超転生者:最強魔術師目指して勉強はじめたけど……どこかで予定が狂った件について

ファンタスティック小説家

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第三章 路地裏のお姫様

第45話 銀貨二枚

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 酒場の中へ入ると怒声に罵声に、歓声に悲鳴、およそ人の感情を表す声は一通り出尽くしているという印象を受ける程とにかく騒がしい様相が広がっていた。

 洋画などで酒場でちょっと肩が当たっただけで乱闘に発展したりするおバカなシーンがあるが、人間がこれだけ興奮した状態ならばたしかに殴り合いくらい別に大したことではないように思えてくる。

 この世界では多様性というものを勝手に学べるわけだ。

「父さん、頭が痛くなりそうです」
「大丈夫だ、すぐ慣れる。あとアークここからは俺のことは、父さんって呼んじゃダメだ。『ブラッド・キング』って呼んでくれ」
「……」
「この町じゃそれで通ってるんだ、頼んだぞ。俺もお前のことデーモン・キングって呼ぶからな」
「いや、そんなダサい偽名嫌です、今考えるんでちょっと待ってください」

 まったく面倒なことをやっている。
 なんで偽名なんて使ってるんだ。
 しかもブラッド・キングって……。

 アディのカスみたいなネーミングセンスに俺の偽名を任せるわけにはいかない。
 そうだな、ここはアレでいくか。

「おお! これはこれは! 『無敗』のブラッド・キングじゃねぇか! またこの夜に帰ってきてくれたんだな!」

 酒場のカウンターで客にビール的な何かを出していた男が、嬉しそうな顔で近づいてきた。

「よぉジャム、久しぶりだな。今晩も邪魔するぜ」
「あぁ! ブラッド・キングならいつだって大歓迎さ! 今夜はお祭りになるな! ちょっと待っててくれ! すぐにあいつらどかすから!」
「あぁ、いやいい! 次で構わない、ジャム」

 ずいぶんアディが尊敬されているように聞こえる。
 それにチラッと聞こえた無敗の二つ名。
 これは相当やらかしてるな親父殿。

「んあ? なぁブラッド・キング、この子供あんたの子かい?」

 ジャムの視線が俺に移り、俺の正体をアディことブラッド・キングに尋ねる。

「そうさ、俺の息子だ。今日は……えーとなんだ?」

 アディが急にドギマギし始めた。
 どうしたと言うんだろうか?

「あー、そうだ、ほら自己紹介したらいいんじゃないか?」

 なるほど、俺の名前を出すか迷ってたんだな。
 大丈夫だ、もう偽名は考えてある。
 とっておきのやつをな。

「では自己紹介を」
「俺の名は深淵の制覇者カオス・キングだ。よろしくな、ジャム」
「……」
「……」
「……あ、カオス・キングくんか」
「……まぁいいんじゃないか」

 あまりにもカッコいいワードを選び過ぎたか。
 アディもジャムもこのセンスに度肝を抜かれた顔をしている。

「ま、まぁとりあえずあそこの席でファイトを観戦して待っててくれや、すぐに出番を回すからよ」

 ジャムは簡易な柵で囲まれたリング側にある、高い位置に設置された席を指差した。

 リングはおわんを地面にはめ込んだような形状になっており、地面に穴を掘って建築されているようだ。

 斜め上から見下す形の観戦スタイル。
 席に座りリングを見渡してみる。

 リングの周りには何人いるかわからないくらいたくさんな男で溢れかえっていた。

 女性の姿は1人も見えない。
 完全に男の世界だ。

 そんな男たちの中にこちらを観察するように見ている者たちが混じってることにふと気がつく。

 4人だ。
 きっと俺の「剣気圧」に気がついた奴らだろう。

 俺はまだ師匠のように完全に剣気圧を遮断する「剣気圧・無」を使うことが出来ないので、見るものが見れば気づかれるのは当然だ。

 勘の鋭い男たちをから視線をずらしリングの中へと顔を向ける。

 リング内ではタンクトップの中年ハゲ男と若く背の高い男が対峙していた。

 中年ハゲには勝ち目のないほどの体格差のように見えるが、目の前の現実はまったくの逆だ。

 体格の劣る中年ハゲの方は息こそひどく荒くなっているがこれと言ったケガは負っておらず、逆にデカい男は口の端から血が滴らせており顔の形が変わるほど頰も大きく腫れている。

