303 / 445
第9章「淫らな風紀委員長?」
第7話「クラスの出し物」
しおりを挟む
2016/9/7
---「さて、今日は学園祭の出し物を決めたいと思います!」
「おおー!?」
2学期最初のLHRで白石先生はそう言った。その発言を聞いてクラス中に歓声が上がった。
2学期のメインイベントである学園祭。まだ本番まで1ヶ月半ちょっとあるが、もうすでに学校中は学園祭に向けての取り組みを始めている。
そして、学園祭において大事なことである『クラスの出し物』を今週中に決めなければならないらしい。
「それじゃあ委員長、あとのことはお願いね」
「はい」
白石先生は軽く説明を終えると、あとのことをクラス委員長であるみのりに託した。
学園祭は基本、生徒の自主性を重んじるらしく、教師はあまり口を出さないという暗黙のルールがあるらしい。まあ金銭的なことであれば別の話なのだろうが。
「それでは1組の出し物を決めたいと思います。なにか案があれば言ってください」
みのりは教壇に立つと、すぐに仕切り始めた。
「やっぱ、お化け屋敷じゃない?」
「私、模擬店やりたーい!」
「ライブの方が楽しいんじゃない?」
「いーや、ぜっっったい、コスプレ喫茶だろ!?」
みのりが案を出すように促すと、各々挙手しながら案を出してきた。
それを聖徳太子の如く、あちこちから聞こえてくるにもかかわらず、黒板に黙々と出てきた案を書いていくみのり。流石吸血鬼の娘だ。
---「出てきた案はこれぐらいですかね?」
しばらくすると、騒がしかった教室が徐々に落ち着きを取り戻していた。チラホラヒソヒソ話が聞こえてくるが。
「とりあえず案の方はこれで締め切りたいと思います」
黒板いっぱいに出てきた案を書いたみのりはみんなの方に振り返り、再び仕切りだした。
「それでは、この中から多数決を取りたいと思います。1人1票で必ず1人1つには手を上げてくださいね」
仕切り出したみのりは多数決で決めようと言い出した。それに対して異論する者は誰1人おらず、多数決で決めることになった。
黒板に書かれていたものはお化け屋敷や模擬店にライブ、コスプレ喫茶などの定番なものや、リアル脱出ゲームや写真展、ミュージカルやスタンプラリーなど、多数の案が上がった。流石学園祭というべきか、色々と出てくるもんなんだな。
「みなさん、どれにするかはもう決めましたか?」
みのりはみんなに決める時間を設けたあと、決まったかの確認を取ってきた。みんな、頷いたりしながら決めたという意思表示を示した。
「それでは、そろそろ多数決を取りたいと思います!」
---こうしてクラスの出し物を決める多数決が始まったのであった。
---「さて、今日は学園祭の出し物を決めたいと思います!」
「おおー!?」
2学期最初のLHRで白石先生はそう言った。その発言を聞いてクラス中に歓声が上がった。
2学期のメインイベントである学園祭。まだ本番まで1ヶ月半ちょっとあるが、もうすでに学校中は学園祭に向けての取り組みを始めている。
そして、学園祭において大事なことである『クラスの出し物』を今週中に決めなければならないらしい。
「それじゃあ委員長、あとのことはお願いね」
「はい」
白石先生は軽く説明を終えると、あとのことをクラス委員長であるみのりに託した。
学園祭は基本、生徒の自主性を重んじるらしく、教師はあまり口を出さないという暗黙のルールがあるらしい。まあ金銭的なことであれば別の話なのだろうが。
「それでは1組の出し物を決めたいと思います。なにか案があれば言ってください」
みのりは教壇に立つと、すぐに仕切り始めた。
「やっぱ、お化け屋敷じゃない?」
「私、模擬店やりたーい!」
「ライブの方が楽しいんじゃない?」
「いーや、ぜっっったい、コスプレ喫茶だろ!?」
みのりが案を出すように促すと、各々挙手しながら案を出してきた。
それを聖徳太子の如く、あちこちから聞こえてくるにもかかわらず、黒板に黙々と出てきた案を書いていくみのり。流石吸血鬼の娘だ。
---「出てきた案はこれぐらいですかね?」
しばらくすると、騒がしかった教室が徐々に落ち着きを取り戻していた。チラホラヒソヒソ話が聞こえてくるが。
「とりあえず案の方はこれで締め切りたいと思います」
黒板いっぱいに出てきた案を書いたみのりはみんなの方に振り返り、再び仕切りだした。
「それでは、この中から多数決を取りたいと思います。1人1票で必ず1人1つには手を上げてくださいね」
仕切り出したみのりは多数決で決めようと言い出した。それに対して異論する者は誰1人おらず、多数決で決めることになった。
黒板に書かれていたものはお化け屋敷や模擬店にライブ、コスプレ喫茶などの定番なものや、リアル脱出ゲームや写真展、ミュージカルやスタンプラリーなど、多数の案が上がった。流石学園祭というべきか、色々と出てくるもんなんだな。
「みなさん、どれにするかはもう決めましたか?」
みのりはみんなに決める時間を設けたあと、決まったかの確認を取ってきた。みんな、頷いたりしながら決めたという意思表示を示した。
「それでは、そろそろ多数決を取りたいと思います!」
---こうしてクラスの出し物を決める多数決が始まったのであった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
185
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる