10 / 10
第10話 魔獣討伐実習の惨劇
しおりを挟む
王立魔導学園の恒例行事である「下級生魔獣討伐実習」。
それは、表向きには実践教育の一環だが、裏では“序列づけ”の初試験とも呼ばれていた。
班同士が協力して群生魔獣を討伐し、その結果が順位として明確に公開される。
それが今後の待遇や進級にまで影響するため、生徒たちはこの日のために日々鍛錬を重ねていた。
もっとも、灰星組にその熱気はなかった。
冷ややかな空気が教室を支配し、教師の説明にも半分は上の空。
だが、唯一エリアスだけが沈黙の中で小さな決意を宿していた。
「班の割り当てはすでに決まっているわ。」とカレン教官が告げる。
「エリアス・グランベル、ガイル・ドラン、レオナ・アルディス、リオ・ハーディン。
この四名で第七実行班として出撃。目標は《獣骸の洞》。数年前から魔力異常が観測されている。慎重にね。」
「了解です!」とリオが元気よく返事をする。
ガイルは腕を組み、「面倒な場所だな」とぼやき、レオナは明らかに不機嫌だった。
「よりによって最下層生徒だけの班なんて、勝てると思う?」
「勝つ必要はないさ。」とエリアスが返す。
「俺たちは“生き延びる”のが目的だ。」
「あら、立派な志ね。」レオナが皮肉っぽく笑った。
カレン教官はわずかに口角を上げた。
「生き延びることを笑うな。死んだらどんな才能も腐るだけ。さあ、出発準備を。」
* * *
《獣骸の洞》――それは王都から北西に三十キロ離れた深い森の奥にある。
古代時代に落ちた竜の骨がそのまま岩に埋まり、そこを基点に魔力の瘴気が噴き上がる。
学園はそれを“安全圏の限界点”として訓練に利用しているが、少しでも手順を誤れば命はない。
転移門をくぐると、森を覆う濃霧と湿った土の匂いがエリアスたちを包んだ。
辺りには他の班の生徒たちも散らばっており、隊列を組んで奥へ進んでいく。
リオが剣を構えながら言った。
「なあ、エリアス。本当に大丈夫か? あんたの力、派手すぎて敵も味方も固まるんじゃ……」
「なるべく使わないよ。必要になったら、だ。」
「ったく、頼もしいのか怖いのか分からんな!」
ガイルが前方を見据え、低く唸る。
「臭う……血と腐敗の混ざった臭いだ。何か近い。」
次の瞬間、霧を割って影が飛び出した。
それは狼のような姿だが、目は赤く光り、体表には骨の棘。
魔獣《コープスウルフ》。死霊の瘴気で動く不死獣だった。
「囲まれた!」レオナが叫び、火球を放つ。
だが炎は狼の体に触れた瞬間、灰のように散った。
「無効化……!?」とミリア(別班監視対象)が遠くから息を呑む。
不死系に炎が効かないのは、魔力干渉が歪められている証。
普通なら上級術者のサポートが要る敵だった。
「逃げ道を確保する!」ガイルが剣を抜き、前に出る。
だが獣の牙が彼の腕を裂いた。
「ガイル!!」
「くそ……動きが速ぇ!」
形勢は圧倒的に不利だった。
不死獣が五体。周囲は霧で覆われ、援護も望めない。
「……これ以上はまずい。」エリアスが低く呟き立ち上がる。
レオナが慌てて腕を掴んだ。
「何をする気?」
「少し“書き換える”。」
「やめて! また危険なことを!」
「大丈夫。もう慣れた。」
彼の瞳が淡く金に染まる。
空気が震え、地面に文字の光が浮かんだ。
「定義変更――“死は動かないもの”。」
その一言が世界を支配した。
瞬間、狼たちの動きが止まる。
口を開けたまま、牙を剥いた勢いのまま、ピクリとも動かない。
時間でも封じられたかのような沈黙。
ガイルが息を飲む。
「本当に……止まったのか?」
「いいえ。」エリアスは剣を静かに抜いた。
「“死”を無理矢理定義し直した。つまり、彼らはもう動く理由を失った。」
淡い光が剣先に宿る。
その一閃で、獣たちは崩れ落ち、塵となって霧の中へ消えていった。
残されたのは、沈黙だけ。
しばらくして、リオがぽつりと呟いた。
「お前……マジで何者なんだよ。」
「ただの落ちこぼれだって。」
エリアスが笑うと、レオナもやっと呼吸を吐いた。
安堵の笑みを浮かべようとした――その瞬間だった。
地面が揺れた。
奥の洞窟が唸り、赤黒い光が噴き出した。
「まさか……まだ“主”がいたのね。」
カレン教官の声が遠くから響く。
突如、大地を破って巨大な影が姿を現した。
それは人の形をした獣、骨と瘴気でできた巨人。
目の奥に蒼い光が揺らめく。
「S級指定個体――《屍竜の番犬》。どうしてここに……!」
教官の声に混乱が走る。
他班の生徒たちが次々と悲鳴を上げ逃げ出す。
