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おまけ 零れ話 ②
「息子さんが残していったから?」
「それも、あるの、でも、純粋にわしとしてもあの二人の事を好いておる、これ以上…不幸になって欲しくないわい…純粋に怖いというのもあるけどな」
背中が小さく震えるあたり、団長のお母さんにどれだけ、冷たくあしらわれたの?
「二人とも怒らせるとこわそうだもんね」
「怖いわい!…嫁ちゃんの薄い胸板に一瞬でも視線を向けるとな、鋭く刺されるような、まるで針のような視線が痛いんじゃ、第二の嫁もあの大きな胸に視線を向けると、背筋が凍り付きそうで尚且つ、首元に危険な気配を感じる時があるからのぅ、怖い女子たちじゃ」
そういう感じか…セクハラよくないよ?つっても、お爺ちゃんじゃ自然と目線がそっちにいくんだろうね、困った人だよ。
…あれ?私はあんまりそういった視線を感じないけどな?
お爺ちゃんはそう言いながらも、私の事を女性っていうよりも孫として見てくれてたんだろうね。
「わかってるなら、胸を見るなよ」
っていうか、首元に殺気を感じるのはNo2じゃなくて叔母様な気がする。
「性じゃ、許せ」
「はいはい」
ったく、エロ爺め。
「そういうことだったんだ、姫様に大きくしてもらってからお爺ちゃん、時折、私の眼じゃなくて胸元を見てるなぁって思ってたら、癖だったんだね」
唐突に視界の外から声が聞こえてくる。
誰かなんて言うまでもない、ドアが開かれる音も無し、この部屋に居たのは私とお爺ちゃんと団長の三人だもんね。
「お?孫ちゃん、起きたんか?集中できたか?わしらの会話は煩わしくなかったかの?」
「気を遣うふりをして話を逸らそうとしてるー」
「逃がしてくれ!後生じゃ!何時から話を聞いとったんじゃ?」
ほんっと、お爺ちゃんは孫ちゃんに弱いんだから。
「ん?えーっと…嫁ちゃんって言葉でお爺ちゃんが来てるのに気が付いた、かな?だから、お母さんの話をしてる、とき、かな?」
「なんじゃ、もっと前から聞いてるもんじゃとおもったわい」
「聞こえてたとしても、何も問題ないんじゃない?」
その辺りだったら特に問題も無いだろうし、お爺ちゃんがそういうのが好きだっていうのは団長も知ってるから、先のレベルだったら幻滅することないんじゃない?知ってるだろうから。
「何の話をしていたの?」
「孫ちゃんのお父さんの話じゃよ」
「えー!聞きたかった。どんなことを話してたの?」
団長もお父さんと過ごす時間が短くてよく知らないって言ってたし…
若い頃は、たぶん、精神構造的に色んな状況だろうから。
…だから、かな?団長から幼い頃の思い出とかあまり聞かされなかったかも?
私も聞かれるの嫌だったからお互い気を使って話をしなかったのかも?
そうなると私のせいでもあるのか、お父様の事が嫌いだって言い過ぎたから、だろうなぁ…
「孫ちゃんには、何度か愚痴を聞いてもらっておるから知ってる内容、じゃろ?」
「愚痴?…言ってた?」
「言ってたわい、まったく、どうせ、わしのような老骨の言葉なんてはいはい、そうですねって聞き流してたんじゃろー嫁ちゃん達と同じでのー」
不貞腐れないの、団長は単純に話を受け止めて、それが愚痴だっていうことに気が付いてないだけでしょ。
「えー、どんなこと言ってたの?愚痴みたいなかんじだっけ?もう一回、言ってくれたら思い出すよ?」
「息子が死の街で精を出し過ぎているっていったじゃろ?」
その言いまわし方じゃ愚痴だってわからないよ?彼女は。
「あ、それって愚痴だったんだ。ちゃんと覚えてるよ?小さなころに膝の上に乗せてくれて話してくれたやつだよね?てっきり、仕事を頑張っているって意味で褒めてるのかと思ってた、どんな場所でも頑張ってたって、そう言う感じで褒めているのかなって」
そう捉えるよね~うんうん、団長は純粋だ。
「そういう意味も含めとったと言われたら否定は、出来んわな」
純粋な反応とちゃんと覚えてくれていたのが嬉しいのか声が高くなってるよ?
