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第五章 四種族対立編
剣速
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少し移動すると、前方の草むらに『アルミラージ』が一匹、こっちに背を向けているのを見つけた。
丁度いい実験台だ。
「まずはオレが貰うよ」
オレは前に出ると、龍胆の柄に手をかけた。
意識を集中し、風エネルギーを練気に混ぜ、刀身に纏わせる。
ジュリアが言っていた『仙神剣術』の理論だ。技術的には特に難しい事じゃない。
『剣技 撫斬り』
踏み込みと同時に世界が加速した。
距離を一気に詰め、振り返りざまの大ウサギを斜めに斬り上げる。
手応えがほとんどない。豆腐でも切ったかのような滑らかさだ。気付いた時には、アルミラージは二つに分かれていた。
「なるほど。威力は魔法剣技が圧倒的だけど、単純な『斬れ味』と『速度』に関してはこっちの圧勝だな」
オレが刀を振るって血糊を払うと、トーマスとエミリーも興味津々で木や岩を試し斬りし始めた。
風を纏った一閃は、岩すらもバターのようにスパンと断ち切る。
「うん、かなり剣速が上がるね。振りが軽い」
「これ、対人戦や一対一ならこっちの方が良いかもよ?」
「そうだな。確かに魔法剣技は威力はあるけど、魔力を込める分、どうしても大振りになるからな」
そうだ、もう一つ試しておきたいことがある。
オレは刀を鞘に納め、重心を深く落とした。
視線の先には、悠々と歩くスレイプニルの群れ。その中の一頭に狙いを定める。
『居合術 閃光』
全力で地を蹴る。
風エネルギーで抜刀の初速を極限まで加速させる。
刹那。
オレの身体がスレイプニルと交差し、通り抜けた。
カチリ、と刀を納める音が響く。
その直後、スレイプニルの首がずりと落ち、数歩歩いてから巨体がどうと倒れた。
「はっや……見えなかったんだけど……」
エマが目を丸くして呟く。
「斬られてからちょっと歩いてたよ……? 斬れ味が凄すぎて、斬られた事に気付かなかったって事?」
「居合には確実にこっちだな」
オレは確信した。
「エマたちにはまだ魔法剣技は教えてないけど、風エネルギーを混ぜた練気を纏った方がいい。遁術は今から精度を高めるべきではあるけど、武器に纏うなら自然エネルギーで斬れ味を増した方が良いな。更に魔力を温存するなら仙術の方がいい」
「「「はいっ!」」」
三人娘が元気よく返事をする。
「ロンの魔力量はまだ成長過程にある。だから積極的に魔力を使うのは器を広げるためにもいい事だ。でも、乱発し過ぎて実戦でいきなり魔力切れなんて事もあるから気を付けてな」
「分かったよ! 使い分けるってことだね!」
やっぱり人に教えるのは大事だ。
自分たちだけでは絶対に気付かなかった視点を得ることができた。
「なるほどね、勉強になったよ。状況に応じて使い分けていかないとね」
「あ、王都に帰ったらマシューにも伝えないとな」
「だね! 仙術も教えとかないと!」
剣の道は奥が深い。
一生かかっても、その全てを理解することは出来ないのかもしれない。そう思うと、武者震いにも似た高揚感を覚えた。
◇◇◇
「よし、帰るか! Aランクゲットだ!」
「おー!」
皆で空へと舞い上がる。
心地よい疲労感の中、全力でレトルコメルスに向かった。行きよりも身体が軽く感じるのは、充実感のおかげだろうか。
狩猟者協同組合に戻り、依頼品と証明部位をカウンターに提出する。三人の新しい防具を作るための体皮は、あらかじめ多めに確保してある。
「でっかいロックリザードだったみたいだな。あとはアルミラージとスレイプニルが……結構狩ってきたな。全部で六十万ってとこか」
職員が査定額を告げ、カウンターに札束を置く。
「あ、オレ達の取り分は良いよ。四人で分けてくれ」
「え、いいの? 授業料は?」
「良いって。オレたちも金じゃ買えない良い気づきを貰ったしな」
オレは笑って辞退した。
「それと、ほらよ! Aランク昇格、おめでとう!」
職員が新しいAランクのカードを三人に手渡す。
「やったー!」
「夢みたい!」
三人は手を取り合い、飛び跳ねて喜んでいる。本当にいい笑顔だ。
ギルドを後にし、以前ロンの防具を作ってもらった職人の工房へ向かう。
店に入ると、革の匂いが充満していた。
「おぉ、坊主。またサイズの直しか?」
頑固そうな親父さんが顔を上げる。
「今日は俺じゃないよ。こっちの三人の防具を作ってもらいたいんだ」