だが、番犬はそれを見逃さなかった。
咆哮とともに霧が爆発し、無数の骨の槍が放たれる。
空間が裂ける。悲鳴と血の匂い。
「退け! こいつはお前たちには早すぎる!」カレンの声が響く。
「エリアス、退避しろ!!」
その声にも、彼は動かなかった。
「いや、俺が行く。」
ルミナの声が胸で震える。
『あなた、理解している? あれは本来人間の力で倒せる存在ではないわ。』
「分かってる。けど……今、動かなきゃ誰かが死ぬ。」
彼は剣を抜き、前へ進む。
巨大な影と相対すると、空気が圧力で潰される。
レオナが叫ぶ。
「バカッ! 行くなって――!」
だが、もう止まらない。
彼の足元に光陣が展開される。
言葉はない。書き換えるのは、心と意志の連鎖そのもの。
光が駆け上がり、彼の身体が一瞬だけ神性を宿した。
「定義変更――魂は、死なない。」
瞬間、巨人の咆哮を正面から受けながら、エリアスは踏み込み、剣を突き立てた。
世界が閃光に包まれる。
激しい閃光の中、耳鳴りとともに何かが砕ける音がした。
霧が晴れたとき、魔獣の巨体は崩れ落ち、空へと散っていった。
沈黙。
誰もが言葉を失っていた。
カレン教官がゆっくり歩み寄り、息を整える。
「無茶をしてくれたわね……エリアス。」
「すみません。でも、結果的には――」
「命があって良かったわ。」
そう言いながらも、その瞳には複雑な光があった。
人智を超える力。それは救世か、それとも災厄か。
レオナが震える声で呟いた。
「あんた、もう“人間じゃない”みたいだった……」
彼女の言葉に、エリアスは苦笑した。
「俺もそう思うよ。」
* * *
夜。
討伐記録が学園に報告され、第一班から第六班までが全滅または撤退。
第七班――エリアスたちだけが帰還を果たした。
学園内ではすぐに彼の名が広がった。英雄として、あるいは“危険すぎる存在”として。
寮の屋上で、風が吹く。
ルミナの声が囁いた。
『あなたの力、皆が恐れ始めている。』
「怖がられても仕方ないさ。」
『それでも、あなたは救った。その“記述”は消えないわ。』
夜空を仰ぎ、エリアスは静かに呟いた。
「俺の物語は……まだ一章目だ。」
星々が瞬き、光が剣の刃を照らす。
少年は無自覚のまま、確実に“英雄譚”の中心へと歩み出していた。
それは、表向きには実践教育の一環だが、裏では“序列づけ”の初試験とも呼ばれていた。
班同士が協力して群生魔獣を討伐し、その結果が順位として明確に公開される。
それが今後の待遇や進級にまで影響するため、生徒たちはこの日のために日々鍛錬を重ねていた。
もっとも、灰星組にその熱気はなかった。
冷ややかな空気が教室を支配し、教師の説明にも半分は上の空。
だが、唯一エリアスだけが沈黙の中で小さな決意を宿していた。
「班の割り当てはすでに決まっているわ。」とカレン教官が告げる。
「エリアス・グランベル、ガイル・ドラン、レオナ・アルディス、リオ・ハーディン。
この四名で第七実行班として出撃。目標は《獣骸の洞》。数年前から魔力異常が観測されている。慎重にね。」
「了解です!」とリオが元気よく返事をする。
ガイルは腕を組み、「面倒な場所だな」とぼやき、レオナは明らかに不機嫌だった。
「よりによって最下層生徒だけの班なんて、勝てると思う?」
「勝つ必要はないさ。」とエリアスが返す。
「俺たちは“生き延びる”のが目的だ。」
「あら、立派な志ね。」レオナが皮肉っぽく笑った。
カレン教官はわずかに口角を上げた。
「生き延びることを笑うな。死んだらどんな才能も腐るだけ。さあ、出発準備を。」
* * *
《獣骸の洞》――それは王都から北西に三十キロ離れた深い森の奥にある。
古代時代に落ちた竜の骨がそのまま岩に埋まり、そこを基点に魔力の瘴気が噴き上がる。
学園はそれを“安全圏の限界点”として訓練に利用しているが、少しでも手順を誤れば命はない。
転移門をくぐると、森を覆う濃霧と湿った土の匂いがエリアスたちを包んだ。
辺りには他の班の生徒たちも散らばっており、隊列を組んで奥へ進んでいく。
リオが剣を構えながら言った。
「なあ、エリアス。本当に大丈夫か? あんたの力、派手すぎて敵も味方も固まるんじゃ……」
「なるべく使わないよ。必要になったら、だ。」
「ったく、頼もしいのか怖いのか分からんな!」
ガイルが前方を見据え、低く唸る。
「臭う……血と腐敗の混ざった臭いだ。何か近い。」
次の瞬間、霧を割って影が飛び出した。
それは狼のような姿だが、目は赤く光り、体表には骨の棘。
魔獣《コープスウルフ》。死霊の瘴気で動く不死獣だった。
