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とある人物達が歩んできた道 ~ 今後の予定 ~ ④
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まさか、ね…私が研究していた人工授精っていう技術がここにきて、生かされる可能性が出てくるなんてね、思ってもいなかった…
当然、姫ちゃんは、私が秘密裏にしてきた研究内容を知っているし、机上の空論を出ることがなく、妄想段階ってレベルの研究思想も知っている…
だから、打ち明けてくれたのでしょうね、こういう方法をもって救世主を…聖女を…奇跡を願って生まれるのを待つのではなく。
確率論的に人類の手によって計算し奇跡を奇跡ではなく必然として生み出す。
救世主を…短命という運命から解放された聖女を…私達の手によって生み出す
人の恋だとか、愛だとか、感情だとか、そういうのを全て置き去りにした神を冒涜する行為…
こんな人の心を蔑にする様な考え、世間一般的に受け入れてもらえるとは思えれない考え。
倫理に反するという側面が強いから実行は不可能だと姫ちゃんに釘をさしたら
【王族が代々、血を薄めないようにしている事と、大して変わらなくない?】っと、笑みを浮かべながら言うものだから、否定できなかったわね。
釘を指しておきながら私も、それが最も人類が生き残る方法じゃないかって思っているもの…見透かされているのよね、私の心なんてね、っていうか、私の研究を知っていれば何をいまさらって思うわよね。
でもね、若い私だったら強く成るためなら、騎士様を守れる力を得る為にはどんなことをしても良いって考えていたわ。
でもね…もう一人の私が言うのよ、王族を見ろって、愛を管理したその結果、愛が歪になって、あんな化け物を産んでしまったのではないのかと…道を踏み間違えるの?って肩を叩いて警告してくるのよ。
幾ら救世主でも聖女でも、心が腐り果てるようなのが産まれるのはご免こうむりたいっと姫ちゃんにね、伝えると
「子供が成長するのは遺伝子も関係するけれど周りの影響が強い、真に賢く、真に強い人は周りからしっかりと学び、どれが自分にとってプラスとなるのか考えて吸収する。
周りの環境が腐っていたらプラスを得る事も無くマイナスのみによって腐るけれども、私達であれば腐らせることなく真っすぐとはいかなくても人類を敵とするような子には育たないと信じている。
私がそうだからね!お母さんのおかげで性根は腐ってないよ!」
そんな風に真っすぐに笑顔で言われちゃうと否定できなくなるじゃない…確かにね、私達であれば歪にならないって自信は持てるけれど…
私達の思想を受け継ぐ人たちが永遠に歪に性根が歪まないって保証はないのよ?このプロジェクトは何代も何代も…経過観察をしながら進めていくプロジェクトになる、私達の代では実現は不可能な難題なのよ?
姫ちゃんは時折ね、自分が腐っているというか、非人道的な考えを持ってしまうことを悲しみ、自分は絶対的な正義じゃないって苦しそうにしているときがあるけれど、人は正義も悪も混濁しているものよ、全てにおいて善なる人物は…人じゃないわ。
どの道を選んでも、どの世界を歩こうとも、世界全てを見渡せば自分が選び取った選択肢の影響で、不幸になる人もいれば幸せになる人もいる、全てを満遍なく救い導き幸福へと導くことはできないわよ。
本当に守りたい掛け替えのない存在を守れるだけの力さえ、あればよかったのよ…
全てを救うような神に等しき力を求めるなんて、たかが人である私達が求めていいものじゃないわ。
それを貴女も理解しつつあるのが嬉しい限り、ね。あのような ふこうは にどと おきてはいけない
でもね、姫ちゃんがしてきたことは、多くの人が幸せになっていると感じて欲しいわね。胸を張って誇りに感じて欲しい。
貴女が色々な世界で苦しみぬいた経験が生きてるからこそ、この数年で、私達の世界は激的に生活水準が向上した…誰しもが感謝していると思うわよ?
姫ちゃんがたまにいうWINーLOSEの関係ではなくWINーWINの関係性でいたいっていうのは出来てると思うけどね?
まったく、気にし過ぎなのよ、何を悩んでいるのやら…優しすぎるというのも大変ね。
優しすぎるが故に、非情となり未来を選び、現時点で生きてる人たちは死の定めから救うことが出来ない。
今の人達を犠牲にしたくないって考えは…共感できるわよ。
私だって、今の世代でどうにか出来ないかってのを優先すべきだと思うもの…
どうしようもなく、保険として始祖様へと近づくためのプロジェクトを進めるのは間違いじゃないわよ…
色々と一気にここ数年の出来事を思い返してしまったせいか、椅子に座り続けた影響か、背中と腰が痛い。
背もたれにもたれ掛かり両腕を挙げて背筋を伸ばす様にストレッチをする。
あー、肩が重い…どうにかして、マッサージが上手い人を呼び寄せてこの街に腰を下ろしてもらえないかしら?
ぐぐーっと背筋を伸ばしてベッドを見てみるが気持ちよさそうに寝ている姫ちゃんがいる…その姿を見て、ふと、思い出す。あの子、何しに来たの?
…何時ごろにあの子って来たかしら?そう、いえば、真昼間よね?昼間にこの部屋に来たってことは、何か、仕事的な用事とか?伝えたいことがあったってことよね?
何かしら?…
暫く考えてみるが…
思い当たる節が多すぎて絞り込めないわね?
新しい技術開発に必要な魔道具の精製が終わったのかの確認?
新しい成分の抽出は出来たのかの確認?
レジスト関係の水薬改良の確認?
新しいトレーニング方法を確立するための研究段階はどの程度進んでいるのかの確認?
う~ん、色々とありすぎて、右大臣としてはお手上げよ?
他に何があるのか思い出そうとするけれど、急ぎの用事って今のところ無いのよね?思い当たるもの全て結果が上がってくるのを待つばかりだから…なんだろう?
ふと手元にある資料を見て思い出す。
そういえば、私も姫ちゃんも始祖様の血がどの程度、体に影響を及ぼしているのか検査したわよね?それの結果が出たのを伝えに来てくれたのかしら?
演算するために必要な魔道具が大きなものになっちゃったし、それを照らし合わせる人も魔道具を扱えれる人も、知識がある人しか出来ないから、王都にあるのよね…
王都には金輪際!近寄りたくない状況だから私一人で勝手に受け取りに行きたくないし、行商人の方に頼もうにも、最近は滅多に来ないし手紙とかの受け渡しも秘密裏にしづらいのよね…
まぁ、昔からお世話になっていた行商人の方も、良いお年で引退しようかと考えていたらしいから、無理強いは出来ないものよね…
今となっては、たまーに、遊びに来る感覚で来るって感じだものね。なら、いっそのことこっちに住んで店を構えて欲しい、まぁ家族が王都に居るからって言われたら何も言えないわね。
う~ん、緊急ではないけれど、私に直接赴く用事ってなると…
うん、そうね、この辺りの可能性が高そうよね。忘れかけていたとはいえ、私達も結果はどうなっているのか気になっていたことでもあるものね。
後、何が考えられるかしら?…まぁ起きてきてから話を聞けばいいわね、今も気持ちよさそうに丸まって寝ているもの。
カップを口につけて傾けると、いつの間にかカップの中は空っぽになっていた。
カップ片手に炊事場に向かい、流しの上にカップを置いて水で流してささっと洗いながら、コーヒーをもう一杯淹れる為にお湯を沸かす魔道具にスイッチを入れる。
魔石も安価になったし、改良に次ぐ改良により魔石に魔力を込めるっていうのも昔に比べて少量で済むようになったし、魔道具の魔力消費効率っていうのが格段に向上したから、この程度の魔力くらいなら子供でも問題なく魔石に魔力を込めれるし、生活に関係する魔道具程度ならだれでも扱えれるようになったのよね。
