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第五章 四種族対立編
魔神の正体
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「まず、私は『天界』から来ました。私は『神族』で、あの魔神は『悪魔族』です。いえ、正確に言えば、あの魔神『ルシフェル・ドラクロワ』は神族と悪魔族との間に生まれました。向こうでは『魔神ルシフェル』と呼ばれ、恐れられていました」
母さんの口から語られた真実は、あまりに衝撃的だった。会議室の空気が一瞬で凍り付く。
神族、悪魔族、そして天界。御伽噺ですら聞いたことのない単語が、当たり前のように母さんの口から飛び出した。
オレやマモンのようなミックス・ブラッドは、常識外れの魔力を持つ。神と悪魔の混血である魔神ルシフェルも、おそらく同等かそれ以上なのだろう。あの圧倒的なプレッシャーにも納得がいく。
「その魔神は霊体だったと聞いた。お主に憑依していたと」
里長が腕組みをしたまま、鋭い視線を向ける。
「えぇ、ルシフェルは大昔に命を落としたと聞いています。しかし、体外離脱の特異能力により、憑依を繰り返し生き長らえてきた過去があります。私も幼かった為、詳しくは知りませんが」
「それが、何故よりにもよって君に憑依したんだ?」
仙王が身を乗り出して問う。
「ルシフェルは、我が国に封印されていました。その封印が何らかの理由で解け、神国は大混乱に陥りました。国の騎士たちは霊体となり逃げ出したルシフェルを追った。追い詰められたルシフェルが、たまたま私に憑依し……そして、たまたま私が『魔封眼』を開眼していた。そこからの記憶はありません。気がついたらこの世界にいました」
偶然が重なり、その「たまたま」が母さんの人生を大きく狂わせた。
周囲を見渡すと、皆の反応は様々だ。
必死に理解しようと母さんの目を見つめる者、腕を組んで微動だにしない者、驚きのあまり口を半開きにしている者。
しかし、里長と仙王以外、誰も口を開こうとはしない。
魔神ルシフェルという存在を、オレたちは実際に見てしまった。信じられない話だが、事実として受け入れる他ない。
「気が付いたらリーベン島におった、と言う事か?」
「はい。魔封眼の力なのか、私の自我が表に出た時にとっさに封印術を施しました。そして港付近で黒髪の皆さんに出会い、良くしてもらいました。その後船で大陸に渡り、シュエンと出会い今に至ります。私は幼く未熟だった、今までルシフェルを封印し続けられたのは、シュエンのお陰です」
母さんが隣に座る父さんに視線を送る。父さんは照れくさそうに頷いた。
「……なるほどの。皆には話したが、封印の祠には宝玉がぴたりと収まる四つの窪みがあった。四つの宝玉をその窪みにはめると、その天界に通じる道が出来ると思って良いかもしれぬ」
「そうか……かつてヤマタノオロチの封印が解けたのは、君に憑依した魔神がそこを通ったから、という事か」
仙王の推測に、母さんは静かに頷いた。
「……はい、そうかもしれません」
その言葉を聞いて、父さんとヤンさんが顔を見合わせている。
「あれは死ぬかと思ったよな……」
小声で話しているが、その表情は真剣そのものだ。父さんが身体中の全気力を使って倒した怪物。確実にSSSクラスの魔物だったはずだ。
「鬼人シュテンの封印は、宝玉から出るオーラに触れただけで解けた。その仮説は間違いないと見て良いでしょう」
そうか、父さんは鬼人の封印が解かれた現場を見ているんだったな。全ての点が線で繋がっていく。
「なるほどの。そう考えれば、あの化物の封印が唐突に解けたのにも合点がいく。あれから様々な仮説を立てたが納得出来んかったからの。まさかの理由ではあったが、こちらの常識で考えても分からんはずだ」
里長が深い溜息をつく。
これはもう、通常の軍議の範疇を超えている。皆の常識が追いつかず、室内は再び静まり返った。
話題は、謎の多い『宝玉』の力へと移った。
「儂や魔王マモンが辿り着いた、『宝玉を四つ集めると封印術式の反転と何らかの創造の力が働く』という仮説は、そう遠くは無かったようだ」
