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第5章 入学編
第5章ー㊼
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「はあ、朝からスゲー疲れた」
一人で登校中、ため息混じりに本音を吐露していた。あの後、暫くマヒロに服を脱がされないように逃げ回っていたら無駄に体力を消費してしまった。風呂に入って朝食もしっかり食べて登校前に軽く横になったものの、まだあの時の疲れが僅かに残っている。今日の魔法学の授業、はたして大丈夫だろうか。
「ん? あれは…」
そんなことを考えていると、前方にミオらしき女子生徒が俯きながら歩いている姿が見えた。そういえば、マヒロに彼女の事を頼まれていたな。表情は見えないけど、あの様子から察するに昨日とあまり変わっていないように見える。うーん、どうしたものか。あんな憂鬱そうな人相手にいざ声を掛けるとなるとなんと言えばよいのか分からない。
だが、マヒロと約束した以上、何もしない訳にはいくまい。とりあえず、様子見でいつも通り話しかけるか。
「お、おはようミオ」
「ッ!? サダメ…おはよう」
後ろからミオに挨拶すると、一瞬彼女はビックリしているが、自分の方へ振り返り挨拶を返してくれた。顔色は悪くはなさそう。ということは、眠れなかったということはなさそうだな。
「? どうかしたの?」
「え? あ、いや、なんでもねーよ」
「…そう…」
彼女の様子をボーっと見ていると、逆に彼女から心配されてしまった。こっちが心配してたっていうのに、心配されるとは思わなかった。
しかし、自分が見た感じ、想像してたよりかは通常通りに見える気がする。ややテンションは低めだが、自分の声は届いているようだ。多分、朝だからまだ頭が眠りから覚めてない可能性もある。
「…そ、そういえば今日、早朝にランニングしてたらマヒロとばったり会ってさー…」
「へえ、そうなんだ」
微笑みながら相槌も打ってくれているから一見問題はなさそうに見える。マヒロから話を聞いた時は深刻そうに聞こえたが、やはり一晩寝て気分をリセット出来たのだろうか。それならいいのだが。
「それでアイツ、川で休憩してたら急に裸になってさ…」
「『はだか』?」
「あっ!?」
ホッとしたのか、うっかり今日のハプニング話を口に出してしまい、それを聞いたミオの様子が急変。大人しく聞いていた彼女だが、センシティブなワードに反応を示し、鬼の形相でこっちを見ていた。しまった、調子に乗りすぎた。
「いや、あの、ミオさん? それには深い事情がありましどぅぇへっ!?」
「問答無用!!」
必死に言い訳を探すものの、その前に彼女から重いボディーブローを貰い、そのまま数メートル転げた。
「…ふん!」
転げて地面に倒れる自分の姿を見て、彼女はゴミを見るような目で軽蔑した後、自分を無視して学園へと歩いて行った。これで自分の不運記録継続中。けど、いつも通りのミオに戻って一安心してる自分が居た。
一人で登校中、ため息混じりに本音を吐露していた。あの後、暫くマヒロに服を脱がされないように逃げ回っていたら無駄に体力を消費してしまった。風呂に入って朝食もしっかり食べて登校前に軽く横になったものの、まだあの時の疲れが僅かに残っている。今日の魔法学の授業、はたして大丈夫だろうか。
「ん? あれは…」
そんなことを考えていると、前方にミオらしき女子生徒が俯きながら歩いている姿が見えた。そういえば、マヒロに彼女の事を頼まれていたな。表情は見えないけど、あの様子から察するに昨日とあまり変わっていないように見える。うーん、どうしたものか。あんな憂鬱そうな人相手にいざ声を掛けるとなるとなんと言えばよいのか分からない。
だが、マヒロと約束した以上、何もしない訳にはいくまい。とりあえず、様子見でいつも通り話しかけるか。
「お、おはようミオ」
「ッ!? サダメ…おはよう」
後ろからミオに挨拶すると、一瞬彼女はビックリしているが、自分の方へ振り返り挨拶を返してくれた。顔色は悪くはなさそう。ということは、眠れなかったということはなさそうだな。
「? どうかしたの?」
「え? あ、いや、なんでもねーよ」
「…そう…」
彼女の様子をボーっと見ていると、逆に彼女から心配されてしまった。こっちが心配してたっていうのに、心配されるとは思わなかった。
しかし、自分が見た感じ、想像してたよりかは通常通りに見える気がする。ややテンションは低めだが、自分の声は届いているようだ。多分、朝だからまだ頭が眠りから覚めてない可能性もある。
「…そ、そういえば今日、早朝にランニングしてたらマヒロとばったり会ってさー…」
「へえ、そうなんだ」
微笑みながら相槌も打ってくれているから一見問題はなさそうに見える。マヒロから話を聞いた時は深刻そうに聞こえたが、やはり一晩寝て気分をリセット出来たのだろうか。それならいいのだが。
「それでアイツ、川で休憩してたら急に裸になってさ…」
「『はだか』?」
「あっ!?」
ホッとしたのか、うっかり今日のハプニング話を口に出してしまい、それを聞いたミオの様子が急変。大人しく聞いていた彼女だが、センシティブなワードに反応を示し、鬼の形相でこっちを見ていた。しまった、調子に乗りすぎた。
「いや、あの、ミオさん? それには深い事情がありましどぅぇへっ!?」
「問答無用!!」
必死に言い訳を探すものの、その前に彼女から重いボディーブローを貰い、そのまま数メートル転げた。
「…ふん!」
転げて地面に倒れる自分の姿を見て、彼女はゴミを見るような目で軽蔑した後、自分を無視して学園へと歩いて行った。これで自分の不運記録継続中。けど、いつも通りのミオに戻って一安心してる自分が居た。
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