《ユグシルト・オンライン》最強データから始める俺の異世界最強伝説!!──ではなく、Lv255の赤ちゃんに転生した俺の異世界物語

散歩道 猫ノ子

文字の大きさ
69 / 82
ススム編、第二章。《Lv255の赤ちゃんギルド》

57《お風呂事情》

しおりを挟む

無知って言うのだろうか?

真っ白で、ふわっとした柔肌、恥ずかしそうに発展途中であろう小さな胸を隠している。
乳白色の長い髪がフワッとゆれ、湯気で隠れてはいるが……大切な場所の方を隠さないのはミルク。
……ふむ、毎度思うが……ミルクって、絶対少しは男のそういう知識があるけど……肝心なとこまで知らないってタイプだな。

「ふえぇ……団長さま、余り見ないでくださいですぅ……」
……ていうか、パンツ見られるの恥ずかしがるなら、さらにその下のものはしっかり隠した方がいいと思うぞ……例えガキでも、これぐらいのガキが好きな奴も居るからな。

「だんちょ!」

「うわ!? どうしたリオン?」

エメラルドの様に輝く瞳が突然目の前にでてきたから驚いたわ……髪も緑って……考えてみたら、リオンってかなり風の魔力に愛されてるよなぁ~

子供は風の子って言うが……これは違うか

「お前さ、もう少し恥じらいとかないのか?」

「? 恥じらい? ここには女しか居ないのになんで?」

あっそうね、そうだったね……変なこと言ってすまんな。

リオンは健康的な身体をしている女の子……いや、下手したら男にも見えるな……美少年?
なんせ、上から下まですっとーーんと目の前になにか落としても、障害物なく真下に落ちそうな断崖絶壁の身体だからな。
こうして風呂に入って、着いてないことを確認しようやく女なんだなーと…………本当に女なんだよな???

「だんちょ! ここで修行しよ!!」

「……リオン、温泉ってのは静かに入るもんだぞ……」

前の自信なさげの頃の方がまだ女の子っぽかった……まであるな

最近は修行お化けなボーイッシュガキ。

「ちち、女体、うれしいか?」

「……………………」

あっちなみにこいつは論外な?

見た目はそりゃ……異世界でも類を見ない程の美少女。
透き通った様な青く長い髪、見透かすような大きな緑の瞳。
可愛いを追求したような、黄金比っていうのか? 悪口の言いようがないほどの小顔でバランスの取れた顔。

身体はまぁ……今後の成長に期待? 
でも……身体のラインも全てが完璧で……ほんと、悪い点が何も見つからない……ていうか、美少女好きなら見るだけで飛びつきそうなぐらいの美少女なんだ。

だけどな……

「あのな、俺は子供の身体には興味無いんだよ」

「……? ちち、どーてー、どして?」

……こいつのこの性格が、俺にこいつを可愛い女。って印象を見事にぶっ壊してんだよな。
つまり論外、こいつは俺にとって女でなく……巨悪の根源そのものだ。

ちなみにだが……俺は長くいたせいか、この片言のねこのこの言葉、理解出来てしまう……。

これはあれだ、俺が前世で大人だった癖に、女の身体を見たこと無かったのはどういう事? と聞きたいらしい。

「……………も……もてなかったんだよ!! ちくしょーー!!」

「ちち、どんまい」

「……………………………」

なんかもう、こいつの言うことにいちいち反応するの……辞めたい。

「ちち、黙った、なんか喋れ」

「ちち」「ちち」「ちち……むぅ」

「ぎゃぁーーーー!!!!!」
……無視して怒るなら、初めから俺をからかうのはマジでやめて欲しい。

「だんちょ! 修行してる!!」

「ふえぇ~裸で修行は……恥ずかしいですよぉ……」

いつかねこのこの魔法に対し、無効化できるぐらい強くなりたい……

「この……ばかねこおろせぇーーーー!!!」

「ちち、おもろい」

ドS猫め!! 絶対いつか泣かせてやるからな!!