便利になったわね…
時代の変化をしみじみと感じながらも手際よく準備をしていく
お湯を沸かしている間に、コーヒー豆を挽いて淹れる準備をしないとね。
豆を砕くための魔道具に放り込みスイッチを入れる。
魔道具のおかげで腕が疲れる事も無し、ガリガリと楽々と挽ける分、非常に便利なのよね。
私が幼い頃にここ迄、魔道具が日常的に普及するなんて伝えても絶対に信用しないでしょうね…力こそ正義の時代だったわね。
さて、準備も出来たし、こーひーを…うん、二人分用意しましょうか
ベッドの方から起き上がる音と間抜けそうな、んあぁぁ~っと欠伸をする声が聞こえてきたので二人分を淹れる。
あの子は甘めが好きだから砂糖を小さじ2杯入れてっと…
ミルクも多めが好きなのよね、私は苦めが好きだから砂糖は小さじ0.5杯くらいがベストね。
コーヒー二つを、手に持ってソファーの前にあるテーブルに乗せると、目を擦りながら欠伸をしてお腹をぽりぽりとかきながらソファーに座る、愛くるしい姫ちゃんの頭を撫で挨拶をする
「おはよう、今日もお疲れの様ね」
撫でた頭を離すと、寝ぼけながらも頷き、目の前にあるコーヒーを手に取り口につけると
「ぁ~、おいしー」ほんわりとした表情で美味しそうにコーヒーをゆっくりと飲み始める、ちびちびとふーふーと冷ましながら飲む、相変わらず熱いのが苦手なのね。
美味しそうにしている表情を眺めながら、隣に座ってコーヒーを口につける、うん、薫りが良いわね。
暫くの間、コーヒーの香りに包まれながら、何も話さずゆったりとした時間を過ごす。
忙しい二人にとって、こういった時間は滅多に取れないので、大事にするべき時間、大切な時間…
今だからわかる、若い時の私は相手に見て欲しい一心でふわふわと落ち着きが無かった、経験が無さ過ぎたのが仇になったのかなって思ってしまう。
戦士の多くが命がけの戦いを繰り広げていたのだから、殆どの人が家庭的な、心落ち着かせれる環境を求めていたのだと今なら気が付くことが出来る。
きっと、こういった二人っきりの時間を騎士様と多く作れなかったのが…私のダメなところだったのかな?って今になってわかってきたような気がする。
次というモノは…次こそはという機会は一生無いだろう、だから、こそ、次の世代が悩んでいたらそっと手を差し伸べれるくらいには成れるようにしましょう。
さて、気持ちも切り替え終わったし、姫ちゃんもコーヒーを飲んで目が覚めてきたのかとろんとした表情からいつも通りの表情に変わってきたわね
「目が覚めて?」
声を掛けるとコクンと頷き目やにをごしごしと取っている
「覚めたー、もー、用事があるから部屋に行ったらおかーさん寝てるんだもん!仕事は大丈夫なの?」
眠そうにポヤポヤとしながらも、飛んできた言葉は、なかなかに耳が痛い言葉ね。その言葉をそっくりそのまま返してあげたくなるわね。
「徹夜明けなのよ、切の良いところまで進めたくてね、もーお陰様で肩こりが取れない日々を送ってるわよ」
肩を揉みながら返事を返すとちょっとバツが悪そうな顔をする、自分自身でも私に仕事を振りすぎているのを理解しているからこそ、何も言えないのでしょうね。
だからといってこの間みたいな、肩こり解消の実験台になるのは嫌よ?
「…任せれる人がいないんだもん、仕方がなくない?」
それもそうなのよね、困ったことに姫ちゃんについて行ける人材が私以外に居ないのよ。
他にもこういった業務を管理できる人を用意したいけれど、どうにもね…一応、募集はかけているわよ?破格の値段でね!
