天多水嵐』『産巣日天炎柱』」
あたりを漂う三種類の魔力。少し前とは格段に違う圧倒的な魔力は、見えている壁と実際の壁の間にいる悠夏に悪影響を与えているように見えた。でも、それは最短かつ簡単にこの人を倒すためだと自分に言いつける。
「神属性?こんなの誰も使ってなかったじゃん。すごいね、やっぱり君は英雄になれるよ」
『こんな魔法を使えるようになるには絶対秘密がある・・・。何としてでもそれを知ってやる』
目的は僕のような存在を増やして、この世界を征服をしようとしていることも、いつかどこかで聞こえたのは覚えている。
「でも、そういうのを抑えられなかったら、一族としての恥だよね・・・。神属性魔法 黒天神器 王魔乱鬼豪凱陣」
また未来の景色が見えた。でも、その景色には何一つ色がなかった。彼の魔法に閉じ込められた時と同じような景色、でもあの時よりも光沢はなく、どちらかというと目を閉じているようだった。
それに気を取られ、僕の魔法が最も簡単に打ち消されたことに気がつかなかった。その魔法に対抗できず、僕の体は後方に飛ばされる。
「な、何が起こった・・・?」
「知ってるかな?魔導士同士の戦いは戦闘経験の差が大きく作用する。君のような子供に負けるのは、それくらいの経験しか積んでいない人なんだよ。それは同時に私に勝つには、君にはもっと時間がいるという事でもあるんだよ」
彼の言葉は、僕に実力の差を知らせて、もう諦めろと思わせたがっているようだった。でも、ここを何とかしないと、僕らの自由はない。
「ま、まだ終われない・・・」
這いつくばっている体に鞭を打って立ち上がり、再び魔力をかき集める。
「神属性魔法 聖槍仁義 アラドヴァル!」
「全く、これだから子供は好きになれない。神属性魔法 銀針剣武 カラドボルグ」
僕の魔法は、また彼のところに届く前に彼の魔法で打ち消されてしまう。その魔法は止まる気配なく、もう一度僕に直撃する。
「くっ、・・・そ・・・」
僕の体は、もう動かない。魔力は、まだまだ残っている感覚がある。でも、体のどこにも力が入らず、魔力コントロールが上手くできない。
「いいね、いやぁ惜しかったよ。今神属性魔法を使える永和くんが一緒なら、この世界をちゃんとした方向に連れて行けるよ」
『この力があれば、私がこの世界の支配者になれる』
彼の言葉とは裏腹に、本性は僕を利用して自分の望む世界に変えようとしている。『正義は必ず勝つ』もし、あの言葉が本当なら僕たちが『悪』で、支配をしようとする人が『正義』だというのだろうか。僕には、もうこれ以上なせる手はない。
「痛かったよね、永和くん。でも、悪いけどまた反抗されたら困るから、回復魔法はまた後でね」
そう言って、僕が氷漬けにした矢壁を解放し、僕にそっぽを向く。その姿にペコペコと頭を下げる矢壁の姿に、僕は何となくその理由が分かった気がした。
「悪いが・・・、ここで終わるほど、簡単に今回の計画を・・・立てる訳じゃなんでね」
少し遠いところで立ち上がる義政くん。その姿を見た時、また未来が見えた。それは僕がどこかに落ちていく景色だった。地面を貫通して、その先は真っ暗。さっき真っ暗になった未来を見た時、僕は敗北を感じ戦意を失った。つまり、未来に希望はないというのだろうか。
「君が、希望だ。永和・・・。空間魔法 雲間の兆し」
飯雲 沙友理さんが使っていた魔法。その魔法の使用者は一番奥にいるはずの沙友理さんじゃなくて、義政くんだった。雷魔法使いの義政くんが、どうして空間魔法を・・・?そう思った途端、僕の下の床がなくなり、僕は何の抵抗も出来ずに真下に落ちる。これが僕の見た未来の正体なのだろうか。
落ちる景色の次は暗闇、それが僕の見た未来。落下中の僕には何もできない状況、未来は変えることができるという考え方も今現在では無意味だ。どうしたらいい、いくら考えても思いつかないこの状況は、上にいた時と何一つ変わらない。もう無理だ、未来も見えず、身体中の負傷のせいで魔法もろくに使えない。僕にはあの時からすでに撃つ手がなかったんだろうか・・・。目の前からまた色が消えた。
「永和くん。君はやはりこの世界の支配者に相応しい。この私によくここまで手を焼かせたものだ。息子にも『こう言う風になれ』と見せつけてやりたいよ」
彼にも息子がいるのか、やはり魔黬一族だな。一族の血が耐えぬようにちゃんと子孫を残している。でも、『僕のように』と言うことは、彼自身はその子に対してそこまで大した感情を抱いてないのだろう。だから僕のように秀でていると思わせるようにさせたいのだろうか?