「団長には真っすぐに伝えないと伝わらないよ」
「そうじゃったそうじゃった、息子と一緒じゃ、正直者過ぎるんじゃったな」
「これは、褒められ、てる?」
「褒められてるよ」
勿論、褒めてるよ?だよね?…泥の中からは何も返ってこない。
「そっか、うん、ならいいか。正直が一番、医者が嘘を言うのは良くない」
「そ、れも、そうじゃが…うーむ、良いわい、いいわい、孫ちゃんのこういう純粋なところがわしは好きじゃよ」
「うん、私もだよ」
「これは、褒められてるの?」
誰かの記憶の影響か、疑問を覚えちゃったか、あーやだなぁ、私みたいに偏屈にならないでよ?
貴女はそのまま、イノセントでいて欲しい、魂の穢れなく純粋無垢で、居て欲しいな。
真っ白な天井が彼女の心のようだと眺めていると視界の端で私にみえる様に手を上げてくる
「はい!質問です」
「唐突に何?」
手の向き的に私に質問だよね?
「姫様は、子供産まないの?」
「何?唐突に」「なんじゃと!?姫ちゃんに相手がみつかったのか!!」
ほら、お爺ちゃんが驚いてかぶせてきたじゃん。
お爺ちゃんが此方を振り向きそうなので直ぐに訂正する。
「見つかったって言うかさ、言い寄られてるだけだから」
その一言で立ち上がろうとしたが、ベッドに小さな音を軋ませてる
「なんじゃい、何時ものか、何処の馬鹿じゃ?この様なタイミングで、まてまて、このタイミングだからっというわけじゃな、うむうむ、よいなぁ、若さじゃなー!憧れをとめれんかったっというわけかい、して、姫ちゃんや?青葉をどうするんじゃ?お爺ちゃん気になってしまうのぅ?」
ったく、人の色恋ばっかり食いついてくんなぁ…
「残念、青葉どころか、茶葉寸前だよ」
「っほ?だとしたら尚更じゃの、姫ちゃんが持つ影響力欲しさではなく純粋な恋心っというわけじゃな、なら、相手は…誰なんじゃ?」
「誰って、いうか、ぇ?しら、ないの?」
驚いたお爺ちゃんなら知らないわけがないと思ってた
「お爺ちゃんなら知ってると思ってた」
団長も同じ意見で驚いてる。
あいつとお爺ちゃんってなんだかんだと繋がりがあるから相談位してるもんだと思ってた。
「なんじゃい?わしかて知らんことがあるわい」
なんだろう?なんかしらじらしいなぁ…
「言わせようとしてない?本当は知ってるのに」
「そんな意地悪なことするか!ただの~その、良いにくいんじゃがな?わしと姫ちゃんはほれ?長い付き合いじゃろ?姫ちゃん、そう。あの姫ちゃんがはっきりと言わずに言い淀むのであれば、その様な人物と言えば?じゃろ?誰なのか大体わかってしまうぞい?」
ミスったか、知らないとか確認せずに、誰なのか直ぐに答えるよね、私だったら、本当に知られたくないのなら秘密っていうもんなぁ…
「あーどの道だったってことかぁ…」
付き合いが長いと秘密なんて出来やしないね。
「え?これだけでわかる?の?」
そして、こういったYES or NOっという段階をふんで絞り込んでいく思考リズムを持っていない団長は理解できないんだよね。
「団長はもう少しアルゴリズムっていうか、YES or NOの状況を理解するべきじゃないかなーってね、思ったりもしたけれど、団長はそのままでいてね」
「そうじゃとも、何時までも真っすぐ、天に届くほどまで真っすぐに生きて欲しいわい」
「てんに?…どういうこと?」
比喩表現も得意じゃないんだから、ったく、お爺ちゃんも貴族としての言い回しが抜けないよね。
「して、あの馬鹿からどの様に言われたんじゃ?」
「えーっとね、団長が言ったみたいに俺の子を産めって感じ、かな?」
「なんと!?…」
今まで聞いた事ないくらい、驚いた声だけど?そんなに驚くこと?
「そんなに驚くこと?風情もさ乙女心も関係ない横暴な言い方、思いを告げる台詞としてはムードに欠けるってのはあるけど、さぁ~、そこまで驚くことなの、かな?…愚行ではないとおも、うけどなぁ?」
「ムードも何も、じゃ。その言葉の重み、あやつにとってその言葉が何を伴っているのか含まれているのか背負っているのか…子を産んで欲しいということは背負っている歴史全てを覆す一言じゃぞ?」
「なんで?あいつはもう席を離れるっていってるよ?俺は自由になるって」
王としての責務から離れたただの人として生きるっていう意味だけじゃないの?
何処にでもいる男性と女性として夫婦として生きようって感じじゃないの?
「だとしてもじゃ、王としての責務を離れたとしても身に宿す宿業からは解放されているわけじゃないわい、子を産んだその先、その全てを背負いきる、そういう覚悟をもっていうとる、あ奴ら王族にとって最大級の、持てる全てを捧げる覚悟で言う言葉じゃ」
「子を産めっていうか妻になれって全てを…あーそっか、そうだよね、側室には言わない言葉だよね」
思い返し、彼の背景を考え歴史から紐解いていくと言葉の重みを理解することが出来た。
「あ奴らはな、血脈を重んじているからの、その重責を知っているからこそ、そういった迂闊な発言はしないんじゃ、それを重々承知し望まぬことであろうと頷き王として在ろうとしたあやつがなぁ…そうか。王としての手腕っというよりも姫ちゃんが言うように商売人としての才覚しかないあやつがなぁ」
商才はあると思う、意外と貴族だけじゃなくて平民達が何を望んでいるのか理解している節があったし、貴族との取引も横暴な取引は…たぶんあるんだろうけれど、概ね軋轢を生むような内容ばかりじゃない。私が小耳に挟んだ内容だとね。
「それも、あるの、でも、純粋にわしとしてもあの二人の事を好いておる、これ以上…不幸になって欲しくないわい…純粋に怖いというのもあるけどな」
背中が小さく震えるあたり、団長のお母さんにどれだけ、冷たくあしらわれたの?
「二人とも怒らせるとこわそうだもんね」
「怖いわい!…嫁ちゃんの薄い胸板に一瞬でも視線を向けるとな、鋭く刺されるような、まるで針のような視線が痛いんじゃ、第二の嫁もあの大きな胸に視線を向けると、背筋が凍り付きそうで尚且つ、首元に危険な気配を感じる時があるからのぅ、怖い女子たちじゃ」
そういう感じか…セクハラよくないよ?つっても、お爺ちゃんじゃ自然と目線がそっちにいくんだろうね、困った人だよ。
…あれ?私はあんまりそういった視線を感じないけどな?
お爺ちゃんはそう言いながらも、私の事を女性っていうよりも孫として見てくれてたんだろうね。
「わかってるなら、胸を見るなよ」
っていうか、首元に殺気を感じるのはNo2じゃなくて叔母様な気がする。
「性じゃ、許せ」
「はいはい」
ったく、エロ爺め。
「そういうことだったんだ、姫様に大きくしてもらってからお爺ちゃん、時折、私の眼じゃなくて胸元を見てるなぁって思ってたら、癖だったんだね」
唐突に視界の外から声が聞こえてくる。
誰かなんて言うまでもない、ドアが開かれる音も無し、この部屋に居たのは私とお爺ちゃんと団長の三人だもんね。
「お?孫ちゃん、起きたんか?集中できたか?わしらの会話は煩わしくなかったかの?」
「気を遣うふりをして話を逸らそうとしてるー」
「逃がしてくれ!後生じゃ!何時から話を聞いとったんじゃ?」
ほんっと、お爺ちゃんは孫ちゃんに弱いんだから。
「ん?えーっと…嫁ちゃんって言葉でお爺ちゃんが来てるのに気が付いた、かな?だから、お母さんの話をしてる、とき、かな?」
「なんじゃ、もっと前から聞いてるもんじゃとおもったわい」
「聞こえてたとしても、何も問題ないんじゃない?」
その辺りだったら特に問題も無いだろうし、お爺ちゃんがそういうのが好きだっていうのは団長も知ってるから、先のレベルだったら幻滅することないんじゃない?知ってるだろうから。
「何の話をしていたの?」
「孫ちゃんのお父さんの話じゃよ」
「えー!聞きたかった。どんなことを話してたの?」
団長もお父さんと過ごす時間が短くてよく知らないって言ってたし…
若い頃は、たぶん、精神構造的に色んな状況だろうから。
…だから、かな?団長から幼い頃の思い出とかあまり聞かされなかったかも?
私も聞かれるの嫌だったからお互い気を使って話をしなかったのかも?
そうなると私のせいでもあるのか、お父様の事が嫌いだって言い過ぎたから、だろうなぁ…
「孫ちゃんには、何度か愚痴を聞いてもらっておるから知ってる内容、じゃろ?」
「愚痴?…言ってた?」
「言ってたわい、まったく、どうせ、わしのような老骨の言葉なんてはいはい、そうですねって聞き流してたんじゃろー嫁ちゃん達と同じでのー」
不貞腐れないの、団長は単純に話を受け止めて、それが愚痴だっていうことに気が付いてないだけでしょ。
「えー、どんなこと言ってたの?愚痴みたいなかんじだっけ?もう一回、言ってくれたら思い出すよ?」
「息子が死の街で精を出し過ぎているっていったじゃろ?」
その言いまわし方じゃ愚痴だってわからないよ?彼女は。
「あ、それって愚痴だったんだ。ちゃんと覚えてるよ?小さなころに膝の上に乗せてくれて話してくれたやつだよね?てっきり、仕事を頑張っているって意味で褒めてるのかと思ってた、どんな場所でも頑張ってたって、そう言う感じで褒めているのかなって」
そう捉えるよね~うんうん、団長は純粋だ。
「そういう意味も含めとったと言われたら否定は、出来んわな」
純粋な反応とちゃんと覚えてくれていたのが嬉しいのか声が高くなってるよ?
「団長には真っすぐに伝えないと伝わらないよ」
「そうじゃったそうじゃった、息子と一緒じゃ、正直者過ぎるんじゃったな」
「これは、褒められ、てる?」
「褒められてるよ」
勿論、褒めてるよ?だよね?…泥の中からは何も返ってこない。
「そっか、うん、ならいいか。正直が一番、医者が嘘を言うのは良くない」
「そ、れも、そうじゃが…うーむ、良いわい、いいわい、孫ちゃんのこういう純粋なところがわしは好きじゃよ」
「うん、私もだよ」
「これは、褒められてるの?」
誰かの記憶の影響か、疑問を覚えちゃったか、あーやだなぁ、私みたいに偏屈にならないでよ?
貴女はそのまま、イノセントでいて欲しい、魂の穢れなく純粋無垢で、居て欲しいな。
真っ白な天井が彼女の心のようだと眺めていると視界の端で私にみえる様に手を上げてくる
「はい!質問です」
「唐突に何?」
手の向き的に私に質問だよね?
