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第三章
騎士=剣
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「・・・君、仕切らないでくれたまえ」
少し苦しそうな顔の審判。
どうやら先輩の話を聞いて同情でもしたらしい。
「一回戦最後の試合、アンダー・ドッグ対マルス・エルバイスの試合を始める」
審判が右腕を上げる。
それが振り下ろさてたら開始の合図だ。
「それだは両者────始め!」
「礼儀を知らない後輩に先輩としての罰を与える!」
合図よりも、ややフライング気味に踏み込んだのは先輩だった。
剣に魔力を込めるだけで魔法を使う気はないと見る。柄にもなく真剣に想いを伝えたけど、彼の心に俺の言葉は響かなかったようだ。
「先輩に楯突いた事を後悔しても遅いからな!」
口を動かす余裕があるならコンマ一秒でも速く俺との距離を詰めるべきだと思うけど、それは俺が口出ししても彼は素直に聞かないだろう。
剣を振りかざした先輩が突進してくる。
ついさっき、「努力した!」とか熱弁していたくせに、彼はまるで素人に毛が生えた程度の動きだった。
先輩の剣が俺に届くまでの間に、俺が取るべき選択肢が幾通りも頭の中に思い浮かぶ。
真面目に剣を交え心で語らうのはマンガっぽくて憧れる、素手で応戦するのは色々と反感を買いそうだから却下、様子見がてら攻撃を躱し続けて先輩の太刀筋を見極めるってのが安全だけど・・・一番無いな、無駄に動き回って汗かく労力に得られる対価が見合わない。
よし、決めた。一発で仕留めよう。
騎士にとって一番大事な物は何か。
それは剣だ。
これ折っちゃえば持ち主の心をへし折るのと同意義な行為なので、面倒な決闘を手っ取り早く終わらせたい時に有効な手段の一つだ(騎士に限る)
相手を上回る魔力を込めて、剣を当てる角度、力加減の調節さえ完璧なら、ただの木刀はゴールドソードにもメタリックソードにでもなれるのだ。
「オラァッ!」
やっと先輩の剣が俺の元に辿り着いた。
努力をしたと言い張る割に、剣速も込められた魔力も並程度であった。
半歩後ろに下がって剣を構える。
先輩が振り下ろす剣とタイミングを微妙にずらして、狙うのは剣の側面だ。
俺は木刀を薙ぎ払った。
ガギィィッン。
「は?」
耳に残る金属音と先輩の間抜けな声が重なった。
そして次の瞬間。
「ぶべらぁぁっ!!」
先輩の剣を砕いた俺の木刀は、がら空きになった腹部にクリティカルヒットした。
回転しながら吹っ飛ぶ先輩を見てると俺の溜まったストレスも解消されていく気がする。
骨も砕いた感触が手に残るけど、きっと彼は許してくれる。
怪我は男の勲章、一人前の騎士を志す者として戦った誇るべき証なのだから。
「・・・し、勝者、マルス・エルバイス!救護班は大至急、アンダー選手を医務室へ!」
一瞬でついた勝負に唖然としていた審判が、我に返るとものすごい剣幕で指示を飛ばす。
闘技場内は静寂に包まれた。
試合前に俺をブーイングしてやがった連中は顔を歪めて悔しがっている。
超スッキリした。
「でも拍手の一つも起こらないのは悲しいかな」
己の人望の無さを実感して嘆いていると、モーガンの取り巻きが陣取る席とは反対に位置する席から、一際大きな歓声があがった。
『きゃー!かっこいいー!マルスくーん!』
『さっすが、うちらの代表だわ。先輩をあっさりと倒しちゃった!』
『エルバイス、改めてお前を見直したぜ!今度の授業では俺と組んでくれ!』
歓声の正体は俺のクラスメイトであった。
宣言通りに俺の応援してくれる彼らの優しさを受けて、心がじんわりと温まる。
照れ隠しに鼻をすすった俺はクラスメイトに背を向けた。
そして、天高くに拳を突き上げた。
そうだ、勝利のポーズである。
『わぁぁぁぁああぁぁぁぁ!!!』
拍手と共に闘技場内で響き渡る大歓声には木刀を使う俺を笑っていた観客の声も含まれていた。
他の生徒は黙りを決め込み、声を発しているのは外部から訪れた観客とクラスメイトだけだ。
俺は呟く。
「俺・・・主人公が過ぎる」
突然の主人公ムーブの余韻に浸りながら、俺は振り返らずに出口に向かった。
この”振り返らない”ってのが個人的にミソだ。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