でもまぁ、なんだかんだで……こいつら無邪気3人組と居るのって疲れるけど、楽しくも──あるんだよな。



結局、あの混浴温泉だったのだが……
男共が女の身体を見てくる問題が発生、山を分かつような巨大な塀が建てられ……俺の夢は途絶えた。

「あんなこと出来るの……ねこのこだよな……」

「そうですよぉ~ちち、乙。と言う珍しい詠唱を唱え、ねこのこちゃんがあっという間に作ったんです、流石団長のねこのこですよね」
……それは詠唱じゃねぇ!!!!!!!!

でもまぁ、身体をじっと見られながらゆっくり風呂に入れるか? と尋ねられたら……そりゃ無理だし、ねこのこがした事は正しいから文句は言えないわなぁ~

でもだ、その原因となったヤツら……こいつらはしっかりと……反省してもらっている。

時は遡る。

「だっだんちょうーーーー!!!! やめてくださいーー!!」

「ご慈悲をーー!! 出来心だったんですぅーー!!!」

「男なら見てしまっても仕方ないじゃないっすかーー!!!」

大きな声で必死に言い訳してるのは野郎共だ。
この温泉、実は……一番下はぬるま湯、上に行けば行くほど熱くなってゆき……1番上は、それはもう……熱湯と言わんばかりの、お爺さんとかが好んで入る激アツ風呂になってんだけどな。

「あづいですーー!!!」
「ギブ!! ギブアップー!!!」

水魔法で温泉を操り、しっかりと拘束させて貰った。

「……だめだ、俺もまだ入ったことの無かった桃源郷、お前らが台無しにしたんだ!!! しっかり罰を受けてもらう!!!」

この後数分にて団員たちはどんどん意識を失っていった。
まぁ……流石に殺しはしないよ、家族だからな……ちゃんと回復はこの後してやった、二度と女の裸をじっと見ないとのことだ。

そして時は戻り、リズに抱かれる俺の目の前には、ズラリと正座させられてる男の団員共。

それを蔑んだ目で見る女性の視線は冷たい。

だが……うちのギルドの女達、寛大な心をお持ちのようだな。

「反省したでしょうし、今回は許してあげましょう!」

「そうですね!」

「……次はないよ?」

結局の所、シルマとラルフ意外は全員……正座させられてたんだが……俺的には、女体を見なかったあの二人こそ……おかしいんじゃね? って思った。

「あれ? ていうかさ……俺って赤ちゃんじゃん」

「はい、団長は赤ちゃんですね?」

「じゃあ、女湯に入っても……」
なんて、都合よく入らせて貰えるわけはないよな。

「? 団長は赤ちゃんですし問題ないのでは?」

「…………………………だよね」
……わざわざ混浴まで作って女体を見ようとした意味……

そりゃそうだよな~俺が女湯でどれだけ興奮しようとも……結局のとこ何も出来ない……残念な男なのだから

あれ? つまりあれじゃん? 俺って……女体なんて見た日には……ただの生殺しじゃね??????
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

念願の異世界転生できましたが、滅亡寸前の辺境伯家の長男、魔力なしでした。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリーです。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

異世界転生ファミリー

くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?! 辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。 アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。 アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。 長男のナイトはクールで賢い美少年。 ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。 何の不思議もない家族と思われたが…… 彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

飯屋の娘は魔法を使いたくない?

秋野 木星
ファンタジー
3歳の時に川で溺れた時に前世の記憶人格がよみがえったセリカ。 魔法が使えることをひた隠しにしてきたが、ある日馬車に轢かれそうになった男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまう。 それを見ていた貴族の青年が…。 異世界転生の話です。 のんびりとしたセリカの日常を追っていきます。 ※ 表紙は星影さんの作品です。 ※ 「小説家になろう」から改稿転記しています。

異世界転生したおっさんが普通に生きる

カジキカジキ
ファンタジー
 第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位 応援頂きありがとうございました!  異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界  主人公のゴウは異世界転生した元冒険者  引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。  知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

処理中です...