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オーダー・巫女の妹の命を救え
5・作戦
もちろんと言い切ったニルちゃんではあるけれど、また顔も、首や耳までも真っ赤だ。
まあ無理もない。
意図せず2つ取得していた初回ボーナス。
ポイントが多かったのは、処女状態で乳首イキの方。
そのポイントを狙って増やしていくとなれば、ニルちゃんは処女のまま、かなりの数の変態プレイを試してゆく事になってしまう。
「ニルちゃん」
「は、はい」
「性癖に奉仕願望ってあるし、さっきも奉仕しますみたいな事を言ってたよね。ほんとに大丈夫?」
「もちろんです」
「じゃ、まずはハードルが低そうな『キスより先に』の方から試していこうか。ファーストキスを忘れてたのも、それを少しでもいい思い出にしてあげられなかったのも悪いとは思ってるけど、1でもステータスポイントを得られたのは怪我の功名だ。こうなったら活用してかないとね」
「はい」
「まずは耳かな。舐めるの、嫌じゃない?」
「嫌なはずなんてありませんが、耳を舐めるのが奉仕になるのですか?」
「わかんない。さっきからいろんなワードで検索してるけど、初回ボーナスはノーヒントで引き当てるしかないみたい。だから狙うなら、とにかく手当たり次第にやるしかないっぽいんだよね。僕のいた世界じゃ耳舐めって言って、ジュポジュボ音を立てながら耳を舐める、ちょっと変態さん寄りなジャンルがあったんだよ。最初に変態っぽい方がいいって言ってたから、試すべきなのかなって」
「わかりました。では、失礼します」
そう言ってニルちゃんは僕の後ろに回り、抱き締めるようにして顔を耳に寄せてきた。
息がかかる。
耳がその音を拾う。
ヤバイな、これ。
なんかこう、クルものがある。気持ち的に。
「うっわ。音すごっ」
「おいひいれふ、ひほはまほひひ……」
「来ないなあ、ログ」
「ではこのまま首へ、そこから先は舐められる場所すべてに舌を這わせます」
「交代交代でもいいよ?」
「いえ。使徒様は神器を」
「りょーかい。……首も来ないなあ」
首から鎖骨。
鎖骨から胸板へ。
耳から首に移行した時もそうだったけれど、驚くほどの熱意で、その熱い舌が這っていない場所などないんじゃないかと思うほど丹念に舐められている。
小説かなにかで、子供は体温が高いという話を読んだ記憶があった。
もしかすると十代の女の子は、大人の女性より体温が高かったりするんだろうか。
僕の胸板をぺちゃぺちゃと音を立てながら舐めている舌は、これまでに経験がないほど熱く感じる。
「ここも失礼しますね」
「ひうっ!?」
変な声が出てしまう。
乳首を舐められた事なんていくらでもあるのに。
「あの、もしかして男の人もここが気持ちよいものなのですか?」
「まあそれなりに? もちろん好き嫌いはあるだろうけど」
「使徒様はお嫌いではないのですね」
「……まあ、それなりに?」
大好物ですとは言わないでおく。
「ではたくさん、いつでもどこでもお好きなだけご奉仕しますね。っちゅ、ん……」
日本で何度もされてきたそれとは違い、一点にしか刺激を与えられない乳首舐め。
だというのに、どうして僕はこんなに興奮しているんだろう。
そろそろ下も舐めてと言い出さなかった僕は、もしかしたらとてもガマン強い人間であるのかもしれない。
そんなガマンを続けていたのには、いくつか理由がある。
決してぎこちないけれど熱意だけは人一倍の乳首舐めが癖になっていたからじゃない。決して。
「やっと来たか、乳首舐め(攻)0,1up」
「っちゅ、れろっ、ふぁい?」
「乳首舐めの初回ボーナスはないみたいだけど、エッチステータスに言葉攻め(受)があるんなら他のにも(攻)があるのかなって思ってログを待ってたんだよ。そしたら、今それが表示された。やっぱりこっちはあったみたい」
「なるほど」
「やったねニルちゃん。君は男の乳首を舐めるのが少しだけ上手になったよ」
「使徒様のしか舐めませんが、それが上達したのであれば嬉しいです」
「おおっ!? 正気度が回復したってログも来た! 舐めてる最中じゃなくこの会話中に上昇したのか!」
たった0,1でしかなくとも、0になったら精神が崩壊するという正気度が回復したのはありがたい。
本人はどう考えているのかはわからないけれど、僕はこの世界にニルちゃんしか知り合いなんていないし、このパソコンだってそのニルちゃんの家の地下に備え付け。
一蓮托生みたいになってる相手に精神崩壊なんてされたら僕も終わる。
まあそれがなくともこんなにかわいらしい、優しい女の子が精神を崩壊するのを黙って見ているつもりなんてないけれど。
「ならあの子にも、ニアにも使徒様の乳首を舐めさせていただければ正気度が!」
「さ、さすがにそれはどうかと思うよ? 会話とかお祈り、どうしようもなかったら添い寝って手段もあるのに。それより、『処女状態で乳首だけで絶頂』なんて初回ボーナスがあるんなら『処女状態で乳首舐めだけで射精させる』ってのもありそうだけど、さすがにそれは、乳首を舐められてるだけで射精までってのはムリそうなんだよね。どうする?」
「もしそれが存在するにしても、条件が厳しすぎるのであれば諦めた方がよいかと」
