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第一章 再誕者の産声
第8話 魔術師になろう
しおりを挟む少年小説や、少女小説と呼ばれていた小説群が、ライトノベルと呼ばれ始めた時代に俺は生を受けた。
小さい頃から本を読むのが好きだったのは時代が俺にそうさせてくれたのが一番の要因だろう。
ファンタジー物語と共に生きてきた俺にとって、魔法というものがどれほどの身近で魅力的な存在だったかは語るべくもないだろう。
いや、これは別に俺だけじゃないないはずだ。
人ならみんな魔法が好きだ。
けれど、皆知っている。物語に浸る者にとって魔法とは身近であるが故に存在しないと言うことも。
魔法は物語の中だけの存在。
あまりにも当前のことだ。
俺だって大人になるにつれ、現実を受け入れて生きてきた。
だが……だからこそ、そんな魔法の存在する世界が、魅力的でない訳がないがないだろう。
「さぁ! いくぞ、待っていろ! 俺は童貞ウィザードではなく! 本物の魔法使いになってみせるんだ!」
ー
アルドレア邸の裏庭、あぐらをかいた母の足の間に収まりエヴァは俺を抱え込む形で教本を開く。
「えーでは、まず魔法についての簡単な歴史のお勉強ね」
「はーい」
我が母は導入として魔法の歴史について話してくれるみたいだ。
「はい、では始めまーす。えぇーまず魔法とは先人達が残してくれた偉大なる人類共通の遺産。人類共通の遺産だからね? ここ大事よ。
昔の学者様達はね、自然現象や人間や魔物、色々なモノをよく観察して、魔力と言う概念をその中に見出したのよ。
そしてそれを利用すれば、人間の思うままに自然を克服できると考えたの。まだ、人が弱く劣等種族と考えられていた時代ね」
「ふむふむ。今は劣等種族と考えられてないんですか?」
「もちろん。この大陸において人間ほど繁栄している種族は他にいないわ。今の世界において、人間は至高の種族と考えられているの……まぁ、そう語っているのが人間達自身だから当たり前なんだけどね」
エヴァは苦笑いしながら言った。
「立場が違えばモノの見え方は違うかもしれませんけどね」
「そう言うことよ。だから必ずしも人間が言うことが正しいとは限らない。物事はいろんな方向から多角的に観察して考えないといけないわ」
多くの事に言える不変の真理だ。
物事を考える時、一方行だけの見方に囚われる者は必ず失敗する。柔軟な思考こそ成功の鍵なのだ。
「でもね、世の中には人間より強大な存在というのはもちろんいるわ。『吸血鬼』なんかは有名ね。知性もあり、力もあり、邪悪で凶悪。人類の敵として教えられる代表的な存在よ。
だからねアーク、消して自惚れては行けないのよ?人の武器は理性と知識、そしてそれらを求め進み続ける向上心なんだから」
進み続けること、ね。
肝に命じておこう。
「わかりました!」
聞いてる感じだと、この世界の人類というのは、元いた世界の人類と似ている気がする。
異世界でも世界を支配してるのは結局のところ魔王でも邪神でもなく人間なのだ。
元の世界で人間に刃向える生物がどれだけいる?
