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第三章 大陸冒険編
祝勝会
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王都に到着したオレ達は、足早に王城へと向かった。
「どっちの王の所に行けばいいんだ?」
「レオナードの城に世話になってるしな。まずはそっちに報告だろう」
オーベルジュの城門をくぐる。門番とはもう顔なじみで、軽い会釈だけで通してくれた。
歩き慣れた城内の廊下を進み、王の間へ。
重厚な扉が開くと、いつも通り玉座には誰もいない。
その横の部屋の扉をジュリアが開く。
「レオナード! ニーズヘッグ仕留めてきたぞ!」
「え……? マジで……?」
王の目が点になる。
本当に行くとは思わなかった、といった表情だ。その驚きっぷりに、オレ達は少し誇らしげな気分になる。
「わ……分かったよ……シャルロットと部下を呼ぶ」
レオナード王の指示で、控えていた部下の一人が慌ただしく部屋から出て行った。
「なぁ、レオナード。アタシ、敵の動きの先が視えたんだよ。まだ完璧じゃないんだけどな。そんな眼の力知らないか?」
「あぁ、それは多分『予見眼』だね。大昔に開眼した人が居たな」
「ほー、そういう能力者が居たのか。鍛えよう」
ジュリアが納得したように頷く。
オレの持つ龍眼の、未来予知に近い能力を特化させたようなもんだろうか。剣士としての彼女には相性が抜群にいいはずだ。
しばらくすると、シャルロット女王と数名の部下が小走りで部屋に入って来た。
「本当にあれを倒したのね……?」
「あぁ、死ぬかと思ったぞ」
オレ達は戦利品をそれぞれの異空間から取り出し、広間に並べた。
巨大な牙、爪、そして山のような鱗皮。
部下たちが息を呑む音が聞こえる。
「僕達の防具を作りたいので、修理用と今後の事を考えて体皮をかなり多めに頂きますね。あとは、小さい方の魔晶石を頂きます。この魔晶石はフェンリルの物です。こちらを買い取ってください」
「かしこまりました」
女王の部下は、震える手で未知の素材を検分し始めた。興奮を隠しきれないようだ。
「シャルロット、このでっかい魔晶石はアタシ達に使い道あるのか?」
「魔族が杖に使ってたのは見たことあるょ。ここまで大きくはなかったけど……。でも、ジュリジュリ達は杖使わないでしょ? なら使い道は無いかな。これだけでっかい魔晶石なら、この城の数十年分の生活魔力をまかなえそうだね。ウチらの城で買い取りたいくらいだょ」
「そうか。じゃ、売るよ」
王の部下が素早く計算を始める。
「端数は繰り上げましょう。全て合わせまして、3200万ブールでございます」
「3200万!?」
「小さい魔晶石の分と、体皮分の減額でございますね。本来なら4000万です」
凄いな……。
命がけとはいえ、一回の稼ぎとしては破格だ。
「女性二人は手渡しでお願いします。後は振込で」
「では、お一人800万ブールですね。ランクアップの処理を致しますので、カードをお預かりしますね」
四人が狩猟者カードを手渡すと、女王の部下は慎重に処理を始めた。
「いやぁ……ゴイスーだねホント」
レオナード王が感嘆の声を上げる。
「レオナード王、この体皮の加工と防具の作成をしたいのですが、王都で一番の防具職人を紹介して頂けませんか? 僕のこだわりを一緒に作って貰いたい」
「分かったよ。地図を書かせよう。連絡もしておく」
「ありがとうございます!」
処理が終わり、カードが返ってきた。
ランク欄には、燦然と輝く『SSS』の文字。
「やったー!」
「今日は昇級祝いだよ!」
狩猟者として最高ランクに達した。
もはや疑う余地はない。オレ達四人は強い。
◇◇◇
城の風呂で汗を流し、着替えて街へ繰り出す準備をする。
王都に来てから自由な時間も増えた。
四人で遊ぶことも多くなり、オレとトーマスも「もっとオシャレをした方がいい」とエミリーに言われ、服を一緒に選んでもらった。
鏡を見る。なかなか悪くない。けどやっぱり、私服のズボンも動きやすいデニムに限る。
