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第四章 魔人の過去編
鬼人誕生 5
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鬼王イバラキは、右手に持った丸太のような金棒を肩に乗せ、蔑むような目で姉ちゃんを睨みつけている。
「オメェだなぁ? 汚らわしい人族との子を作ったってのはぁ。誇り高い鬼族の血を汚しやがってぇ。さすがは小鬼族だなぁ。節操がねぇというか、何にでもすぐに股を開きやがる」
出産の時に呼んだ産婆達が漏らしたか。あの時は誰にも言うなと念を押したはずだが、十三年の月日が口を軽くさせたのかもしれねぇ。
今にも飛びかかりそうな姉ちゃんを制止して、ベンケイ爺さんが前に出る。
「おいイバラキ……言葉を選べよ。こやつらはワシの子も同然じゃ。いくらお前でも、今の様な侮辱は許さんぞ」
「へぇ、許さなかったらどうだってんだぁ? 事実、人族に股開いて薄汚ねぇ子まで作ってんじゃねぇか。だいたい、この人数に対して、お前らごときが何が出来る?」
イバラキの背後で、百人を超える大鬼族たちが嘲笑う。
本当にこの男は一国の王なのか。
自らが差別や虐めを助長して追い出した同胞に対し、わざわざ軍を率いて罵声を浴びせに来るとは。底なしの愚かさだ。
「……ワシはお前に追い出された訳では無い。お前の器の小ささに呆れて見限ったのじゃ。だが、まさかこんな日が来るとはな。もう我慢ならん……」
ベンケイ爺さんは薙刀を構え、腹の底から大声で怒鳴った。
「皆を呼べぇ!! すまん! ワシに命を預けろぉ!」
『ゥオォォォ――!!!』
鬱憤を溜めていたのはオラァ達も一緒だ。合図と共に、皆が一斉に大鬼族達に飛びかかった。
この集落の鬼族達は弱くねぇ。むしろ速さで大鬼族達を翻弄し、中距離からは闘気砲で牽制できる。
屋敷から飛び出してきたオーステンとテンも加勢する。
形勢が怪しくなると、イバラキはそそくさと軍の後ろに隠れた。
「お前はいつもそうじゃ! 不利になったらすぐに隠れる! こやつらがワシの愛弟子達じゃ! 覚悟せぇ愚王がぁ!」
ベンケイ爺さん達の勢いは凄まじく、大鬼族の防衛線を食い破ろうとしていた。
しかし、その時だった。
森の陰から、魔力を抑えて伏せていた別動隊が一斉に横槍を入れた。
鬼王の側近、キドウの精鋭部隊だ。
ドスッ、という鈍い音がした。
「おい……オーステン……?」
「スズカ……大丈夫だったか……?」
突然の奇襲。
スズカを庇ったオーステンの腹には、太い刺股が深々と突き刺さっていた。
オーステンは血を吐きながら刺股を引き抜き、そのまま雄叫びを上げて伏兵達に斬りかかった。
だが、多勢に無勢。皆、目の前の敵に手一杯で助けに行けねぇ。オーステンの善戦も虚しく、数本の槍に貫かれ、彼は力尽きた。
「父ちゃ――ん!!」
テンの絶叫が響く。
「流石はベンケイだな。念には念を入れて正解だった。まぁ人族は殺したな、汚らわしい。その間の子も早う殺せ!」
キドウが冷酷に指示を出す。こいつもイバラキと同じ、大鬼族至上主義者だ。
真っ先に動いたのは姉ちゃんだった。
「クッソ野郎がァー!!」
愛する夫を殺された怒りは凄まじかった。鬼神の如き勢いで何十という大鬼族を斬り倒し、キドウに肉薄する。
しかし、あと一歩のところで無数の刃に阻まれ、姉ちゃんはその場に崩れ落ちた。
「かっ……母ちゃん……?」
「お……驚かせおって……早う汚らわしい間の子を殺さんか!」
キドウが怯えたように叫ぶ。
その瞬間、空気が凍りついた。
『ゥオォォォ――! オメェらぁ! ぶっ殺してやる!!』
テンの魔力量が一気に跳ね上がり、暴走を始めた。
赤黒いオーラを纏ったテンは、敵味方の区別なく暴れ回る。これでは味方まで巻き込まれる。
「みんなァ! テンから離れろぉ――!」
オラァは声を張り上げ、皆を集落側へ退避させた。
テンは前方の大鬼族達に、凄まじい威力の闘気砲を雨のように放ち続けている。
「ひっ……引けェ――!!」
悲鳴のような撤退命令と共に、イバラキとキドウの軍勢が逃げ惑う。
「姉ちゃんとオーステンはどこだ! 他に倒れた奴も探してこい!」
大鬼族の死体の山をかき分け、二人を見つけ出して集落に運び込む。
他にも重症の三人が担がれてきたが、彼らは命に別状はなさそうだ。だが、二人は……。
「テ……テンは大丈夫か……? スズカは……?」
「喋るな! テンは大丈夫だ! おい、早く加療しろ!」
オラァは必死に止血を試みるが、傷が深すぎる。
「ウチはここだよ……サンキチ、無駄だよ。ウチらはもうダメだ……自分の最期くらい分かるよ……」
「せっかく……長寿になって長生きして……死ぬ時は一緒だと思ったのにな……まぁ、少し早くなっただけか……愛してるぞ……スズカ」
「ウチもだよ……ありがとな……」
二人は血まみれの手を固く握り合い、微笑みながら同時に息を引き取った。
「クッソォ――!!」
オラァ達は二人を看取った後、急いで戦場に戻った。
しかし、そこには呆然と立ち尽くすベンケイ爺さん達がいるだけだった。敵の姿はない。
「何があった爺さん……」
「テンが……奴らを単独で追い返した上に、ソウジャに向かって追い打ちをかけに行った……」
「ボーッとしてんじゃねぇよ! 追いかけねぇと!」
「駄目じゃ! テンは今、敵味方見境なく暴れ回っている……あれは魔力過多により意識障害を起こしている状態じゃ。下手に近づけば、巻き添えを食ってワシらも全滅するぞ……」
爺さんの言葉に反論できなかった。確かに、さっき感じた異常な魔力の昂りは尋常じゃなかった。あの状態のテンを止められる者は、この世にいないだろう。
集落に戻り、死んだ二人の墓を作った。
「すまん二人共……ワシが我慢出来んかったばかりに……」
「いや、爺さんが行かなかったら姉ちゃんが飛びかかってた。オラァもだ」
「せめてテンが無事に帰ってきてくれればいいが……あの魔力量の意識障害を治すのは至難の業じゃ……おそらくは……」
皆が押し黙った。最悪の結末が脳裏をよぎる。
「いつから鬼族はこうなった……誰が悪いんじゃ……ワシがイバラキに媚びへつらっていれば良かったのか……」
「爺さんのせいじゃ絶対無ぇ……悪ぃのはあの愚王達だ」
いっその事、テンが鬼国を壊滅させてくれればいい。オラァは心底そう願った。
◆◆◆
皆の気持ちは一緒だ。テンを見放したくは無かった。
近付けば巻き添えを食う。かと言って、遠くで見ているだけではテンが力尽きた時に守れない。オラァ達は可能な限り距離を保ちつつ、テンの後を追った。
テンはソウジャの手前で暴れ回っていた。殺した鬼族の肉を食み血を飲み、止まることなく破壊の限りを尽くしている。その姿は、まさに「鬼」そのものだった。
テンは暴れ回り、疲れたら引いて休み、また暴れる。迂闊に近付けば攻撃されるため、手出しができない。ソウジャの鬼族も疲弊しているだろうが、テンの怒りは収まる気配がない。
