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幼少期(物理的ペナルティ10%+精神的ペナルティ10%+好奇心80%)
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「ゆじしし! ゆじしし!」
車中で見た光景の中で最初に覚えたのは、とあるマークだった。
物心ついてそれが雪印のマークだったと教えられた。まぁ、そう話したところで記憶は朧気にしか無いが。
幼稚園児の、年中だったか年長だったか、とにかくそこら辺の頃に呼ばれたお誕生日会でちょっとした事件を起こした。まぁ、それも好奇心からだったが。
その会で出されたお菓子やジュースを全部と言っても過言じゃないほどに混ぜたのだ。
『どんな味になるんだろう?』と気になった。
他に呼ばれていた友達もその会の主人公も先駆者に続けとばかりに同じことを始めた。混沌だった。親たちは怒って止めにかかり。お菓子等を遠ざけた。
当事者たる自身は既に飽きていた。
年をとった今、当時のことを考えると何故やったのか謎過ぎる行動なのだが、当時の自身にとって最優先事項となり得る行為だったのだろう。
『気になった』ことに対して飽きが来るまでやっていたのだ。
『バニラエッセンスを舐めてみる』コトに始まり、『スーファミ(死語か?)のアダプターの端子をコンセントに差した状態で舐めてみる』と、挙げだしたらキリが無い。
『やったらいけない』ということに対して、それは何故かという疑問が生じ無性に気になった。
その答を知る事が、何よりの最優先事項だった。
人間には、『相貌先認』という顔を認識することが能力が備わっているのだという。
それは無機物に対しても働いているらしく、これは市営住宅に住んでいた頃に起きたコトだが、寝室の灯りが『顔』に見えていたのだ。当時の自分にとっては。
夢の中でその『顔』に追いかけられたのはその頃の自身にとって、この上ない『恐怖』だった。深夜に目が覚め母親に「嫌な夢をみた」に言って泣きついた当時の記憶が頭の隅に残っている。
寝たときに見る、『ユメ』の話となればもう一つある。
遊園地に置かれているような、スポンジのアトラクションのようなものに横から押し潰される夢だ。
こうして、悪夢に苛まれる人生は始まったのだ。
車中で見た光景の中で最初に覚えたのは、とあるマークだった。
物心ついてそれが雪印のマークだったと教えられた。まぁ、そう話したところで記憶は朧気にしか無いが。
幼稚園児の、年中だったか年長だったか、とにかくそこら辺の頃に呼ばれたお誕生日会でちょっとした事件を起こした。まぁ、それも好奇心からだったが。
その会で出されたお菓子やジュースを全部と言っても過言じゃないほどに混ぜたのだ。
『どんな味になるんだろう?』と気になった。
他に呼ばれていた友達もその会の主人公も先駆者に続けとばかりに同じことを始めた。混沌だった。親たちは怒って止めにかかり。お菓子等を遠ざけた。
当事者たる自身は既に飽きていた。
年をとった今、当時のことを考えると何故やったのか謎過ぎる行動なのだが、当時の自身にとって最優先事項となり得る行為だったのだろう。
『気になった』ことに対して飽きが来るまでやっていたのだ。
『バニラエッセンスを舐めてみる』コトに始まり、『スーファミ(死語か?)のアダプターの端子をコンセントに差した状態で舐めてみる』と、挙げだしたらキリが無い。
『やったらいけない』ということに対して、それは何故かという疑問が生じ無性に気になった。
その答を知る事が、何よりの最優先事項だった。
人間には、『相貌先認』という顔を認識することが能力が備わっているのだという。
それは無機物に対しても働いているらしく、これは市営住宅に住んでいた頃に起きたコトだが、寝室の灯りが『顔』に見えていたのだ。当時の自分にとっては。
夢の中でその『顔』に追いかけられたのはその頃の自身にとって、この上ない『恐怖』だった。深夜に目が覚め母親に「嫌な夢をみた」に言って泣きついた当時の記憶が頭の隅に残っている。
寝たときに見る、『ユメ』の話となればもう一つある。
遊園地に置かれているような、スポンジのアトラクションのようなものに横から押し潰される夢だ。
こうして、悪夢に苛まれる人生は始まったのだ。
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