「祝いはやっぱり『冒険野郎』でしょ!」
当然、異論はない。
オレ達は馴染みの店へ直行した。
「SSSランク! カンパーイ!」
『カンパーイ!』
ビールジョッキを高く掲げ、ぶつけ合う。
喉を鳴らしながら一気に飲み干す黄金色の液体は、格別の味がした。勝利の美酒だ。
「まさかSSSがあるなんてな……他にもヤバイ奴が世界中にいるんだろうな」
「アタシの剣技はまだまだだ。修行が必要だな」
「いや、ジュリアも時間をかけて練気を注ぎ込んでれば、十分通用したはずだ。オレが良いとこ貰っただけだよ。ジュリアとトーマスが相手してくれてたから、オレの剣技が生きた。これが二枚アタッカーパーティの強みだな」
ジュリアは一度俯くと、神妙な面持ちで顔を上げた。
「……アタシ、ユーゴに弟子入りするよ」
「必要ねーよ! まぁ、お互い高め合おう。それよりトーマス! なんだよあの守護術!」
「いやぁ、常々守護術に防具の特性を写すことは出来ないかって考えてはいたんだよ。まさかあんなにいい場面で完成するとはね。上手くいって良かったよ」
トーマスは頭を掻きながらそう言って、エミリーに顔を向けた。
「でも、一番の功労者はエミリーだよ。苦無で『途絶』を突き刺すとはね。『快癒』には助けられたし、今日のMVPだよ」
「そうだ、とんでもない技編み出したな。あれを食らわせれば何でも止めれるぞ」
「うん! ずっと温めてたんだ! 刺さって良かった……」
エミリーが照れくさそうに笑う。
「オレ達は強い、それが今日証明された!」
酒が進む。
今夜はとことん楽しもう。
「次はどこ行く?」
「モレクさんのとこは?」
「あぁ、いいねぇ。そうしよう」
南の繁華街へ向かって歩き、怪しげなネオンが光る路地に入る。
モレクさんと会うのも、魔法の圧縮技術を教わって以来だ。
ショーパブ・リバティ。
重厚な扉を開くと、今日も賑やかな音楽に乗せて華やかなショーが行われている最中だった。
「あ、いらっしゃいみんな!」
「久しぶり!」
「ママ~! ユーゴ君達が来たわよ~!」
奥からモレクさんが出てきた。
今日も派手な赤髪に負けない、極彩色のメイクが決まっている。
「あら、珍しいわね四人とも」
「いい事があったんでね。飲ませてよモレクさん」
「何があったのか聞かないとね、うちで良ければ楽しんでってちょうだい 」
ステージではポールダンスショーが行われ、店内は熱気に包まれている。
手慣れた手つきでモレクさんが水割りを作り、オレ達の前に並べた。
「乾杯!」
オレ達四人の前には、モレクさんを含めて三人のキャストが座った。
七人でグラスを高く掲げる。
「で? どんないいことがあったの?」
「あぁ、ニーズヘッグを討伐して、SSSに昇級したんだよ」
「え……? あれを倒したの……? 四人で?」
「死にかけたよホント」
「凄いわね……SSSなんて世界に数えるくらいって聞くわよ? でもあなた達ならねぇ。不思議じゃないわ」
談笑していると、化粧も女装もしていない、素朴な雰囲気の男性が席の前に立ち止まった。
「いらっしゃいませ。僕もご一緒しても宜しいですか?」
「あぁ、紹介するわね。マシューよ」
「初めまして。よろしくお願いします」
マシューと呼ばれた男性は丁寧に一礼して、端のエミリーの横に座った。
「マシューはね、性自認が無いの」
「はい、身体は男ってのは分かってるんですけどね。男や女ってのがどうもしっくり来なくて。僕はセクシャリティが分からないし、性的指向も分からない。悩んでたらママがここで働かせてくれたんです。ここには色んな人が働いてるし、色んな人が来るから」
自分の性が分からない。
前にモレクさんが言っていたのを思い出した。
「ごめんなさい。しんみりさせちゃいましたね。普通に接してくれたら嬉しいな!」
「あぁ、飲もうマシュー! アタシはジュリアだ!」
「私は……エミリー」
ん……?
「うん、ありがとう。僕もお酒頂くね。じゃ、お隣のエミリーちゃん。乾杯」
「あっ……うん、乾杯……」
んん~?
エミリーが顔を赤らめて俯き、グラスを持つ手がわずかに震えている。
これはもしや……?
