異世界転生したもんがち!

いち

文字の大きさ
上 下
1 / 4

仲間が欲しい!

しおりを挟む
第1章             仲間、募集します!




『はぁー』

今日も大変な1日を終へ、ため息が漏れる。
異世界に来て一ヶ月は経つが
俺、山本    つばさは1日の生計を立てるのが精一杯だ。
本来、異世界転生をしたものにはなんらかなのスキルがあるものだが俺にはそんな者はなかった。
だからみんなには  異世界の落ちこぼれと言われている。
この世界には魔法やスキルがある。
つまりファンタジーだ。


職業(ジョブ)も自分がなれる職業があり、その中から選ぶことができる。
ちなみに俺の職業は平民(盗賊)だ。

俺は異世界転生でスキルをもらえなかったがこの世にない職業をもらうことができた。
平民という職業と盗賊という職業どちらももっているなんて普通はあり得ない。
そしてステータスには自分以外には 平民としか表示されない。
俺は平民でありながら盗賊のスキルを使えるということだ。

ここまで聞いていたらいい職業と思う人もいるかもしれない。

だが実際、盗賊のスキルというのは犯罪に容易に使えてしまうようなスキルばかり。

しかも対人戦ならまだしも、モンスター相手になると相手から奪った力を使うものと身体強化(パワード)しか使えない。


まあ、俺はこの犯罪臭のするスキルを使って色々しているのだから感謝はしなければならない。
例えば、決闘(デュエル)で人とお金をかけて勝負するときに相手の魔力や体力を奪う、力強奪(パワーハント)という技を使う。
そして相手を弱らせてから強奪(ハント)
で相手の武器を奪いそれでとどめを刺す。
こうやって俺はお金を稼ぎ生計を立てている。



そして!とうとう!今日!
お金が貯まり冒険者になることができる。
ギルドに登録しする際に普通、職業が
盗賊なら、犯罪履歴を調べる球に手をかざさなければならないが俺は建前は平民だから大丈夫だ。
調べられてたら、やばかった…


まあ、無事ギルドに登録した俺はさっそく一つ依頼を受けてみた。




『いやー!
    こっちくるなー!』

俺は薬草の採集という誰でもできそうなクエストに来ていた。
なのに、なぜこんな馬鹿でかいイノシシに追われているのだろう。
しかもなんかこのイノシシ目がすごい可愛い感じになってる。


そう、この世界のモンスターはとても弱そうなのだ。
なのに強いのがどうにも納得できない。


そして盗賊のスキル、隠蔽(ハイド)を使いイノシシから逃げギルドに戻って来た今、俺は考えていた…


『仲間が必要だ!』

                                               と。


俺が剣と、身体強化(パワード)で攻撃するとして物理攻撃の効かない相手に対して対応できる魔導師が必要だな。

そうと決まったら掲示板で募集するぜ!

待ってろよ!
俺の夢はここから始まるんだ!
しおりを挟む

処理中です...