この広いセカイでもう一度貴方に出会えたら

ニノハラ リョウ

文字の大きさ
10 / 27
side M

もう離れない その9

しおりを挟む
「え、えーっとリン?」

陽太ひなた

「で、でもリ……「陽太だよ、美月」」

 否やを言わせない口調で言い切られ、そのまま食べられそうな勢いの口付けが始まった。
 クチュクチュと互いの唾液が交わる音にどうしようもなく煽られる。
 上顎を陽太の舌が這い、歯列をなぞられる。
 こくりと喉を鳴らして、混じり合った唾液を飲み干せば、アルコール度数の高いお酒を口にした時のように喉奥がかっと熱くなる。
 絡み合う舌先に感じる陽太の味に、ここが現実であると否応もなく突きつけられ、そして……その事実にどうしようもなく熱を孕む身体。

 持て余す熱を逃すかのように、陽太の手がシャツのボタンをふつふつと外し、自分とは異なる体温の掌がキャミソールの中に滑り込む。

 口内に溜まっていた唾液を舌で掬い取られたかと思えば、見せつけるように喉を鳴らして飲み干された。
 それに釣られて私の喉も物欲しげにコクリと鳴る。

 口元に残っていた唾液の残滓を、ペロリと紅い舌が舐めとる様子をぼんやりと見ていると、ふいに頭が落ちてきて、露わにされていた胸元を先程の紅い舌が這い回る。

「ふふっ。これが美月の味かぁ。匂いも……ん、やっぱ俺好みだ……」

「そ…んな……っ! いゃ……やめて……」

 一日働いて、汗をかいているであろう胸の谷間を陽太の舌が味わうように這いまわる。
 いつの間にか中途半端にはだけられ、腕だけが抜けていない状態になっていたシャツが、拘束具の様に私の自由を奪っているのに気づいたのは、陽太の両手が容赦なく私の両足からストッキングとパンツを攫って行った時だった。

「ひゃっ!! やめてっ!?」

 ずり上がったタイトスカートがお腹のあたりで蟠る。
 シャツから腕を抜こうと悶えている間に、両膝を掴まれ割り拓かれた。
 それどころか、容赦なく足の間に陽太の顔が近づき、深い呼吸が私の陰毛を擽っていく。

「いやぁ!!
 お風呂っ! お風呂入ってないからぁ!! やめてぇ!!」

 どうにか逃れようとするも、強い力で太ももを抑え込まれ、ずり上がって逃げようと腰を動かせば陽太の眼前に秘所を差し出す形にしかならなかった。

「お、協力的だね。
 はぁ……これがユエ……じゃなくて美月の匂い……。
 風呂なんか入らせるかよ。これを楽しみに戻ってきてから生きてたってーのに」

 すうはぁと荒い呼吸が敏感な部分に吹き付けられ、彼の暴挙を押しとどめたい意識とは裏腹に、身体の奥からとろりと男を誘う蜜が溢れ出してしまう。

「いやぁ……」
 
 一日中立ち仕事をして蒸れた秘裂の匂いを嗅がれ、羞恥が込み上げる。
 もちろん何度かお手洗いにも行っている為、ソコが洗い立ての匂いとは異なる事は重々自覚している訳で。

「や、やめてぇ……やっ!!」

 半泣きで懇願するも、いよいよソコに舌を這わし始めた男には届かない。

「はぁ……ムレムレおまんこ……。匂いが凄くてたまんねぇ……。
 オシッコの匂いも残ってて……はぁ……。
 あー、堪らん。
 これ、いつもより絶対匂いが濃いよねぇ。何せあの女が急にトンだからお店忙しかっただろうし……。
 まん汁もうまぁ。蜜の味とか甘いとかそんな胡散臭え表現なんてしてられるかよ。
 しょっぱくてすっぱくて……生きてる人間の味だ」

 じゅるじゅると膣から溢れ出す体液を啜られて、それどころか味の感想まで言われ、もはや羞恥で死にそうだ。
 それなのに、身体はより一層の快楽を求めてクネクネと腰がうねる。

「ひぁぁぁ!!」

 キチリっと包皮ごとクリを喰まれた瞬間、下腹部にしとしとと溜まっていた快楽が弾けた。
 その悦はビリビリと身体中を駆け巡り、ピンと固く立ち上がった乳首とか、どっと蜜を吐き出す秘孔とか、跳ねるように伸びあがった足に表れて、最早隠す術もない。

「あー、甘イキしちゃったねー。
 エロい汁ダバダバ出て……。ほら、穴に指近づけたらクパクパ吸い付いてくる。
 エッロい身体。
 ……戻ってきてから誰にも触らせてないよね?」

 くっと敏感になってたクリに爪を立てられ、痛みと快楽のギリギリで思考が混乱して、上手く言葉が出ない。
 それをどう取ったのか、爪先に力が入り、刺激が痛みへと倒れる。

「ひぅっ!!
 触らせてないっ!! 誰もっ!!
 リン以外好きになった人なんていなっ……あぁっ!!んあぁぁっ?!」

 いつの間にか膣内に侵入していた指がクリの裏側を撫で、ナカとソトを挟むように同時に刺激され、あられもない嬌声が口をついた。

「あぁ良かった。
 他の男に触らせてたら……俺何してたかわかんないよ。
 でもどうせ熱烈な告白してくれるなら、そこはリンじゃなくて陽太が良かったなぁ。どっちも俺と言えば俺なんだけどさぁ」

 じゅぷじゅぷとナカに埋められた指が、私のイイトコロを探って蠢く。
 私の理性は呆気なく裏切って、その指を本能のまま食い締め、更なる快楽を求めて蠕いてしまう。

「あー、ぬくぬくまんこ、ちんこ挿入しいれたら気持ち良さそー。
 いいかな? そろそろいいよね?」
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。 そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。 相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。 トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。 あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。 ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。 そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが… 追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。 今更ですが、閲覧の際はご注意ください。

私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました

放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。 だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。 「彼女は可哀想なんだ」 「この子を跡取りにする」 そして人前で、平然と言い放つ。 ――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」 その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。 「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」

幼馴染

ざっく
恋愛
私にはすごくよくできた幼馴染がいる。格好良くて優しくて。だけど、彼らはもう一人の幼馴染の女の子に夢中なのだ。私だって、もう彼らの世話をさせられるのはうんざりした。

家出を決行した結果

恋愛
フィービーの婚約者ミゲルには大切な幼馴染がいる。病弱な幼馴染をいつも優先するミゲルや母が亡くなって以降溝が出来てしまった父と兄との関係にフィービーは疲れていた。 デートの約束をしてもいつも直前になって幼馴染を理由にキャンセルされ、幼馴染にしか感情を見せないミゲルを、フィービーを見ようとしない父や兄を捨てる決心をしたフィービーは侍女や執事の手を借りて家出を決行した。 自分を誰も知らない遠い場所へ行ったフィービーは、新しい人生の幕開けに期待に胸を躍らせた。 ※なろうさんにも公開しています。

思い出さなければ良かったのに

田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。 大事なことを忘れたまま。 *本編完結済。不定期で番外編を更新中です。

婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました

Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。 順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。 特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。 そんなアメリアに対し、オスカーは… とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。

王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る

家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。 しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。 仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。 そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。

ヤンデレ旦那さまに溺愛されてるけど思い出せない

斧名田マニマニ
恋愛
待って待って、どういうこと。 襲い掛かってきた超絶美形が、これから僕たち新婚初夜だよとかいうけれど、全く覚えてない……! この人本当に旦那さま? って疑ってたら、なんか病みはじめちゃった……!

処理中です...