ニヤリとしそうになるのを堪え、オレはグラスを口につけた。
「どっちの王の所に行けばいいんだ?」
「レオナードの城に世話になってるしな。まずはそっちに報告だろう」
オーベルジュの城門をくぐる。門番とはもう顔なじみで、軽い会釈だけで通してくれた。
歩き慣れた城内の廊下を進み、王の間へ。
重厚な扉が開くと、いつも通り玉座には誰もいない。
その横の部屋の扉をジュリアが開く。
「レオナード! ニーズヘッグ仕留めてきたぞ!」
「え……? マジで……?」
王の目が点になる。
本当に行くとは思わなかった、といった表情だ。その驚きっぷりに、オレ達は少し誇らしげな気分になる。
「わ……分かったよ……シャルロットと部下を呼ぶ」
レオナード王の指示で、控えていた部下の一人が慌ただしく部屋から出て行った。
「なぁ、レオナード。アタシ、敵の動きの先が視えたんだよ。まだ完璧じゃないんだけどな。そんな眼の力知らないか?」
「あぁ、それは多分『予見眼』だね。大昔に開眼した人が居たな」
「ほー、そういう能力者が居たのか。鍛えよう」
ジュリアが納得したように頷く。
オレの持つ龍眼の、未来予知に近い能力を特化させたようなもんだろうか。剣士としての彼女には相性が抜群にいいはずだ。
しばらくすると、シャルロット女王と数名の部下が小走りで部屋に入って来た。
「本当にあれを倒したのね……?」
「あぁ、死ぬかと思ったぞ」
オレ達は戦利品をそれぞれの異空間から取り出し、広間に並べた。
巨大な牙、爪、そして山のような鱗皮。
部下たちが息を呑む音が聞こえる。
「僕達の防具を作りたいので、修理用と今後の事を考えて体皮をかなり多めに頂きますね。あとは、小さい方の魔晶石を頂きます。この魔晶石はフェンリルの物です。こちらを買い取ってください」
「かしこまりました」
女王の部下は、震える手で未知の素材を検分し始めた。興奮を隠しきれないようだ。
「シャルロット、このでっかい魔晶石はアタシ達に使い道あるのか?」
「魔族が杖に使ってたのは見たことあるょ。ここまで大きくはなかったけど……。でも、ジュリジュリ達は杖使わないでしょ? なら使い道は無いかな。これだけでっかい魔晶石なら、この城の数十年分の生活魔力をまかなえそうだね。ウチらの城で買い取りたいくらいだょ」
「そうか。じゃ、売るよ」
王の部下が素早く計算を始める。
「端数は繰り上げましょう。全て合わせまして、3200万ブールでございます」
「3200万!?」
「小さい魔晶石の分と、体皮分の減額でございますね。本来なら4000万です」
凄いな……。
命がけとはいえ、一回の稼ぎとしては破格だ。
「女性二人は手渡しでお願いします。後は振込で」
「では、お一人800万ブールですね。ランクアップの処理を致しますので、カードをお預かりしますね」
四人が狩猟者カードを手渡すと、女王の部下は慎重に処理を始めた。
「いやぁ……ゴイスーだねホント」
レオナード王が感嘆の声を上げる。
「レオナード王、この体皮の加工と防具の作成をしたいのですが、王都で一番の防具職人を紹介して頂けませんか? 僕のこだわりを一緒に作って貰いたい」
「分かったよ。地図を書かせよう。連絡もしておく」
「ありがとうございます!」
処理が終わり、カードが返ってきた。
ランク欄には、燦然と輝く『SSS』の文字。
「やったー!」
「今日は昇級祝いだよ!」
狩猟者として最高ランクに達した。
もはや疑う余地はない。オレ達四人は強い。
◇◇◇
城の風呂で汗を流し、着替えて街へ繰り出す準備をする。
王都に来てから自由な時間も増えた。
四人で遊ぶことも多くなり、オレとトーマスも「もっとオシャレをした方がいい」とエミリーに言われ、服を一緒に選んでもらった。
鏡を見る。なかなか悪くない。けどやっぱり、私服のズボンも動きやすいデニムに限る。
「祝いはやっぱり『冒険野郎』でしょ!」
当然、異論はない。
オレ達は馴染みの店へ直行した。
「SSSランク! カンパーイ!」
『カンパーイ!』
ビールジョッキを高く掲げ、ぶつけ合う。
喉を鳴らしながら一気に飲み干す黄金色の液体は、格別の味がした。勝利の美酒だ。