もう、テンにオラァ達の言葉は届かない。
一月近く経った時、後方から多数の魔族の魔力を感じ取った。
鬼国の混乱に乗じて、魔族達が好機と見て攻め込んで来たのだ。
テンはそれに反応し、反転して魔族軍に向き直った。今度は東に向けて進撃し、魔族を食い殺していった。
ここからは、後に集落に移住してきた者から聞いた話だ。
圧倒的な暴力を前に、魔族たちは恐怖した。
このまま逃げれば、テンは魔都まで追いかけて来て国を滅ぼすかもしれない。
そんな恐怖から、彼らは鬼国への使者と魔都へ戻る者を立て、両国の至宝である二つの『宝玉』の使用を要請した。
鬼族と魔族が手を組み、テンを封印するという苦肉の策だ。
魔族の精鋭部隊が犠牲になりながらテンを誘導し、山脈の麓で二つの宝玉が揃った。魔族の魔法で山に大穴を開け、そこに鬼族と魔族は命懸けでテンを押し込み、封印したという。
イバラキとその側近達はソウジャに引き篭もり、安全な場所から部下に指示を出すだけだったらしい。愚王イバラキの名声は地に落ちた。
しかし、鬼国の民に行くあては無い。鬼王の軍勢に押さえつけられる生活を甘んじて受け入れる他ないのが現状だ。
その後、ベンケイ爺さんの集落の噂を聞いた小鬼族達が、救いを求めて次々と移住して来た。集落は人口が増え、やがて一つの村となった。
小鬼族を蔑み続けた大鬼族達には、そんな村に移住する資格なんてない。
鬼族は王として担ぐ者を間違えた。これから鬼国は傾き続けるだろう。
しかし、この村に住むオラァ達には関係の無い話だ。
誰に聞いても、どこを調べてもテンが封印された場所は分からなかった。分かったところで、封印を解く術も無い。
ベンケイ爺さん達集落の鬼族は、スズカとオーステン、そしてその息子シュテンによってもたらされた五百年の平和を噛み締めて、静かに生きる他なかった。
「オメェだなぁ? 汚らわしい人族との子を作ったってのはぁ。誇り高い鬼族の血を汚しやがってぇ。さすがは小鬼族だなぁ。節操がねぇというか、何にでもすぐに股を開きやがる」
出産の時に呼んだ産婆達が漏らしたか。あの時は誰にも言うなと念を押したはずだが、十三年の月日が口を軽くさせたのかもしれねぇ。
今にも飛びかかりそうな姉ちゃんを制止して、ベンケイ爺さんが前に出る。
「おいイバラキ……言葉を選べよ。こやつらはワシの子も同然じゃ。いくらお前でも、今の様な侮辱は許さんぞ」
「へぇ、許さなかったらどうだってんだぁ? 事実、人族に股開いて薄汚ねぇ子まで作ってんじゃねぇか。だいたい、この人数に対して、お前らごときが何が出来る?」
イバラキの背後で、百人を超える大鬼族たちが嘲笑う。
本当にこの男は一国の王なのか。
自らが差別や虐めを助長して追い出した同胞に対し、わざわざ軍を率いて罵声を浴びせに来るとは。底なしの愚かさだ。
「……ワシはお前に追い出された訳では無い。お前の器の小ささに呆れて見限ったのじゃ。だが、まさかこんな日が来るとはな。もう我慢ならん……」
ベンケイ爺さんは薙刀を構え、腹の底から大声で怒鳴った。
「皆を呼べぇ!! すまん! ワシに命を預けろぉ!」
『ゥオォォォ――!!!』
鬱憤を溜めていたのはオラァ達も一緒だ。合図と共に、皆が一斉に大鬼族達に飛びかかった。
この集落の鬼族達は弱くねぇ。むしろ速さで大鬼族達を翻弄し、中距離からは闘気砲で牽制できる。
屋敷から飛び出してきたオーステンとテンも加勢する。
