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第三章 路地裏のお姫様
第55話 大富豪
しおりを挟む頬に当たるの固い感触。
若干デコボコしていて歪んでいる。
「ーーーー」
ん?
なんだ?
「ーーーん!」
どこからか声が聞こえてくる。
「ーーさん!」
はるか遠くから聞こえてくるような、なんだがとっても近い場所からのようなーー、
「アーカムさんっ!」
「だいぶ、近かったか」
目を覚ました時、視界には大家の孫マリが覗き込むような姿勢でこちら見下ろしていた。
彼女は安心したように胸を撫で下ろして微笑んで来てくる。
「ぅう」
ちょっと頭痛がするが脳みそが正常に再起動を完了する。
記憶が飛ぶなんて事態には陥っていない。
全部覚えている。
床に両手をついて上体を起こし、軽く体を触って確かめて怪我がないかだけ確かめる。
最後にこっそりと背後を確認してみる。
が、もちろんそこに吸血鬼の姿はない。
もうとっくに帰ったんだろうな。
リサラは無事にお父さんと合流出来たはずだ。
あれほどのプレッシャーを放てる存在だ。
まず人攫いなんかに捕まる心配はない。
状況を一瞬で整理しマリに向き直る。
「おはようございますマリさん、それにクレアさん」
膝立ちのマリと、その後ろに立っているクレアさんに挨拶する。
さて、この部屋の惨状をどう説明したものか。
「アーカムさん、ちゃんと説明してください! どうすればこんなに部屋ぼろぼろにできるんですか! もう! 廊下からみてびっくりしたんですから!」
どうやらこの部屋に広がる亀裂の崩壊は廊下まで及んでいたらしい。
外からみても異常事態なのが一目でわかったんだろう。
マリは相当怒っているようだ。
当たり前か。
さすがに貸し出した部屋を1週間ちょっとぶっ壊したら誰でも怒る。
ザ・グランドマザーのクレアさんでさえ険しい顔でこちらを見つめている。
きっと彼女も怒り心頭という具合なんだろう。
ここは誠心誠意謝るしかない。
どういったって言い逃れはできないのだから。
「そのーですね。ちょっと魔法の練習してたら失敗しちゃってーー」
「もーなんでこんな狭い部屋で魔法なんか使うんですかっ! アーカムさんアホですか!?」
「うぅ、返す言葉もございません」
マリの言ってることが正しすぎて何もいえなくなってしまう。
「もう! どうするんですか! この部屋! こんなに壊しちゃって!」
部屋の亀裂やらでこぼこの床を手で指し示しながらマリは目で訴えかけてくる。
弁償しろ、と。
アパートの部屋の弁償なんていくらかかるかわからない。
だが、幸いにも俺にはいまお金がある。
ここは謝罪の気持ちも込めて金貨ぜんぶ渡そう。
「弁償します。とりあえずこれでどうでしょうか」
俺は懐から財布を取り出してマリの手のひらにそっと置く。
「あ! おばあちゃん! これで足りる?」
「まぁそれだけあれば十分かね」
マリは金貨を見て目を光らせると、傍らのクレアさんに確認を取った。
なんとか俺の持ち金でまかなえそうだ。
相変わらずクレアさんは険しい顔をしているが、一旦これで許してもらえるかな?