「へぇ、そうなんですね」
「でもね、やっぱり君たち善人にはこの手が効くから悪人でいろって思うよね」
僕の後ろにいる悠夏は、彼からすれば絶好の人質なのだろう。悠夏の周辺に殺傷力を持ち合わせた魔力が充満していた。でも、僕自身そう簡単に弱点になりかねないものを曝け出すわけがない。
「すごいね、幻想魔法か。どこでこんなの覚えたんだい?」
魔力が実体を得て、悠夏に刃を向けた後、その悠夏は霧のように消えていった。
「かけたのは治癒魔法をかけた時だね。あの後から彼女の言葉はほとんど聞かなかった。永和くんもよくあの一瞬でこれだけ腕を上げたものだ。帝王魔法に複数同時発動、さらには幻想魔法を維持した状態でのこれだけの戦況を切り抜ける。常人じゃ決して踏み込むことの出来ない領域だよ」
彼の言葉は僕を油断させようとするためだろうか、僕を褒めるような言葉ばかりだ。
「褒めていただきありがとうございます。そこまでいってもらえるなら僕の意見も少し聞いてもらいたいですね」
「あぁ、いいとも。何が欲しい?お金かい?それとも権力?」
「自由」
僕の言葉は、この状況からすれば当たり前だろう。そもそも急にここに連れて来られて、あれこれされれば自由を欲するのは普通だろう。
「悪いね、それは出来ない相談だね。僕らも君のような存在を見つけ出すにはこういう施設が必要なんだよ」
「僕は見つけてもらわなかった方が嬉しいですけどね・・・」
会話を進めるためか、彼は込めていた力を抜く。でも、僕には同じ行動ができない。彼には僕と違い、戦闘経験がとてもある。これが先頭を有利に進めることの鍵とされる理由だろう。
「確かに。でもね永和くんは、必ずこの世界を動かす大きな存在になるんだ。そんな人をどこかの変や奴らに預けてめちゃめちゃにされたら困るんだよ」
「僕を管理するとでも言いたいんですか?」
彼は僕を単純なものとしてしか見ていないのだろう。だから所持欲を僕に向けるのかもしれない。
「まぁ、そう言う表現もできるけど。私たち的には、永和くんが悪い奴らに変なことを吹き込まれて悪人にならないように守ってあげたいんだよ」
口ではそう言っているも、彼の感情の声は正反対。
『お前は私たちからすれば超貴重な研究素材なんだ。他の奴らなんかに渡すわけにはいかないに決まってるだろ。早く捕まえて、この場をどうにかしないとな・・・』
「へぇ、そうなんですね。それじゃ、僕を自由にさせる気はないと言うことですか?」
彼は私物を簡単に話すようなタイプではないのは、魔黬一族だからということで分かってはいた。
「いや、そういう訳じゃないよ」
『自由なんて贅沢なもの、お前たちなんかにあげる訳はないだろ』
心の声は今では、ある程度好きなタイミングで聴けるようになっていた。その声は、僕の問いかけに答える彼の言葉と違うものが聞こえて、正体が分かりやすい。
「それじゃあ、悪いけどここで終わりにしましょう」
僕は彼の目の前に移動し、自分自身で認識できている魔力を全部使って神属性魔法を放つ。神属性魔法とは風や炎といった魔法属性ではなく、属性魔法と言われ魔法の強さや使用難易度等を分けたものの中で最高ランクのものだ。
「神属性魔法 三天神器『天之大帝雷切』『高御天多水嵐』『産巣日天炎柱』」
あたりを漂う三種類の魔力。少し前とは格段に違う圧倒的な魔力は、見えている壁と実際の壁の間にいる悠夏に悪影響を与えているように見えた。でも、それは最短かつ簡単にこの人を倒すためだと自分に言いつける。
「神属性?こんなの誰も使ってなかったじゃん。すごいね、やっぱり君は英雄になれるよ」
『こんな魔法を使えるようになるには絶対秘密がある・・・。何としてでもそれを知ってやる』