形勢が怪しくなると、イバラキはそそくさと軍の後ろに隠れた。
「お前はいつもそうじゃ! 不利になったらすぐに隠れる! こやつらがワシの愛弟子達じゃ! 覚悟せぇ愚王がぁ!」
ベンケイ爺さん達の勢いは凄まじく、大鬼族の防衛線を食い破ろうとしていた。
しかし、その時だった。
森の陰から、魔力を抑えて伏せていた別動隊が一斉に横槍を入れた。
鬼王の側近、キドウの精鋭部隊だ。
ドスッ、という鈍い音がした。
「おい……オーステン……?」
「スズカ……大丈夫だったか……?」
突然の奇襲。
スズカを庇ったオーステンの腹には、太い刺股が深々と突き刺さっていた。
オーステンは血を吐きながら刺股を引き抜き、そのまま雄叫びを上げて伏兵達に斬りかかった。
だが、多勢に無勢。皆、目の前の敵に手一杯で助けに行けねぇ。オーステンの善戦も虚しく、数本の槍に貫かれ、彼は力尽きた。
「父ちゃ――ん!!」
テンの絶叫が響く。
「流石はベンケイだな。念には念を入れて正解だった。まぁ人族は殺したな、汚らわしい。その間の子も早う殺せ!」
キドウが冷酷に指示を出す。こいつもイバラキと同じ、大鬼族至上主義者だ。
真っ先に動いたのは姉ちゃんだった。
「クッソ野郎がァー!!」
愛する夫を殺された怒りは凄まじかった。鬼神の如き勢いで何十という大鬼族を斬り倒し、キドウに肉薄する。
しかし、あと一歩のところで無数の刃に阻まれ、姉ちゃんはその場に崩れ落ちた。
「かっ……母ちゃん……?」
「お……驚かせおって……早う汚らわしい間の子を殺さんか!」
キドウが怯えたように叫ぶ。
その瞬間、空気が凍りついた。
『ゥオォォォ――! オメェらぁ! ぶっ殺してやる!!』
テンの魔力量が一気に跳ね上がり、暴走を始めた。
赤黒いオーラを纏ったテンは、敵味方の区別なく暴れ回る。これでは味方まで巻き込まれる。
「みんなァ! テンから離れろぉ――!」
オラァは声を張り上げ、皆を集落側へ退避させた。
テンは前方の大鬼族達に、凄まじい威力の闘気砲を雨のように放ち続けている。
「ひっ……引けェ――!!」
悲鳴のような撤退命令と共に、イバラキとキドウの軍勢が逃げ惑う。
「姉ちゃんとオーステンはどこだ! 他に倒れた奴も探してこい!」
大鬼族の死体の山をかき分け、二人を見つけ出して集落に運び込む。
他にも重症の三人が担がれてきたが、彼らは命に別状はなさそうだ。だが、二人は……。
「テ……テンは大丈夫か……? スズカは……?」
「喋るな! テンは大丈夫だ! おい、早く加療しろ!」
オラァは必死に止血を試みるが、傷が深すぎる。
「ウチはここだよ……サンキチ、無駄だよ。ウチらはもうダメだ……自分の最期くらい分かるよ……」
「せっかく……長寿になって長生きして……死ぬ時は一緒だと思ったのにな……まぁ、少し早くなっただけか……愛してるぞ……スズカ」
「ウチもだよ……ありがとな……」
二人は血まみれの手を固く握り合い、微笑みながら同時に息を引き取った。
「クッソォ――!!」
オラァ達は二人を看取った後、急いで戦場に戻った。
しかし、そこには呆然と立ち尽くすベンケイ爺さん達がいるだけだった。敵の姿はない。
「何があった爺さん……」
「テンが……奴らを単独で追い返した上に、ソウジャに向かって追い打ちをかけに行った……」
「ボーッとしてんじゃねぇよ! 追いかけねぇと!」
「駄目じゃ! テンは今、敵味方見境なく暴れ回っている……あれは魔力過多により意識障害を起こしている状態じゃ。下手に近づけば、巻き添えを食ってワシらも全滅するぞ……」