控え室に続く通路を歩く俺の足取りは随分と軽やかであった。
「無事に初戦を突破、インパクトの強い勝ち方も出来た。うん、完璧だったな」
独り言を呟きながら歩いていると前方に人の気配を感じた。
一人で喋っているところを見られた羞恥心を隠して、学院の者ならば誰もが知っているであろうその人物に挨拶をする。
「こんにちは会長」
トレードマークの綺麗な黒髪を後ろで纏めた我らが生徒会長リンドウ・ガーベラが、壁に寄りかかっていたのだ。
ブラックダイヤモンドの瞳に俺を映した会長はふわりと笑って
「堅苦しい呼び方はよしてくれ。リンドウでいいよ」
と言った。
親しげな雰囲気で近寄ってくる美人会長に俺の鼓動が波打つ。
おかしいな、美人なら見慣れてる自信があったんだけど。
「君とわたしの仲じゃないか」
「会長と俺の?」
ちなみに俺と会長は初対面である。
俺の問いを華麗に流して会長は続けた。
「先程の一戦、見事だった。相手の戦意を完全に摘み取る君の戦いっぷりにわたしは感服した」
「あ、ありがとうございます会長」
「リンドウ」
「はい?」
「わたしは呼び捨てで構わないと言ったんだ」
「いや、さすがに・・・」
「むぅ」
渋る俺に会長は頬を膨らませて不満をアピールする。あざとさマックスだけど普段のクールな彼女の振る舞いとのギャップで危うく堕ちかけた。
「リ・ン・ド・ウ!」
「うーん」
「わたしの名を呼びたくないのか?わたしは君に興味がある。もっと仲良くなりたい、これは本心だ。まだまだ短い人生だが、こんな気持ちを今後抱く事は無いと断言出来る」
小首を傾げ上目遣いのコンボを放つ会長はずるい。
大和撫子って言葉が似合う会長は異世界において貴重な存在だ。野郎共の目を引く容姿はもちろん、入学式の演説で披露した彼女の独特な言葉選びも俺は好きなんだ。
入学当初は遠くで眺めるだけだった、誰もが憧れる生徒会長と親密になれるまたとないチャンス。
初対面の俺への好感度が限界値に到達しそうな理由は不明だが、男としては好意を抱いてくれている女の子を無下にしたくない。
俺の中で設けた独自の異世界ルール『攻略は四人まで』
ツンデレ属性のシャーレット、清楚系のフレイ、獣耳系のナリータ、アホ担当のアテーネは攻略対象外・・・よし、一枠空いてるな!
俺は意を決してその名を口にする。
「・・・リ、リンドウ」
「うむ、よろしい」
恐らく俺だけがこの学院で会長を呼び捨てにする許しを得た唯一の男だろう。
謎の優越感を得た。
「以前に学院内を散歩していた際に君が授業を受けている姿を見た」
「ほぉ」
「その時に見た君の太刀筋や身のこなしにわたしは釘付けになってしまった。生まれて初めての経験だったよ身体中に電気が走ったのは。それ以来、学院内を歩く度に無意識で君を探していた」
「マジか」
「本気だ。君の姿を少しでも目に収める事が出来たのならその日はとても幸せな気持ちで過ごせた。君がいない日はとても悲しかった。胸が痛くなって、どんな風邪薬を飲んでも改善しなかったんだ」
ちょ、リンドウ俺にベタ惚れだってよ!
「そ、そうか。いやぁ~照れるなぁ」
壁に背中を預けて話す俺とリンドウは肩が触れ合うギリギリの距離だ。
リンドウの綺麗な横顔とか、女の子特有の良い匂いが正常な脳の働きを邪魔する。
「だから学院に君がいなかった数日間は辛かったよ」
「俺がいない?・・・あぁ、あの時か」
妖精探しの小旅行に向かった時だ。
「デスラー討伐の功績を引っ提げて帰ってきた君がすぐ子爵に昇進したと聞いた時は驚いたな。詳しい君の活躍を聞いて、不安で押し潰されそうだった心が一気に晴れたよ」
「目的は違ったんだけどね、成り行きでさ」
「本当か?凄いな君は。あの厄介なデスラーを事前準備無しで倒すとは」
「リンドウはデスラーを知ってるの?」
「奴は悪名高いからな。それに以前────」
そこまで言ってリンドウがふいに手元に視線を落とした。
手首に巻かれた腕時計を見ている。
「すまない、もっと君と話したいが・・・もうそろそろわたしの試合が始まる。生徒会長として遅刻する訳にはいかない。決勝で会うのを楽しみにしてるよ」
寂しげに言うとリンドウは手を差し出した。
俺は握り返す。
抱いた感想はとてもシンプルで、柔らかく超すべすべ。
「絶対負けないからな、勝つのは俺だ」
「ははっ、やはりわたしは君が好きだ。”わたしに勝つ”か・・・面と向かって言われたのは君が初めてだよ」
握手を交わして俺とリンドウは決勝での再会を誓い合った。
少し苦しそうな顔の審判。
どうやら先輩の話を聞いて同情でもしたらしい。
「一回戦最後の試合、アンダー・ドッグ対マルス・エルバイスの試合を始める」
審判が右腕を上げる。
それが振り下ろさてたら開始の合図だ。
「それだは両者────始め!」
「礼儀を知らない後輩に先輩としての罰を与える!」
合図よりも、ややフライング気味に踏み込んだのは先輩だった。
剣に魔力を込めるだけで魔法を使う気はないと見る。柄にもなく真剣に想いを伝えたけど、彼の心に俺の言葉は響かなかったようだ。
「先輩に楯突いた事を後悔しても遅いからな!」
口を動かす余裕があるならコンマ一秒でも速く俺との距離を詰めるべきだと思うけど、それは俺が口出ししても彼は素直に聞かないだろう。
剣を振りかざした先輩が突進してくる。
ついさっき、「努力した!」とか熱弁していたくせに、彼はまるで素人に毛が生えた程度の動きだった。
先輩の剣が俺に届くまでの間に、俺が取るべき選択肢が幾通りも頭の中に思い浮かぶ。
真面目に剣を交え心で語らうのはマンガっぽくて憧れる、素手で応戦するのは色々と反感を買いそうだから却下、様子見がてら攻撃を躱し続けて先輩の太刀筋を見極めるってのが安全だけど・・・一番無いな、無駄に動き回って汗かく労力に得られる対価が見合わない。
よし、決めた。一発で仕留めよう。
騎士にとって一番大事な物は何か。
それは剣だ。
これ折っちゃえば持ち主の心をへし折るのと同意義な行為なので、面倒な決闘を手っ取り早く終わらせたい時に有効な手段の一つだ(騎士に限る)
相手を上回る魔力を込めて、剣を当てる角度、力加減の調節さえ完璧なら、ただの木刀はゴールドソードにもメタリックソードにでもなれるのだ。
「オラァッ!」
やっと先輩の剣が俺の元に辿り着いた。
努力をしたと言い張る割に、剣速も込められた魔力も並程度であった。
半歩後ろに下がって剣を構える。
先輩が振り下ろす剣とタイミングを微妙にずらして、狙うのは剣の側面だ。
俺は木刀を薙ぎ払った。
ガギィィッン。
「は?」
耳に残る金属音と先輩の間抜けな声が重なった。
そして次の瞬間。
「ぶべらぁぁっ!!」
先輩の剣を砕いた俺の木刀は、がら空きになった腹部にクリティカルヒットした。
回転しながら吹っ飛ぶ先輩を見てると俺の溜まったストレスも解消されていく気がする。
骨も砕いた感触が手に残るけど、きっと彼は許してくれる。
怪我は男の勲章、一人前の騎士を志す者として戦った誇るべき証なのだから。
「・・・し、勝者、マルス・エルバイス!救護班は大至急、アンダー選手を医務室へ!」
一瞬でついた勝負に唖然としていた審判が、我に返るとものすごい剣幕で指示を飛ばす。
闘技場内は静寂に包まれた。
試合前に俺をブーイングしてやがった連中は顔を歪めて悔しがっている。
超スッキリした。
「でも拍手の一つも起こらないのは悲しいかな」
己の人望の無さを実感して嘆いていると、モーガンの取り巻きが陣取る席とは反対に位置する席から、一際大きな歓声があがった。
『きゃー!かっこいいー!マルスくーん!』
『さっすが、うちらの代表だわ。先輩をあっさりと倒しちゃった!』
『エルバイス、改めてお前を見直したぜ!今度の授業では俺と組んでくれ!』
歓声の正体は俺のクラスメイトであった。
宣言通りに俺の応援してくれる彼らの優しさを受けて、心がじんわりと温まる。
照れ隠しに鼻をすすった俺はクラスメイトに背を向けた。
そして、天高くに拳を突き上げた。
そうだ、勝利のポーズである。
『わぁぁぁぁああぁぁぁぁ!!!』
拍手と共に闘技場内で響き渡る大歓声には木刀を使う俺を笑っていた観客の声も含まれていた。
他の生徒は黙りを決め込み、声を発しているのは外部から訪れた観客とクラスメイトだけだ。
俺は呟く。
「俺・・・主人公が過ぎる」
突然の主人公ムーブの余韻に浸りながら、俺は振り返らずに出口に向かった。
この”振り返らない”ってのが個人的にミソだ。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
控え室に続く通路を歩く俺の足取りは随分と軽やかであった。
「無事に初戦を突破、インパクトの強い勝ち方も出来た。うん、完璧だったな」
独り言を呟きながら歩いていると前方に人の気配を感じた。