でもね、働き先がここでしょ?…
はぁ、誰も来ないのよ…
先輩の奥様?あの人が細かい事できるとおもって?研究しか、能が無い人よ?
それに、最近は若手の育成に専念していらっしゃって研究などの第一線からは完全に退いているのよね…まぁそれも仕方が無いわよね。
まさか、親子二代に渡ってこの街で働こうとするなんて思わないじゃない?
娘さんがこの街にやってくるなんて、よく親の許可がって言いたいけれど、ご両親がこの街に居るのだから当然の流れと言えば当然の流れなのかしら?
賢い両親の娘さんだけあって、早くも研究塔の長候補として頭角を現してるのよね。
才能って受け継がれるものなのね…
余計な部分も受け継いでる様子だったけど、会って挨拶した時に驚いたわよ、奥様に凄く似ているものだから、ね?
結婚する相手は大変よ…これ以上は何も言えないわね。失礼になるもの。
「それで、何か用事があったから来たのでしょう?」
コーヒーをずずーっと飲み干した姫ちゃんはカップをこっちにはいっと渡してくる、立ち上がって受け取り、もう一杯淹れに向かう。
後ろでゴソゴソと音がするあたり何か持って来たって感じかしら?
手早く淹れれるのは~…紅茶しか直ぐに用意できそうもないので紅茶を淹れて持っていく
カップをテーブルの上に置くと資料に目を通しているわね?
「何かの資料?」
声を掛けると、うんと頷き、はいっと渡してくる
何の資料かと思えば、この街で働きたいと志願している新規兵の名簿?
こんな忙しい最中に?何か問題でもあるの?どこぞの王族の隠し子がこっちにくるとか?まさかねぇ?
名簿リストに目を通していくと、そこに書かれている名前を見て直ぐに気が付く!驚きの名前が書かれている
「ぇ!?うそでしょ!?」
姫ちゃんも神妙な顔で頷いて
「そうなだよ~、こまった!どうする?」
そっか、姫ちゃんもこれは想定外だったのね
「騎士様のとこの息子さんじゃない!」
「王家の隠し子がきちゃったよ!」
・・・んぇ?
当然、姫ちゃんは、私が秘密裏にしてきた研究内容を知っているし、机上の空論を出ることがなく、妄想段階ってレベルの研究思想も知っている…
だから、打ち明けてくれたのでしょうね、こういう方法をもって救世主を…聖女を…奇跡を願って生まれるのを待つのではなく。
確率論的に人類の手によって計算し奇跡を奇跡ではなく必然として生み出す。
救世主を…短命という運命から解放された聖女を…私達の手によって生み出す
人の恋だとか、愛だとか、感情だとか、そういうのを全て置き去りにした神を冒涜する行為…
こんな人の心を蔑にする様な考え、世間一般的に受け入れてもらえるとは思えれない考え。
倫理に反するという側面が強いから実行は不可能だと姫ちゃんに釘をさしたら
【王族が代々、血を薄めないようにしている事と、大して変わらなくない?】っと、笑みを浮かべながら言うものだから、否定できなかったわね。
釘を指しておきながら私も、それが最も人類が生き残る方法じゃないかって思っているもの…見透かされているのよね、私の心なんてね、っていうか、私の研究を知っていれば何をいまさらって思うわよね。
でもね、若い私だったら強く成るためなら、騎士様を守れる力を得る為にはどんなことをしても良いって考えていたわ。
でもね…もう一人の私が言うのよ、王族を見ろって、愛を管理したその結果、愛が歪になって、あんな化け物を産んでしまったのではないのかと…道を踏み間違えるの?って肩を叩いて警告してくるのよ。
幾ら救世主でも聖女でも、心が腐り果てるようなのが産まれるのはご免こうむりたいっと姫ちゃんにね、伝えると
「子供が成長するのは遺伝子も関係するけれど周りの影響が強い、真に賢く、真に強い人は周りからしっかりと学び、どれが自分にとってプラスとなるのか考えて吸収する。
周りの環境が腐っていたらプラスを得る事も無くマイナスのみによって腐るけれども、私達であれば腐らせることなく真っすぐとはいかなくても人類を敵とするような子には育たないと信じている。
私がそうだからね!お母さんのおかげで性根は腐ってないよ!」
そんな風に真っすぐに笑顔で言われちゃうと否定できなくなるじゃない…確かにね、私達であれば歪にならないって自信は持てるけれど…
私達の思想を受け継ぐ人たちが永遠に歪に性根が歪まないって保証はないのよ?このプロジェクトは何代も何代も…経過観察をしながら進めていくプロジェクトになる、私達の代では実現は不可能な難題なのよ?
