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来訪するもの Ⅰ
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大晦日は、家族揃って新年を迎えるというのが、帝国での習慣である。
これは帝国の国家元首である龍帝の一門の源流が、蓬莱にあることに起因する。龍室の一門は家臣や民を引き連れてこのタウゼント大陸にわたってきて、後追いでさらに民も増えたことにより、蓬莱に端を発する文化が根付いた。
すべてにもの__神、魂、霊が宿るという蓬莱の考えを有した蓬莱から来た人々は、現地の土着の文化を否定せず、尊重し、時には畏敬の念さえを以て取り込んでいった。
そうして発展したのが今の帝国だ。
大晦日もまた脈々と受け継がれてきた文化。
先にも述べた通り、粛々と家族揃って迎えるので、ビルネンベルクの屋敷の使用人も帰る必要がない者しかいない。
ビルネンベルクには、本拠地である帝国の東ネツァク州にも屋敷があるが、そちらはドゥーヌミオンの実兄家族がいる。帰っていた年もあるようだが、帝都の大学で教鞭を振るうようになってからは、帝都の屋敷で過ごすか、あるいは大学での卒業の允許のこともあるから大学に留まっているかのどちらかである。
ドゥーヌミオンがたとえ帝都の屋敷を使わなくても、使用人らは大晦日の準備は怠らなかったらしい。
「__いやいや、気合が入っているね」
キルシェがこれから身支度を整えようと、あてがわれている部屋へ向かおうとしたところで、大学からビルネンベルクが到着した。
キルシェとリュディガーが揃って迎えに玄関ホールへでると、ビルネンベルクは外套を従者のヘルムートに託したところだった。
「毎年こうですが」
苦笑を浮かべるヘルムートに、ビルネンベルクは笑う。
「そうだね、すまない」
「しかしながら、手紙をいただきましたので、より磨きをかけました」
「ありがとう」
「いえ、こちらこそ、ご連絡をありがとうございました」
「いや、お互い様だよ。これで我が家の怖い祀神さ__ああ」
そこで会話を切って、キルシェらに柔和な笑みを見せるビルネンベルク。
「__キルシェ、リュディガー、手紙を届けてくれてありがとう。やっぱり先に行ってもらって正解だった。屋敷をより抜かりなく準備できたからね」
新年を迎える装いになった屋敷を、ビルネンベルクは見渡した。
キルシェらもそこを通過してきたのだが、屋敷の門には松の枝の一対と、榛のまっすぐな枝を下から上に向かって薄く剥ぐように削って作った縮れた房__幣帛が一対、それぞれ赤と白の細い帯紐で飾られていた。
前者は蓬莱から、後者は土着の文化のものだ。
そして玄関の扉の上には、新藁を綯って作った細めの綱に、裏白と藁を三筋垂らしたものを掲げている。
屋敷は三階建てであるのだが、三階はこの日から数日__すべての飾りを焚き上げる日まで寝泊まりはできない決まりだ。これは家主であってもである。
迎えた祀神を、この日のために吹き抜けを見渡せる三階に設えた神棚に迎え、快適に過ごしてもらうためだ。
神棚には星付という玉砂利のような餅と、鏡、橙、酒、米が備えられているらしい。その棚は、裏白、縄飾り、榛の幣帛で飾られていた。
榛の幣帛は、柊の実と葉をくくりつけてあり、房には紅白の紐と青、赤、黄、白、黒の五色の紐を加えて垂らし、房そのものももっとも大きく長いもので、圧巻だった。
家々の至る所__それこそ使用人らの出入り口から、帝都の限られた広さの庭にさえ、要所要所に榛の幣帛とともに綯った綱飾りが飾られていて、引き締まった空気に満たされている。キルシェが間借りしている今日にいたるまで、常に整っていたものの、これほどの空気を感じ取ったことはなかった。
こうした飾り付けをした家を、上流階級であるはずのキルシェは見たことがない。
育った家では、父がそうしたことに無関心で、対外的に目に留まる場所のみさせていただけだから、新鮮だった。
寄宿学校では節目節目は大事にしていたが、そこもやはり屋敷__家の飾りつけとは異なっている。
__リュディガーは、きっと馴染みがあるのでしょうけれど。
龍帝従騎士団も、神職に片足を突っ込んでいる部分もあるから、節目節目の神事はあったのではないだろうか。
__しかも、国家の中枢に出入りしていたのだし。
ふと見たリュディガーは、改めて吹き抜けの広間を見渡していた。
その様子は何かを探すようで、キルシェは怪訝に彼を見る。
「……」
「どうかしたかい、リュディガー」
広間を数歩進み、リュディガーとすれ違ったところで、ビルネンベルクもそれに気づいて足を止めて尋ねる。