「あんたらが仕留めたのか?」
「はい、ロン君に色々教えて貰って」
「そうか、やるじゃねぇか。じゃあ採寸させてくれ」
親父さんはメジャーを取り出し、エマたちの採寸を始めた。職人の顔を取り繕っているけど、隠しきれないニヤケ顔が漏れている。
分かるぞオッサン。こんな美女三人を前にして、真顔で採寸なんて聖人でもなきゃ無理だ。
「坊主ん時と同じ、一人三万で作るよ。三人分だからな……半月は欲しいな」
「よろしくお願いします!」
注文を済ませて店を出る。
エマと出会った時、オレはAランクだった。それが今や、エマも同じAランク狩猟者だ。
そして実力だけで言えば、あの頃のオレより確実にエマの方が強い。感慨深いものがある。
「じゃあ、仕事頑張ってな! 無理はしないようにな?」
「うん、私は大丈夫だけど……ジェニーとニナ、大丈夫……?」
「うん、問題なし!」
「私も元気いっぱいですよ!」
「そう……? ならいいけど、無理しないでね?」
二人は親指を立てて答えた。
昼間の激しい戦闘訓練の後でこの元気。タフだな……。
今日もトーマスと飲みに行こうかな……。
ロンとエマたち四人と別れ、ホテルに戻った。
ロビーに入ると、ソファに座る里長たちの姿があった。
「おぉ、お主ら今帰りか?」
「はい、友人達の試験に付き合ってました」
「左様か。夕食は決めておるのか?」
「いえ、特には」
「では一緒に行こう。日暮れに玄関口に集合だ」
「ご一緒していいんですか? 分かりました!」
他に誰か来るんだろうか。父さん達も誘うべきか。
「昨日のSSランク試験の事も聞かないとね!」
「あぁ、そうだった! ケルベロスどうだったんだろ」
「アタシも行って良いんだよな?」
「そりゃ良いだろ、ずっと行動共にしてるんだからな。じゃあ、シャワー浴びて後でな!」
◇◇◇
部屋に戻りシャワーで済まそうと思ったけど、集合時間まで割と余裕があったので、結局サウナに入ってきた。
考えることは同じだったらしく、サウナ室でトーマスとばったり遭遇した。
今は二人で湯上りの火照った体をロビーで冷ましている。
我慢できずにフロントに無理を言ってビールを貰ったのは内緒だ。さすがは高級ホテル、客のワガママにも笑顔で対応してくれる。
「なぁトーマス」
「ん?」
グラスを傾けながら切り出す。
「ジュリアとジェニー、お前を取り合ってるな」
「あぁ……悪い気はしないよね。男冥利に尽きるよ。……けど、ジェニーちゃんは全部分かってるよ」
「え……? どういう事?」
「僕は結構前から、ジュリアが好きだよ」
トーマスがあっさりと白状した。
「昨日ジェニーちゃんの指導中、ジュリアが席を外した時に聞かれたんだ。ジュリアが好きなんでしょって、私に任せてってね。あの子、キューピッド役やる気満々だったよ」
「え、そうなの……?」
驚いた。てっきり本気のアプローチだと思っていた。
「うん。ジュリアの反応を見て、ジェニーちゃんはニヤニヤしてたよ。ほら、やっぱり気があるって。ジェニーちゃんには感謝してる。ジュリアが少なくとも嫉妬してくれてるのが見えたからね。あとは僕がどう決めるかだ」
ジェニー、えらくグイグイ行くなとは思ったんだよな……。
ただ、店に行った時の一年ぶりの再会で、トーマスに抱きついていたのは演技じゃないだろう。昨日の朝もそうだ。
ジェニーはおそらくトーマスに気がある。でも、近くで見ていて、トーマスの視線がジュリアに向いていることに気づいて、身を引く決断をしたんだろう。そして、好きな人の恋を応援する道を選んだ。
健気すぎて泣けてくる。
どちらも付き合いが長い分、心情は複雑だ。でも、決めるのはトーマスだ。それを必要以上に詮索するのは野暮というものだ。
静かに飲んでいると、エレベーターからジュリアとエミリーが降りてきた。
「おう、ずっとここに居たのか? ビールまで飲んで」
「え!? み、水だけど……?」
オレはとっさにしらばっくれた。
「嘘つけ、水でグラスに泡が付くか」
ジュリアが呆れたように指摘する。
「あぁ、そうか……」
こいつ……たまに鋭く突っ込んでくるのに、何で色恋になったらあんなに鈍いんだろうか……。
オレは観念して、空になったグラスをフロントへ返しに行った。
少しすると、他のメンバーも続々と降りてきた。
里長を先頭に、シャオウさん、メイファさん、ヤンさん。昨日の即席SSランクパーティーの面々だ。
「待たせたか?」
「いえ、サウナの後にゆっくりしてました」