姫ちゃんは時折ね、自分が腐っているというか、非人道的な考えを持ってしまうことを悲しみ、自分は絶対的な正義じゃないって苦しそうにしているときがあるけれど、人は正義も悪も混濁しているものよ、全てにおいて善なる人物は…人じゃないわ。
どの道を選んでも、どの世界を歩こうとも、世界全てを見渡せば自分が選び取った選択肢の影響で、不幸になる人もいれば幸せになる人もいる、全てを満遍なく救い導き幸福へと導くことはできないわよ。
本当に守りたい掛け替えのない存在を守れるだけの力さえ、あればよかったのよ…
全てを救うような神に等しき力を求めるなんて、たかが人である私達が求めていいものじゃないわ。
それを貴女も理解しつつあるのが嬉しい限り、ね。あのような ふこうは にどと おきてはいけない
でもね、姫ちゃんがしてきたことは、多くの人が幸せになっていると感じて欲しいわね。胸を張って誇りに感じて欲しい。
貴女が色々な世界で苦しみぬいた経験が生きてるからこそ、この数年で、私達の世界は激的に生活水準が向上した…誰しもが感謝していると思うわよ?
姫ちゃんがたまにいうWINーLOSEの関係ではなくWINーWINの関係性でいたいっていうのは出来てると思うけどね?
まったく、気にし過ぎなのよ、何を悩んでいるのやら…優しすぎるというのも大変ね。
優しすぎるが故に、非情となり未来を選び、現時点で生きてる人たちは死の定めから救うことが出来ない。
今の人達を犠牲にしたくないって考えは…共感できるわよ。
私だって、今の世代でどうにか出来ないかってのを優先すべきだと思うもの…
どうしようもなく、保険として始祖様へと近づくためのプロジェクトを進めるのは間違いじゃないわよ…
色々と一気にここ数年の出来事を思い返してしまったせいか、椅子に座り続けた影響か、背中と腰が痛い。
背もたれにもたれ掛かり両腕を挙げて背筋を伸ばす様にストレッチをする。
あー、肩が重い…どうにかして、マッサージが上手い人を呼び寄せてこの街に腰を下ろしてもらえないかしら?
ぐぐーっと背筋を伸ばしてベッドを見てみるが気持ちよさそうに寝ている姫ちゃんがいる…その姿を見て、ふと、思い出す。あの子、何しに来たの?
…何時ごろにあの子って来たかしら?そう、いえば、真昼間よね?昼間にこの部屋に来たってことは、何か、仕事的な用事とか?伝えたいことがあったってことよね?
何かしら?…
暫く考えてみるが…
思い当たる節が多すぎて絞り込めないわね?
新しい技術開発に必要な魔道具の精製が終わったのかの確認?
新しい成分の抽出は出来たのかの確認?
レジスト関係の水薬改良の確認?
新しいトレーニング方法を確立するための研究段階はどの程度進んでいるのかの確認?
う~ん、色々とありすぎて、右大臣としてはお手上げよ?