「あぁ……いえ、まさか、こちらは験を担いでいらっしゃるのかな、と……」
更に怪訝にするキルシェに対して、ビルネンベルクは好意的に驚いた顔をした。
「おや、気がついたかね。目敏いな、君は」
「やはりそうでしたか」
蚊帳の外になっているキルシェに、ふたりは気づいて笑った。
「竹が見当たらないんだ」
「竹……って、節のある……あの?」
「そう」
「そういう飾りつけがあるのですか……。私、そうした飾りを施したのを見たことが屋敷でもなかったので……」
どのように飾り付けるのだろうか。
竹は、日用品にも多く活躍するのが帝国だ。
もともとはこの大陸にはなく、後に蓬莱から運んできたという。
「その、験を担ぐというのは……?」
キルシェの疑問に、ビルネンベルクが腰に両手を当てて胸を張る。
「我が家は、竹は飾らないんだよ。竹は、五宮家__五つの篁(たかむら)を断つことになるから」
龍帝の分家である五つの宮家。
青、赤、黄、白、黒の五つの色を象徴とする篁宮は、それぞれの色を号する。
篁、とは竹の林のことである。
なるほど、とキルシェは頷いた。
龍室である五宮家の号の篁を切る行為は、本来なら憚られそうではある。
__なのに、日用品でも竹を使っているのよね。
あまり疑問にも思ったことがなかった。
縁起でもないから、切るな、とお触れがあってもおかしくないだろうに。
__そういえば、昔、リュディガーは竹筒を水筒代わりに使っていたことがあったわね。
忠義に厚い彼でも、竹を日用品として使うことがあるのだ。ということは、龍帝従者騎士団では、そうした節目節目以外は寛容なのかもしれない。
「龍帝従騎士団でも、竹は飾らないので。入団して初めて、それはそうだな、と思いました」
「大らかだからね、龍帝御一門は」
「そうはいっても、締めるところは締めていますがね」
「だろうだろう。中枢ではもっと厳格だろう。それを下々には押し付けはしない。我が家は自主的にやっているんだ。まあ、うちはこう見えて古い家柄だからね。大ビルネンベルクが__」
「__私が何だって?」
ビルネンベルクがリュディガーの肩を叩いて、移動を促したところで、唐突に玄関の扉が開き、広間に朗々と響き渡る声がした。
皆振り返ると、そこには長槍を立てかけて外套を脱いでいる男がひとり。
男の頭には白い一対の角__否、耳。
すらりと帯びた耳は、間違いなくビルネンベルクと同じもので、脱いだ外套の下から現れる長い四肢もまた、よく似ていた。
これは帝国の国家元首である龍帝の一門の源流が、蓬莱にあることに起因する。龍室の一門は家臣や民を引き連れてこのタウゼント大陸にわたってきて、後追いでさらに民も増えたことにより、蓬莱に端を発する文化が根付いた。
すべてにもの__神、魂、霊が宿るという蓬莱の考えを有した蓬莱から来た人々は、現地の土着の文化を否定せず、尊重し、時には畏敬の念さえを以て取り込んでいった。
そうして発展したのが今の帝国だ。
大晦日もまた脈々と受け継がれてきた文化。
先にも述べた通り、粛々と家族揃って迎えるので、ビルネンベルクの屋敷の使用人も帰る必要がない者しかいない。
ビルネンベルクには、本拠地である帝国の東ネツァク州にも屋敷があるが、そちらはドゥーヌミオンの実兄家族がいる。帰っていた年もあるようだが、帝都の大学で教鞭を振るうようになってからは、帝都の屋敷で過ごすか、あるいは大学での卒業の允許のこともあるから大学に留まっているかのどちらかである。
ドゥーヌミオンがたとえ帝都の屋敷を使わなくても、使用人らは大晦日の準備は怠らなかったらしい。
「__いやいや、気合が入っているね」
キルシェがこれから身支度を整えようと、あてがわれている部屋へ向かおうとしたところで、大学からビルネンベルクが到着した。
キルシェとリュディガーが揃って迎えに玄関ホールへでると、ビルネンベルクは外套を従者のヘルムートに託したところだった。
「毎年こうですが」
苦笑を浮かべるヘルムートに、ビルネンベルクは笑う。
「そうだね、すまない」
「しかしながら、手紙をいただきましたので、より磨きをかけました」
「ありがとう」
「いえ、こちらこそ、ご連絡をありがとうございました」
「いや、お互い様だよ。これで我が家の怖い祀神さ__ああ」
そこで会話を切って、キルシェらに柔和な笑みを見せるビルネンベルク。
「__キルシェ、リュディガー、手紙を届けてくれてありがとう。やっぱり先に行ってもらって正解だった。屋敷をより抜かりなく準備できたからね」
新年を迎える装いになった屋敷を、ビルネンベルクは見渡した。
キルシェらもそこを通過してきたのだが、屋敷の門には松の枝の一対と、榛のまっすぐな枝を下から上に向かって薄く剥ぐように削って作った縮れた房__幣帛が一対、それぞれ赤と白の細い帯紐で飾られていた。
前者は蓬莱から、後者は土着の文化のものだ。
そして玄関の扉の上には、新藁を綯って作った細めの綱に、裏白と藁を三筋垂らしたものを掲げている。
屋敷は三階建てであるのだが、三階はこの日から数日__すべての飾りを焚き上げる日まで寝泊まりはできない決まりだ。これは家主であってもである。
迎えた祀神を、この日のために吹き抜けを見渡せる三階に設えた神棚に迎え、快適に過ごしてもらうためだ。
神棚には星付という玉砂利のような餅と、鏡、橙、酒、米が備えられているらしい。その棚は、裏白、縄飾り、榛の幣帛で飾られていた。
榛の幣帛は、柊の実と葉をくくりつけてあり、房には紅白の紐と青、赤、黄、白、黒の五色の紐を加えて垂らし、房そのものももっとも大きく長いもので、圧巻だった。
家々の至る所__それこそ使用人らの出入り口から、帝都の限られた広さの庭にさえ、要所要所に榛の幣帛とともに綯った綱飾りが飾られていて、引き締まった空気に満たされている。キルシェが間借りしている今日にいたるまで、常に整っていたものの、これほどの空気を感じ取ったことはなかった。
こうした飾り付けをした家を、上流階級であるはずのキルシェは見たことがない。
育った家では、父がそうしたことに無関心で、対外的に目に留まる場所のみさせていただけだから、新鮮だった。
寄宿学校では節目節目は大事にしていたが、そこもやはり屋敷__家の飾りつけとは異なっている。
__リュディガーは、きっと馴染みがあるのでしょうけれど。
龍帝従騎士団も、神職に片足を突っ込んでいる部分もあるから、節目節目の神事はあったのではないだろうか。
__しかも、国家の中枢に出入りしていたのだし。
ふと見たリュディガーは、改めて吹き抜けの広間を見渡していた。
その様子は何かを探すようで、キルシェは怪訝に彼を見る。
「……」
「どうかしたかい、リュディガー」
広間を数歩進み、リュディガーとすれ違ったところで、ビルネンベルクもそれに気づいて足を止めて尋ねる。
「あぁ……いえ、まさか、こちらは験を担いでいらっしゃるのかな、と……」
更に怪訝にするキルシェに対して、ビルネンベルクは好意的に驚いた顔をした。
「おや、気がついたかね。目敏いな、君は」
「やはりそうでしたか」
蚊帳の外になっているキルシェに、ふたりは気づいて笑った。
「竹が見当たらないんだ」
「竹……って、節のある……あの?」
「そう」
「そういう飾りつけがあるのですか……。私、そうした飾りを施したのを見たことが屋敷でもなかったので……」
どのように飾り付けるのだろうか。
竹は、日用品にも多く活躍するのが帝国だ。
もともとはこの大陸にはなく、後に蓬莱から運んできたという。
「その、験を担ぐというのは……?」
キルシェの疑問に、ビルネンベルクが腰に両手を当てて胸を張る。
「我が家は、竹は飾らないんだよ。竹は、五宮家__五つの篁(たかむら)を断つことになるから」
龍帝の分家である五つの宮家。
青、赤、黄、白、黒の五つの色を象徴とする篁宮は、それぞれの色を号する。
篁、とは竹の林のことである。
なるほど、とキルシェは頷いた。
龍室である五宮家の号の篁を切る行為は、本来なら憚られそうではある。
__なのに、日用品でも竹を使っているのよね。
あまり疑問にも思ったことがなかった。
縁起でもないから、切るな、とお触れがあってもおかしくないだろうに。
__そういえば、昔、リュディガーは竹筒を水筒代わりに使っていたことがあったわね。
忠義に厚い彼でも、竹を日用品として使うことがあるのだ。ということは、龍帝従者騎士団では、そうした節目節目以外は寛容なのかもしれない。
「龍帝従騎士団でも、竹は飾らないので。入団して初めて、それはそうだな、と思いました」
「大らかだからね、龍帝御一門は」
「そうはいっても、締めるところは締めていますがね」
「だろうだろう。中枢ではもっと厳格だろう。それを下々には押し付けはしない。我が家は自主的にやっているんだ。まあ、うちはこう見えて古い家柄だからね。大ビルネンベルクが__」
「__私が何だって?」
ビルネンベルクがリュディガーの肩を叩いて、移動を促したところで、唐突に玄関の扉が開き、広間に朗々と響き渡る声がした。
皆振り返ると、そこには長槍を立てかけて外套を脱いでいる男がひとり。
男の頭には白い一対の角__否、耳。
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