貴方に出会えて

麻美

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その後…12

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「君は大丈夫?連動くん」

「えぇ…」

「桐里くん酷い痣だったね…」

「…愛してるのならなぜ…あんなこと…俺には理解できない…」

「そうだね。俺も理解できない。けれど俺はされてきたから」

「え?」

「俺はガキの頃に連れ去られてその後多くの大人たちに殴られたこともある。行為をされながらね。昔は華奢だったからされるまま…そんな生活を…15年程かな?」

「そんなっ!ご両親は?」

「海外に住んでてね。ずっと探してくれたんだけど…闇取引で色んなとこに連れてかれたからどうしようもなかったみたいなんだ。そしたらそれだけ時が過ぎていた…俺を救ってくれたのが天青さん…社長なんだよ」

「そうだったんですね。」

「俺は精神的に不安定になってて人とのコミュニケーションがとれなかった…それをみかねてこっちにつれてきてくれたのが天青さんで仕事を与えてくれた。そんな俺につけてくれたのが君で…君でよかった。君がいてくれて一緒にやってくれたからこうしてやってこられた。だからね。俺思うんだ。君なら彼を癒してあげられる。側にいるだけで彼を支えられるから。だからこれからも愛し続けてね」

「はい。俺にはあの人だけだから…」

「そうだね。だから君は笑ってなさい。君が不安なら彼はもっと不安になる。わかるよね?彼のこと」

「はい」

どう接していいかわからなくて自分でも気がつかないうちに作り笑いになっていたかもしれない。

だから巳露さんは苦しそうに笑ってたんだ…人に言われて気付くなんて…

巳露さんは前からずっとそうだ。誰より俺の気持ちを考えて俺の気持ちに寄り添う人。

自分を圧し殺して俺を優先にしてしまう人…

…俺が…彼を不安にさせてたから他にいるかもしれないなんて…そんな言葉を言わせてしまったんだ。俺はとても幸せなのに…どこかに不安を感じさせてしまったのは俺の…

「そんな神妙な顔つきで何を考えているの?大丈夫。難しく考える必要はないんだよ。君の素直な気持ちは?」

「どんな目に遭っても俺は彼を…巳露さんだけを愛している」

「他の男に抱かれ、よがり狂い、イキ狂った彼でも?」

「正直俺以外でそうなったのはやっぱ嫌です。けれど…だからといって巳露さんを嫌いになんてなれない。手放したくないんです…好きなんです…どうしようもなく…他に目を向けろなんて…そんなこと…」

「だったらそれを素直にね?」

「はい」

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