「助かるよ。絶対に取るって言われたらどうしようかと思ってた」
「それにまず『キスより先に』を試すのは、その、ある程度の予想が使徒様の中にはあるからなのでは……」
「まあねえ。初回ボーナスに『キスより先にクンニ』が存在してるけど耳舐め乳首舐めにはないなら、可能性があるのはフェラ、玉舐め、アナル舐め。後はあっても全身リップくらいだとは思う。舐める系では、だけど」
「全身、ですか」
「全身の定義が難しいし、それも狙う必要はないんじゃないかな」
「いいえ。それは狙わせていただきます。時間もそうは取らせませんので」
「でも、全身だよ? 頭皮とか足の指の間とか腋とか、普通は絶対にしたくない場所じゃん」
「使徒様のならば喜んで。使徒様の体に舌を這わせていると、言葉にできないほどの多幸感、それにその、快感、のようなものに包まれるのです。それこそ、天上の美酒を味わってでもいるように」
「ちょ、ちょっと待って確認させて!」
うっとりと、まるで本当にお酒でも呑んで酔っているような表情で言われると、とある疑念が浮かぶ。
僕はさっきこの世界に来て、使徒というものになったばかりで、自分のページに書かれていたスキルというものの仕様すら理解していないんだから。
「神器を操作するのですね。では、まず頭皮から」
急いでいるので無理だけはしないでとだけ言ってマウスを手に取る。
検索したのはもちろん、スキルの欄にあった【体液変化】。
さっきはざっとしか読んでいないので、今度は1文字も飛ばさずに読み進む。
もしこれが僕の意識に関わらず常に発動しているパッシブ・スキルであるなら、その状態で発揮される効果が媚薬効果であるのなら、今のニルちゃんの酔ったような、熱に浮かされたような態度も納得だ。
「【体液変化】はアクティブ・スキル? 自動で常時発動じゃない。って、うっわあ。犯人はこっちか……」
【フェロモン体質】
パッシブ・スキル
常にわずかながら異性を誘惑し、発情させるフェロモンを周囲に放っている
効果は自身の魅力ステータスに依存ではあるが、魅力値が100でようやく一般人を即座に押し倒せる程度の効果
厄介なパッシブ・スキルをくれたなあ、神様。
「僕の魅力は、18!? ニルちゃんは50もあるのに……」
いやん。
あたしの魅力値低すぎ?
「信じられません。使徒様はこんなに魅力的なのに」
「でも神器にそう書いてあるからねえ」
そういえばそもそも、全身リップってプレイは頭皮まで舐めるものなの?
ふと頭に浮かんだそんな疑問に答えを出せずにいると、ニルちゃんは椅子と僕の間に上半身を入れて背中にまで舌を這わせてゆく。
背中もだいぶくすぐったかったけれど、顔を舐められている時には変な声を出しそうになってしまった。
特に鼻。
さすがの僕でもそんなところを舐められた記憶はない。
「ここ、使徒様のニオイが強すぎて。おかしくなってしまいそうです…… っちゅ。味も、素敵すぎます……」
顔を、首から上を舐め終えたので少しでもやりやすいように立ち上がってパソコンを操作していると、ニルちゃんが僕の腕を持ち上げながら呟くように言う。
腋。
普通の人間なら顔を寄せるのも躊躇う場所に、ニルちゃんはうっとりとした声と吐息を漏らしながらキスを落とし、丁寧に舐めてゆく。
また無理はしないでと言ってはみたけれど、舌は聞かずにまた動き出す。
そこを舐められた経験がない事はないけれど、パッシブ・スキルのバグを疑ってしまうくらいの熱心さだ。
「ヤッバいなあ。女の子に舌で体を掃除させて興奮するなんて、お金持ちの変態オヤジっぽい。大丈夫か僕」
「どこでも舌で清めます。トイレの後もお任せください」
「さ、さすがにそれは遠慮するかな。うん」
「残念です。……ああ、舐め終えてしまいました。使徒様の腋。もっと味わっていたかったのに。でも、まだ大切な場所が残ってますね。椅子を下げるので、またおかけください」
「あ、うん」
ついにフェラか。
ガマン汁ダラッダラだし、なんか興奮しすぎてるから、初心者のフェラでもすぐに射精しちゃうかも。
「部屋が暑いので、脱がせていただきますね」
ニルちゃんはそう言いながら、まるで見せつけるように白衣を脱ぎ捨てる。
そして僕とパソコンデスクの間にしゃがみ込み、音を立ててふとももにキスをした。
「えっろ……」
水を弾きそうな若い肌がすべて上から下まで僕の視線に晒されて。
大きなおっぱいが蠱惑的に揺れたかと思うと、僕の膝に押し当てられてふにょんと形を変えてみせる。
そしてなにより、勃起し切った僕の肉棒越しに見える表情がエロ過ぎだ。
「使徒様」
「はいはい」
「はしたない、どうしようもない変態女だと罵っていただいても構いません。でも、ニルはもうガマンできないのです……」
「いいんだよ。好きにして」
「ありがとうございます」
初めての時、女の子はどこから肉棒を舐めるんだろう。
そんな僕の疑問に予想もしない形で答えを出され驚きの声を上げかける。
ふとももに頬ずりをしながら甘えるようにお礼を言ったニルちゃんは、視界にあるはずの肉棒ではなく、床にある僕の足を優しく持ち上げた。
「あ、足から?」
「はい。……ああ、やっぱり素敵なニオイがします」
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