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告白
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海老沢が寝静まった深夜に行動開始。
まず壺を複数用意。
その後探偵さんが言うところの秘密の抜け道を通って隣の部屋に侵入。
熟睡していた海老沢を起こし入口付近まで移動。
大声を出そうとしたので勢いよく一発。
重傷を負った奴は訳も分からずに命乞い。
そこにもう一発壺をお見舞い。
あっと言う間に奴は死に絶えた。
その後部屋を綺麗にして立ち去る。
割れた壺は放置。黒木たちに己の犯した過去を思い出させる為にわざとそのまま。
朝、部屋に入った瞬間に血まみれの遺体が転がる地獄絵図の完成。
それをミサの代わりに起こしに来たガイドさんが発見。
悲鳴を上げ事件が発覚する。
まだ探偵さんがふざけてる時に事件が起きた。
第一の事件は殺害も逃走も容易だった。
何と言っても鍵があり警戒もされていなかった。
ただ一つまずい点がある。
どう考えても疑われるのはこの私。
ただなぜか第一の事件では疑われるまでは行かなかった。
そして第二の事件へ。
第一の事件でもそう。いかにしてミサを惹きつけた上で手を出さないかがポイント。
彼女がいては実行は不可能。しかし惹きつけなければ容疑者が減ることに。
奥手の男を演じるのは大変だったな。もちろん最初からミサに興味はない。
息子を地獄に落とした彼女に好意を抱く訳がない。
黒木は私たちの親密な関係に相当焦っていたがこっちは奴に気付かれることを警戒。
改めて第二のミサ殺害事件。
優しい言葉をささやいたし少なくても第一の事件まで好意がある振りをする必要が。
もうメロメロ。だけど決して彼女の誘いには乗らない。
手玉に取り金を引っ張ろうとするミサを逆に利用し第一、二の事件を実行。
この時黒木も大事なピース。
嫉妬深い彼なら私たちの関係が面白くないはずだ。彼も巻き込む。
最終的には彼を連続殺人事件の犯人に仕立てあげるつもり。
彼には失踪するなり自殺するなりして幕を閉じてもらう気でいた。
ミサ殺害は造作もなかった。
これから騙して大金をせしめようとする浅ましい彼女は私を疑うことをしなかった。
あの晩は私の部屋で男女の関係になりそうだった。だがそれも作戦の内。
焦らすだけ焦らして彼女を怒らしせてしまった。
奥手だからね。これくらいは許してくれるでしょう。
大体私の部屋で彼女を殺せない。
そんなことをすれば確実に容疑者に。
私の部屋に行き来可能なのは私自身と彼女。それから海老沢ぐらい。
海老沢はもう亡くなっているし鍵も一号室に。
私以外犯行は不可能。もはや言い逃れが出来ない。
だからどうしても三号室で殺す必要があった。
こうすれば疑いの目は黒木に向く。黒木にすべての罪を擦り付ける。
そこまでが筋書き。
機嫌の悪かった彼女も私を騙そうとしてるから多少ワガママを聞いてくれる。
探偵さんが見回りを終えてからこっそりと。
実は二人でちょっとしたゲームを。
相手がいつでも来れるように鍵を掛けずに待つスリルゲーム。
彼女は私の怪しげな提案にも乗ってくれたよ。
まさか自分が殺されるトリックの一つだとも知らずにね。
オートロックではないから鍵を掛けなければ無施錠の部屋。
まず私の部屋に彼女を誘き寄せる。
もちろん鍵は肌身離さず持っている。
さすがに鍵の掛らないところに置いておくのも変。
私は彼女の隙を突き鍵を奪う。
ほろ酔い気味の彼女は気づくこともなかった。
鍵を手に入れた私は彼女が気分を害し出て行くように仕向けた。
簡単に言えば彼女の要求を断り続けた。
まさか私が本気で相手にしてないとは夢にも思わないだろうな。
あれだけの美人。自信だってプライドだってある。
怒った彼女は案の定自分の部屋に戻った。
