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封土の屋敷 Ⅶ
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ホルトハウスを見送ったリュディガーは、門までということだったからだろう。そう経たずして戻ってきた。
扉を小さくあけて、寒風とともに滑り込んでくる姿に、キルシェは手を止めて立ち上がり、新しく温かなお茶を淹れにかかる。
リュディガーは、外套を脱いで暖炉の直ぐそばの壁に掛けようと居間を進み、お茶を新たに淹れていたキルシェに礼を言いながら外套をかけた。
そのまま、暖炉で手を翳してしばらく温まっているリュディガーを見、キルシェは席へ戻って針子を再開する。
「__明日は、屋敷の部屋を整えることから取り掛かる」
「でも、それは、一日でどうにかなるのですか?」
手を結んでは開いてを繰り返し、相変わらず暖炉で温まっているリュディガーは、キルシェへと首を向けた。
「ホルトハウスさんが寝泊まりするための、な。ホルトハウスさんには、あちらでもう寝泊まりできるようにしたほうがいいから」
「なるほど。確かにそうですね」
「それから、他にも使用人部屋を。使えそうな部屋から、使えるようにしておく。それは、まぁ、半日もいらないだろう。屋敷をみてまわって……庭も見て、それで時間があれば、近隣を見て回って終わりになるか」