 さらに深刻なダメージを負っているのはその腕だ。

 男の拳は既に砕かれ前腕はまん丸と晴れ上がり、皮膚が裂けて出血している。

 これ以上喧嘩を継続するのは危険なレベルと言える。

「クソッ! このクソじじい!」
「はぁ、はぁ、そのクソじじいに今やられようとしてるのがお前だよ、包茎小僧!」

 闘技者2人は睨み合って悪態を吐きあう。
 あの傷だらけのデカ男は引けないのだ。

 この場の空気が完全に退路を塞いでいる。
 逆立ちしたって勝てないのに逃げる事も出来ない。

「はぁ、はぁ、苦しいだろ? 終わりにしてやるよ」
「クッソ!」

 中年ハゲ男の素早い連打が繰り出される。
 デカ男はパンパンに腫れた腕でガードするが、もう長くは持たないだろう。

「アーク、あのハゲたおっさん剣気圧纏ってるだろ?」

 アディはリングに視線を落としながら聞いてきた。

「えぇ纏ってますね。微妙ですけど。ちなみに対戦相手のデカい男も纏ってましたよ。こっちはもっと微妙でしたけど」

 先ほどの戦いは剣気圧を扱えるもの同士の戦いだったわけだが、あの中年ハゲの攻撃の方が一枚上手だったわけだ。

「やっぱりな。あのおっさんも若い頃は頑張ってたんだろうが、多分今はもう鍛錬なんてして無いな。ああいう中年の兵士が軍の駐屯地にはよくいるんだ。若い頃に習得した剣気圧であの手の輩は喧嘩で無双するのが常さ」
「師匠に教えてもらいましたよ。一度習得した剣気圧は能力の減退が少なく生涯使い続けることが出来るって」

 かつては精進して鍛錬していたが、今では酒場で小銭稼ぎに明け暮れる兵士や冒険者など、この手の輩は探せばゴロゴロいるそうだ。

「まぁ俺はなにも批判することなんて出来無いんだけどな。あの力はあのおっさんが頑張って手に入れたものだ」

 アディはここで同じく小銭を稼いでる立場としてああいう中年「剣気圧」使いに思うところがあるのかもしれない。

 そんなこんなでアディと話していると、どうやら決着がついたようだ。

 結果は予想通り。

 デカ男は地面に倒れ気絶し、柵で囲われたリングには肩で息をする中年ハゲが1人たたずんでいた。

 ハゲ男は息も絶え絶えにリングから退場し、柵にかかっていたタオルで顔を吹いている。

 リングで気絶しているデカ男は両手両足を2人がかりで持たれ、リングから運び出されていった。

「よし、それじゃちょっと行ってくるか。先に俺が一回手本をってそうかアークは……カオスは初めてじゃなかったな」
「えぇカオスは初めてじゃ無いですよ? なんなら僕から行ってもいいですけど」
「そうか? うーん……いや、やっぱ俺から行く。酒場で魅せる戦いってやつを教えてやる」

 アディとどちらが先に行くかを相談して、結局アディが先に行くことで話がまとまった。

「へい! へい! へい! 今夜はすげぇ男が来たぜ! 次の試合はさっきまでの生娘のじゃれあいじゃぁあない! 本当のエンターテイメントだ!」

 ジャムが男たちを煽り、場の空気を作り上げていく。
 これまた手慣れた小物ロールをする男だ。

「さぁ! ではご登場願おう! この男こそ『カクル』の王者! ふらっと現れ数多の屍を築き上げる『無敗』の帝王ブラッド・キングだ!」
「おぉ!『無敗』だ!」
「ブラッドが戻ってきたぞ!」
「どうせまた勝つんだろ!」

 酒場全体がアディの登場に湧き上がる。
 すごい人気だ。
 ここじゃ相当な有名人なのかも。

「おしおし、俺と勝負したい命知らずはいるか?」

 アディが声も変わらずさっさと対戦者を募集。
 帝王としてなにかコメントをした方が良いのではなかろうか。

「俺だ! ブラッドッ! テメェが噂に聞く『無敗』か! 結構ひょろっちいんだな!」

 男たちの中から声をあげたのはデカい男だった。
 アディより頭一つ背が高く腕も結構太い。

 通りで見た兵士と同じ制服を着ており、彼自身もまたバンザイデス駐屯地の兵士なのがわかる。

 見た感じ剣気圧は纏ってないので、ただの力自慢なのも一発でわかっちゃうのが悲しいところ。

「おーけー! おーけー! 準備運動にはお前くらいがちょうどいい。すぐぶっ倒れんじゃねぇぞ?」
「ほざいてろ! こっちだって喧嘩じゃ無敗だぜ?」
「へへ! あの男が今晩最初の犠牲者だ!」
「ここに来るような奴はみんな無敗だった奴だぜ! ぼうや!」
「お前じゃブラッドに勝てねぇよ!」

 周りからリングに野次が飛ぶ。
 圧倒的に偏りがある気がするが、アディはそんなに信頼されているのだろうか。
 いまいちアディの凄さがピンとこない。

「はは、ぼうやには辛いリングが出来上がっちまってるな。仕方ねぇからチャンピオンとしてハンデをやる。君に好きなだけ殴らせてやるよ 俺は避けねぇから存分に打ってこい」

 アディはひょいと顎先を突き出し、両手の指を広げるとカウントする姿勢を見せて若い兵士を挑発する。
 だんだんと父親として振る舞うアディから素のアディへと変わっていってるのがわかった。

