「雑草係」と追放された俺、スキル『草むしり』でドラゴンも魔王も引っこ抜く~極めた園芸スキルは、世界樹すら苗木扱いする神の力でした~

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第5話 【ざまぁ】その頃の勇者たち「おい、ダンジョンの茨が硬くて進めないぞ!?」

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「ふむ……これは結構、根が深いな」

俺はベッドに横たえたエルフの少女の腹部を覗き込みながら、腕組みをした。
彼女は気を失ったままだが、苦悶の表情を浮かべている。
腹部の切り傷そのものは、俺が持っていたポーション(森の薬草を適当に煮詰めただけのものだが、なぜか『特級ポーション』以上の効果があるらしい)を振りかけたら一瞬で塞がった。
問題は、傷口から体内に侵入し、全身に根を張ろうとしている『どす黒いモヤ』だった。

「呪い……それも、かなり悪質な毒素を含んでいる」

俺にはそれが、綺麗な花壇に侵食しようとする『病気のカビ』や『寄生植物』のように見えた。
植物も人間も、基本は同じだ。
悪いものが育てば、本体が枯れる。
ならば、やることは一つ。

「草むしり(治療)だ」

俺は少女のお腹に手をかざした。
直接触れるのは憚られたので、少し浮かせてイメージを送る。
対象は、彼女の体内を巡る『呪毒』のみ。
血管や魔力回路に絡みついた、不要な「雑草」を認識する。

「……捕まえた」

指先で、見えない糸をつまむような感覚。
俺は慎重に、しかし力強く、その「雑草」を引き抜いた。

「ふんっ!」

ズルルルッ……!

「あぐっ……!」

少女の体が一度だけ大きく跳ねた。
俺の手には、黒いコールタールのような粘液の塊が握られていた。
それが、断末魔のような煙を上げながら、俺の手の中で霧散していく。

《対象:呪毒『死霊の抱擁(カース・エンブレイス)』を除草しました》
《スキル『草むしり』の応用により、『状態異常解除(極)』を習得しました》

「よし、綺麗になった」

俺は手をパンパンと払った。
少女の顔色は、先程までの土気色が嘘のように、健康的なピンク色に戻っていた。
呼吸も穏やかになり、安らかな寝顔に変わっている。

「あとは栄養をつけて、休めば治るだろう」

俺はキッチン(昨日作った石窯と調理台)に向かい、スープの準備を始めた。
畑で採れたばかりの『黄金トマト』と、アースドラゴンの骨から取った出汁を使った特製スープだ。
いい香りが部屋中に充満し始めた頃、背後で衣擦れの音がした。

「……ん……ここは……?」

振り返ると、少女がベッドの上で上半身を起こし、ぼんやりと周囲を見回していた。

「お、気がついたか。おはよう、森の眠り姫さん」
「あ、貴方は……あの時の……」

少女は俺の顔を見ると、ハッとしたように自分の体を触った。

「傷が……ない? それに、あの呪いの痛みも……消えている? 馬鹿な、あれは帝国最強の呪術師が放った、解呪不可能な死の呪いだったはず……」

彼女は信じられないといった様子で、何度も自分のお腹を確認している。

「傷は薬草で治したし、呪いっぽいのは『むしって』おいたから大丈夫だぞ」
「む、むしった……?」

彼女はキョトンとしていたが、すぐに部屋の内装に気づき、再び驚愕の表情を浮かべた。

「こ、この部屋は……! 壁は『アイアンウッド』……? いや、それよりもこの柱、まさか『世界樹(ユグドラシル)』の枝ではないか!? それに私が寝ていたこの寝具、アースドラゴンの腹皮……!?」

彼女は震える手でシーツを握りしめ、俺を見た。

「貴方は……一体……。これほどの聖遺物に囲まれ、死の呪いを指先一つで消し去るなど……まさか、現世に降臨された神の御使い、あるいは豊穣神そのものなのですか?」
「いや、だから農家だって言っただろ?」

俺は苦笑しながら、湯気の立つスープを木の器によそって彼女に差し出した。
ちなみにこの器も、世界樹の枝をくり抜いて作ったものだ。

「さあ、難しい話は後にして、まずは食べなよ。お腹空いてるだろ?」
「あ、ありがとうございます……」

彼女はおそるおそる器を受け取ると、スープを一口啜った。
その瞬間。

カッ!