他に何があるのか思い出そうとするけれど、急ぎの用事って今のところ無いのよね?思い当たるもの全て結果が上がってくるのを待つばかりだから…なんだろう?
ふと手元にある資料を見て思い出す。
そういえば、私も姫ちゃんも始祖様の血がどの程度、体に影響を及ぼしているのか検査したわよね?それの結果が出たのを伝えに来てくれたのかしら?
演算するために必要な魔道具が大きなものになっちゃったし、それを照らし合わせる人も魔道具を扱えれる人も、知識がある人しか出来ないから、王都にあるのよね…
王都には金輪際!近寄りたくない状況だから私一人で勝手に受け取りに行きたくないし、行商人の方に頼もうにも、最近は滅多に来ないし手紙とかの受け渡しも秘密裏にしづらいのよね…
まぁ、昔からお世話になっていた行商人の方も、良いお年で引退しようかと考えていたらしいから、無理強いは出来ないものよね…
今となっては、たまーに、遊びに来る感覚で来るって感じだものね。なら、いっそのことこっちに住んで店を構えて欲しい、まぁ家族が王都に居るからって言われたら何も言えないわね。
う~ん、緊急ではないけれど、私に直接赴く用事ってなると…
うん、そうね、この辺りの可能性が高そうよね。忘れかけていたとはいえ、私達も結果はどうなっているのか気になっていたことでもあるものね。
後、何が考えられるかしら?…まぁ起きてきてから話を聞けばいいわね、今も気持ちよさそうに丸まって寝ているもの。
カップを口につけて傾けると、いつの間にかカップの中は空っぽになっていた。
カップ片手に炊事場に向かい、流しの上にカップを置いて水で流してささっと洗いながら、コーヒーをもう一杯淹れる為にお湯を沸かす魔道具にスイッチを入れる。
魔石も安価になったし、改良に次ぐ改良により魔石に魔力を込めるっていうのも昔に比べて少量で済むようになったし、魔道具の魔力消費効率っていうのが格段に向上したから、この程度の魔力くらいなら子供でも問題なく魔石に魔力を込めれるし、生活に関係する魔道具程度ならだれでも扱えれるようになったのよね。
便利になったわね…
時代の変化をしみじみと感じながらも手際よく準備をしていく
お湯を沸かしている間に、コーヒー豆を挽いて淹れる準備をしないとね。
豆を砕くための魔道具に放り込みスイッチを入れる。
魔道具のおかげで腕が疲れる事も無し、ガリガリと楽々と挽ける分、非常に便利なのよね。
私が幼い頃にここ迄、魔道具が日常的に普及するなんて伝えても絶対に信用しないでしょうね…力こそ正義の時代だったわね。
さて、準備も出来たし、こーひーを…うん、二人分用意しましょうか
ベッドの方から起き上がる音と間抜けそうな、んあぁぁ~っと欠伸をする声が聞こえてきたので二人分を淹れる。
あの子は甘めが好きだから砂糖を小さじ2杯入れてっと…
ミルクも多めが好きなのよね、私は苦めが好きだから砂糖は小さじ0.5杯くらいがベストね。
コーヒー二つを、手に持ってソファーの前にあるテーブルに乗せると、目を擦りながら欠伸をしてお腹をぽりぽりとかきながらソファーに座る、愛くるしい姫ちゃんの頭を撫で挨拶をする
「おはよう、今日もお疲れの様ね」
撫でた頭を離すと、寝ぼけながらも頷き、目の前にあるコーヒーを手に取り口につけると
「ぁ~、おいしー」ほんわりとした表情で美味しそうにコーヒーをゆっくりと飲み始める、ちびちびとふーふーと冷ましながら飲む、相変わらず熱いのが苦手なのね。
美味しそうにしている表情を眺めながら、隣に座ってコーヒーを口につける、うん、薫りが良いわね。
暫くの間、コーヒーの香りに包まれながら、何も話さずゆったりとした時間を過ごす。
忙しい二人にとって、こういった時間は滅多に取れないので、大事にするべき時間、大切な時間…
今だからわかる、若い時の私は相手に見て欲しい一心でふわふわと落ち着きが無かった、経験が無さ過ぎたのが仇になったのかなって思ってしまう。
戦士の多くが命がけの戦いを繰り広げていたのだから、殆どの人が家庭的な、心落ち着かせれる環境を求めていたのだと今なら気が付くことが出来る。