部屋は無施錠なので敢えて鍵を取り出すことも確認することもしなかっただろう。
ここからは見て無いので予想でしかないがほろ酔いですぐに夢の中。
私は一時間様子を見た。
確実に寝たと思われる時間に盗んだ鍵で侵入。
気持ちよさそうに寝ている彼女を起こし混乱する彼女に壺を振り下ろす。
息子の敵だ。
本当はそのまま部屋に戻ることも出来た。
だが証拠隠滅の偽装をした。
ベット付近で殺害したのは隣の部屋の黒木に罪を被せる為。
あの時点でもう鍵の秘密は知られていたからね。
三号室の鍵は四号室の鍵になる。逆も然り。
しかし一つ問題がある。どうやって部屋を抜けるかだ。
そのまま退出しても鍵は掛けられない。
そこで秘密の通路を使い逃げることに。
即ち黒木の部屋にお邪魔する。
その為には安全な逃走法が求められる。
だから血だらけの被害者を出入り口付近に転げる。
その上で偽装工作。
すべての血を拭きとり彼女を裸にし現場を分からないようにする。
黒木の浅知恵と思わせることにも痕跡を隠そうとしたようにも。
これは黒木に罪を被せる為だがもう一つ。彼の疑いが晴れた時の保険でもある。
ここからが重要。
まず部屋をロック。当然確認も。
続いて秘密の通路の鍵を開ける。
その後鍵をベットの脇の机の上に放置。
もちろん指紋が付かないように慎重に。
それからじっと朝を迎える。
死体と共に朝を迎えるとここからが勝負。
起こしにやって来たガイドさんが遺体を発見。
血まみれの全裸体に腰を抜かし悲鳴を上げる。
そうなれば皆が自分の部屋から飛び出てくる。
鍵など閉めずに。もちろん閉まっていても自分で開けるんですけどね。
問題は閉めた鍵が開いたことに気付くか。
黒木は気にするタイプでもなく真っ先に部屋を飛び出る。
当然だろうね。悲鳴は隣のミサから。慌てて様子を見に行く。
私は黒木がいなくなったのを確認してから秘密の抜け道を使い脱出。
警戒はするが誰も気にする気配はない。当然皆の視線はミサの部屋。
そうして現場に戻る。
これで第二の事件は完成する。
密室殺人の完成。
続く
まず壺を複数用意。
その後探偵さんが言うところの秘密の抜け道を通って隣の部屋に侵入。
熟睡していた海老沢を起こし入口付近まで移動。
大声を出そうとしたので勢いよく一発。
重傷を負った奴は訳も分からずに命乞い。
そこにもう一発壺をお見舞い。
あっと言う間に奴は死に絶えた。
その後部屋を綺麗にして立ち去る。
割れた壺は放置。黒木たちに己の犯した過去を思い出させる為にわざとそのまま。
朝、部屋に入った瞬間に血まみれの遺体が転がる地獄絵図の完成。
それをミサの代わりに起こしに来たガイドさんが発見。
悲鳴を上げ事件が発覚する。
まだ探偵さんがふざけてる時に事件が起きた。
第一の事件は殺害も逃走も容易だった。
何と言っても鍵があり警戒もされていなかった。
ただ一つまずい点がある。
どう考えても疑われるのはこの私。
ただなぜか第一の事件では疑われるまでは行かなかった。
そして第二の事件へ。
第一の事件でもそう。いかにしてミサを惹きつけた上で手を出さないかがポイント。
彼女がいては実行は不可能。しかし惹きつけなければ容疑者が減ることに。
奥手の男を演じるのは大変だったな。もちろん最初からミサに興味はない。
息子を地獄に落とした彼女に好意を抱く訳がない。
黒木は私たちの親密な関係に相当焦っていたがこっちは奴に気付かれることを警戒。
改めて第二のミサ殺害事件。
優しい言葉をささやいたし少なくても第一の事件まで好意がある振りをする必要が。
もうメロメロ。だけど決して彼女の誘いには乗らない。
手玉に取り金を引っ張ろうとするミサを逆に利用し第一、二の事件を実行。
この時黒木も大事なピース。
嫉妬深い彼なら私たちの関係が面白くないはずだ。彼も巻き込む。
最終的には彼を連続殺人事件の犯人に仕立てあげるつもり。
彼には失踪するなり自殺するなりして幕を閉じてもらう気でいた。
ミサ殺害は造作もなかった。
これから騙して大金をせしめようとする浅ましい彼女は私を疑うことをしなかった。
あの晩は私の部屋で男女の関係になりそうだった。だがそれも作戦の内。
焦らすだけ焦らして彼女を怒らしせてしまった。
奥手だからね。これくらいは許してくれるでしょう。
大体私の部屋で彼女を殺せない。
そんなことをすれば確実に容疑者に。
私の部屋に行き来可能なのは私自身と彼女。それから海老沢ぐらい。
海老沢はもう亡くなっているし鍵も一号室に。
私以外犯行は不可能。もはや言い逃れが出来ない。
だからどうしても三号室で殺す必要があった。
こうすれば疑いの目は黒木に向く。黒木にすべての罪を擦り付ける。
そこまでが筋書き。
機嫌の悪かった彼女も私を騙そうとしてるから多少ワガママを聞いてくれる。
探偵さんが見回りを終えてからこっそりと。
実は二人でちょっとしたゲームを。
相手がいつでも来れるように鍵を掛けずに待つスリルゲーム。
彼女は私の怪しげな提案にも乗ってくれたよ。
まさか自分が殺されるトリックの一つだとも知らずにね。
オートロックではないから鍵を掛けなければ無施錠の部屋。
まず私の部屋に彼女を誘き寄せる。
もちろん鍵は肌身離さず持っている。
さすがに鍵の掛らないところに置いておくのも変。
私は彼女の隙を突き鍵を奪う。
ほろ酔い気味の彼女は気づくこともなかった。
鍵を手に入れた私は彼女が気分を害し出て行くように仕向けた。
簡単に言えば彼女の要求を断り続けた。
まさか私が本気で相手にしてないとは夢にも思わないだろうな。
あれだけの美人。自信だってプライドだってある。
怒った彼女は案の定自分の部屋に戻った。
部屋は無施錠なので敢えて鍵を取り出すことも確認することもしなかっただろう。
ここからは見て無いので予想でしかないがほろ酔いですぐに夢の中。
私は一時間様子を見た。
確実に寝たと思われる時間に盗んだ鍵で侵入。
気持ちよさそうに寝ている彼女を起こし混乱する彼女に壺を振り下ろす。
息子の敵だ。
本当はそのまま部屋に戻ることも出来た。
だが証拠隠滅の偽装をした。
ベット付近で殺害したのは隣の部屋の黒木に罪を被せる為。
あの時点でもう鍵の秘密は知られていたからね。
三号室の鍵は四号室の鍵になる。逆も然り。
しかし一つ問題がある。どうやって部屋を抜けるかだ。
そのまま退出しても鍵は掛けられない。
そこで秘密の通路を使い逃げることに。
即ち黒木の部屋にお邪魔する。
その為には安全な逃走法が求められる。
だから血だらけの被害者を出入り口付近に転げる。
その上で偽装工作。
すべての血を拭きとり彼女を裸にし現場を分からないようにする。
黒木の浅知恵と思わせることにも痕跡を隠そうとしたようにも。
これは黒木に罪を被せる為だがもう一つ。彼の疑いが晴れた時の保険でもある。
ここからが重要。
まず部屋をロック。当然確認も。
続いて秘密の通路の鍵を開ける。
その後鍵をベットの脇の机の上に放置。
もちろん指紋が付かないように慎重に。
それからじっと朝を迎える。
死体と共に朝を迎えるとここからが勝負。
起こしにやって来たガイドさんが遺体を発見。
血まみれの全裸体に腰を抜かし悲鳴を上げる。
そうなれば皆が自分の部屋から飛び出てくる。
鍵など閉めずに。もちろん閉まっていても自分で開けるんですけどね。
問題は閉めた鍵が開いたことに気付くか。
黒木は気にするタイプでもなく真っ先に部屋を飛び出る。
当然だろうね。悲鳴は隣のミサから。慌てて様子を見に行く。
私は黒木がいなくなったのを確認してから秘密の抜け道を使い脱出。
警戒はするが誰も気にする気配はない。当然皆の視線はミサの部屋。
そうして現場に戻る。
これで第二の事件は完成する。
密室殺人の完成。
続く
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