一人で喋っているところを見られた羞恥心を隠して、学院の者ならば誰もが知っているであろうその人物に挨拶をする。
「こんにちは会長」
トレードマークの綺麗な黒髪を後ろで纏めた我らが生徒会長リンドウ・ガーベラが、壁に寄りかかっていたのだ。
ブラックダイヤモンドの瞳に俺を映した会長はふわりと笑って
「堅苦しい呼び方はよしてくれ。リンドウでいいよ」
と言った。
親しげな雰囲気で近寄ってくる美人会長に俺の鼓動が波打つ。
おかしいな、美人なら見慣れてる自信があったんだけど。
「君とわたしの仲じゃないか」
「会長と俺の?」
ちなみに俺と会長は初対面である。
俺の問いを華麗に流して会長は続けた。
「先程の一戦、見事だった。相手の戦意を完全に摘み取る君の戦いっぷりにわたしは感服した」
「あ、ありがとうございます会長」
「リンドウ」
「はい?」
「わたしは呼び捨てで構わないと言ったんだ」
「いや、さすがに・・・」
「むぅ」
渋る俺に会長は頬を膨らませて不満をアピールする。あざとさマックスだけど普段のクールな彼女の振る舞いとのギャップで危うく堕ちかけた。
「リ・ン・ド・ウ!」
「うーん」
「わたしの名を呼びたくないのか?わたしは君に興味がある。もっと仲良くなりたい、これは本心だ。まだまだ短い人生だが、こんな気持ちを今後抱く事は無いと断言出来る」
小首を傾げ上目遣いのコンボを放つ会長はずるい。
大和撫子って言葉が似合う会長は異世界において貴重な存在だ。野郎共の目を引く容姿はもちろん、入学式の演説で披露した彼女の独特な言葉選びも俺は好きなんだ。
入学当初は遠くで眺めるだけだった、誰もが憧れる生徒会長と親密になれるまたとないチャンス。
初対面の俺への好感度が限界値に到達しそうな理由は不明だが、男としては好意を抱いてくれている女の子を無下にしたくない。
俺の中で設けた独自の異世界ルール『攻略は四人まで』
ツンデレ属性のシャーレット、清楚系のフレイ、獣耳系のナリータ、アホ担当のアテーネは攻略対象外・・・よし、一枠空いてるな!
俺は意を決してその名を口にする。
「・・・リ、リンドウ」
「うむ、よろしい」
恐らく俺だけがこの学院で会長を呼び捨てにする許しを得た唯一の男だろう。
謎の優越感を得た。
「以前に学院内を散歩していた際に君が授業を受けている姿を見た」
「ほぉ」
「その時に見た君の太刀筋や身のこなしにわたしは釘付けになってしまった。生まれて初めての経験だったよ身体中に電気が走ったのは。それ以来、学院内を歩く度に無意識で君を探していた」
「マジか」
「本気だ。君の姿を少しでも目に収める事が出来たのならその日はとても幸せな気持ちで過ごせた。君がいない日はとても悲しかった。胸が痛くなって、どんな風邪薬を飲んでも改善しなかったんだ」
ちょ、リンドウ俺にベタ惚れだってよ!
「そ、そうか。いやぁ~照れるなぁ」
壁に背中を預けて話す俺とリンドウは肩が触れ合うギリギリの距離だ。
リンドウの綺麗な横顔とか、女の子特有の良い匂いが正常な脳の働きを邪魔する。
「だから学院に君がいなかった数日間は辛かったよ」
「俺がいない?・・・あぁ、あの時か」
妖精探しの小旅行に向かった時だ。
「デスラー討伐の功績を引っ提げて帰ってきた君がすぐ子爵に昇進したと聞いた時は驚いたな。詳しい君の活躍を聞いて、不安で押し潰されそうだった心が一気に晴れたよ」
「目的は違ったんだけどね、成り行きでさ」
「本当か?凄いな君は。あの厄介なデスラーを事前準備無しで倒すとは」
「リンドウはデスラーを知ってるの?」
「奴は悪名高いからな。それに以前────」
そこまで言ってリンドウがふいに手元に視線を落とした。
手首に巻かれた腕時計を見ている。
「すまない、もっと君と話したいが・・・もうそろそろわたしの試合が始まる。生徒会長として遅刻する訳にはいかない。決勝で会うのを楽しみにしてるよ」
寂しげに言うとリンドウは手を差し出した。
俺は握り返す。
抱いた感想はとてもシンプルで、柔らかく超すべすべ。
「絶対負けないからな、勝つのは俺だ」
「ははっ、やはりわたしは君が好きだ。”わたしに勝つ”か・・・面と向かって言われたのは君が初めてだよ」
握手を交わして俺とリンドウは決勝での再会を誓い合った。
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