多分、いないだろう。
この世界でも同じように、おおよそ人間は種族として相当に強い部類の存在らしい。
ただ、元の世界と違う事があるとすれば、この世界には明確に人間よりも強大な存在がいると言うことだ。この世界の人間は知恵と勇気と魔法で、それらの脅威を排除してきたのだ。
元の世界にも熊や虎、狼にライオンなど素手で戦ったら人より強い動物なんてたくさんいるだろう。
でも、人間は知恵と勇気と科学で、動物や自然に対抗し地球を支配した。
結局のところ、どうやら人類はどこの世界でも似たようなことをするらしい。
「はい、じゃあ歴史の勉強はおしまい! 詳しく話してたらきりが無くなっちゃうからね。そろそろ魔法を使ってみましょ!」
「え、歴史終わり……? とういうかもう実践ですか? まだ、何もやってないですよ?」
エヴァは当然のように魔法を使えると期待の眼差しを向けて来ている。これで断るのはなんだか忍びない。けどひとつ言っていいだろうか。
うちの親、もしかしたらぶっ飛び教育スタイルかもしれない。
「ふふ、まぁレトレシアだと座学はかなりやらされるんだけど……あんな勉強は不要よ! 私に言わせれば魔法は実践あるのみね!」
「うーん、母さんがそう言うなら……」
「それに、アークは天才……というか、少しセンスが良いんだからすぐに一流の魔術師になれるはずよ」
エヴァは微笑みながら言う。可愛い。
彼女はレトレシア魔術大学という名門大学を出てるらしいし、ここは先輩のやり方に習うのも良いだろう。まぁ物は試しっていうしな。
エヴァは立ち上がり、俺も並んで横に立った。
「じゃ、アークとりあえず、最初にどれくらいできるか見たいわ。私の言葉を真似していってみなさい」
本物の魔法詠唱が聞けるのか。
なんかドキドキして来たぞ。
エヴァが芝の上に置いてあった杖を手に取った。
「いくわよ?」
エヴァはチラッとこちらを見て確認してくる。
彼女の真似をして杖を正面へ向ける。
「≪火≫」
「…………ん?」
ん?
「え、火? ぁ、≪火≫!」
慌てて復唱……エヴァが魔法を唱えると、その赤みがかった杖先から、一瞬だけガスバーナーをつけたように火が噴き出した。
本来あれだけの熱量が発生したら杖先が発火しそうなものだが……やはりそこは魔法なんだろう。
というか……≪火≫、ね。
どうせならせめてファイアーボールとか言って欲しかった、とただいまの魔法の感想を心の中で述べてみる。
「って、あれ?」
俺は自身の杖の先端から何の魔法現象も発生していないことに気づいた。
俺の一本箸は冷たい光沢を放ったままだ。
一応≪火≫の魔法……というか、火とは唱えたはずなのだが。失敗だっただろうか。
「流石に無理かぁ~」
「ごめんなさい、これ失敗、ですよね……」
「あ! ごめんね! 落ち込むことはないわよ! 最初から出来る人なんていないわ! きっと何回も繰り返せば一回くらい出るわよ!」
「ぇ、何回も……て」
魔法ってそんなんで良いのかよ!?
エヴァの脳筋な練習に疑念を抱かずにいられない。
「なんか魔法の勉強って結構適当なんですね」
「ふふ、魔法なんてこんなもんよ。いっぱい唱えてどんどん発動できる回数を増やしてけばいいのよ」
「父さんと言ってる事が真逆な気が……」
「ババは魔法が苦手だから仕方ないわ!」
うん、やはり間違いない。俺は確信した。
我が母、エヴァは人にものを教えるのが得意ではない。方向を間違えてるぶっ飛びスタイルの教育者だ。
「まぁアークもそのうちわかってくるわよ。私の息子だもの」
ニコリと笑うエヴァに促され、早速数撃ちゃあたる講座が再び始まった。
けれど、この日アーカムは何度も≪火≫の詠唱を唱えたが、彼は一度も「現象」を起こすことは出来なかった。
ー
数日後。
アルドレア邸の庭。
乾燥した空気に白い吐息が霧散して消える。
灰色の雲がどんよりした気分を強制してくる。
「流石に少しアプローチを変えた方いいかもね」
「そうですね」
数日前と比べてエヴァの顔が少し暗くなったような気がする。俺が魔法を使えないせいだ。
