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本編
第25話 国軍と魔王軍との交戦
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第一方面軍が魔王領へと進軍を開始してから、三日目の朝が訪れた。
陽光は薄く、荒野の地平は濁った空気に覆われ、遠くで雷鳴が響いている。
軍は三つの師団に分かれ、それぞれ将軍が最前列で指揮を執る。
聖女エレノーラは、王国本隊の最後方上空に陣取り、静かに聖杖ルミエール・クラリオンを掲げた。
瞬間、足元から淡い光の波紋が広がり、無数の魔法陣が戦列を包み込む。
強化、加護、耐性――兵の筋肉は力を増し、呼吸は軽くなり、視界が鮮やかに開けていく。
士気を高める旋律のような詠唱が、風に乗って戦場全域へと染み渡った。
その姿はここだけに留まらない。
魔法で生み出された三体の分身体が、各師団の後方に立ち、同じ声と同じ手振りで加護と魔法付与、鼓舞激励を施している。
遠く離れた兵も、一人ひとり、寄り添う聖女の光に包まれる安堵を感じていた。
前線の地平で、黒き魔旗が翻る。
魔王軍の先鋒が荒野を裂き、咆哮と共に迫ってくる。
獣の影、鎧の騎士、異形の翼――その群れが土煙を巻き上げた。
エレノーラは素早く息を整え、視線を上げる。
――歪んだ王命とは言え、私は国家公認聖女。
決して退かない。
荒野に響く剣戟と咆哮。
魔王軍の先鋒がぶつかった瞬間、前列の兵が押し込まれた。
鋭い爪が鎧を裂き、槍が盾を弾き飛ばす。
強化魔法を付与された人間側も反撃するが、黒鎧の魔王軍と魔獣の連携が鋭く、じわじわと後退を強いられる。
エレノーラは聖杖を掲げ、負傷者へ光を降らせた。
高位回復魔法の光によって、骨が繋がり、血が止まり、立ち上がった兵が再び槍を構える。
倒れた者には『蘇生術』の魔法が施され、瞬く間に戦列に復帰していく。
さらに倍化の強化魔法が、各師団に陣取るエレノーラの分身体より付与される。
「怯むな――前へ!」
先導する将軍レガリックの声が戦場全域に響きわたる。
同時にエレノーラの魔力の加護が再び強まり、兵士たちは押し返すように歩を進めた。
土煙の向こう、魔王軍の中列が動き出す。
牙を剥く魔獣の群れと、詠唱を終えた魔導兵が一斉に魔法を放つ。
光と炎が交錯し、爆音が荒野を揺らす。
しかし、爆煙の中から王国兵の影が現れる。
傷は癒え、足取りは力強い。
エレノーラの目は戦況を逃さない。
どこで誰が崩れかけているか、魔力の糸のように把握していた。
――前進を止めなければ、この戦は勝てる。
前進は順調だった――中列に現れるまでは。
魔王軍の旗の下、漆黒の鎧を纏った魔将クラスが現れる。
人間の二倍はある体躯、振り下ろされる大剣の一撃で十人の兵がまとめて吹き飛ばされた。
背後から回り込もうとした槍兵も、振り向きざまの斬撃で即座に斃れる。
戦列が崩れ、兵たちが恐怖で足を止めかけたその瞬間、白光が荒野を裂いた。
「退きなさい」
声と同時に、魔将の胸を貫く聖なる槍が光の粒となって消える。
エレノーラの杖先から放たれた聖魔法『神槍閃光』が、漆黒の鎧ごと心臓を穿っていた。
周囲の兵士たちは一斉に息を呑む。
倒れていた者は癒しの光で立ち上がり、再び槍を構えた。
命を奪われた者たちは『蘇生術』の光で復活を遂げ、死の恐怖を『解除』で忘れ戦列に復帰する。
だが、別の方面でも同じ惨状が広がっていた。
分身体の視界を通じて、別戦線で二体目、三体目の魔将が兵士を蹂躙しているのが見える。
「……各自判断し、お願いします」
エレノーラは聖杖ルミエール・クラリオンを一閃し、分身体に指示を出す。
各師団に展開している“もう一人の自分”が、次々と聖属性の大魔法を放ち、魔将の息の根を止めていく。
光の柱が荒野のあちこちに立ち、強固に立ち塞がる魔将の咆哮を掻き消した。
兵士たちの間に再び戦う気力が満ちる。
各師団を率いる将軍たちが先頭に立ち鼓舞する。
「皆の者、ここが好機だ! 一気に押せ!」
将軍たちの号令と共に、戦列は再び前へと進み出した。
魔将たちが倒れると、戦場の空気が変わった。
王国軍の鬨の声が荒野を震わせ、押し返された魔物たちは後方へと退く。
兵士たちは槍を突き、剣を振り、進軍の勢いを取り戻していった。
エレノーラは戦況を見渡し、癒しの光を絶やさぬまま、蘇生の詠唱を続ける。
土埃の中から立ち上がる仲間の姿に、兵たちの目が再び輝きを帯びた。
分身体から伝わる各戦線の勝利報告も、確かな前進を告げている。
――このまま押し切れる。
そう思えた、ほんの一瞬の出来事だった。
遠く、地平の向こうから響く重低音。
黒雲の中、巨大な影がいくつも蠢く。
空気が一気に冷たくなり、兵の肝を冷やした。
「……さすがに……来ましたか」
エレノーラは静かに呟き、聖杖ルミエール・クラリオンを握り直した。
退いたはずの魔王軍が、さらに巨大で異形の兵団を伴い再び迫ってくる。
地響きと共に、その中心には先ほどの魔将とは比べ物にならない魔力の渦があった。
勝利の歓声は、次の戦いに向けた緊張に変わっていく。
だが、その思考の合間に、不意に腹の奥から「ぐぅ」と小さな音が漏れた。
朝食は進軍前に軽くパンとスープだけ。魔力は尽きていないのに、体が温かい食事を求めている。
「……これは、少し危険ですね。戦争はこうも空腹を早めるのですね」
空腹は集中力と判断力を鈍らせる。彼女は冷静にそう判断した。
「一時前線を後退、みんな交代で食事を摂ってください」
そう告げると、分身体を維持したまま、エレノーラはテレポートで戦場の一線を離脱する。
将軍レガリックも、兵士たちも聖女の判断に驚きつつ、分身体の加護に守られながら、指示に従った。
この判断は疲弊していた軍全体の体力と英気を補給し、気力を充電するのに十分だった。
――腹ごしらえの後で、魔王軍をまとめて相手して差し上げましょう。
陽光は薄く、荒野の地平は濁った空気に覆われ、遠くで雷鳴が響いている。
軍は三つの師団に分かれ、それぞれ将軍が最前列で指揮を執る。
聖女エレノーラは、王国本隊の最後方上空に陣取り、静かに聖杖ルミエール・クラリオンを掲げた。
瞬間、足元から淡い光の波紋が広がり、無数の魔法陣が戦列を包み込む。
強化、加護、耐性――兵の筋肉は力を増し、呼吸は軽くなり、視界が鮮やかに開けていく。
士気を高める旋律のような詠唱が、風に乗って戦場全域へと染み渡った。
その姿はここだけに留まらない。
魔法で生み出された三体の分身体が、各師団の後方に立ち、同じ声と同じ手振りで加護と魔法付与、鼓舞激励を施している。
遠く離れた兵も、一人ひとり、寄り添う聖女の光に包まれる安堵を感じていた。
前線の地平で、黒き魔旗が翻る。
魔王軍の先鋒が荒野を裂き、咆哮と共に迫ってくる。
獣の影、鎧の騎士、異形の翼――その群れが土煙を巻き上げた。
エレノーラは素早く息を整え、視線を上げる。
――歪んだ王命とは言え、私は国家公認聖女。
決して退かない。
荒野に響く剣戟と咆哮。
魔王軍の先鋒がぶつかった瞬間、前列の兵が押し込まれた。
鋭い爪が鎧を裂き、槍が盾を弾き飛ばす。
強化魔法を付与された人間側も反撃するが、黒鎧の魔王軍と魔獣の連携が鋭く、じわじわと後退を強いられる。
エレノーラは聖杖を掲げ、負傷者へ光を降らせた。
高位回復魔法の光によって、骨が繋がり、血が止まり、立ち上がった兵が再び槍を構える。
倒れた者には『蘇生術』の魔法が施され、瞬く間に戦列に復帰していく。
さらに倍化の強化魔法が、各師団に陣取るエレノーラの分身体より付与される。
「怯むな――前へ!」
先導する将軍レガリックの声が戦場全域に響きわたる。
同時にエレノーラの魔力の加護が再び強まり、兵士たちは押し返すように歩を進めた。
土煙の向こう、魔王軍の中列が動き出す。
牙を剥く魔獣の群れと、詠唱を終えた魔導兵が一斉に魔法を放つ。
光と炎が交錯し、爆音が荒野を揺らす。
しかし、爆煙の中から王国兵の影が現れる。
傷は癒え、足取りは力強い。
エレノーラの目は戦況を逃さない。
どこで誰が崩れかけているか、魔力の糸のように把握していた。
――前進を止めなければ、この戦は勝てる。
前進は順調だった――中列に現れるまでは。
魔王軍の旗の下、漆黒の鎧を纏った魔将クラスが現れる。
人間の二倍はある体躯、振り下ろされる大剣の一撃で十人の兵がまとめて吹き飛ばされた。
背後から回り込もうとした槍兵も、振り向きざまの斬撃で即座に斃れる。
戦列が崩れ、兵たちが恐怖で足を止めかけたその瞬間、白光が荒野を裂いた。
「退きなさい」
声と同時に、魔将の胸を貫く聖なる槍が光の粒となって消える。
エレノーラの杖先から放たれた聖魔法『神槍閃光』が、漆黒の鎧ごと心臓を穿っていた。
周囲の兵士たちは一斉に息を呑む。
倒れていた者は癒しの光で立ち上がり、再び槍を構えた。
命を奪われた者たちは『蘇生術』の光で復活を遂げ、死の恐怖を『解除』で忘れ戦列に復帰する。
だが、別の方面でも同じ惨状が広がっていた。
分身体の視界を通じて、別戦線で二体目、三体目の魔将が兵士を蹂躙しているのが見える。
「……各自判断し、お願いします」
エレノーラは聖杖ルミエール・クラリオンを一閃し、分身体に指示を出す。
各師団に展開している“もう一人の自分”が、次々と聖属性の大魔法を放ち、魔将の息の根を止めていく。
光の柱が荒野のあちこちに立ち、強固に立ち塞がる魔将の咆哮を掻き消した。
兵士たちの間に再び戦う気力が満ちる。
各師団を率いる将軍たちが先頭に立ち鼓舞する。
「皆の者、ここが好機だ! 一気に押せ!」
将軍たちの号令と共に、戦列は再び前へと進み出した。
魔将たちが倒れると、戦場の空気が変わった。
王国軍の鬨の声が荒野を震わせ、押し返された魔物たちは後方へと退く。
兵士たちは槍を突き、剣を振り、進軍の勢いを取り戻していった。
エレノーラは戦況を見渡し、癒しの光を絶やさぬまま、蘇生の詠唱を続ける。
土埃の中から立ち上がる仲間の姿に、兵たちの目が再び輝きを帯びた。
分身体から伝わる各戦線の勝利報告も、確かな前進を告げている。
――このまま押し切れる。
そう思えた、ほんの一瞬の出来事だった。
遠く、地平の向こうから響く重低音。
黒雲の中、巨大な影がいくつも蠢く。
空気が一気に冷たくなり、兵の肝を冷やした。
「……さすがに……来ましたか」
エレノーラは静かに呟き、聖杖ルミエール・クラリオンを握り直した。
退いたはずの魔王軍が、さらに巨大で異形の兵団を伴い再び迫ってくる。
地響きと共に、その中心には先ほどの魔将とは比べ物にならない魔力の渦があった。
勝利の歓声は、次の戦いに向けた緊張に変わっていく。
だが、その思考の合間に、不意に腹の奥から「ぐぅ」と小さな音が漏れた。
朝食は進軍前に軽くパンとスープだけ。魔力は尽きていないのに、体が温かい食事を求めている。
「……これは、少し危険ですね。戦争はこうも空腹を早めるのですね」
空腹は集中力と判断力を鈍らせる。彼女は冷静にそう判断した。
「一時前線を後退、みんな交代で食事を摂ってください」
そう告げると、分身体を維持したまま、エレノーラはテレポートで戦場の一線を離脱する。
将軍レガリックも、兵士たちも聖女の判断に驚きつつ、分身体の加護に守られながら、指示に従った。
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