彼女の瞳が見開かれ、長い耳がピーンと立った。

「な、ななな、なんですかこれはァァァッ!?」
「え、不味かった?」
「逆です! 美味しい……美味しいのですが、それ以上に力が……! 枯渇していた魔力が奔流のように溢れてくる! いえ、それどころか私の魔力回路そのものが拡張され、精霊の加護が増幅されている!? たった一口で、エリクサーを瓶ごと飲んだような……!」

彼女は震えながら、しかしスプーンを止めることなく、夢中でスープを飲み干した。
俺の作った野菜は、どうやら滋養強壮に良すぎるらしい。

「はぁ……はぁ……生き返りました……」

完食した彼女は、恍惚とした表情で息をついた。
そして、ベッドから降りると、俺の前に跪き、深く頭を下げた。

「改めまして、命を救っていただき感謝いたします。私はセラフィナ。かつてこの森の北にあったエルフの国、『シルヴァリオ』の第一王女です」
「王女様か。やっぱり高貴な人だったんだな」
「……今は亡き国の、ただの生き残りです。帝国軍に国を焼かれ、命からがらこの『魔の森』へ逃げ込んできました。彼らの狙いは、王家に伝わる『精霊の宝珠』……」

セラフィナは懐から、透き通るような緑色の宝石を取り出した。

「私はこれを守るために逃げていたのですが、追手の呪術師にやられ、もう駄目かと……。ですが、貴方様のおかげで命を拾いました」

彼女は真剣な眼差しで俺を見上げた。

「ノエル様(先程名乗った)。どうか、私をここに置いていただけないでしょうか。国も帰る場所も失った私には、もう行く当てがありません。それに……」

彼女は少し頬を染め、上目遣いに俺を見た。

「貴方様の作るその『野菜』と『料理』……もっと食べたいのです。いえ、貴方様のお傍にいれば、私はもっと強くなれる気がします。いつか国を再興するために、貴方様に仕えさせてください!」

「仕えるって言ってもなぁ……うちは農家だぞ? 泥だらけになるし、きつい仕事だぞ?」
「望むところです! 土魔法なら得意ですので、耕作の助けになるはずです!」

エルフの王女様が農作業か。
まあ、人手が増えるのは助かる。
それに、こんな美人が家にいてくれるなら、むさ苦しい男の一人暮らしより百倍マシだ。

「わかった。じゃあ、これからよろしくな、セラフィナ」
「はいっ! 主様(マスター)!」

こうして、俺の家にエルフの王女様が住み込みで働くことになった。
彼女が時折、俺のことを「創造神様の現し身」とかブツブツ拝んでいるのが気になるが、まあそのうち慣れるだろう。

   ◇

一方、その頃。
俺を追放した勇者パーティ『栄光の剣』の三人は、王都からほど近い『深緑の地下迷宮』に挑んでいた。
ここは中級のダンジョンで、以前の彼らにとっては「散歩コース」と言えるほど簡単な場所だったはずだ。

だが現在、彼らは入口から数キロ地点で、完全に立ち往生していた。

「くそっ! なんだこれは! 切れないぞッ!」

勇者ジークが、血管を浮き上がらせて叫ぶ。
彼らの前を塞いでいるのは、通路全体に張り巡らされた無数の『茨(いばら)』だった。
『アイアン・ソーン』。
鉄のような硬度を持つ棘のある植物で、ダンジョンではよく見かける障害物だ。

ジークは新品の(といっても、金欠で買った安物の鉄製の)剣を振り下ろしたが、茨はキィン! と高い音を立てて剣を弾き返した。

「おい、どうなってるんだ! 先月ここに来た時は、こんなもの無かったぞ!?」
「い、いいえジーク。ありましたわ」

聖女ミリアが、怯えたように答える。

「前回通った時も、確かにこの茨はありました。でも、私たちが通る前に、いつの間にか道が開いていたのです」
「そんな馬鹿な! 勝手に道が開くわけがないだろ!」
「……ノエルだ」

後ろで杖をついていた賢者レオンが、苦虫を噛み潰したような顔で言った。

「ノエルが先頭を歩いていたのを覚えているか? あいつが何食わぬ顔で歩いた後は、いつも道ができていた。俺たちは気づかなかったが、あいつがこの茨を全て『処理』していたんだ」

「はぁ!? ふざけるな! あいつのスキルはただの『草むしり』だぞ!? こんな鉄のような茨を、素手でちぎっていたとでも言うのか!?」

ジークは認めなかった。
認めたくなかった。
自分たちが「余裕だ」と笑って踏破していた道が、実はあのみすぼらしい幼馴染によって切り開かれた「接待ロード」だったなどと。

「レオン! お前の火魔法で焼き払え!」
「やってるさ! だが、見てみろ!」

レオンが指差した先では、茨が黒く焦げてはいるものの、再生速度の方が早く、すぐに元通りになっていた。

「このダンジョンの植物は魔力を吸って成長する。中途半端な火力じゃ、逆に活性化させるだけだ。俺の最大火力なら焼き切れるかもしれないが……そうすれば、この狭い通路は酸欠になる。俺たちも黒焦げだ」

「ぐぬぬ……ッ!」
「それに、私の魔力も限界です……」

ミリアがへたり込む。
彼女の白かったローブは、泥と植物の汁で汚れ、あちこちが破けていた。
この地点に来るまでに、床から生える『麻痺草』や、天井から落ちてくる『粘着キノコ』の対処に追われ、回復魔法と解毒魔法(キュア)を乱発させられていたのだ。

