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番外編
-クリスマス編- 酔っ払いの2人。☆
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-クリスマス編- 私と恋人。その1
-作者より-
いつも読んで下さる方々、ありがとうございます。クリスマスに因んだ短編を作ってみました。現在公開中の本編より、もう少し先のお話になるますが、良かったら読んでください。
これからも、どうぞ[優しいママも男でした]を宜しくお願い致します。
------------
私のグラスには、赤ワイン
ママのグラスには、いつものウイスキー
何処となくいつもより甘ったるい空気なのは、2人ともクリスマスの雰囲気に取り込まれてるせいかもしれない
「あら、私ったらもう6杯目だわ。ふふ、ユーリちゃん、かんぱ~い!」
「かんぱーい!」
コツンと、グラス音が空間に響いて喉越しの良い音が続いた。
BAR-エデン-は、本日定休日。ペンダントライトに照らされた2人の影は、いつもより近い。
テーブルには、チキン、ポテトフライ、ピザ、酒のつまみなど、高カロリーのオンパレード。定休日にも関わらず、その寂しげな雰囲気を感じないのは、酔っ払いのテンションだからだろうか。
「はぁ、、美味ぁ、、」
「ママ、今日ペース早くない?」
「だって、ユーリちゃんの作ってくれた料理が美味しいんだもの。酒も進んじゃうわぁ~」
「もう、ママったら、、2人で作ったでしょ?」
「だとしても、よ。ユーリちゃんの愛情入りってだけで、美味しさ倍増なの。客に出すのが勿体無いぐらいにね」
「大袈裟なんだから~。それに、ママに食べて貰う料理は、、お客さんに出すものより、もっと愛情込めて作ってるってば、、」
「嬉しい事言ってくれるじゃない。すっごくいい気分だわぁ~。ふふ、、もう酔っちゃったかも~」
一見親子の会話の様だが、これでも一応恋仲の会話。私のママでもある、ジフリールさんは、今日も変わらずのオカマ口調。それに、何だかいつに増して女子力の高い喋りな気がする。
恋人らしいクリスマスが味わいたくて、男なジフリールさんと会話したいなぁ、なんて思ってしまうのも、私の中の乙女心が枯れていないか、酔っ払ってるせいだろう。
「こんなに楽しいクリスマスは、初めてよ。ユーリちゃんは、楽しいかしら?」
グラスを置いたママに、手をギュッと握られる。私の手を包んでくれる大きな手。すっごく幸せそうに微笑む顔。イケメンをこんな近距離で拝む事自体が奇跡なのに、そんなに幸せで堪らないって顔をされると、鼻血が出そうだ。
「私も、すっごく楽しいよ。」
興奮して、鼻血が出そうだなんて可愛らしくない考えを誤魔化す為、微笑み返すと、更に手を強く握られる。
笑顔のママは、ハッと思いついた顔をして、手をパッと離した。
離された手は、ゆっくりと私の右手を掴み、ママの右掌と合わせられる。こうやって比べると、改めて全然手の大きさが違うんだなぁって実感する。
手を繋ぐ事はあっても、こんな風に重ね合わせた事は無い。
「ママの、、おっきいね」
「ふふ、その言い方、、エロいね」
「え、あ、、別にそんなつもりで言った訳じゃないからね!!」
「ユーリちゃんのエッチー」
思わず同人誌みたいな言葉を発したなんて、言われるまで気付きもしなかった。私って、酔っ払ったら頭で考えてる事そのまま口に出ちゃうんだっけ。やばい、気をつけなきゃ、、爆弾を簡単に投下しちゃいそう。
動揺していると、ママが指を絡めてきた。開く事を予想していなかった指と指の間を、弄ぶ様にママの指が沈んでいく。くすぐったくて身を捩ると、逃さないわよと言われて、恋人繋ぎになる。
「触り方やらしいよ。ママの方がエッチじゃん!」
「なぁに??この触り方がエッチだって言うの??どこが??ねぇ、教えて?」
「ぁ、、ぁっ、、、んん、、、」
ママは耳元で囁くと、扱くように私の指を根本から指先まで触った。ただそれだけなのに、私の中の変なスイッチが入りそうだ。ママから与えられる快感に、敏感になってしまった身体は自分でコントロール出来ない。貪欲で、どうしようもない身体にした責任を取って欲しい。
私を良いように遊んだママは、ウイスキーを片手にポテトフライを摘んでいる。塩と油のついた指をペロリと舐め、太っちゃうわ~なんて、呑気に言っている。その光景に、私の中の欲はどろりと溢れた。欲しがりな身体。聖なる夜は、どの文字が正しいのかとか、そんな事を考えて一生懸命に誤魔化さなきゃ。
「ユーリちゃん。ママ、酔い回ってきちゃった」
そんな事を言いながら、ウイスキーを飲み干し、空になったグラスには、また液体が注がれる。
「凄いペース早いもん、、そりゃ酔うよ」
「酔っ払いは嫌い?」
きゅるんとした瞳で、上目遣いをされると、小動物を見ている様で何とも言えなくなる。本当は、飲み過ぎだって怒らなきゃいけないのに、、
「ぅ、、、ママなら、、」
許すしかないでしょう!!