その変化が、エヴァに残念がられてるような気がして途端に怖くなった。
俺は親の期待に答えられない自分に微かな苛立ちを覚え始めていた。
「ふふ、何落ち込んでのよ? だいたい最初はこんなもんだって言ったでしょ?」
「でも……」
魔法を発動できる気配が一向に感じられないのに加え、最初はあんなにはしゃいでた母が今は静かになってしまってるのだ。落ち込んだっていいだろう。
「アーク、ほら、こっちにおいで」
「はい、わかりました……」
エヴァがあぐらをかき、勉強の初期体勢になって足の間をぽんぽんと叩いて座るよう言ってくる。
俺は言われるがままに母の足の間にすっぽり収まった。
「よしよし、いい子っ! いい子っ!」
「っ!」
恥ずかしさを押し殺しながら、エヴァの足の間に腰を下ろす。
エヴァが揉みくちゃにしてすごいナデナデしてくる。すごくいい香りがする。それにえらく気持ちが良い。
「えいっ」
後ろから抱きついてきて完全に拘束されてしまった。
柔らかいものが背中に押し付けられ、そのメロンを卑猥な形を変化させているのがわかってしまう。
これはいけない、本日もブラジャーつけてない日だ。
「うりゅうりゅ! うりゅうりゅ!」
「ぅ、ぅぅ」
いや、嬉しいけどさ……なんだか落ち着かない。
エヴァさんや、これは中身20歳の童貞息子には刺激が強過ぎますって。いかんのですよ。
柔らかいほっぺをこちらに擦りつけてくる可愛い生物に微力ながら抵抗する……けれど2秒で断念。
完全にいいように弄ばれる事を本能が許してしまう。
これが母親の力だとでも言うのだろうか。
だが俺は諦めずエヴァの乳首の感触に、困惑と感謝しながらも努めて純粋な息子の顔をするよう意識だけは集中させ続けた。
昔は吸い付いてはむはむしてたのに、今になってこんな苦労をすることになるなんて不思議だ。
「はい、アークの可愛い成分補充完了! それじゃ、私やお父さんの得意な火属性式魔術を基本に教えていくわよ!」
いつものエヴァに戻ると彼女はすぐに「火属性式魔術 入門編」の目次を参照し始めた。
気を取り直していこうじゃないか。
まずは炎の魔法からだ。
「あ、でも、魔法の簡単な種類から覚えよっか」
「はい!」
授業変更、まずは魔法の種類から入るようだ。
「とりあえずは、4大属性式魔術からね。お母さんとお父さんの得意な火属性。それと水と風に、あと土の魔術があるわね。うん。えーと……まぁ、あといろいろあって属性に数える場合と数えない場合があるんだけど、魔力属性の魔術があったりします! はい! おしまい! 簡単でしょ?」
「終わり……?」
ズッコケそうになるのをなんとか我慢する。
想像の200倍簡単な説明じゃねぇか。
「えっと、魔法はそれだけですか? もっとこう回復とかの魔法はないんですか?」
とりあえずゲームで出て来そうなのを聞いてみる。
「回復……魔法って事? それは、たぶん回復ポーションのこと言ってるのね。あれは、錬金術師が手間暇かけて作ってるから、魔術師の分野ではないわよ」
「なるほど、そうなんですか」
どうやらこの世界にはRPGでの必須の要素、回復魔法なる便利な物は存在してないようだ。
「はぁ……巨乳エルフ……癒し神官……」
「うん? どうしたのアーク?」
「いえ、なんでも……それより、父さんは風っぽい魔法使ってましたけど、魔法使いって自分の属性以外の魔法も使えるんですか?」
「自分の属性? うーん……あー、あれね。あれは簡単だから……魔法にはいくつか段階が用意されていて、基本的には一式から三式まであるの。お父さんが使ったのは一式の風魔法ね。
魔術式を知ってれば誰でも魔法を発動すること自体はできるし、一式は魔術式自体は簡単だから全属性使える人とかも普通にいるわ。
だ・か・ら、別にお父さんがすごいわけじゃあ、全然無いからね!」
あれ、なんか急に難しくなったな。
知らない単語がいっぱい出てきた。
一式、三式があって全属性が、え、なんだって?