「わかりました。所領を見て回るのは、明後日ですかね?」
「そうなるな。遠方は、帰る日に上から見つつになる」
上、とキルシェがつぶやくと、リュディガーは人の悪い笑みを浮かべた。
「ああ。寒くて、眩しいだろうがな」
ならば龍に乗って、ということなのだろう。
キルシェが苦笑を浮かべて頷くと、リュディガーは暖炉へと顔を戻すので、キルシェは手元に視線を戻した。
そうしてややあってから、リュディガーはぬらり、と立ち上がって、新しく淹れたお茶が置かれた席へと腰を降ろす。
湯呑を持って、一つ口に運んでから、ため息を零して両手で握り込むリュディガー。
「__それと、ホルトハウスさんに見送っているとき言われて気づいたんだが……」
「何です?」
いくらか運針していたのを止め、キルシェは顔を上げた。
リュディガーは、湯呑を見つめたままであった。
「……リュディガー?」
思い詰めた表情でもないが、つい今しがたまでの雰囲気と変わったために、キルシェは怪訝にしながら名を呼ぶ。
「ナハトリンデンでよいのか、コンバラリアでよいのか」
「それは……どちらが、どちらの籍へ入るか、ということ?」
リュディガーは頷きながら、肩をすくめる。
「君がやんごとない生まれであることは、ホルトハウスさん、ご存知だからな。それで、どちらがどちらに入るのか、と聞かれたんだ」
「どちらが、どちらか……」
「決まっていない、と言ったら、信じられないという目でみられたよ。それで気づいた。そうか、そこはやはり大事な部分か、と」
お家柄__爵位がかかわってくるのだから、執事として仕える彼にすれば、当たり前のように重要なことである。自分が帰属するところの、基であり、矜持とするもの。
「で、私はといえば、ナハトリンデンについて拘りはない。この姓は、預かっているというか……ありがたく使わせてもらっているだけと言えばそんなかんじだから」
奇縁で名乗ることになった__そう彼は言いたいのだろう。
__それを言ってしまったら、私だって……。
「__だから、コンバラリア籍へ私が入ればいいか、と思っている」
__リュディガー・コンバラリア……?
キルシェは軽く顎に手を添えて、視線を落としながらその名を内心で反芻する。
__リュディガー・フォン・ナハトリンデン……リュディガー・フォン・コンバラリア……には、ならないわよね、この場合。
ナハトリンデン男爵であって、コンバラリア男爵ではない。
あくまで、男爵位はリュディガーの功績によってナハトリンデン家に与えられた爵位。貴族を表すフォンは、世襲が可能と定められている。
__だから、婿入りをする場合はフォンとはならないはずよね。なるとしたら、リュディガー・フォン・ナハトリンデン・コンバラリア……?
コンバラリア家のナハトリンデン男爵、とは認められない姓のはずだ。
ややこしい__とキルシェは小さくうめいた。
「どうした。そんな難しい顔をして」
いくらか笑いを含んだ声音に、キルシェははっ、として苦笑を浮かべる。
「その……どのような姓になるのか、と考えていて……」
「ほう」
「なんだか、コンバラリアが残るのはおかしい気がします」
「そうか?」
「ええ。私は、ナハトリンデンになるのだと思っていました。陛下から貴方へ下賜された爵位がありますし、同時に下賜された封土へ住むのですから。それが筋だと思います」
「君の系譜は、私のそれより遥かに優れているじゃないか。それを止めてしまっていいのか?」
「拘りはないですし、やんごとない立場だという自覚もないですよ。父祖をないがしろにするつもりはないですけれど……。その血胤は、伝えていくだけでいいと思います。お役目はもうないですから」
「それは……まぁ、そうだが……」
「考えても見てください。ナハトリンデン家へ与えられた爵位と封土なのに、その主がコンバラリアというのは、筋違いというか……傍からみれば、功績を掠め取っているようにしか見えません。心象はよくないのでは?」