目的は僕のような存在を増やして、この世界を征服をしようとしていることも、いつかどこかで聞こえたのは覚えている。
「でも、そういうのを抑えられなかったら、一族としての恥だよね・・・。神属性魔法 黒天神器 王魔乱鬼豪凱陣」
また未来の景色が見えた。でも、その景色には何一つ色がなかった。彼の魔法に閉じ込められた時と同じような景色、でもあの時よりも光沢はなく、どちらかというと目を閉じているようだった。
それに気を取られ、僕の魔法が最も簡単に打ち消されたことに気がつかなかった。その魔法に対抗できず、僕の体は後方に飛ばされる。
「な、何が起こった・・・?」
「知ってるかな?魔導士同士の戦いは戦闘経験の差が大きく作用する。君のような子供に負けるのは、それくらいの経験しか積んでいない人なんだよ。それは同時に私に勝つには、君にはもっと時間がいるという事でもあるんだよ」
彼の言葉は、僕に実力の差を知らせて、もう諦めろと思わせたがっているようだった。でも、ここを何とかしないと、僕らの自由はない。
「ま、まだ終われない・・・」
這いつくばっている体に鞭を打って立ち上がり、再び魔力をかき集める。
「神属性魔法 聖槍仁義 アラドヴァル!」
「全く、これだから子供は好きになれない。神属性魔法 銀針剣武 カラドボルグ」
僕の魔法は、また彼のところに届く前に彼の魔法で打ち消されてしまう。その魔法は止まる気配なく、もう一度僕に直撃する。
「くっ、・・・そ・・・」
僕の体は、もう動かない。魔力は、まだまだ残っている感覚がある。でも、体のどこにも力が入らず、魔力コントロールが上手くできない。
「いいね、いやぁ惜しかったよ。今神属性魔法を使える永和くんが一緒なら、この世界をちゃんとした方向に連れて行けるよ」
『この力があれば、私がこの世界の支配者になれる』
彼の言葉とは裏腹に、本性は僕を利用して自分の望む世界に変えようとしている。『正義は必ず勝つ』もし、あの言葉が本当なら僕たちが『悪』で、支配をしようとする人が『正義』だというのだろうか。僕には、もうこれ以上なせる手はない。
「痛かったよね、永和くん。でも、悪いけどまた反抗されたら困るから、回復魔法はまた後でね」
そう言って、僕が氷漬けにした矢壁を解放し、僕にそっぽを向く。その姿にペコペコと頭を下げる矢壁の姿に、僕は何となくその理由が分かった気がした。
「悪いが・・・、ここで終わるほど、簡単に今回の計画を・・・立てる訳じゃなんでね」
少し遠いところで立ち上がる義政くん。その姿を見た時、また未来が見えた。それは僕がどこかに落ちていく景色だった。地面を貫通して、その先は真っ暗。さっき真っ暗になった未来を見た時、僕は敗北を感じ戦意を失った。つまり、未来に希望はないというのだろうか。
「君が、希望だ。永和・・・。空間魔法 雲間の兆し」
飯雲 沙友理さんが使っていた魔法。その魔法の使用者は一番奥にいるはずの沙友理さんじゃなくて、義政くんだった。雷魔法使いの義政くんが、どうして空間魔法を・・・?そう思った途端、僕の下の床がなくなり、僕は何の抵抗も出来ずに真下に落ちる。これが僕の見た未来の正体なのだろうか。
落ちる景色の次は暗闇、それが僕の見た未来。落下中の僕には何もできない状況、未来は変えることができるという考え方も今現在では無意味だ。どうしたらいい、いくら考えても思いつかないこの状況は、上にいた時と何一つ変わらない。もう無理だ、未来も見えず、身体中の負傷のせいで魔法もろくに使えない。僕にはあの時からすでに撃つ手がなかったんだろうか・・・。目の前からまた色が消えた。
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