「姫様は、子供産まないの?」
「何?唐突に」「なんじゃと!?姫ちゃんに相手がみつかったのか!!」
ほら、お爺ちゃんが驚いてかぶせてきたじゃん。
お爺ちゃんが此方を振り向きそうなので直ぐに訂正する。
「見つかったって言うかさ、言い寄られてるだけだから」
その一言で立ち上がろうとしたが、ベッドに小さな音を軋ませてる
「なんじゃい、何時ものか、何処の馬鹿じゃ?この様なタイミングで、まてまて、このタイミングだからっというわけじゃな、うむうむ、よいなぁ、若さじゃなー!憧れをとめれんかったっというわけかい、して、姫ちゃんや?青葉をどうするんじゃ?お爺ちゃん気になってしまうのぅ?」
ったく、人の色恋ばっかり食いついてくんなぁ…
「残念、青葉どころか、茶葉寸前だよ」
「っほ?だとしたら尚更じゃの、姫ちゃんが持つ影響力欲しさではなく純粋な恋心っというわけじゃな、なら、相手は…誰なんじゃ?」
「誰って、いうか、ぇ?しら、ないの?」
驚いたお爺ちゃんなら知らないわけがないと思ってた
「お爺ちゃんなら知ってると思ってた」
団長も同じ意見で驚いてる。
あいつとお爺ちゃんってなんだかんだと繋がりがあるから相談位してるもんだと思ってた。
「なんじゃい?わしかて知らんことがあるわい」
なんだろう?なんかしらじらしいなぁ…
「言わせようとしてない?本当は知ってるのに」
「そんな意地悪なことするか!ただの~その、良いにくいんじゃがな?わしと姫ちゃんはほれ?長い付き合いじゃろ?姫ちゃん、そう。あの姫ちゃんがはっきりと言わずに言い淀むのであれば、その様な人物と言えば?じゃろ?誰なのか大体わかってしまうぞい?」
ミスったか、知らないとか確認せずに、誰なのか直ぐに答えるよね、私だったら、本当に知られたくないのなら秘密っていうもんなぁ…
「あーどの道だったってことかぁ…」
付き合いが長いと秘密なんて出来やしないね。
「え?これだけでわかる?の?」
そして、こういったYES or NOっという段階をふんで絞り込んでいく思考リズムを持っていない団長は理解できないんだよね。
「団長はもう少しアルゴリズムっていうか、YES or NOの状況を理解するべきじゃないかなーってね、思ったりもしたけれど、団長はそのままでいてね」
「そうじゃとも、何時までも真っすぐ、天に届くほどまで真っすぐに生きて欲しいわい」
「てんに?…どういうこと?」
比喩表現も得意じゃないんだから、ったく、お爺ちゃんも貴族としての言い回しが抜けないよね。
「して、あの馬鹿からどの様に言われたんじゃ?」
「えーっとね、団長が言ったみたいに俺の子を産めって感じ、かな?」
「なんと!?…」
今まで聞いた事ないくらい、驚いた声だけど?そんなに驚くこと?
「そんなに驚くこと?風情もさ乙女心も関係ない横暴な言い方、思いを告げる台詞としてはムードに欠けるってのはあるけど、さぁ~、そこまで驚くことなの、かな?…愚行ではないとおも、うけどなぁ?」
「ムードも何も、じゃ。その言葉の重み、あやつにとってその言葉が何を伴っているのか含まれているのか背負っているのか…子を産んで欲しいということは背負っている歴史全てを覆す一言じゃぞ?」
「なんで?あいつはもう席を離れるっていってるよ?俺は自由になるって」
王としての責務から離れたただの人として生きるっていう意味だけじゃないの?
何処にでもいる男性と女性として夫婦として生きようって感じじゃないの?
「だとしてもじゃ、王としての責務を離れたとしても身に宿す宿業からは解放されているわけじゃないわい、子を産んだその先、その全てを背負いきる、そういう覚悟をもっていうとる、あ奴ら王族にとって最大級の、持てる全てを捧げる覚悟で言う言葉じゃ」
「子を産めっていうか妻になれって全てを…あーそっか、そうだよね、側室には言わない言葉だよね」
思い返し、彼の背景を考え歴史から紐解いていくと言葉の重みを理解することが出来た。
「あ奴らはな、血脈を重んじているからの、その重責を知っているからこそ、そういった迂闊な発言はしないんじゃ、それを重々承知し望まぬことであろうと頷き王として在ろうとしたあやつがなぁ…そうか。王としての手腕っというよりも姫ちゃんが言うように商売人としての才覚しかないあやつがなぁ」
商才はあると思う、意外と貴族だけじゃなくて平民達が何を望んでいるのか理解している節があったし、貴族との取引も横暴な取引は…たぶんあるんだろうけれど、概ね軋轢を生むような内容ばかりじゃない。私が小耳に挟んだ内容だとね。
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