うーむ、と唸るリュディガーは腕を組む。
「リュディガーは、ナハトリンデン姓を名乗るのを憚っている気持ちがあるの?」
「……」
小さく、リュディガーの眉が動いたのをキルシェは見逃さなかった。
__やはり……。
「ナハトリンデン姓を預かっているだけに過ぎないのに、それを貶めたからな……」
「……自分は外つ国出身者で、先の任務ではナハトリンデンのまま任務にあたって、血も凍った『氷の騎士』の異名を持つほどに畏れられたから?」
湯呑を見つめたままの彼は、眉間に深い皺を寄せた。
「__でも、それは、糺すためだった。貴方は、事実、糺したでしょう? 糺して、くれた……私ができなかったことを、してくれた」
リュディガーは目を伏せる。
__負い目……責任を感じて、ナハトリンデンを返上したいと思っていたの……。
キルシェは、リュディガーの父、ローベルトをそれなりに知っている。それに、リュディガーの家族のことも、リュディガー自身から聞いている。彼にとってナハトリンデン姓を貶めたことは、彼の性格を考えるととてつもない負い目であることは想像できた。
「……負い目を感じるなら、ナハトリンデンと聞いたら、名手の代名詞といえるぐらいにするのはどう?」
目を伏せていたリュディガーが、目を開けた。そしてその視線は、キルシェへと向けられる。
「陛下のお墨付きを与えられたとはいえ、男爵位では釣り合わないだろう、と言わしめるぐらいにするの」
どうですか、と笑みを浮かべて視線で問えば、面食らったような彼は、やがて小さく笑って穏やかな表情になる。
「なるほどな……その発想はなかった」
「評価が低いなら、上がっていくのは楽ですよ。上がるだけですから。あれ、ナハトリンデンさんは、噂に聞いていた御仁とは別人? と思われるのも簡単ですよ」
「低いから、期待値も低いものな」
湯呑を持つ手とは別の手で顎を擦るリュディガーは、ふと、人の悪い笑みを浮かべる。
「君、本当に先生に似てきたな。先生なら、間違いなく言うと、ふと思った」
「それは、光栄ですね」
くすり、とキルシェは笑うと、リュディガーはやれやれ、と首を振る。
そして、湯呑を口に運ぶと、ため息を吐くとともに湯呑をテーブルへと置いた。
「__そうすべきだな、たしかに」
自嘲気味に笑うリュディガーに、キルシェは笑みを深める。
キルシェはお針子の道具を置くと、角を挟んだ場所の籍に腰を据えるリュディガーへ、長椅子を移動して身を寄せる。そして、湯呑を持ったままの無骨な手の、その手首に手をおくようにして優しく握った。
「__私も、いますから」
リュディガーは目を見開いて、驚きを隠せないでした。
一度彼は目を閉じて、空いているもう一方の手でキルシェの手を覆うように包むと、目を開けて見つめてきた。
そうして、口を開く。
「__ああ。ありがとう」
扉を小さくあけて、寒風とともに滑り込んでくる姿に、キルシェは手を止めて立ち上がり、新しく温かなお茶を淹れにかかる。
リュディガーは、外套を脱いで暖炉の直ぐそばの壁に掛けようと居間を進み、お茶を新たに淹れていたキルシェに礼を言いながら外套をかけた。
そのまま、暖炉で手を翳してしばらく温まっているリュディガーを見、キルシェは席へ戻って針子を再開する。
「__明日は、屋敷の部屋を整えることから取り掛かる」
「でも、それは、一日でどうにかなるのですか?」
手を結んでは開いてを繰り返し、相変わらず暖炉で温まっているリュディガーは、キルシェへと首を向けた。
「ホルトハウスさんが寝泊まりするための、な。ホルトハウスさんには、あちらでもう寝泊まりできるようにしたほうがいいから」
「なるほど。確かにそうですね」
「それから、他にも使用人部屋を。使えそうな部屋から、使えるようにしておく。それは、まぁ、半日もいらないだろう。屋敷をみてまわって……庭も見て、それで時間があれば、近隣を見て回って終わりになるか」