「それで、お父さんが使った魔法についてだけどーー」
その後、エヴァは俺の疑問にひとつひとつ答え、魔法について事細かに詳しく説明してくれた。
まず魔法の発動に必要な魔術式とは何か。
それは読んで字のごとく魔法を発動するための式のことである。
魔法を発動するには、この式を満たすことが大事らしい。
満たし方は「詠唱」「暗唱」「魔法陣」の3つだ。
まず「詠唱」とは、魔術式を言葉で喋って満たす方法だ。
その魔法に対応した言語で声に出して喋るか、あるいは「魔術言語」を覚えて使う2種類だ。
魔術言語を覚えるのは非常に面倒なので、わざわざ魔術言語を勉強する物好きは多くはいないらしい。
次に「暗唱」とは、「詠唱」を頭の中で終えてしまうこと。
暗唱の方が詠唱よりも高度な技術だそう。
戦闘などの早さを求められる現場では、この暗唱で発動できる魔法による対応が好ましいとのこと。
これが俗にいう無詠唱魔法というやつなのだろう。
最後に魔術式を満たしてさえいれば、何にも喋らなくても関係ないのだそう。便利なものである。
エヴァ曰く、そもそも詠唱とは大気中から体内に蓄積した魔力の流れを誘導するために、かつての偉人たちが見つけた超自然法則であり、言葉はその誘導をしやすくするための道具に過ぎないのだそう。練習して魔力の流れを覚えて、できるようになれば誰でも自分の無詠唱を持つことはできるのだ。
そして最後に「魔法陣」とは、魔力の宿った触媒を用いて行う魔法発動形式だ。
魔術式をそのまんま書き出して発動するらしく、詠唱も暗唱もする必要が無く、用意さえしていれば理論上一番魔法の発動が早いのだそう。
ただ、わざわざ魔法陣が用意される魔法などはそもそも正規の手段じゃ発動困難なものだったりするので、魔法陣を用意して≪火≫の魔法を唱えるバカはいないのだそう。
作成には高い専門知識が必要とされ、魔術式を書き表す魔法陣のサイズも非常に大きいため、基本的に施設などに設置される固定型の魔法である。
しかも、ただ地面や床に魔法陣を描いただけでは効果を得れず「魔力触媒」を使わなければいけないので、お金もかかる。
個人で運用するには必要性がほぼ無く、コスト的にも厳しい魔法発動形態なのだそう。
以上をまとめると、魔法の発動の仕方は魔術式を全部読み上げる「全詠唱」、暗唱と詠唱を組み合わせた「短縮詠唱」、全部を暗唱で済ます「無詠唱」の3つということになるようだ。
「ーーと、まぁ長々と話したけど、わかったかしら?」
「はい! 大丈夫です! わかりやすかったです!」
「そう? ふふ、アークは本当に賢い子ね!」
無邪気に喜んで見せると、エヴァは機嫌が良くなつまたのかぎゅっと抱きしめて頭に頬ずりしてきた。
「うぅ……うぅ……」
嬉しいけど、まじで恥ずかしい。
でも、ほっぺ柔らかい……むふふ。
鼻の下が伸びてる自覚のある俺であるが、エヴァにこうして全力の愛を注がれるたびに気になっていた事があった。
別にエヴァに愛でられるのは嫌いな訳じゃない。
むしろ好きだ。
だが、伊介 天成としての自分が彼女を騙している事に少なくない負い目を感じているのだ。
自分は貴方の本当の息子じゃない、と心のどこかでそう考えているのかもしれない。
「母さん、ほら、もうわかりましたから。勉強しましょう」
エヴァに頬をこねくり回されながら、進言する。
「ふふっ、そうね! 頑張って勉強すれば、アークは凄い魔術師になれるわ!」
エヴァは微笑みながら、そう言った。
俺はただ自分にだけは誠実に生きる為にそっとエヴァの拘束から抜け出した。
ー
ーー
ー
それから、アーカムは毎日のように魔法の修練に励んだ。
エヴァが優しく教えてくれた。
アディが期待の眼差しをむけてくれた。
しかし、初めに思った以上に自分には魔法の素質は無いと彼は気づいた。
だから……だからどうした?
それなら人一倍頑張るだけだ。
アーカムは本当に良く頑張った。
ひたすら魔法に没頭したのだ。
進む先が真っ暗闇だったとしても彼は信じ続けた。
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