貴方に出会えて

麻美

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「あっんっ…峻くんっんん…」

「可愛いですね…もっと乱れて…」

「んあっあぁぁっ…」

今俺は巳露さんを組み敷き華奢な体を貪っている…

こんな関係になったのは出会った日からわずか三日後からだった。

突然彼の方から持ちかけられたのだ

「ねぇ。峻くんってさ…ゲイ…でしょ?」

「…っ…そんな…こと…」

「わかるんだよね…同じだから…」

「え…」

この王子さまみたいな人が?世の中うまくいかないものだな…

「今日…フラレたんだ…付き合っていた人に…実は妻子があることわかって…」

「そんな…」

「これから恋する相手との練習代わりに俺を抱いて?」

「っ…」

「慰めて…お願い」

迷い子のようなその視線に捕らわれ誘われるまま肌を重ねた…それからは俗に言うセフレという関係になってしまった。



「ねぇ峻くん。明日何時から?」

「明日は10時ですね」

「一緒だぁ」

実はアパートの部屋も隣なうえ職場も同じたったから距離をつめるのは容易だったのだ。

勿論部署は違うので仕事内容なんかは少し違うのだけれどそれでも十分な環境。

でも巳露さんが求めているのは寂しさを紛らわせてくれる相手。恋人などでは無いのだ。

新たな場所で出会ったこの美しい人は俺のものにはならない…それでも離れられない…

俺は彼に惚れてしまったようだ…初めてあった頃はこんな関係になるなんて思わなかった…実際抱いていてもそんな気持ちになるなんて想像してなかった…でも俺の下で乱れる姿と仕事をしているときの真剣な表情の大きなギャップにいつしか捕らえられてしまったのだ

でもこの気持ちは伝えられない…伝えてしまえば話すことは愚か体を重ねることさえできなくなってしまう…。彼が必要としてくれるときだけ俺は従うだけ。それが少しでも彼の側にいられる選択

「あ!明日は何するの?」

「明日?明日は特に何もないですけど…」

「あのね。お願いがあるんだけど…」






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