「わかりました。所領を見て回るのは、明後日ですかね?」
「そうなるな。遠方は、帰る日に上から見つつになる」
上、とキルシェがつぶやくと、リュディガーは人の悪い笑みを浮かべた。
「ああ。寒くて、眩しいだろうがな」
ならば龍に乗って、ということなのだろう。
キルシェが苦笑を浮かべて頷くと、リュディガーは暖炉へと顔を戻すので、キルシェは手元に視線を戻した。
そうしてややあってから、リュディガーはぬらり、と立ち上がって、新しく淹れたお茶が置かれた席へと腰を降ろす。
湯呑を持って、一つ口に運んでから、ため息を零して両手で握り込むリュディガー。
「__それと、ホルトハウスさんに見送っているとき言われて気づいたんだが……」
「何です?」
いくらか運針していたのを止め、キルシェは顔を上げた。
リュディガーは、湯呑を見つめたままであった。
「……リュディガー?」
思い詰めた表情でもないが、つい今しがたまでの雰囲気と変わったために、キルシェは怪訝にしながら名を呼ぶ。
「ナハトリンデンでよいのか、コンバラリアでよいのか」
「それは……どちらが、どちらの籍へ入るか、ということ?」
リュディガーは頷きながら、肩をすくめる。
「君がやんごとない生まれであることは、ホルトハウスさん、ご存知だからな。それで、どちらがどちらに入るのか、と聞かれたんだ」
「どちらが、どちらか……」
「決まっていない、と言ったら、信じられないという目でみられたよ。それで気づいた。そうか、そこはやはり大事な部分か、と」
お家柄__爵位がかかわってくるのだから、執事として仕える彼にすれば、当たり前のように重要なことである。自分が帰属するところの、基であり、矜持とするもの。
「で、私はといえば、ナハトリンデンについて拘りはない。この姓は、預かっているというか……ありがたく使わせてもらっているだけと言えばそんなかんじだから」
奇縁で名乗ることになった__そう彼は言いたいのだろう。
__それを言ってしまったら、私だって……。
「__だから、コンバラリア籍へ私が入ればいいか、と思っている」
__リュディガー・コンバラリア……?
キルシェは軽く顎に手を添えて、視線を落としながらその名を内心で反芻する。
__リュディガー・フォン・ナハトリンデン……リュディガー・フォン・コンバラリア……には、ならないわよね、この場合。
ナハトリンデン男爵であって、コンバラリア男爵ではない。
あくまで、男爵位はリュディガーの功績によってナハトリンデン家に与えられた爵位。貴族を表すフォンは、世襲が可能と定められている。
__だから、婿入りをする場合はフォンとはならないはずよね。なるとしたら、リュディガー・フォン・ナハトリンデン・コンバラリア……?
コンバラリア家のナハトリンデン男爵、とは認められない姓のはずだ。
ややこしい__とキルシェは小さくうめいた。
「どうした。そんな難しい顔をして」
いくらか笑いを含んだ声音に、キルシェははっ、として苦笑を浮かべる。
「その……どのような姓になるのか、と考えていて……」
「ほう」
「なんだか、コンバラリアが残るのはおかしい気がします」
「そうか?」
「ええ。私は、ナハトリンデンになるのだと思っていました。陛下から貴方へ下賜された爵位がありますし、同時に下賜された封土へ住むのですから。それが筋だと思います」
「君の系譜は、私のそれより遥かに優れているじゃないか。それを止めてしまっていいのか?」
「拘りはないですし、やんごとない立場だという自覚もないですよ。父祖をないがしろにするつもりはないですけれど……。その血胤は、伝えていくだけでいいと思います。お役目はもうないですから」
「それは……まぁ、そうだが……」
「考えても見てください。ナハトリンデン家へ与えられた爵位と封土なのに、その主がコンバラリアというのは、筋違いというか……傍からみれば、功績を掠め取っているようにしか見えません。心象はよくないのでは?」
うーむ、と唸るリュディガーは腕を組む。
「リュディガーは、ナハトリンデン姓を名乗るのを憚っている気持ちがあるの?」
「……」
小さく、リュディガーの眉が動いたのをキルシェは見逃さなかった。
__やはり……。
「ナハトリンデン姓を預かっているだけに過ぎないのに、それを貶めたからな……」
「……自分は外つ国出身者で、先の任務ではナハトリンデンのまま任務にあたって、血も凍った『氷の騎士』の異名を持つほどに畏れられたから?」
湯呑を見つめたままの彼は、眉間に深い皺を寄せた。
「__でも、それは、糺すためだった。貴方は、事実、糺したでしょう? 糺して、くれた……私ができなかったことを、してくれた」
リュディガーは目を伏せる。
__負い目……責任を感じて、ナハトリンデンを返上したいと思っていたの……。
キルシェは、リュディガーの父、ローベルトをそれなりに知っている。それに、リュディガーの家族のことも、リュディガー自身から聞いている。彼にとってナハトリンデン姓を貶めたことは、彼の性格を考えるととてつもない負い目であることは想像できた。
「……負い目を感じるなら、ナハトリンデンと聞いたら、名手の代名詞といえるぐらいにするのはどう?」
目を伏せていたリュディガーが、目を開けた。そしてその視線は、キルシェへと向けられる。
「陛下のお墨付きを与えられたとはいえ、男爵位では釣り合わないだろう、と言わしめるぐらいにするの」
どうですか、と笑みを浮かべて視線で問えば、面食らったような彼は、やがて小さく笑って穏やかな表情になる。
「なるほどな……その発想はなかった」
「評価が低いなら、上がっていくのは楽ですよ。上がるだけですから。あれ、ナハトリンデンさんは、噂に聞いていた御仁とは別人? と思われるのも簡単ですよ」
「低いから、期待値も低いものな」
湯呑を持つ手とは別の手で顎を擦るリュディガーは、ふと、人の悪い笑みを浮かべる。
「君、本当に先生に似てきたな。先生なら、間違いなく言うと、ふと思った」
「それは、光栄ですね」
くすり、とキルシェは笑うと、リュディガーはやれやれ、と首を振る。
そして、湯呑を口に運ぶと、ため息を吐くとともに湯呑をテーブルへと置いた。
「__そうすべきだな、たしかに」
自嘲気味に笑うリュディガーに、キルシェは笑みを深める。
キルシェはお針子の道具を置くと、角を挟んだ場所の籍に腰を据えるリュディガーへ、長椅子を移動して身を寄せる。そして、湯呑を持ったままの無骨な手の、その手首に手をおくようにして優しく握った。
「__私も、いますから」
リュディガーは目を見開いて、驚きを隠せないでした。
一度彼は目を閉じて、空いているもう一方の手でキルシェの手を覆うように包むと、目を開けて見つめてきた。
そうして、口を開く。
「__ああ。ありがとう」
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