「ぼうや、ずいぶんお金持っているんだね」
クレアさんは何気なしにつぶやいた。
「そう、ですね.、両親がお金持ち、でして。はは」
失態だ。
指摘されて気づいたが、こんな子供が金貨を持っていることは通常ありえないことだった。
それなのに俺は10枚を軽く超える枚数を簡単に出してしまった。
不自然過ぎたな、これは。
路地裏で喧嘩して稼いだなんて、人聞きが悪すぎていえるわけがないのだから、これからはお金の使用には注意を払ったほうがいいかもしれない。
「そうかい……まぁ今回はこれでよしとしようかね」
「本当にすみませんでした。次はこんなことのないように丁寧に部屋を使います」
「当たり前です! もう二度と魔法なんか部屋の中で使っちゃダメですからね! わかった、アーカムさん!」
腰に手を当ててぷりぷり怒るマリにぺこぺこ頭を下げてこびへつらう。
クレアさんも納得してくれたようだし、一件落着、とまでは言わなくても今すぐ借金地獄に陥ってアパートを叩き出される事にはならなそうだ。
まさか、こんなに危ない橋を渡ってしまうことになるとは思わなかったな。
立場は危うくなるし、部屋は壊されるし、めっちゃ怖い吸血鬼の王に会っちゃうし、お金は払わされるし、マリにもクレアさんにも怒られるし、隣人にぺこぺこしなくちゃだし。
本当に損な役回りだ。
ー
リサラを無事お父さんに引き渡した(?)日の翌日。
貸し出されていた杖をオズワールに返却するため「オズワール・オザワ・オズレ工房」へ向かう。
ステッキを返すのもそうだが、ついでに黒服たちから没収した杖も見てもらおうと思っていた。
特にあの黒ローブの魔術師の使っていた中杖を調べてもらおうと思っているのだ。
もし質のいいものだったなら、俺が使ってもいいとも思っている。
ただ、なにぶん中杖は短杖に比べてサイズが大きいので、持っているだけで犯罪組織に拠点の襲撃者が俺だとばれる可能性があるのが痛い。
そのため多分、よほどすごい杖じゃない限りは使おうとは思ってはいない。
「うーん、やっぱ全部売るか……」
戦利品は全部オズワールに売り飛ばしてお金に買える。
それが一番の安全ルートだ。
せっかく変装して、戦闘スタイルを路地裏での格闘技から魔法へ変えて拠点制圧したっていうのに、「敵の杖もってて正体ばれました」なんて間抜けにもほどがある。
「でも俺、結構体術使っちゃったか」
よくよく考えたら、拠点内で若干格闘技を使ってしまったので、もしかしたら純粋な魔術師と思われていないかもしれないな。
あれ、てか相手に剣知覚してきたやついたな。
ということは拠点の強襲者が剣気圧の使える魔術師だってバレてるんじゃね?
「あらら? 終わってみると色々落ち度が。やばい。完全にミスったな」
俺の正体を隠すつもりが、逆に正体を限定させることになってしまった。
あの剣士だけでも殺しておくべきだったかもしれないな。
これからはもう路地裏へはいけないし、この地区周辺、あるいは王都の人前での剣術・拳術・柔術は禁止だな。
ジャブくらいならありかもしれないが……極力俺に近接格闘の戦闘力がないように見せたほうがいいだろう。
俺もあと数ヶ月も修行すれば、剣気圧を完全に消せるようになるって師匠も言ってたし、しばらくは剣気圧を使えるやつには近づかないほうがいいかもしれない。
アーカム・アルドレアは純粋な魔術師なんだ。
これからはレトレシアの魔術大生として振舞っていこうじゃないか。
「ふむふむ、いいぞ、方針が固まって来た」
今後の身の振り方が定まって来た頃、ちょうど俺はオズワールの店に到着した。
外から見た感じオズワールの店は今日も人が少ない。
世界でも有名な杖販売店にしてはあまりにも寂しい景観だ。
この「オズワール・オザワ・オズレ工房」はレトレシア魔術大学の入学式2週間前から、一気に混みだすそうなのだが、逆に言えば2週間以上前のこの時期は年内で一番人が来ないときらしい。
現在店内に山のように積み重なっている杖などはレトレシアやナケイストの新入生たちが一気に買いに来ることを見越して大量に作ったものだそうだ。
はじめは高級杖がいっぱいあるんだと思っていたが、店内のほとんどの杖はすべて初心者用のチープな杖と知ったのは最近だ。
話を聞いたときはどおりで、こんな無防備に杖たちが積まれまくっているのだと納得したものだ。
そもそも上級の魔術師になるとみんな自身の杖をオーダーメイドしたがるので、あらかじめ作っておくのは損失を出しやすいため強力な杖の作り置きはしないんだとか。
店内に積まれた大量の杖による窮屈さと、店内が無人なわけを思い出しながらカウンターへ向かう。