「左様か、では行こう」
里長の一声で出発する。
彼らの足は迷うことなく、一直線に『冒険野郎』へと向かっていた。
丁度いい実験台だ。
「まずはオレが貰うよ」
オレは前に出ると、龍胆の柄に手をかけた。
意識を集中し、風エネルギーを練気に混ぜ、刀身に纏わせる。
ジュリアが言っていた『仙神剣術』の理論だ。技術的には特に難しい事じゃない。
『剣技 撫斬り』
踏み込みと同時に世界が加速した。
距離を一気に詰め、振り返りざまの大ウサギを斜めに斬り上げる。
手応えがほとんどない。豆腐でも切ったかのような滑らかさだ。気付いた時には、アルミラージは二つに分かれていた。
「なるほど。威力は魔法剣技が圧倒的だけど、単純な『斬れ味』と『速度』に関してはこっちの圧勝だな」
オレが刀を振るって血糊を払うと、トーマスとエミリーも興味津々で木や岩を試し斬りし始めた。
風を纏った一閃は、岩すらもバターのようにスパンと断ち切る。
「うん、かなり剣速が上がるね。振りが軽い」
「これ、対人戦や一対一ならこっちの方が良いかもよ?」
「そうだな。確かに魔法剣技は威力はあるけど、魔力を込める分、どうしても大振りになるからな」
そうだ、もう一つ試しておきたいことがある。
オレは刀を鞘に納め、重心を深く落とした。
視線の先には、悠々と歩くスレイプニルの群れ。その中の一頭に狙いを定める。
『居合術 閃光』
全力で地を蹴る。
風エネルギーで抜刀の初速を極限まで加速させる。
刹那。
オレの身体がスレイプニルと交差し、通り抜けた。
カチリ、と刀を納める音が響く。
その直後、スレイプニルの首がずりと落ち、数歩歩いてから巨体がどうと倒れた。
「はっや……見えなかったんだけど……」
エマが目を丸くして呟く。
「斬られてからちょっと歩いてたよ……? 斬れ味が凄すぎて、斬られた事に気付かなかったって事?」
「居合には確実にこっちだな」
オレは確信した。
「エマたちにはまだ魔法剣技は教えてないけど、風エネルギーを混ぜた練気を纏った方がいい。遁術は今から精度を高めるべきではあるけど、武器に纏うなら自然エネルギーで斬れ味を増した方が良いな。更に魔力を温存するなら仙術の方がいい」
「「「はいっ!」」」
三人娘が元気よく返事をする。
「ロンの魔力量はまだ成長過程にある。だから積極的に魔力を使うのは器を広げるためにもいい事だ。でも、乱発し過ぎて実戦でいきなり魔力切れなんて事もあるから気を付けてな」
「分かったよ! 使い分けるってことだね!」
やっぱり人に教えるのは大事だ。
自分たちだけでは絶対に気付かなかった視点を得ることができた。
「なるほどね、勉強になったよ。状況に応じて使い分けていかないとね」
「あ、王都に帰ったらマシューにも伝えないとな」
「だね! 仙術も教えとかないと!」
剣の道は奥が深い。
一生かかっても、その全てを理解することは出来ないのかもしれない。そう思うと、武者震いにも似た高揚感を覚えた。
◇◇◇
「よし、帰るか! Aランクゲットだ!」
「おー!」
皆で空へと舞い上がる。
心地よい疲労感の中、全力でレトルコメルスに向かった。行きよりも身体が軽く感じるのは、充実感のおかげだろうか。
狩猟者協同組合に戻り、依頼品と証明部位をカウンターに提出する。三人の新しい防具を作るための体皮は、あらかじめ多めに確保してある。
「でっかいロックリザードだったみたいだな。あとはアルミラージとスレイプニルが……結構狩ってきたな。全部で六十万ってとこか」
職員が査定額を告げ、カウンターに札束を置く。
「あ、オレ達の取り分は良いよ。四人で分けてくれ」
「え、いいの? 授業料は?」
「良いって。オレたちも金じゃ買えない良い気づきを貰ったしな」
オレは笑って辞退した。
「それと、ほらよ! Aランク昇格、おめでとう!」
職員が新しいAランクのカードを三人に手渡す。
「やったー!」
「夢みたい!」
三人は手を取り合い、飛び跳ねて喜んでいる。本当にいい笑顔だ。
ギルドを後にし、以前ロンの防具を作ってもらった職人の工房へ向かう。
店に入ると、革の匂いが充満していた。
「おぉ、坊主。またサイズの直しか?」
頑固そうな親父さんが顔を上げる。
「今日は俺じゃないよ。こっちの三人の防具を作ってもらいたいんだ」
「あんたらが仕留めたのか?」
「はい、ロン君に色々教えて貰って」
「そうか、やるじゃねぇか。じゃあ採寸させてくれ」
親父さんはメジャーを取り出し、エマたちの採寸を始めた。職人の顔を取り繕っているけど、隠しきれないニヤケ顔が漏れている。
分かるぞオッサン。こんな美女三人を前にして、真顔で採寸なんて聖人でもなきゃ無理だ。
「坊主ん時と同じ、一人三万で作るよ。三人分だからな……半月は欲しいな」
「よろしくお願いします!」
注文を済ませて店を出る。
エマと出会った時、オレはAランクだった。それが今や、エマも同じAランク狩猟者だ。
そして実力だけで言えば、あの頃のオレより確実にエマの方が強い。感慨深いものがある。
「じゃあ、仕事頑張ってな! 無理はしないようにな?」
「うん、私は大丈夫だけど……ジェニーとニナ、大丈夫……?」
「うん、問題なし!」
「私も元気いっぱいですよ!」
「そう……? ならいいけど、無理しないでね?」
二人は親指を立てて答えた。
昼間の激しい戦闘訓練の後でこの元気。タフだな……。
今日もトーマスと飲みに行こうかな……。
ロンとエマたち四人と別れ、ホテルに戻った。
ロビーに入ると、ソファに座る里長たちの姿があった。
「おぉ、お主ら今帰りか?」
「はい、友人達の試験に付き合ってました」
「左様か。夕食は決めておるのか?」
「いえ、特には」
「では一緒に行こう。日暮れに玄関口に集合だ」
「ご一緒していいんですか? 分かりました!」
他に誰か来るんだろうか。父さん達も誘うべきか。
「昨日のSSランク試験の事も聞かないとね!」
「あぁ、そうだった! ケルベロスどうだったんだろ」
「アタシも行って良いんだよな?」
「そりゃ良いだろ、ずっと行動共にしてるんだからな。じゃあ、シャワー浴びて後でな!」
◇◇◇
部屋に戻りシャワーで済まそうと思ったけど、集合時間まで割と余裕があったので、結局サウナに入ってきた。
考えることは同じだったらしく、サウナ室でトーマスとばったり遭遇した。
今は二人で湯上りの火照った体をロビーで冷ましている。
我慢できずにフロントに無理を言ってビールを貰ったのは内緒だ。さすがは高級ホテル、客のワガママにも笑顔で対応してくれる。
「なぁトーマス」
「ん?」
グラスを傾けながら切り出す。
「ジュリアとジェニー、お前を取り合ってるな」
「あぁ……悪い気はしないよね。男冥利に尽きるよ。……けど、ジェニーちゃんは全部分かってるよ」
「え……? どういう事?」
「僕は結構前から、ジュリアが好きだよ」
トーマスがあっさりと白状した。
「昨日ジェニーちゃんの指導中、ジュリアが席を外した時に聞かれたんだ。ジュリアが好きなんでしょって、私に任せてってね。あの子、キューピッド役やる気満々だったよ」
「え、そうなの……?」
驚いた。てっきり本気のアプローチだと思っていた。
「うん。ジュリアの反応を見て、ジェニーちゃんはニヤニヤしてたよ。ほら、やっぱり気があるって。ジェニーちゃんには感謝してる。ジュリアが少なくとも嫉妬してくれてるのが見えたからね。あとは僕がどう決めるかだ」
ジェニー、えらくグイグイ行くなとは思ったんだよな……。
ただ、店に行った時の一年ぶりの再会で、トーマスに抱きついていたのは演技じゃないだろう。昨日の朝もそうだ。
ジェニーはおそらくトーマスに気がある。でも、近くで見ていて、トーマスの視線がジュリアに向いていることに気づいて、身を引く決断をしたんだろう。そして、好きな人の恋を応援する道を選んだ。
健気すぎて泣けてくる。
どちらも付き合いが長い分、心情は複雑だ。でも、決めるのはトーマスだ。それを必要以上に詮索するのは野暮というものだ。
静かに飲んでいると、エレベーターからジュリアとエミリーが降りてきた。
「おう、ずっとここに居たのか? ビールまで飲んで」
「え!? み、水だけど……?」
オレはとっさにしらばっくれた。
「嘘つけ、水でグラスに泡が付くか」
ジュリアが呆れたように指摘する。
「あぁ、そうか……」
こいつ……たまに鋭く突っ込んでくるのに、何で色恋になったらあんなに鈍いんだろうか……。
オレは観念して、空になったグラスをフロントへ返しに行った。
少しすると、他のメンバーも続々と降りてきた。
里長を先頭に、シャオウさん、メイファさん、ヤンさん。昨日の即席SSランクパーティーの面々だ。
「待たせたか?」
「いえ、サウナの後にゆっくりしてました」
「左様か、では行こう」
里長の一声で出発する。
彼らの足は迷うことなく、一直線に『冒険野郎』へと向かっていた。
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