「そうだな。ソフィアの封印術式が反転して解かれ、彼女とルシフェル、二人の身体が創り上げられた」
「……はい。私が着ているこの服は、ルシフェルをユーゴに封印した時に着ていた服です。私の思念を元に創造されたのでしょうか……」
母さんは自身が着ている白いローブを摘まみ、不安げな表情を浮かべる。そして、何かを確認するように父さんに問いかけた。
「あとシュエン、宝玉によって復活したルシフェルは霊体と同じ姿だった?」
「あぁ、奴の霊体の姿はハッキリと覚えている。全く同じ姿だった。服は着ていたがな」
その言葉を聞いた瞬間、母さんは頭を抱えた。
「だとしたら……ルシフェルの生前の姿が、宝玉の力によって完全に創り上げられたと思って良いでしょうね……」
最悪の事態だ。霊体ではなく、完全な肉体を持って復活したということか。
俯いていた母さんが、急に何かに気づいたように顔を上げた。
「あっ! ユーゴ、あなたルシフェルと剣を交えたのよね!?」
母さんの鬼気迫る表情に、オレは思わず背筋を伸ばす。
「あ、あぁ。オレが受け止めたけど……」
「眼の色はどうだった!? 琥珀色じゃなかった!?」
「んー……」
オレはあの瞬間の記憶をたぐる。スローモーションの世界で交錯した視線。
「鋭い目つきだとは思ったけど、そんなに珍しい眼の色だとは思わなかったな……普通だったと思う」
「そう……良かった。なら完全復活までは時間はあるようね……」
母さんが深く安堵の息を吐く。
話が進む度に、皆の表情がコロコロと変わる。ギリギリで理解が追いついている、といった様子だ。
「ソフィア……詳しく頼めぬか……」
里長が、皆を代表して補足を求めた。
「あぁ、はい。今のユーゴと私の眼の色は青紫色です。神族は必ずこの青紫色の眼を開眼し、何らかの能力を得ます。私であれば封印術に特化した『魔封眼』を十歳で開眼しました」
母さんはオレの方を向き、続ける。
「ユーゴは今二十歳です。ここまで完全に開眼しないのは稀なんです。私たちが中に居た事で遅れた可能性もありますが……希少な能力ほど開眼が遅い傾向にあります。ユーゴの眼の力は『神眼』と言います。時を止める程の、強力な眼の力です」
室内がどよめいた。
無理もない。時を止めるなんて、御伽噺でも聞いたことがないレベルの能力だ。
「確かに……あの時、シュエンの命は儂ですら諦めた。気付けばユーゴが奴の剣を止めていたからの。目を疑ったわ……それがその神眼とやらの能力という事か?」
「いや、まだ自由には使えません。しかもあの後、ごっそり魔力が減っていました……乱発は出来ませんね」
オレは自分の両手を見つめる。
オレの眼の力は相当凄いらしい……これが自由に使えたら相当強いだろうなとは思うけど……。
使い方が分からない現状では、宝の持ち腐れに近い。
「ルシフェルは先程も言いましたが、神族と悪魔族のミックス・ブラッドです。神族の血で眼の力を開眼しました。でも奴の眼の色は琥珀色でした。『魔眼』と呼ばれ、ユーゴの神眼と同じく時を止める程の力です。奴が再度開眼すれば、奴の相手はユーゴにしか出来ないと言っても良いでしょう」
一気に場が静まり返った。
世界の命運が、オレ一人の双肩にかかっていると言われたようなものだ。重圧で胃が痛くなりそうになる。
その沈黙を破ったのは、里長だった。
「ユーゴがその力を開眼したのは僥倖であったの」
里長はそう言ってオレに目を向けた。
「強大な力に対抗できる能力者が味方におると言うのは、軍の士気に大きく関わる。ユーゴは儂の自慢の弟子だ。その力は、更に大きく成長するものと儂は楽しみでならん」
その力強い言葉に、周りの皆も大きく頷く。
プレッシャーなのは変わりないが、師匠である里長にそう言ってもらえると、不思議と勇気が湧いてくる。魔神ルシフェルへの対抗戦力の筆頭であること、その覚悟を決めなければならない。
「ルシフェルとやらは、ユーゴに剣を止められた後に大人しく引いた。おそらくその眼の力を察したのであろう、勝ち目がないと。奴らは五年はここに手を出す事はない口ぶりであったの」
「あぁ。リリスが斃れたのもまだ一月程前の話だ。国を建て直す期間であると思ってよいだろう。奴は相当な暗君であったと聞くからな」
仙王が顎に手を当てて分析する。
魔都を建て直す期間、そして魔神が完全な力を取り戻す期間。
前者は、奴らが予め決めていた期間なのかもしれない。
五年。それがオレたちに残された猶予だ。
母さんの口から語られた真実は、あまりに衝撃的だった。会議室の空気が一瞬で凍り付く。
神族、悪魔族、そして天界。御伽噺ですら聞いたことのない単語が、当たり前のように母さんの口から飛び出した。
オレやマモンのようなミックス・ブラッドは、常識外れの魔力を持つ。神と悪魔の混血である魔神ルシフェルも、おそらく同等かそれ以上なのだろう。あの圧倒的なプレッシャーにも納得がいく。
「その魔神は霊体だったと聞いた。お主に憑依していたと」
里長が腕組みをしたまま、鋭い視線を向ける。
「えぇ、ルシフェルは大昔に命を落としたと聞いています。しかし、体外離脱の特異能力により、憑依を繰り返し生き長らえてきた過去があります。私も幼かった為、詳しくは知りませんが」
「それが、何故よりにもよって君に憑依したんだ?」
仙王が身を乗り出して問う。
「ルシフェルは、我が国に封印されていました。その封印が何らかの理由で解け、神国は大混乱に陥りました。国の騎士たちは霊体となり逃げ出したルシフェルを追った。追い詰められたルシフェルが、たまたま私に憑依し……そして、たまたま私が『魔封眼』を開眼していた。そこからの記憶はありません。気がついたらこの世界にいました」
偶然が重なり、その「たまたま」が母さんの人生を大きく狂わせた。
周囲を見渡すと、皆の反応は様々だ。
必死に理解しようと母さんの目を見つめる者、腕を組んで微動だにしない者、驚きのあまり口を半開きにしている者。
しかし、里長と仙王以外、誰も口を開こうとはしない。
魔神ルシフェルという存在を、オレたちは実際に見てしまった。信じられない話だが、事実として受け入れる他ない。
「気が付いたらリーベン島におった、と言う事か?」
「はい。魔封眼の力なのか、私の自我が表に出た時にとっさに封印術を施しました。そして港付近で黒髪の皆さんに出会い、良くしてもらいました。その後船で大陸に渡り、シュエンと出会い今に至ります。私は幼く未熟だった、今までルシフェルを封印し続けられたのは、シュエンのお陰です」
母さんが隣に座る父さんに視線を送る。父さんは照れくさそうに頷いた。
「……なるほどの。皆には話したが、封印の祠には宝玉がぴたりと収まる四つの窪みがあった。四つの宝玉をその窪みにはめると、その天界に通じる道が出来ると思って良いかもしれぬ」
「そうか……かつてヤマタノオロチの封印が解けたのは、君に憑依した魔神がそこを通ったから、という事か」
仙王の推測に、母さんは静かに頷いた。
「……はい、そうかもしれません」
その言葉を聞いて、父さんとヤンさんが顔を見合わせている。
「あれは死ぬかと思ったよな……」
小声で話しているが、その表情は真剣そのものだ。父さんが身体中の全気力を使って倒した怪物。確実にSSSクラスの魔物だったはずだ。
「鬼人シュテンの封印は、宝玉から出るオーラに触れただけで解けた。その仮説は間違いないと見て良いでしょう」
そうか、父さんは鬼人の封印が解かれた現場を見ているんだったな。全ての点が線で繋がっていく。
「なるほどの。そう考えれば、あの化物の封印が唐突に解けたのにも合点がいく。あれから様々な仮説を立てたが納得出来んかったからの。まさかの理由ではあったが、こちらの常識で考えても分からんはずだ」
里長が深い溜息をつく。
これはもう、通常の軍議の範疇を超えている。皆の常識が追いつかず、室内は再び静まり返った。
話題は、謎の多い『宝玉』の力へと移った。
「儂や魔王マモンが辿り着いた、『宝玉を四つ集めると封印術式の反転と何らかの創造の力が働く』という仮説は、そう遠くは無かったようだ」
「そうだな。ソフィアの封印術式が反転して解かれ、彼女とルシフェル、二人の身体が創り上げられた」
「……はい。私が着ているこの服は、ルシフェルをユーゴに封印した時に着ていた服です。私の思念を元に創造されたのでしょうか……」
母さんは自身が着ている白いローブを摘まみ、不安げな表情を浮かべる。そして、何かを確認するように父さんに問いかけた。
「あとシュエン、宝玉によって復活したルシフェルは霊体と同じ姿だった?」
「あぁ、奴の霊体の姿はハッキリと覚えている。全く同じ姿だった。服は着ていたがな」
その言葉を聞いた瞬間、母さんは頭を抱えた。
「だとしたら……ルシフェルの生前の姿が、宝玉の力によって完全に創り上げられたと思って良いでしょうね……」
最悪の事態だ。霊体ではなく、完全な肉体を持って復活したということか。
俯いていた母さんが、急に何かに気づいたように顔を上げた。
「あっ! ユーゴ、あなたルシフェルと剣を交えたのよね!?」
母さんの鬼気迫る表情に、オレは思わず背筋を伸ばす。
「あ、あぁ。オレが受け止めたけど……」
「眼の色はどうだった!? 琥珀色じゃなかった!?」
「んー……」
オレはあの瞬間の記憶をたぐる。スローモーションの世界で交錯した視線。
「鋭い目つきだとは思ったけど、そんなに珍しい眼の色だとは思わなかったな……普通だったと思う」
「そう……良かった。なら完全復活までは時間はあるようね……」
母さんが深く安堵の息を吐く。
話が進む度に、皆の表情がコロコロと変わる。ギリギリで理解が追いついている、といった様子だ。
「ソフィア……詳しく頼めぬか……」
里長が、皆を代表して補足を求めた。
「あぁ、はい。今のユーゴと私の眼の色は青紫色です。神族は必ずこの青紫色の眼を開眼し、何らかの能力を得ます。私であれば封印術に特化した『魔封眼』を十歳で開眼しました」
母さんはオレの方を向き、続ける。
「ユーゴは今二十歳です。ここまで完全に開眼しないのは稀なんです。私たちが中に居た事で遅れた可能性もありますが……希少な能力ほど開眼が遅い傾向にあります。ユーゴの眼の力は『神眼』と言います。時を止める程の、強力な眼の力です」
室内がどよめいた。
無理もない。時を止めるなんて、御伽噺でも聞いたことがないレベルの能力だ。
「確かに……あの時、シュエンの命は儂ですら諦めた。気付けばユーゴが奴の剣を止めていたからの。目を疑ったわ……それがその神眼とやらの能力という事か?」
「いや、まだ自由には使えません。しかもあの後、ごっそり魔力が減っていました……乱発は出来ませんね」
オレは自分の両手を見つめる。
オレの眼の力は相当凄いらしい……これが自由に使えたら相当強いだろうなとは思うけど……。
使い方が分からない現状では、宝の持ち腐れに近い。
「ルシフェルは先程も言いましたが、神族と悪魔族のミックス・ブラッドです。神族の血で眼の力を開眼しました。でも奴の眼の色は琥珀色でした。『魔眼』と呼ばれ、ユーゴの神眼と同じく時を止める程の力です。奴が再度開眼すれば、奴の相手はユーゴにしか出来ないと言っても良いでしょう」
一気に場が静まり返った。
世界の命運が、オレ一人の双肩にかかっていると言われたようなものだ。重圧で胃が痛くなりそうになる。
その沈黙を破ったのは、里長だった。
「ユーゴがその力を開眼したのは僥倖であったの」
里長はそう言ってオレに目を向けた。
「強大な力に対抗できる能力者が味方におると言うのは、軍の士気に大きく関わる。ユーゴは儂の自慢の弟子だ。その力は、更に大きく成長するものと儂は楽しみでならん」
その力強い言葉に、周りの皆も大きく頷く。
プレッシャーなのは変わりないが、師匠である里長にそう言ってもらえると、不思議と勇気が湧いてくる。魔神ルシフェルへの対抗戦力の筆頭であること、その覚悟を決めなければならない。
「ルシフェルとやらは、ユーゴに剣を止められた後に大人しく引いた。おそらくその眼の力を察したのであろう、勝ち目がないと。奴らは五年はここに手を出す事はない口ぶりであったの」
「あぁ。リリスが斃れたのもまだ一月程前の話だ。国を建て直す期間であると思ってよいだろう。奴は相当な暗君であったと聞くからな」
仙王が顎に手を当てて分析する。
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