カウンターに辿り着き、相変わらず奥で杖製作しているであろうオズワールを呼び出すべく、呼びベル鳴らす。
ーーチンッ
軽やかな金属音が静かな店内に響いた。
杖や木製の箱、獣の皮をなめしたような独特な香りのする店内にベルの鮮やかな音色が染み込んでいくのを感じる。
この呼びベルってこんないい音を出していたのかと感心しながら、以前誤って殺害してしまったベルに心の中で手を合わせておく。
「はいはーい! 私がかの有名なオズワールですよってアーカムじゃないか! 昨日に続いて今日も来てくれるなんて僕は嬉しいよ!」
「暇なもので」
ピンク色の長髪を紐でまとめた総髪姿のオズワールが工房から出てきた。
やはり作業中だったようだ。
「オズワールさん、昨日借りたステッキ返しにきました。ありがとうございます」
ステッキを腰から引き抜きオズワールへ手渡す。
「はは、いいよ! 君はアディの息子だからね! それでどうだったんだい? 杖は役に立ったかな?」
オズワールは整った顔を傾け流し目を送ってくる。
髪を上げているとイケメンが際立つな。
「えぇ最高でした。自分でも驚くくらいスムーズに魔法を連射できましたよ。やっぱり凄い杖ですね」
「ふふ、そうか! 役に立てたなら良かったよ」
返却されたステッキを無造作にカウンターの下へ投げ入れて、オズワールは爽やかな笑顔をむけてきた。
特になにがあったかなどは聞いてこないつもりらしい。
オズワールの寛大な配慮に感謝しながら俺は話題を没収した杖へ移す。
「オズワールさん、実はですね、いろいろあって杖をたくさん手に入れちゃったんです」
「ほうほう、杖をねぇ」
オズワールは考えるようなしぐさで先を促してくる。
「ここで買い取ってもらうことはできますか?」
「うん、杖の買い取りだね。どれを売りたいんだい?」
一瞬迷ったような表情をしたオズワールだが、快く杖の買取を引き受けてくれた。
さすがに杖を貸した翌日に大量の杖を売りたいなんていってきたら、犯罪の匂いしかしないか。
もしかしたら俺がレトレシアの新入生をボコして、杖を奪ったとか思われてるかもしれないな。
俺は黒服たちから奪った杖8本をカウンターに並べる。
短杖7本に中杖が1本だ。
俺が杖をカウンターに並べるとオズワールは険しい顔になった。
「アーカム、僕は君の親じゃないから叱りはしないけど、あんまり悪いことをしないほうがいいんじゃないかな?」
「い、いや! 違いますよ!? かつ上げとかしてないですから!」
やはり勘違いしていた。
「それじゃどうしてこんなたくさんの杖を1日で手に入れられたんだい? 目を瞑るつもりでいたけど、僕でも流石に悲しいよ。昨日はアーカムを信じて杖を貸したというのに」
普段陽気でひょうひょうとしているオズワールが見るからに悲しそうな顔をしている。
頼むからそんな顔しないでくれ。
こちらまで悲しい気持ちになってくるじゃないか。
「うーん、仕方ないですね。話しますよ、オズワールさんーー」
誤解を解くためにオズワールには拠点での出来事を話すことにした。
もちろん言える範囲でだ。
地下に囚われていた女の子を助けてあげたこと。
その際にたくさんの敵を倒して杖を没収したこと。
杖で足がつかないように、戦利品をすべて売りたいということなど所々省きながら説明した。
オズワールは途中からハンカチで涙をぬぐいながら俺の話を聞いてくれた。
どうやら俺が悪行の果てにこの杖たちを手に入れたわけではない、という事をわかってもらえたらしい。
「うぐぐッ! そんなことが! アーカムは勇敢にも1人で悪の組織と孤独の戦いを繰り広げていたのか!」
「そういうことなんです。わかっていただけましたか?」
「うんうん、偉いぞアーカム! さすがアディの息子だ! 疑ってすまなかったよ!」
オズワールは俺の両肩をつかみ感激してくれている。
少し脚色を加えて感動的な物語に仕上げてしまったせいで、オズワールの反響が凄いことになってしまっているな。やりすぎたかもしれない。
「よーし! それじゃちょっと見てみようかな!」
ようやくアイテム鑑定が始まってくれた。
オズワールは虫眼鏡のようなレンズのいっぱいついた道具や、見たことない妙な形の道具を使って手早く杖を調べ上げていく。
1本10秒前後で鑑定される杖たち。
世界最高峰の杖職人オズワール・オザワ・オズレの早業だ。
「うーん、2、2、2……2……」
オズワールは杖を眺めては、杖たちを右から左へ机の上で移動させていく。
「3……1……4だね」
最後に黒ローブの魔術師から奪った中杖をじっくり見て俺の持ち込んだ杖の鑑定を終えた。
「4ですか」
「うん、4だね」