「囲まれた!」レオナが叫び、火球を放つ。
だが炎は狼の体に触れた瞬間、灰のように散った。
「無効化……!?」とミリア(別班監視対象)が遠くから息を呑む。
不死系に炎が効かないのは、魔力干渉が歪められている証。
普通なら上級術者のサポートが要る敵だった。
「逃げ道を確保する!」ガイルが剣を抜き、前に出る。
だが獣の牙が彼の腕を裂いた。
「ガイル!!」
「くそ……動きが速ぇ!」
形勢は圧倒的に不利だった。
不死獣が五体。周囲は霧で覆われ、援護も望めない。
「……これ以上はまずい。」エリアスが低く呟き立ち上がる。
レオナが慌てて腕を掴んだ。
「何をする気?」
「少し“書き換える”。」
「やめて! また危険なことを!」
「大丈夫。もう慣れた。」
彼の瞳が淡く金に染まる。
空気が震え、地面に文字の光が浮かんだ。
「定義変更――“死は動かないもの”。」
その一言が世界を支配した。
瞬間、狼たちの動きが止まる。
口を開けたまま、牙を剥いた勢いのまま、ピクリとも動かない。
時間でも封じられたかのような沈黙。
ガイルが息を飲む。
「本当に……止まったのか?」
「いいえ。」エリアスは剣を静かに抜いた。
「“死”を無理矢理定義し直した。つまり、彼らはもう動く理由を失った。」
淡い光が剣先に宿る。
その一閃で、獣たちは崩れ落ち、塵となって霧の中へ消えていった。
残されたのは、沈黙だけ。
しばらくして、リオがぽつりと呟いた。
「お前……マジで何者なんだよ。」
「ただの落ちこぼれだって。」
エリアスが笑うと、レオナもやっと呼吸を吐いた。
安堵の笑みを浮かべようとした――その瞬間だった。
地面が揺れた。
奥の洞窟が唸り、赤黒い光が噴き出した。
「まさか……まだ“主”がいたのね。」
カレン教官の声が遠くから響く。
突如、大地を破って巨大な影が姿を現した。
それは人の形をした獣、骨と瘴気でできた巨人。
目の奥に蒼い光が揺らめく。
「S級指定個体――《屍竜の番犬》。どうしてここに……!」
教官の声に混乱が走る。
他班の生徒たちが次々と悲鳴を上げ逃げ出す。
だが、番犬はそれを見逃さなかった。
咆哮とともに霧が爆発し、無数の骨の槍が放たれる。
空間が裂ける。悲鳴と血の匂い。
「退け! こいつはお前たちには早すぎる!」カレンの声が響く。
「エリアス、退避しろ!!」
その声にも、彼は動かなかった。
「いや、俺が行く。」
ルミナの声が胸で震える。
『あなた、理解している? あれは本来人間の力で倒せる存在ではないわ。』
「分かってる。けど……今、動かなきゃ誰かが死ぬ。」
彼は剣を抜き、前へ進む。
巨大な影と相対すると、空気が圧力で潰される。
レオナが叫ぶ。
「バカッ! 行くなって――!」
だが、もう止まらない。
彼の足元に光陣が展開される。
言葉はない。書き換えるのは、心と意志の連鎖そのもの。
光が駆け上がり、彼の身体が一瞬だけ神性を宿した。
「定義変更――魂は、死なない。」
瞬間、巨人の咆哮を正面から受けながら、エリアスは踏み込み、剣を突き立てた。
世界が閃光に包まれる。
激しい閃光の中、耳鳴りとともに何かが砕ける音がした。
霧が晴れたとき、魔獣の巨体は崩れ落ち、空へと散っていった。
沈黙。
誰もが言葉を失っていた。
カレン教官がゆっくり歩み寄り、息を整える。
「無茶をしてくれたわね……エリアス。」
「すみません。でも、結果的には――」
「命があって良かったわ。」
そう言いながらも、その瞳には複雑な光があった。
人智を超える力。それは救世か、それとも災厄か。
レオナが震える声で呟いた。
「あんた、もう“人間じゃない”みたいだった……」
彼女の言葉に、エリアスは苦笑した。
「俺もそう思うよ。」
* * *
夜。
討伐記録が学園に報告され、第一班から第六班までが全滅または撤退。
第七班――エリアスたちだけが帰還を果たした。
学園内ではすぐに彼の名が広がった。英雄として、あるいは“危険すぎる存在”として。
寮の屋上で、風が吹く。
ルミナの声が囁いた。
『あなたの力、皆が恐れ始めている。』
「怖がられても仕方ないさ。」
『それでも、あなたは救った。その“記述”は消えないわ。』
夜空を仰ぎ、エリアスは静かに呟いた。
「俺の物語は……まだ一章目だ。」
星々が瞬き、光が剣の刃を照らす。
少年は無自覚のまま、確実に“英雄譚”の中心へと歩み出していた。
13
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる