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第三章 大陸冒険編
改めざるを得ないな
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「よし、いい汗もかいたし、サウナに入りますか!」
「じゃあ、僕はご飯の用意をしておくよ」
「私とジュリアは、寝る用のテントを張るね!」
「寝る用……? 他に何があるんだ?」
各自作業に取り掛かる。ストーブに火を入れ、テント内の温度は十分だ。エミリーがリクライニングチェアも設置してくれた。ジュリアの分も、もう一脚買わないとな。
皆が水着に着替える。
「おいおい、何を始めるんだ。湖で水泳でもするのか?」
ジュリアの水着姿は眩しかった。しなやかな筋肉で引き締まった身体、腹筋は見事に割れている。着痩せするタイプらしく、胸がはち切れんばかりだ。エミリーも新しい水着で、可愛らしい。
「こら、二人共。そんなエロい目でジュリアを見ないでくれる?」
「おいおい、水着姿を見るためにアタシ達を着替えさせたのか?」
二人の冷たい視線で、オレは我に返った。
「ささっ、どうぞどうぞ! 最高の状態でございますよ!」
四人でテントサウナに入る。四人でちょうどだ。五人は少し窮屈だろう。
熱した石に水をかける。
『ジョワァァァ……』
「うぉー! 熱っ! 火傷しないか、これ!?」
「大丈夫。この後、最高のご褒美が待ってるから!」
汗だくで外に出ると、そのまま湖へとダイブした。
「ふぅ……冷たい……。ん? 身体の芯が、温かくなってきたぞ?」
「そうなんだよ。不思議だろ?」
湖から上がり、リクライニングチェアに寝転ぶ。オレは近くの岩に腰掛けた。
「これは……おいおい……確かに、ヤバいな……」
「はい、ジュリアもこれでサウナーの仲間入りだね!」
数セットを終え、新しいシャツに袖を通す。
「いやぁ、考えを改めざるを得ないな。サウナの後のシャツは、まるで別物だ。これからは、アタシも毎日洗って着替えることにするよ」
「だったら、ついでだから僕が洗うよ。ジュリアは、そもそも洗濯という行為が苦手そうだ」
「トーマス、よく分かってるじゃないか。その通りだ、頼むよ!」
しっかりととのい、トーマスが下ごしらえをしていた食材に火を入れる。アツアツのうちに頂こう。
「今日は馬肉の照り焼きと、馬刺し、生レバーだ。ワインも湖で冷やしてある」
「え……? 馬の魔物を、生で食べるのか……?」
「美味しいんだよ! まずは塩で食べてみて!」
ジュリアは、恐る恐る馬刺しを口に入れた。
「……うんまっ! なにこれ! 生レバーも、テリヤキも、全部うんまっ!」
目を輝かせ、子供のように馬のフルコースをワインで流し込んでいる。
「こりゃ、楽しい旅になりそうだ……」
「お口に合って良かったよ」
「トーマス、アタシの旦那にならないか!? ……あ、だめだ。人族に手を出すと、お祖父ちゃんに怒られる……」
「トーマスなら、ジュリアが苦手なこと全部やってくれそうだもんな……」
食事を終え、焚き火を囲みながらワインを飲んでいる。
「ジュリアは何歳なんだ?」
「44歳だよ」
見た目は、人族で言うところの二十歳過ぎくらいか。オレ達より少しお姉さんといった感じだ。
「アレクサンドとは異母兄妹なんだ。千歳くらい離れてるしね」
千歳差か。感覚的には、もう兄妹という感じでもなさそうだ。
「狩猟者のランクは?」
「SSランクだ」
「私達も、数日前にSSになったばかりなんだ」
「SSランクが四人もいるパーティって、結構凄いんじゃないか? 多分」
「あぁ、もう何でも倒せる気がする。……そうだ、今晩の見張りをしながら、皆の武具の整備をしておくよ」
トーマスは、ヤンさんの元で武具の整備技術を叩き込まれていた。新しい体皮が手に入れば、革の鞣しまでできるらしい。今の防具の修理もお手の物だ。
オレはトーマスと交代で見張りをする。ジュリアにも荷物持ちをしてもらっている、ゆっくり休んでもらおう。
トーマスに武具を預け、先に休むことにした。
◇◇◇
朝には、トーマスによる武具の整備は終わっていた。
「皆、出来てるよ」
朝日を浴びた武器が、眩い光を放っている。革鎧の質感も、まるで新品に戻ったかのようだ。
「えぇ!? アタシのツヴァイハンダーが光ってる!」
「うん、あまり整備されていなかったね。この剣は斬ることに特化した物ではないけど、斬れるように砥いでおいたから、気をつけて使ってね。あと、ジュリアの篭手にフェンリルの魔晶石を埋め込んでおいたよ」
「魔晶石を篭手に? どうして?」
「龍族の戦闘法だ。武器を扱いながらも、埋め込んだ魔晶石で魔力を増幅できる」
「なるほどな。確かに、合理的だ」
「よし、出発しようか!」
オレ達はふわりと浮き上がった。
「じゃあ、僕はご飯の用意をしておくよ」
「私とジュリアは、寝る用のテントを張るね!」
「寝る用……? 他に何があるんだ?」
各自作業に取り掛かる。ストーブに火を入れ、テント内の温度は十分だ。エミリーがリクライニングチェアも設置してくれた。ジュリアの分も、もう一脚買わないとな。
皆が水着に着替える。
「おいおい、何を始めるんだ。湖で水泳でもするのか?」
ジュリアの水着姿は眩しかった。しなやかな筋肉で引き締まった身体、腹筋は見事に割れている。着痩せするタイプらしく、胸がはち切れんばかりだ。エミリーも新しい水着で、可愛らしい。
「こら、二人共。そんなエロい目でジュリアを見ないでくれる?」
「おいおい、水着姿を見るためにアタシ達を着替えさせたのか?」
二人の冷たい視線で、オレは我に返った。
「ささっ、どうぞどうぞ! 最高の状態でございますよ!」
四人でテントサウナに入る。四人でちょうどだ。五人は少し窮屈だろう。
熱した石に水をかける。
『ジョワァァァ……』
「うぉー! 熱っ! 火傷しないか、これ!?」
「大丈夫。この後、最高のご褒美が待ってるから!」
汗だくで外に出ると、そのまま湖へとダイブした。
「ふぅ……冷たい……。ん? 身体の芯が、温かくなってきたぞ?」
「そうなんだよ。不思議だろ?」
湖から上がり、リクライニングチェアに寝転ぶ。オレは近くの岩に腰掛けた。
「これは……おいおい……確かに、ヤバいな……」
「はい、ジュリアもこれでサウナーの仲間入りだね!」
数セットを終え、新しいシャツに袖を通す。
「いやぁ、考えを改めざるを得ないな。サウナの後のシャツは、まるで別物だ。これからは、アタシも毎日洗って着替えることにするよ」
「だったら、ついでだから僕が洗うよ。ジュリアは、そもそも洗濯という行為が苦手そうだ」
「トーマス、よく分かってるじゃないか。その通りだ、頼むよ!」
しっかりととのい、トーマスが下ごしらえをしていた食材に火を入れる。アツアツのうちに頂こう。
「今日は馬肉の照り焼きと、馬刺し、生レバーだ。ワインも湖で冷やしてある」
「え……? 馬の魔物を、生で食べるのか……?」
「美味しいんだよ! まずは塩で食べてみて!」
ジュリアは、恐る恐る馬刺しを口に入れた。
「……うんまっ! なにこれ! 生レバーも、テリヤキも、全部うんまっ!」
目を輝かせ、子供のように馬のフルコースをワインで流し込んでいる。
「こりゃ、楽しい旅になりそうだ……」
「お口に合って良かったよ」
「トーマス、アタシの旦那にならないか!? ……あ、だめだ。人族に手を出すと、お祖父ちゃんに怒られる……」
「トーマスなら、ジュリアが苦手なこと全部やってくれそうだもんな……」
食事を終え、焚き火を囲みながらワインを飲んでいる。
「ジュリアは何歳なんだ?」
「44歳だよ」
見た目は、人族で言うところの二十歳過ぎくらいか。オレ達より少しお姉さんといった感じだ。
「アレクサンドとは異母兄妹なんだ。千歳くらい離れてるしね」
千歳差か。感覚的には、もう兄妹という感じでもなさそうだ。
「狩猟者のランクは?」
「SSランクだ」
「私達も、数日前にSSになったばかりなんだ」
「SSランクが四人もいるパーティって、結構凄いんじゃないか? 多分」
「あぁ、もう何でも倒せる気がする。……そうだ、今晩の見張りをしながら、皆の武具の整備をしておくよ」
トーマスは、ヤンさんの元で武具の整備技術を叩き込まれていた。新しい体皮が手に入れば、革の鞣しまでできるらしい。今の防具の修理もお手の物だ。
オレはトーマスと交代で見張りをする。ジュリアにも荷物持ちをしてもらっている、ゆっくり休んでもらおう。
トーマスに武具を預け、先に休むことにした。
◇◇◇
朝には、トーマスによる武具の整備は終わっていた。
「皆、出来てるよ」
朝日を浴びた武器が、眩い光を放っている。革鎧の質感も、まるで新品に戻ったかのようだ。
「えぇ!? アタシのツヴァイハンダーが光ってる!」
「うん、あまり整備されていなかったね。この剣は斬ることに特化した物ではないけど、斬れるように砥いでおいたから、気をつけて使ってね。あと、ジュリアの篭手にフェンリルの魔晶石を埋め込んでおいたよ」
「魔晶石を篭手に? どうして?」
「龍族の戦闘法だ。武器を扱いながらも、埋め込んだ魔晶石で魔力を増幅できる」
「なるほどな。確かに、合理的だ」
「よし、出発しようか!」
オレ達はふわりと浮き上がった。
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