この広いセカイでもう一度貴方に出会えたら

ニノハラ リョウ

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もう離れない その10

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 見上げれば、ゲーム内でも数多の人を惹きつけて止まなかった太陽のようなキラキラとした笑顔を浮かべているリンが、いや陽太が目に入った。
 口にしている言葉は大概不穏……と言うか、爽やかな笑顔を裏切る欲望に忠実な内容だったが。

 でも何故か、その言葉に促されるようこくりと頷いてしまう。
 頷いた後に思考が追いついてきて、なんで?!と脳内が混乱する。

「んあっ!?」

 脳内の混乱……と言うか、理性と欲望の乖離を埋められないままに、アツい熱の塊が私を貫いて、ずぶずぶと最奥を目指して突き進んでいく。

「ふぁぁっ!」

「くっ!ナカあっつぅ……」

 コツンと最奥を小突かれると同時に熱杭の熱さが私の理性を焼き切る。
 ヘコヘコと更なる刺激を求めて揺れる腰を止められない。

「ふふ。美月も気持ちいーねぇ」

「んあっ!!」

 剛直の形をありありと写し取った下腹部を柔らかく触れられたかと思えば、ぐいっと捻りを入れながら、よりナカに挿入ったモノの形を浮かび上がらせるように捏ねられる。
 ナカと外からの刺激に、対して動かれていないのに快楽が満ちていく。

「んぁっ!んぁぁっ!!」

 ゆるゆると抜き差しされているだけなのに、下腹部を捏ねる掌の動きと相まって、ものすごく感じてしまう。
 段々激しくなる抽送に合わせて、ぬちゃぬちゃと水音が部屋に響く。

「お゙っ゙!?」

 ガツンと子宮口を丸い切先で殴られ、口から可愛らしさのカケラもない喘ぎが零れ落ちる。
 そんな私を嘲笑うかのようにより一層激しくなる腰の動きに、どんどんと追い詰められ、ついに解放の時を迎えた。

「んあっ!あぁぁぁぁぁっ!!!」

 ずんと突き込まれた拍子に快楽は閾値を超え、ナカに入った剛直を締め上げながら絶頂を迎える。

「こんなっ!こんなぁぁぁ!!
 もうっ!!知らないっ!!こんなの知らないからぁ!!
 もうとまってぇぇえ!!」

 快楽の頂を迎えたにも関わらず、陽太の猛攻は続けられ、もはやイキっぱなしとなった身体は、ガクガクと震え自分の意思に反して腰が揺れる。

 そして。

「んぁぁ!!ダメっ!もれちゃ!?もれちゃうからぁ!!」

 唐突な尿意に襲われ、このままでは成人女性としての尊厳すら怪しくなると言うのに、何故か陽太は止まらず、それどころか口角を上げ私の腰を鷲掴みして、より一層奥への侵入を果たそうとする。
 腰を浮かされて、ずっぷりと剛直の埋まる結合部を、見せつけるように激しく穿たれる。

「ははっ!
 出しちゃえよっ!ほらっ!ほらぁ!!イケよっ!イッちまえっ!!
 ハメ潮撒き散らしてイっちゃえよっ!!」

 ずぷん……と剛直の先端が入ってはいけない所をこじ開けた気配がして。

「んにゃぁぁぁぁぁぁ!!」

「んっ!!」

 ぶしゃりと排泄にも似た解放感と共に、私から吹き出した体液が互いの下腹部を濡らす。
 それが皮膚を滑り落ちる感触ですら快楽を覚え、もう何もわからない。

 ただひたすら、荒い息をついて、最奥の子部屋に注がれるグツグツと煮えたぎるような白濁の気配を感じるだけのモノと成り果てていた。


◇◇◇


「んっ……んっ……」

 じゅぷじゅぷと水音が薄暗い部屋に響く。

「あー…ヤバい…このシチュだけでイケそー」

 膝立ちになっている陽太が、私の中途半端な長さのボブヘアを指ですきながらボソリと呟く。
 チラリと上目遣いに見上げれば、陶然とした表情を浮かべる陽太が見えた。
 その表情をさせているのが私だという事実に、下腹部がきゅんと鳴き、四つ這いになっている太ももにとろりと蜜が溢れ、思わず両足をすり合わせてしまう。
 そして陽太の表情に煽られるように、猛った肉棒をより喉奥へと誘い込む。

「んっんっ……」

 喉奥に引き込んだ剛直に舌を這わし、意識して喉を絞めれば、ますます硬く猛っていく。

「あー、イキそー。ごめん、ちょっと激しくする」

 そう言うと後頭部を掴まれ、勢いよく口内を犯される。
 歯を立てないようにしながら、喉奥を突かれ迫り上がってくる胃液を飲み下す。
 喉の奥を流れていく先走りと、這わした舌先に感じる陽太の味。
 押し付けられたタイミングで鼻先に触れる叢から漂う汗の匂いと陽太の体臭、先程吐き出された精液と、混ざり合った私の体液。
 全部が混じり合った匂いが私の鼻腔を犯して、どうしようもなく昂る。

「んっ!」

 パンパンに膨らんだ剛直が唐突に引き抜かれ、口腔内がぽかりと寂しくなる。
 吐精してないのに何故?と疑問に思う間もなく顎を掴まれ、口を開かれる。

「んっ!出すっ!出すからっ!舌出してっ!」

 反対の手で自らの昂りを扱き、伸ばした私の舌にびゅるりと白濁を落としたかと思えば、少しだけ力の抜けた切先で私の舌に、口元に白濁を塗していく。

「っ…口の中で味わって……俺の味覚えて……そう……口中で……クチュクチュして……」

 まるで催眠術にでもかかったかのように、陽太の指示に従って口内で精液の味を堪能する。
 ……いや違う。多分陽太に言われなくてもこの味を味わっていた。
 この苦くて温くて青臭いこの味を。この世界現実でしか味わえないこの味を。極上の美酒を口にした時のように。

「……ん、も一回あーんしようか……。うん、そのままごっくんって……そう、良い子」

 するりと頬を撫でられる。
 幼子のように褒められて、悪い気はしないどころか、もっともっとと顔を掌に擦り付けて強請ってしまう。

「ん……いいね。とろとろじゃん。
 エッロい顔して……情けなー。でももっとだ。もっと俺を欲しがれよっ!
 ……二度と俺から離れようなんて考えないくらいにな……」

 ぼそりと落とされた昏い呟きに、ユエの罪深さを思い知る。
 ならば美月のやるべきことは……。

 ベッドに後ろ手をついて胸を逸らす。
 がばりと開いた両足のあわいは、先程までの交歓で混じり合った体液と口淫の間に溢れ出した愛液で、男を誘うべくテラテラと濡れそぼっている事だろう。
 間に伸ばした右手の人差し指と中指を使って秘裂を割り拓き、滑るそこを陽太に見せつけるように腰を浮かす。

 客観視した時の自分の卑猥さに、正気だったら羞恥に死んでしまう事だろう。
 だから、正気に戻る前に精いっぱい……。

「っ……陽太をちょうだい……もっと…もっと陽太をちょうだいっ!!」

 ずぷんっ

「んあぁぁぁぁぁっ?!」

 自ら誘いをかけたとはいえ、一息にねじ込まれた雄芯がゴリゴリと私の膣壁を均し、感じるポイントをこそげ、子宮口を押し上げる。それは脳が焼き切れそうな程の快楽を私にもたらした。

 正気に戻るどころか、おかしくなりそうな愉悦に、もはや人間らしい言葉が出ない。

「あー、さいっこー。美月からのおねだりとか……うわぁ……チンコ秒で勃つわこんなん……。
 たまんねぇ……ナカもうねうねあったかくて、もぐもぐとまんねぇし……。えっろぉ……。
 はぁ……ちんこイライラして……もうとまってやんねぇ。
 ……イキ狂っちまえ」

 どちゅりとナカを抉られて、膣壁が裏返りそうな勢いで引き出され、再び勢いよく子宮口を突かれ。
 もう……何もわからない……ただ……。

「ひなたぁ!!好きっ!すきぃ!!
 もう離れないっ!!離れないからっ!!おねがいおねがいっ!!」


 私を捨てないで


 ユエの時ですら言えなかった、ありったけの想いを込めた本音は、熱い陽太の身体に抱き込まれ包まれて昇華する。

「当たり前だろっ。もう二度と離すかよっ!!美月は俺のモンだっ!
 だから……もうっ!!」

 どんっと最奥を突かれ、ぶしゅりと私のナカから吹き上がる体液の気配と、どぷりと子宮口に吹きかけられる白濁の気配に、過ぎた悦楽に疲れ切った私の意識は微睡へと誘われていく。
 陽太の口から零れた呟きに笑みを返しながら。


「この広い世界でもう一度君に出逢えたなら……もう離さない」



 
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