「まさかSSSがあるなんてな……他にもヤバイ奴が世界中にいるんだろうな」
「アタシの剣技はまだまだだ。修行が必要だな」
「いや、ジュリアも時間をかけて練気を注ぎ込んでれば、十分通用したはずだ。オレが良いとこ貰っただけだよ。ジュリアとトーマスが相手してくれてたから、オレの剣技が生きた。これが二枚アタッカーパーティの強みだな」
ジュリアは一度俯くと、神妙な面持ちで顔を上げた。
「……アタシ、ユーゴに弟子入りするよ」
「必要ねーよ! まぁ、お互い高め合おう。それよりトーマス! なんだよあの守護術!」
「いやぁ、常々守護術に防具の特性を写すことは出来ないかって考えてはいたんだよ。まさかあんなにいい場面で完成するとはね。上手くいって良かったよ」
トーマスは頭を掻きながらそう言って、エミリーに顔を向けた。
「でも、一番の功労者はエミリーだよ。苦無で『途絶』を突き刺すとはね。『快癒』には助けられたし、今日のMVPだよ」
「そうだ、とんでもない技編み出したな。あれを食らわせれば何でも止めれるぞ」
「うん! ずっと温めてたんだ! 刺さって良かった……」
エミリーが照れくさそうに笑う。
「オレ達は強い、それが今日証明された!」
酒が進む。
今夜はとことん楽しもう。
「次はどこ行く?」
「モレクさんのとこは?」
「あぁ、いいねぇ。そうしよう」
南の繁華街へ向かって歩き、怪しげなネオンが光る路地に入る。
モレクさんと会うのも、魔法の圧縮技術を教わって以来だ。
ショーパブ・リバティ。
重厚な扉を開くと、今日も賑やかな音楽に乗せて華やかなショーが行われている最中だった。
「あ、いらっしゃいみんな!」
「久しぶり!」
「ママ~! ユーゴ君達が来たわよ~!」
奥からモレクさんが出てきた。
今日も派手な赤髪に負けない、極彩色のメイクが決まっている。
「あら、珍しいわね四人とも」
「いい事があったんでね。飲ませてよモレクさん」
「何があったのか聞かないとね、うちで良ければ楽しんでってちょうだい 」
ステージではポールダンスショーが行われ、店内は熱気に包まれている。
手慣れた手つきでモレクさんが水割りを作り、オレ達の前に並べた。
「乾杯!」
オレ達四人の前には、モレクさんを含めて三人のキャストが座った。
七人でグラスを高く掲げる。
「で? どんないいことがあったの?」
「あぁ、ニーズヘッグを討伐して、SSSに昇級したんだよ」
「え……? あれを倒したの……? 四人で?」
「死にかけたよホント」
「凄いわね……SSSなんて世界に数えるくらいって聞くわよ? でもあなた達ならねぇ。不思議じゃないわ」
談笑していると、化粧も女装もしていない、素朴な雰囲気の男性が席の前に立ち止まった。
「いらっしゃいませ。僕もご一緒しても宜しいですか?」
「あぁ、紹介するわね。マシューよ」
「初めまして。よろしくお願いします」
マシューと呼ばれた男性は丁寧に一礼して、端のエミリーの横に座った。
「マシューはね、性自認が無いの」
「はい、身体は男ってのは分かってるんですけどね。男や女ってのがどうもしっくり来なくて。僕はセクシャリティが分からないし、性的指向も分からない。悩んでたらママがここで働かせてくれたんです。ここには色んな人が働いてるし、色んな人が来るから」
自分の性が分からない。
前にモレクさんが言っていたのを思い出した。
「ごめんなさい。しんみりさせちゃいましたね。普通に接してくれたら嬉しいな!」
「あぁ、飲もうマシュー! アタシはジュリアだ!」
「私は……エミリー」
ん……?
「うん、ありがとう。僕もお酒頂くね。じゃ、お隣のエミリーちゃん。乾杯」
「あっ……うん、乾杯……」
んん~?
エミリーが顔を赤らめて俯き、グラスを持つ手がわずかに震えている。
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ニヤリとしそうになるのを堪え、オレはグラスを口につけた。
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