きっと、こういった二人っきりの時間を騎士様と多く作れなかったのが…私のダメなところだったのかな?って今になってわかってきたような気がする。
次というモノは…次こそはという機会は一生無いだろう、だから、こそ、次の世代が悩んでいたらそっと手を差し伸べれるくらいには成れるようにしましょう。
さて、気持ちも切り替え終わったし、姫ちゃんもコーヒーを飲んで目が覚めてきたのかとろんとした表情からいつも通りの表情に変わってきたわね
「目が覚めて?」
声を掛けるとコクンと頷き目やにをごしごしと取っている
「覚めたー、もー、用事があるから部屋に行ったらおかーさん寝てるんだもん!仕事は大丈夫なの?」
眠そうにポヤポヤとしながらも、飛んできた言葉は、なかなかに耳が痛い言葉ね。その言葉をそっくりそのまま返してあげたくなるわね。
「徹夜明けなのよ、切の良いところまで進めたくてね、もーお陰様で肩こりが取れない日々を送ってるわよ」
肩を揉みながら返事を返すとちょっとバツが悪そうな顔をする、自分自身でも私に仕事を振りすぎているのを理解しているからこそ、何も言えないのでしょうね。
だからといってこの間みたいな、肩こり解消の実験台になるのは嫌よ?
「…任せれる人がいないんだもん、仕方がなくない?」
それもそうなのよね、困ったことに姫ちゃんについて行ける人材が私以外に居ないのよ。
他にもこういった業務を管理できる人を用意したいけれど、どうにもね…一応、募集はかけているわよ?破格の値段でね!
でもね、働き先がここでしょ?…
はぁ、誰も来ないのよ…
先輩の奥様?あの人が細かい事できるとおもって?研究しか、能が無い人よ?
それに、最近は若手の育成に専念していらっしゃって研究などの第一線からは完全に退いているのよね…まぁそれも仕方が無いわよね。
まさか、親子二代に渡ってこの街で働こうとするなんて思わないじゃない?
娘さんがこの街にやってくるなんて、よく親の許可がって言いたいけれど、ご両親がこの街に居るのだから当然の流れと言えば当然の流れなのかしら?
賢い両親の娘さんだけあって、早くも研究塔の長候補として頭角を現してるのよね。
才能って受け継がれるものなのね…
余計な部分も受け継いでる様子だったけど、会って挨拶した時に驚いたわよ、奥様に凄く似ているものだから、ね?
結婚する相手は大変よ…これ以上は何も言えないわね。失礼になるもの。
「それで、何か用事があったから来たのでしょう?」
コーヒーをずずーっと飲み干した姫ちゃんはカップをこっちにはいっと渡してくる、立ち上がって受け取り、もう一杯淹れに向かう。
後ろでゴソゴソと音がするあたり何か持って来たって感じかしら?
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「何かの資料?」
声を掛けると、うんと頷き、はいっと渡してくる
何の資料かと思えば、この街で働きたいと志願している新規兵の名簿?
こんな忙しい最中に?何か問題でもあるの?どこぞの王族の隠し子がこっちにくるとか?まさかねぇ?
名簿リストに目を通していくと、そこに書かれている名前を見て直ぐに気が付く!驚きの名前が書かれている
「ぇ!?うそでしょ!?」
姫ちゃんも神妙な顔で頷いて
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・・・んぇ?
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彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
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そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
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