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第三章 大陸冒険編
言葉の綾
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猫背気味に、頭を垂れて歩くオレの肩に、トーマスがそっと手を置いた。
「ユーゴ、落ち込んでいる場合じゃない。魔族の戦闘法を教えてもらえるんだ。僕達は、もっと強くなれる」
「……あぁ、分かってる。分かっているけど……クソッ、この性格が、嫌になる……」
「よし、こういう時は、飲みに行こう。お姉ちゃんのいる店に!」
「……トーマスの口から、それを聞く日が来るとはな。……あぁ、そうだな、行こう。ありがとう」
『リバティ』のある辺りは少し路地に入るが、大通りに戻ると、さっきよりも大幅に人が増えていた。
王都には四つの門から城にかけて、四本の大通りがある。もっと大きな繁華街があるのは、間違いないだろう。
「ん? なんだ、あの店は」
『無料案内所』と書かれた看板が、目に飛び込んできた。その、悪趣味なほどにド派手な配色は、嫌でも目に付く。
「無料で、何を案内してくれるんだろうね?」
「タダほど、怖いものはないと言うが……。まあ、入ってみるか」
中に入ると、オレ達より少し年上くらいの男が、胡散臭い笑顔で出迎えた。
「いらっしゃいませ! お兄さん達、『飲み』ですか? それとも、『ヌキ』ですか?」
ヌキ……? なんだ、それは……?
「え……あぁ、飲みたいな、と。ちなみに、『ヌキ』というのは……?」
「あぁ、『ヌキ』というのは、女の子に×××や×××をしてもらうお店ですね!」
……何ということだ。金を払えば、あんな事やこんな事ができてしまうらしい。
「……飲みに行こうか、トーマス」
「あぁ……そうだね」
「あぁ、『モミ』ですね! でしたら、こちらの店がオススメですよ! ご案内します!」
店まで案内してくれるらしい。しかも、無料だ。
「こちらでございます! 二名様、お願いしまーす!」
「はいはい、いつもありがとね。ささっ、お客様、こちらへどうぞ!」
元気の良いお兄さんだった。本当に無料で案内すると、黒服の男にバトンタッチした。おそらく、案内料を店側から受け取るのだろう。色々な仕事があるものだと、オレ達は感心しながら、店の中へと吸い込まれていった。
「こちらのお席へどうぞ。女の子は、後ほど参りますので、少々お待ちください」
トーマスとは、別々の席に案内された。
なんだ? 一緒じゃないのか。
騒がしい音楽が流れる、活気のある店だ。
『え~、シンディちゃん三番シートォ~、ノラちゃん四番シートォ~、よろしくぅ~』
鼻にかかったような奇妙な声で男がアナウンスすると、すぐに女の子がやって来た。
「こんばんわぁ~! ノラでーす!」
「あぁ、どうも。オレはユーゴ」
ゆるめのドレスを着た若い女性が、オレの隣に座る。いつもエマ達のような、身体のラインがはっきり出るドレスを見ているオレには、ひどくだらしなく映った。
「ユーゴ君、何飲みます~?」
「んー、ビールにしようかな」
ノラが合図をすると、黒服がビールを持ってきた。
「あれ? ノラちゃんの飲み物は?」
「え、飲んでもいいんですか?」
「もちろん。一緒に飲もう」
「ありがとー! おねがいしまぁーす!」
黒服が、ノラの飲み物を持ってくる。わざわざ言わないと持ってこないとは、なんとも面倒なシステムだ。
「じゃ、カンパーイ!」
「乾杯。で、この店は、一体どういう店なんだ? こういうスタイルは、初めてだ」
「あら、そうなの? じゃあ、めいっぱいサービスしちゃおっかな!」
そう言って、ノラはオレの膝の上にまたがった。
「えっ! な、なに!?」
そして、その大きな胸を、惜しげもなくさらけ出した。
「えーっ! どういうこと!?」
音楽のボリュームが、一層大きくなる。
ノラの乳房が、激しく揺れる、揺れる。
そして、オレの顔を、その柔らかさで包み込んだ。
何だ、この店は……!
触っても、いいのだろうか……?
