貴方に出会えて

麻美

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不意に声のした方を見ると都会らしい綺麗な面立ちの人がいた。

「いえ…何でもないです…」

「そう?泣いているように見えたから…」

「…今日郷を出てきたから少し寂しいのかな?」

「そうなんだね。俺は桐里 巳露きりさと みつゆ。あなたは?」

連堂 峻太郎れんどう しゅんたろう

「いくつ?俺は22」

「明日19になります。」

「大学生?」

「いえ。新社会人です」

「へぇ。そうなんだぁ。じゃあ俺と一緒だね。俺も新社会人。この辺りに越してきたの?」

「えっと…あそこです」

少し古いアパートを指差すと彼が目を見開いた

「そうなの?!同じだぁ!!」

初めてあった彼は人懐っこくニコニコと笑顔が可愛い人。

「何階?」

「えと…」

「あ!!ごめん!!聞きすぎだね!!ごめん!!」

「いえ…あの…嬉しいです。来たばかりで不安だったから…」


「じゃあ友達になりませんか?」

「いいんですか?俺みたいな田舎者…」

「なぁに行ってるの。田舎だろうが都会だろうが君は君でしょ?俺が君と友達になりたいの。君が良い」

「ありがとうございます」

彼はにこっと眩しい笑顔をむけてくれた。

これが苦しい選択になるとも知らず…








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