わかってる風にオズワールに確認をとるが、実際のところ先ほどからつぶやかれていた数字の意味はわかっていない。
「オズワールさん、何が4なんですか?」
「ん?あぁ!杖の評価のことさ!」
「杖の評価?」
オズワールは8本の杖に評価を下していたらしい。
「そう! 僕の考案した、スーギの杖を1として考えた場合の、杖の強さを10段階評価に分けたものだよ! 俗にオズワール指数とか呼ばれてるけど……まぁ簡単言えば杖のランクさ」
「おーなるほど!」
どうやら杖には品質のランク付けができるらしい。
武器に明確なランクがあるとは、なんだかゲームみたいで興奮するな。
「オズワールさん、そのランクっていくつくらいからすごいんですか、僕の作ってもらってる杖はランクいくつになりますかね?」
売りにきた杖のことなど忘れて、作成中の自分の杖のことが気になってしまう。
滅多に素材の出回らない希少な「蒼のポルタの頭蓋骨」に、あまりにも有名なのに姿が伝わっていない幻の中の幻、「幻王犬のブラッシングで取れた毛玉」を使ってるんだ。
10段階評価でも上位に食い込むのは間違いない。
「はは、そんな焦らないでくれよ。杖の評価を下すのは完成してからなんだ。だからまだなんともいえないね」
「あぁそうなんですか」
何だかじらされているようでむらむら、ではなくむずむずして来てしまう。
早く俺の杖の評価が知りたい。
「ただ、あれだけの素材だ。杖のランク6以上には仕上げて見せるよ!」
「おおー6! って良いんですか?」
一応驚いてみたが、基準がわからず微妙な反応になってしまう。
「あぁすごいよ。ランク6の杖なんていったら、一般的に市場に出回っている杖の中でも最高級だよ! 魔術大学の先生方が使っている杖なんかも、高くてもランク6くらいなんじゃないかな?」
わかりやすい目安を用意してくれて俺にもランク6の凄さが伝わってきた。
「ただね、アーカム、余計なお世話かもしれないけど、初めから君の注文してきた杖を使っていくのはアーカムにとって良くないことだと思うんだ」
「ぇぇと、それはどうしてですか?」
強い杖を使うなということだろうか?
昨日は強い杖を使うのは当たり前みたいなこと言ってたクセに人にはやめろというのか?
なんだこのオズワールは。
「そうだね。例えば、強い杖を使えば学校の決闘大会で黄色い声援を受けることができるだろう。でもきっとそのうち不安に思うはずだ。自分は本当に強いのか、ってね。次第に強いのは自分ではなく杖の力なんじゃないかって思えてきて、自分に自信を持てなくなってしまうんだよ」
オズワールさんごめんなさい。
心の中でさっきめっちゃ悪口言っちゃいました。
強い杖を使うな、というのはオズワールが本気で俺のことを思ってのアドバイスだったのに。
「一度自信をなくしたら、そこから這い上がるのは難しいよ? 強い杖にすがる事しかできず、自分の成長を感じられなくなるんだ」
「ふむふむ」
言うなれば、レベル1のキャラがいきなり勇者の剣を持ってしまって、毎回999のダメージばかり出してしまうことで、自分が強くなってるのかわからなくなってしまうということだろう。
逆にがんばってレベル上げて上げて、レベル100になった時に木の棒を持って500のダメージを出したのなら、それは間違いなく自分が強いと自信をもてるのだ。
なるほど、RPGはこんな深いことを教えてくれる教訓ゲームでもあったのか。
「というわけで、うちの店で初心者用の杖を買うことをおススメするよ!」
「はい! ん、あれ?」
うーん、最後にそういうこと言われると途端にいままでの言葉が胡散臭く聞こえてくるんだよなぁ。
オズワールの見事な手腕によって初心者用の杖「杖尺・28センチ、芯・ラビッテの耳、筒・ヤングトレントの幹、製作者オズワール・オザワ・オズレ」を買わされてしまった。
だが、同時に悪党どもの杖を売り飛ばした事で手に入ったお金は、俺の想像をはるかに超え、約30枚もの金貨が俺の革袋を内側から圧迫してくれることとなった。
30枚もの金貨の重みは俺の顔を悪党に変えるには十分だったようで、帰り際にオズワールは俺の顔をながめてニヤけ顔をして笑いを堪えていたっけ。
すばらしい取引だった。
これでリサラを助けた分の損失は十分に補えたと言えるだろう。
「ありがとなー! リサラー!」
曇り空に新調した杖を掲げながらご機嫌に街を駆ける。
初心者用の白い杖に彫られた人狼のエングレーブは、曇り空の日でも鈍く銀色に光り、その誇り高い威容を通りを歩く者たちに示していった。
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