どうやら、良いらしい。
酒を飲んでいる場合ではないぞ、これは。
どれくらいの時間が経っただろうか。
オレの目の前で、乳房が揺れ続けている。
「あ、もう時間みたいだね。どうする?」
「……どうする、とは?」
「延長する? それとも、お店を出る?」
「あぁ、出ようかな……」
「そっか! ありがとね、ユーゴ君!」
店の外に出ると、先にトーマスが出ていた。
「……すごい店だったね」
「あぁ……。オレは、『飲みたい』と言ったはずなんだが……まさか、『揉みたい』と伝わったんだろうか……」
「まあ、色々経験するのは、悪い事じゃないよね……」
「そうだな……。まあ、楽しかったし、帰るか」
「あぁ、楽しかったのは、間違いない」
色々、収穫のある一日だった。
明日は、オーベルジュ王に会いに行く予定だ。
ゆっくりと、休むことにしよう。
「ユーゴ、落ち込んでいる場合じゃない。魔族の戦闘法を教えてもらえるんだ。僕達は、もっと強くなれる」
「……あぁ、分かってる。分かっているけど……クソッ、この性格が、嫌になる……」
「よし、こういう時は、飲みに行こう。お姉ちゃんのいる店に!」
「……トーマスの口から、それを聞く日が来るとはな。……あぁ、そうだな、行こう。ありがとう」
『リバティ』のある辺りは少し路地に入るが、大通りに戻ると、さっきよりも大幅に人が増えていた。
王都には四つの門から城にかけて、四本の大通りがある。もっと大きな繁華街があるのは、間違いないだろう。
「ん? なんだ、あの店は」
『無料案内所』と書かれた看板が、目に飛び込んできた。その、悪趣味なほどにド派手な配色は、嫌でも目に付く。
「無料で、何を案内してくれるんだろうね?」
「タダほど、怖いものはないと言うが……。まあ、入ってみるか」
中に入ると、オレ達より少し年上くらいの男が、胡散臭い笑顔で出迎えた。
「いらっしゃいませ! お兄さん達、『飲み』ですか? それとも、『ヌキ』ですか?」
ヌキ……? なんだ、それは……?
「え……あぁ、飲みたいな、と。ちなみに、『ヌキ』というのは……?」
「あぁ、『ヌキ』というのは、女の子に×××や×××をしてもらうお店ですね!」
……何ということだ。金を払えば、あんな事やこんな事ができてしまうらしい。
「……飲みに行こうか、トーマス」
「あぁ……そうだね」
「あぁ、『モミ』ですね! でしたら、こちらの店がオススメですよ! ご案内します!」
店まで案内してくれるらしい。しかも、無料だ。
「こちらでございます! 二名様、お願いしまーす!」
「はいはい、いつもありがとね。ささっ、お客様、こちらへどうぞ!」
元気の良いお兄さんだった。本当に無料で案内すると、黒服の男にバトンタッチした。おそらく、案内料を店側から受け取るのだろう。色々な仕事があるものだと、オレ達は感心しながら、店の中へと吸い込まれていった。
「こちらのお席へどうぞ。女の子は、後ほど参りますので、少々お待ちください」
トーマスとは、別々の席に案内された。
なんだ? 一緒じゃないのか。
騒がしい音楽が流れる、活気のある店だ。
『え~、シンディちゃん三番シートォ~、ノラちゃん四番シートォ~、よろしくぅ~』
鼻にかかったような奇妙な声で男がアナウンスすると、すぐに女の子がやって来た。
「こんばんわぁ~! ノラでーす!」
「あぁ、どうも。オレはユーゴ」
ゆるめのドレスを着た若い女性が、オレの隣に座る。いつもエマ達のような、身体のラインがはっきり出るドレスを見ているオレには、ひどくだらしなく映った。
「ユーゴ君、何飲みます~?」
「んー、ビールにしようかな」
ノラが合図をすると、黒服がビールを持ってきた。
「あれ? ノラちゃんの飲み物は?」
「え、飲んでもいいんですか?」
「もちろん。一緒に飲もう」
「ありがとー! おねがいしまぁーす!」
黒服が、ノラの飲み物を持ってくる。わざわざ言わないと持ってこないとは、なんとも面倒なシステムだ。
「じゃ、カンパーイ!」
「乾杯。で、この店は、一体どういう店なんだ? こういうスタイルは、初めてだ」
「あら、そうなの? じゃあ、めいっぱいサービスしちゃおっかな!」
そう言って、ノラはオレの膝の上にまたがった。
「えっ! な、なに!?」
そして、その大きな胸を、惜しげもなくさらけ出した。
「えーっ! どういうこと!?」
音楽のボリュームが、一層大きくなる。
ノラの乳房が、激しく揺れる、揺れる。
そして、オレの顔を、その柔らかさで包み込んだ。
何だ、この店は……!
触っても、いいのだろうか……?
どうやら、良いらしい。
酒を飲んでいる場合ではないぞ、これは。
どれくらいの時間が経っただろうか。
オレの目の前で、乳房が揺れ続けている。
「あ、もう時間みたいだね。どうする?」
「……どうする、とは?」
「延長する? それとも、お店を出る?」
「あぁ、出ようかな……」
「そっか! ありがとね、ユーゴ君!」
店の外に出ると、先にトーマスが出ていた。
「……すごい店だったね」
「あぁ……。オレは、『飲みたい』と言ったはずなんだが……まさか、『揉みたい』と伝わったんだろうか……」
「まあ、色々経験するのは、悪い事じゃないよね……」
「そうだな……。まあ、楽しかったし、帰るか」
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明日は、オーベルジュ王に会いに行く予定だ。
ゆっくりと、休むことにしよう。
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番外編①~2020.03.11 終了
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