「はっ! その言葉後悔してもしらねぇぞッ!」

 そう言い若い兵士は思いっきり腕を振りかぶった。
 これでもかと引き絞られた拳は予想通りの軌道を経てアディの顔面へ勢いよく突っ込む。

 ーーゴォッ

「オラァッ!」
「んぅぅ」

 鈍い殴打音がリングに響いた。

「ッ!?」
「おいおい手加減すんなよ? 1回目だ」

 殴打を食らったはずのアディは一歩もその場から動かず殴打を受け切った……首すら動いていないようだ。

 側から見たらそのトリックは剣気圧だろうが、まぁ十中八九血式魔術けっしきまじゅつを使ってるんだろう。

「この野郎!」

 若い兵士は激昂しすさまじいラッシュを繰り出し始めた。

 ボクサーのような構えから繰り出される連続のパンチは素人のそれではない。

 戦闘技術だけならプロの域にあることが伺える高い威力とスピードを兼ね備えたワンツーラッシュの応酬だ。

「シッ! シッシッ! シッシッ!」

 ーーゴガッコゴッ

「ん~」

 兵士のパンチのスピードがどんどん加速していく。
 しかしアディの首すら動かす事が出来ない。

 まるで鋼でできた像相手に兵士がパンチを繰り出しているようにさえ錯覚してしまう。

 若い兵士の動きがアグレッシブなだけに、2人の状態のギャップが大きく、なんともちぐはぐな絵面だ。

「シッ! シッ! クソぉ!」
「んぅぅぅ」

 若い兵士はとっくに10発なんて打っているはずなのにそれでもアディは突っ立って唸っているだけだ。

 だが、殴らせて続けていたアディに変化が生じた。
 アディが右手を上げたのだ。

「くるかっ!」
「あぁいくぜ? しっかり防げよ?」

 アディは右腕を無造作に振り抜く。
 あまりにも雑な動き。
 若い兵士は特に焦ることもなくしっかりと両腕使って上体を縮め、下半身を添えて攻撃を受けようとした。

 受けれるはずもないのにーー。

 ーーバヂンッ

「ぁッ!?」
「ハァッ!」

 兵士の体が宙を舞う。
 そしてリングの端にまで軽々と飛んで行った。

 周りの男たちから口笛やら野次やら、ゲラゲラと下品な笑い声が聞こえてくる。

「ぁ、うが、ぁ」
「なかなかいいパンチだった。惜しかったな」

 勝負あったな。
 動かなくなった若い兵士は一緒に来ていたと思われる兵士仲間に連れられ酒場を退散していってしまう。

 一方で勝者なる我が父はリング周りで握手を求められたり、肩を叩かれたりして、笑顔の男たちから賞賛を贈られている。

「やっぱすげえな! ブラッド!」
「いつも通りの圧勝だったな!」
「サインくれ! 息子がファンなんだ!」

 たった一戦でほぼ全員味方に引き込んでいる。
 この世界では、強いということはそれだけでカリスマになり得るのだろう。

「ん」

 アディがジャムから賭け金を受け取っている。
 一戦、最低銅貨1枚で参加。
 勝ったら相手の分を含めて最低銅貨2枚を獲得出来るとても簡単な仕組みだ。
 店の儲けは試合とは別に設置された賭博システムの方にあるらしい。

 今アディは銀貨を賭けていたのでそれなりに儲けたと言うことだろう。

「いやぁ参っちゃうな。この人気」

 報酬を指で弄びながらアディが席に戻ってきた。

「おつかれ様です。わざわざ殴らせれあげるなんて優しいですね」
「はは、まぁな。最初からワンパンしちまったらつまらないだろう。少しは盛り上げておかなぇと」

 吸血鬼の腕力で無双のするだけじゃダメなのか。
 ん、いや、無双してることに変わりはない、か。

「いや、しかし、以前戦った強い奴らはもう挑まなくなって来たなぁ~」

 アディは苦笑いしながらリング周りの何人かの男を指差した。

「あいつとあいつらへんはそれなり強くてな。何回かリベンジされたんだが、前回来た時も今日も挑んで来なかったから、きっと諦めちまったんだな」

 どこか寂しそうな顔でアディは言った。

 ライバルみたいな切磋琢磨していた存在に競うことを諦められたのだから、張り合いがなくなって寂しいのだろうか。

「そんじゃカオス、お前も行ってこいよ。これ使え」

 アディはポケットから銀貨2枚を取り出して俺の手に握らせてきた。
 なるほど、これがアディの期待値ってわけかい?

 良質な鋼のつるぎ1本相当。
 なかなかの期待じゃないか。

 リング上にはちょうど次戦う相手を募集している最中と思われる、屈強な色黒兵士が立っている。

 レートは銅貨1枚……十分参加できる。

 色黒兵士は「剣気圧」を纏っているし、相手としても御誂え向きだ。

 やってやろうじゃないか。
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