「ん、、俺ならいい?」
「っ、、、ぁ、、」
顎に手を添えられて、ママの方に顔を向けられる。ガラリと変わる雰囲気についていけない。
私だけが欲情しているものだと思っていたのに、ママの瞳にも熱が感じられて、声が出る。オカマなママはもう居なくて、彼はジフリールさんだった。
「いっぱい食べた分、カロリー消費しなきゃな。セックスは運動だろ?」
「酒に酔ってるのに、運動したら吐いちゃうよ。」
「酒じゃなくて、ユーリちゃんに酔ってるって言ったら?」
「な、な、、何そのセリフ」
「本音だって。それに、ユーリちゃんもシたいんだろ?さっきからビクビクして、エロすぎ。俺の事誘って、悪い子だな」
「っ~!!」
ちゅっと額にキスをされると、言葉じゃなくて、とろりとした液体が溢れてくる。今日のママ、凄く意地悪でエッチだ!!!
-続く-
-作者より-
いつも読んで下さる方々、ありがとうございます。クリスマスに因んだ短編を作ってみました。現在公開中の本編より、もう少し先のお話になるますが、良かったら読んでください。
これからも、どうぞ[優しいママも男でした]を宜しくお願い致します。
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私のグラスには、赤ワイン
ママのグラスには、いつものウイスキー
何処となくいつもより甘ったるい空気なのは、2人ともクリスマスの雰囲気に取り込まれてるせいかもしれない
「あら、私ったらもう6杯目だわ。ふふ、ユーリちゃん、かんぱ~い!」
「かんぱーい!」
コツンと、グラス音が空間に響いて喉越しの良い音が続いた。
BAR-エデン-は、本日定休日。ペンダントライトに照らされた2人の影は、いつもより近い。
テーブルには、チキン、ポテトフライ、ピザ、酒のつまみなど、高カロリーのオンパレード。定休日にも関わらず、その寂しげな雰囲気を感じないのは、酔っ払いのテンションだからだろうか。
「はぁ、、美味ぁ、、」
「ママ、今日ペース早くない?」
「だって、ユーリちゃんの作ってくれた料理が美味しいんだもの。酒も進んじゃうわぁ~」
「もう、ママったら、、2人で作ったでしょ?」
「だとしても、よ。ユーリちゃんの愛情入りってだけで、美味しさ倍増なの。客に出すのが勿体無いぐらいにね」
「大袈裟なんだから~。それに、ママに食べて貰う料理は、、お客さんに出すものより、もっと愛情込めて作ってるってば、、」
「嬉しい事言ってくれるじゃない。すっごくいい気分だわぁ~。ふふ、、もう酔っちゃったかも~」
一見親子の会話の様だが、これでも一応恋仲の会話。私のママでもある、ジフリールさんは、今日も変わらずのオカマ口調。それに、何だかいつに増して女子力の高い喋りな気がする。
恋人らしいクリスマスが味わいたくて、男なジフリールさんと会話したいなぁ、なんて思ってしまうのも、私の中の乙女心が枯れていないか、酔っ払ってるせいだろう。
「こんなに楽しいクリスマスは、初めてよ。ユーリちゃんは、楽しいかしら?」
グラスを置いたママに、手をギュッと握られる。私の手を包んでくれる大きな手。すっごく幸せそうに微笑む顔。イケメンをこんな近距離で拝む事自体が奇跡なのに、そんなに幸せで堪らないって顔をされると、鼻血が出そうだ。
「私も、すっごく楽しいよ。」
興奮して、鼻血が出そうだなんて可愛らしくない考えを誤魔化す為、微笑み返すと、更に手を強く握られる。
笑顔のママは、ハッと思いついた顔をして、手をパッと離した。
離された手は、ゆっくりと私の右手を掴み、ママの右掌と合わせられる。こうやって比べると、改めて全然手の大きさが違うんだなぁって実感する。
手を繋ぐ事はあっても、こんな風に重ね合わせた事は無い。
「ママの、、おっきいね」
「ふふ、その言い方、、エロいね」
「え、あ、、別にそんなつもりで言った訳じゃないからね!!」
「ユーリちゃんのエッチー」
思わず同人誌みたいな言葉を発したなんて、言われるまで気付きもしなかった。私って、酔っ払ったら頭で考えてる事そのまま口に出ちゃうんだっけ。やばい、気をつけなきゃ、、爆弾を簡単に投下しちゃいそう。
動揺していると、ママが指を絡めてきた。開く事を予想していなかった指と指の間を、弄ぶ様にママの指が沈んでいく。くすぐったくて身を捩ると、逃さないわよと言われて、恋人繋ぎになる。
「触り方やらしいよ。ママの方がエッチじゃん!」
「なぁに??この触り方がエッチだって言うの??どこが??ねぇ、教えて?」
「ぁ、、ぁっ、、、んん、、、」
ママは耳元で囁くと、扱くように私の指を根本から指先まで触った。ただそれだけなのに、私の中の変なスイッチが入りそうだ。ママから与えられる快感に、敏感になってしまった身体は自分でコントロール出来ない。貪欲で、どうしようもない身体にした責任を取って欲しい。
私を良いように遊んだママは、ウイスキーを片手にポテトフライを摘んでいる。塩と油のついた指をペロリと舐め、太っちゃうわ~なんて、呑気に言っている。その光景に、私の中の欲はどろりと溢れた。欲しがりな身体。聖なる夜は、どの文字が正しいのかとか、そんな事を考えて一生懸命に誤魔化さなきゃ。
「ユーリちゃん。ママ、酔い回ってきちゃった」
そんな事を言いながら、ウイスキーを飲み干し、空になったグラスには、また液体が注がれる。
「凄いペース早いもん、、そりゃ酔うよ」
「酔っ払いは嫌い?」
きゅるんとした瞳で、上目遣いをされると、小動物を見ている様で何とも言えなくなる。本当は、飲み過ぎだって怒らなきゃいけないのに、、
「ぅ、、、ママなら、、」
許すしかないでしょう!!
「ん、、俺ならいい?」
「っ、、、ぁ、、」
顎に手を添えられて、ママの方に顔を向けられる。ガラリと変わる雰囲気についていけない。
私だけが欲情しているものだと思っていたのに、ママの瞳にも熱が感じられて、声が出る。オカマなママはもう居なくて、彼はジフリールさんだった。
「いっぱい食べた分、カロリー消費しなきゃな。セックスは運動だろ?」
「酒に酔ってるのに、運動したら吐いちゃうよ。」
「酒じゃなくて、ユーリちゃんに酔ってるって言ったら?」
「な、な、、何そのセリフ」
「本音だって。それに、ユーリちゃんもシたいんだろ?さっきからビクビクして、エロすぎ。俺の事誘って、悪い子だな」
「っ~!!」
ちゅっと額にキスをされると、言葉じゃなくて、とろりとした液体が溢れてくる。今日のママ、凄く意地悪でエッチだ!!!
-続く-
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