爺さんの言葉に反論できなかった。確かに、さっき感じた異常な魔力の昂りは尋常じゃなかった。あの状態のテンを止められる者は、この世にいないだろう。
集落に戻り、死んだ二人の墓を作った。
「すまん二人共……ワシが我慢出来んかったばかりに……」
「いや、爺さんが行かなかったら姉ちゃんが飛びかかってた。オラァもだ」
「せめてテンが無事に帰ってきてくれればいいが……あの魔力量の意識障害を治すのは至難の業じゃ……おそらくは……」
皆が押し黙った。最悪の結末が脳裏をよぎる。
「いつから鬼族はこうなった……誰が悪いんじゃ……ワシがイバラキに媚びへつらっていれば良かったのか……」
「爺さんのせいじゃ絶対無ぇ……悪ぃのはあの愚王達だ」
いっその事、テンが鬼国を壊滅させてくれればいい。オラァは心底そう願った。
◆◆◆
皆の気持ちは一緒だ。テンを見放したくは無かった。
近付けば巻き添えを食う。かと言って、遠くで見ているだけではテンが力尽きた時に守れない。オラァ達は可能な限り距離を保ちつつ、テンの後を追った。
テンはソウジャの手前で暴れ回っていた。殺した鬼族の肉を食み血を飲み、止まることなく破壊の限りを尽くしている。その姿は、まさに「鬼」そのものだった。
テンは暴れ回り、疲れたら引いて休み、また暴れる。迂闊に近付けば攻撃されるため、手出しができない。ソウジャの鬼族も疲弊しているだろうが、テンの怒りは収まる気配がない。
もう、テンにオラァ達の言葉は届かない。
一月近く経った時、後方から多数の魔族の魔力を感じ取った。
鬼国の混乱に乗じて、魔族達が好機と見て攻め込んで来たのだ。
テンはそれに反応し、反転して魔族軍に向き直った。今度は東に向けて進撃し、魔族を食い殺していった。
ここからは、後に集落に移住してきた者から聞いた話だ。
圧倒的な暴力を前に、魔族たちは恐怖した。
このまま逃げれば、テンは魔都まで追いかけて来て国を滅ぼすかもしれない。
そんな恐怖から、彼らは鬼国への使者と魔都へ戻る者を立て、両国の至宝である二つの『宝玉』の使用を要請した。
鬼族と魔族が手を組み、テンを封印するという苦肉の策だ。
魔族の精鋭部隊が犠牲になりながらテンを誘導し、山脈の麓で二つの宝玉が揃った。魔族の魔法で山に大穴を開け、そこに鬼族と魔族は命懸けでテンを押し込み、封印したという。
イバラキとその側近達はソウジャに引き篭もり、安全な場所から部下に指示を出すだけだったらしい。愚王イバラキの名声は地に落ちた。
しかし、鬼国の民に行くあては無い。鬼王の軍勢に押さえつけられる生活を甘んじて受け入れる他ないのが現状だ。
その後、ベンケイ爺さんの集落の噂を聞いた小鬼族達が、救いを求めて次々と移住して来た。集落は人口が増え、やがて一つの村となった。
小鬼族を蔑み続けた大鬼族達には、そんな村に移住する資格なんてない。
鬼族は王として担ぐ者を間違えた。これから鬼国は傾き続けるだろう。
しかし、この村に住むオラァ達には関係の無い話だ。
誰に聞いても、どこを調べてもテンが封印された場所は分からなかった。分かったところで、封印を解く術も無い。
ベンケイ爺さん達集落の鬼族は、スズカとオーステン、そしてその息子シュテンによってもたらされた五百年の平和を噛み締めて、静かに生きる他なかった。
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