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第8章 魔海の大行進編
第8章ー4
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「おお二人共、おかえり」
「ただいま、神父様」
「神父様、お久しぶりー」
馬車に乗って三日、約四か月半ぶりのリーヴ村に到着。久しぶりに故郷に帰って来た自分達を見た村の人達から暫く歓迎された後、教会に帰ると神父様が正面玄関で掃き掃除をしているのを発見。箒で落ち葉を掃いている中自分達を見つけると、いつものような落ち着いた表情と口調で出迎えてくれた。半年も経っていない筈だが、神父様の声を聞いたら妙に懐かしさを感じる自分が居た。向こうからしたら大した事はないのかもしれないが。
「長旅疲れただろ? ちょうど今からお昼を食べる所だったから一緒に食べるかい? シスターに言えばまだ間に合うと思うけど」
「うん。そうしようかな。まだなんも食べてなかったし」
そんな神父様は自分達の元へ歩み寄ると自分達が背負っていた荷物も自然な流れで持ってくれた上、昼食に誘ってくれていた。ほんとこの人はよく気が利く。疲れている様子を見抜くのも当然ながら、自分達が食事をまだ取っていない事までお見通しだ。その気遣いを習慣の如くやりのけてしまうのは流石と言わざるを得ない。
「それでエリカさんは?」
「今日の買い出しに行った所だが、もう時期帰って…と、噂をすればだな」
教会の中に入ろうとする最中にミオはエリカさんについて問いかけていた。どうやら昼食を買いに出かけていたようだ。が、神父様が何かを見つけたように自分達の背後を指差した。その方向に視線を移すと、何者かが物凄い速さでこっちに向かって来ているのが見えた。
「あっ、エリカさん! ただい…」
見慣れた修道服ですぐにそれがエリカさんだと判明。ダッシュで近づいて来るエリカさんに自分は手を振りながら声を掛けようとした。その時だった。
「お~か~え~り~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」
「ま゛ゔっ?!」
「ッ!? サダメ?!」
自分を発見したのか、エリカさんは新幹線並の速度で教会に帰還。その勢いのまま自分に抱き着いてきた。当然だがそれだけの速度を躱せる訳もなく、自分はエリカさんの超高速タックルをモロに食らっていた。エリカさんのタックルは教会の木製扉を破壊する威力を誇っており、エリカさんの豊満な胸でさえも鈍器に変わっていて、自分はその胸で顔面を強打。思いっきり鼻血を噴き出してしまっていた。
「サダメおかえり~! 大丈夫? 学園とかで大怪我したりしてない?」
「…さ、さっきまでなら、大丈夫でし、た…よ」
「サダメ?! しっかりして?! サダメーーーーー!!!!!」
エリカさんの猛烈な歓迎を受けた自分は、朦朧としながらもエリカさんの問いかけに答え、そこからの意識はほぼほぼ無くなっていた。
「ただいま、神父様」
「神父様、お久しぶりー」
馬車に乗って三日、約四か月半ぶりのリーヴ村に到着。久しぶりに故郷に帰って来た自分達を見た村の人達から暫く歓迎された後、教会に帰ると神父様が正面玄関で掃き掃除をしているのを発見。箒で落ち葉を掃いている中自分達を見つけると、いつものような落ち着いた表情と口調で出迎えてくれた。半年も経っていない筈だが、神父様の声を聞いたら妙に懐かしさを感じる自分が居た。向こうからしたら大した事はないのかもしれないが。
「長旅疲れただろ? ちょうど今からお昼を食べる所だったから一緒に食べるかい? シスターに言えばまだ間に合うと思うけど」
「うん。そうしようかな。まだなんも食べてなかったし」
そんな神父様は自分達の元へ歩み寄ると自分達が背負っていた荷物も自然な流れで持ってくれた上、昼食に誘ってくれていた。ほんとこの人はよく気が利く。疲れている様子を見抜くのも当然ながら、自分達が食事をまだ取っていない事までお見通しだ。その気遣いを習慣の如くやりのけてしまうのは流石と言わざるを得ない。
「それでエリカさんは?」
「今日の買い出しに行った所だが、もう時期帰って…と、噂をすればだな」
教会の中に入ろうとする最中にミオはエリカさんについて問いかけていた。どうやら昼食を買いに出かけていたようだ。が、神父様が何かを見つけたように自分達の背後を指差した。その方向に視線を移すと、何者かが物凄い速さでこっちに向かって来ているのが見えた。
「あっ、エリカさん! ただい…」
見慣れた修道服ですぐにそれがエリカさんだと判明。ダッシュで近づいて来るエリカさんに自分は手を振りながら声を掛けようとした。その時だった。
「お~か~え~り~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」
「ま゛ゔっ?!」
「ッ!? サダメ?!」
自分を発見したのか、エリカさんは新幹線並の速度で教会に帰還。その勢いのまま自分に抱き着いてきた。当然だがそれだけの速度を躱せる訳もなく、自分はエリカさんの超高速タックルをモロに食らっていた。エリカさんのタックルは教会の木製扉を破壊する威力を誇っており、エリカさんの豊満な胸でさえも鈍器に変わっていて、自分はその胸で顔面を強打。思いっきり鼻血を噴き出してしまっていた。
「サダメおかえり~! 大丈夫? 学園とかで大怪我したりしてない?」
「…さ、さっきまでなら、大丈夫でし、た…よ」
「サダメ?! しっかりして?! サダメーーーーー!!!!!」
エリカさんの猛烈な歓迎を受けた自分は、朦朧としながらもエリカさんの問いかけに答え、そこからの意識はほぼほぼ無くなっていた。
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