《ユグシルト・オンライン》最強データから始める俺の異世界最強伝説!!──ではなく、Lv255の赤ちゃんに転生した俺の異世界物語

散歩道 猫ノ子

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ススム編、第二章。《Lv255の赤ちゃんギルド》

61《ベビーハウスツール》

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さーて戻ってきましたー!!
中位ランクアップクエスト! 魔玉争奪戦!
実況はそう、実年齢3歳、見た目2歳! それはオッレ!

「さて、ふざけてること考えてる暇はないな」

今ここで突然どこからともなく現れる団体様に出くわしたら、可愛い俺だ……撫で回されるかもしれん!! じゃないな。

「俺ってば天才かもしれない!! いや……俺の場合、天才児かもしれかい!!」あっ噛んだ……誰もいなくてよかった。

母さんと話しててふと思ったんだ。

俺ってば赤ちゃんじゃんって……今更だけどな。

だからまぁ地面におりててくてくてく。

「この辺かなぁ~」

赤ちゃん目線からしたら中々にボーボーの草、それをかけ分け俺が見るのはまぁ、ただのそれなりに立派な木。

「ここで取りだしたるは!! どどん!」
あっ1人でちょっと寂しいからふざけてるだけなので、赤ちゃんの戯言と思ってあまり気にしてあげないでください。

メニュー画面、アイテム欄に存在するこれの名は……!!

「てっててれてってけ~~ベビーハウスツール~」

……………………………きょろきょろ。

なんか変なテンションになって言ってみたものの、これ見られてたらすげぇ恥ずかしいんじゃ……

「誰もいないな。ふぅ……やれやれだぜ」

てなわけでさっそく、このよく分からん球をだな。

「ポイッ」木と草の間ぐらいに投げた。

さわさわさわ……コンコンコンコンっ……ふっさーーー

思ったよりやかましかったがまぁ、誰も居なかったので大丈夫だろう。完成だ!!

《ベビーハウスツール》

小さな赤ちゃん用の家を建てることが出来る魔法が秘められた玉。辺にある物を適当に使い、あなただけオリジナルのベビーハウスを作ろう! 完全防音を完備! 小さなお子様の秘密基地にもどうですか? それになんと! 透明化機能ありなので恥ずかしいあの本を隠すことだって出来ちゃいます!

……説明文、ゲームの時のまんまなのな……いいのかこれ?

まぁいいか、とりあえず説明の通り、このベビーハウスは透明化、遮音と、敵に見つかりにくい機能を併せ持つ結構優秀な建物なんだ。

問題としては……5歳ぐらいの子供が何とか入れるサイズってとこなんだが、俺は2歳、余裕で入れる!

「1度入ってみたかったんだよなぁ~やっぱあかちゃんは色々便利でいいや」という訳で、木と草で作られた2日ほどの我が家、ちょっくら「お邪魔しまっ…………」

どっごーーーーん!!!!

突然目の前に木々を食い尽くすような巨大な岩が吹っ飛んできた。

そしてまぁ……「えと……俺の……マイ、ハーーウス!!」
新品未使用のまま、何故か目の前で消え去ったとさ……でめたしでめたし。

「さて、殺そう」
ベビーハウスツールは使うことがないなと思ってて、コレクション感覚で一つだけ持ってたんだ~

だから、さっき使ったのが最後のひとつだったんだ~

つまり……今から始まるのは弱いものいじめなんかじゃない。

そう……これは、正当な復讐!!

俺は魔法が吹っ飛んできた方を向く!!

敵の数、パッと見50!!

お暇しまっす!

いや、逃げるわけじゃないぞ? これは戦略的撤退、そもそもランクアップクエスト一日目に無駄な体力使う方が馬鹿だからな!

ふゆふゆふゆ~と歩くのは有り得ないぐらい遅いので飛んでいく。
さっきの奴ら、見た感じ20対30ぐらいで戦ってたな。

「数が減ってから仕留めるかな~」

ほらな、かんっぜんに戦略的だろ!

♢

どっごーーん!! ばっごーーーん!! どかーーん!!

地面を振動させる程に鳴り響く爆発、木々はあちらこちらへ倒れクレーターがそこかしこに出来上がる。

「いーーーーやーーーー!! おーーーたーーーすーーーけーーー!!」
ウィンドウェアにて必死に逃げる俺!! 何故こんな幼児虐待を受けてるかと言うとだな……それは、知らん!!

何故かふゆふゆと去ろうとした俺を見つけたアイツら、何故か俺を目の敵にしたように襲ってきてるんだ。

それにしてもくるわくるわ魔法の山。

こんな森だってのに馬鹿みたいに火の魔法使ってるやつも居るし、さっきから水魔法で消すのが面倒くさいわ!! 自然破壊反対!!! 小動物だって住んでんだぞくそー!!

「ん?」よーく聞くと、爆発音の中から声が聞こえてくる。

「あいつは一番危険だ!! 絶対仕留めるぞ!!」

ふむふむ。えぇと……言い方的に俺の事知ってる人??

知らない奴に狙われてるならともかく、知ってる奴に狙われてるってなると話は変わるな。

俺は逃げるのを辞める。

なんせ……俺のことを知ってて、俺を狙ってきてるってことは……逃げても隠れても、探してくるって訳だからな。

そうなればおちおちこっそり帰ることも出来ない。

帰ってることバレて、不正だと言われたら嫌だからな。

だからまぁ……ここは仕方ない。初日に戦闘なんて初心者がする事だが……ここは初心にかえって頑張るとするかな!

「ようやく観念したか!! イノセント・ロアー!!」

「…………あ~こいつね」

なんか見覚えあるなーと思ってたんだよな。

ていうか、俺に負けたのに中位ランクまで上がってきてたのな? たった1年でよく頑張るものだわ……

真っ赤な髪に真っ赤な刀剣、紅蓮が描かれた黒い服の男。
背にはおるマントには大きく一言、紅蓮!! とビックリマークつきそうなぐらい大きく書かれている男。

名をグレン、えぇと……たしかぁ……

……………………………………

どっかのギルドの団長だったはず!!!!

すまん、赤ちゃん脳はとても小さいので記憶力に関しては許して欲しい。
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