「ノエルさんがいれば……彼が、こういう厄介な草やキノコを全部、事前に摘み取ってくれていたから……私たちは魔力を温存できたのに……」

ミリアがポツリと漏らした言葉が、ジークの逆鱗に触れた。

「黙れ! ノエルの名前を出すな!」

ジークは茨に向かって、八つ当たりのように剣を叩きつけた。

ガキンッ!
パキンッ……。

乾いた音が響き、ジークの手の中で剣が折れた。

「あ……」

それは、虎の子の資金をはたいて買ったばかりの剣だった。
折れた刃先が、虚しく地面に転がり、チャリンと音を立てる。
その音は、彼らの冒険者としてのプライドが砕け散る音のようにも聞こえた。

「う、うわあああああああああああッ!!」

ジークは絶叫した。
恐怖か、屈辱か、あるいは後悔か。

「撤退だ……! 撤退するぞ!」
「で、でも勇者様、まだクエストの薬草を採取できていません!」
「うるさい! 武器がないのにどうやって戦うんだ! 帰るぞ!」

彼らは逃げるようにダンジョンを後にした。
その背中は惨めで、かつての「王都最強の期待の新人パーティ」の面影はどこにもなかった。

帰り道、ボロボロになった三人は、すれ違う他の冒険者たちから奇異の目で見られた。
「おい見ろよ、あれ勇者パーティじゃないか?」
「初級エリアの『深緑の地下迷宮』に行ったんだろ? なんであんなボロボロなんだ?」
「勇者って言っても、大したことないんじゃないか?」

ひそひそ話が聞こえてくる。
ジークは顔を真っ赤にして俯き、早足でギルドへと向かった。

だが、彼らの受難はこれで終わりではなかった。
ギルドに戻った彼らを待っていたのは、さらなる「ざまぁ」の現実だった。

「――え? 報酬が減額?」

ギルドの受付カウンターで、ジークは素っ頓狂な声を上げた。

「はい。依頼されていた『月光草』の納品がありませんでしたので、失敗扱いとなります。また、貸し出していた『ダンジョン攻略支援ポーションセット』の代金が未払いとなっておりますので、違約金が発生します」

受付嬢は事務的に告げた。
以前までは、ノエルが採取依頼を完璧にこなし、ポーションも自作していたため、ギルドへの支払いはゼロ、報酬は満額だった。
彼らはその「当たり前」が、どれほど恵まれた環境だったのかを、財布の中身が空になることで初めて理解させられたのだ。

「そ、そんな……。これじゃあ、宿代も払えないじゃないか……」
「困りますねぇ。あ、そうだ。ジーク様、もしお金がないのでしたら、Cランク以下の『ドブさらい』や『下水道の掃除』の依頼なら残っていますが?」

受付嬢の冷ややかな提案に、プライドの高いジークが耐えられるはずもなかった。

「ふざけるな! 俺は勇者だぞ! 誰がそんな底辺の仕事をやるか!」

ジークはカウンターを叩き、ギルドを飛び出した。
レオンとミリアも、慌ててその後を追う。
だが、彼らに行く当てはない。
安宿に泊まる金もなく、装備は壊れ、名声は地に落ちつつある。

「……なぁ、ジーク」

路地裏の暗がりで、レオンが重い口を開いた。

「ノエルを……連れ戻さないか?」
「ッ!?」
「あいつがいれば、装備も直る。ポーションも手に入る。ダンジョンの障害物もなくなる。……認めたくないが、あいつは必要だったんだ」
「わ、私もそう思います……。ノエルさんに謝って、戻ってきてもらいましょう?」

二人の言葉に、ジークはギリギリと歯ぎしりをした。
屈辱だった。
あんな「草むしり」ごときに頭を下げるなど、勇者としてのプライドが許さない。
だが、現実は残酷だ。
このままでは野垂れ死ぬか、冒険者を廃業するしかない。

「……わかった」

ジークは絞り出すように言った。

「だが、頭を下げるんじゃない。『許してやる』んだ。あいつも一人で野垂れ死にそうになっているはずだ。俺たちが迎えに行って、『またパーティに入れてやる』と言えば、泣いて喜んで戻ってくるに決まっている」

どこまでも都合の良い解釈。
彼らはまだ知らなかった。
ノエルが今頃、エルフの美少女と共に、Sランク食材のディナーを楽しみ、ドラゴンの皮のソファでくつろいでいるということを。
そして、彼が二度と、自分たちのような「雑草(不要な人間)」に関わるつもりがないということを。

「行くぞ。北の『魔の森』へ」

ジークたちは、なけなしの金をはたいてボロ馬車を雇い、北へと向かう決意をした。
それが、自分たちをさらなる絶望の淵へと叩き落とす旅になるとも知らずに。

   ◇

一方、ノエルの家。

「おかわり!」
「はいよ。まだ鍋にいっぱいあるぞ」

元気になったセラフィナは、王女らしからぬ食欲で、三杯目のリゾット(世界樹の実入り)を平らげていた。
俺はそれを見て微笑みながら、明日の予定を立てていた。

「明日は畑を拡張して、新しい作物を植えよう。セラフィナには土魔法で畝(うね)作りを手伝ってもらうか」
「お任せください、主様! この身が朽ち果てるまで働きます!」
「いや、そこまでしなくていいから」

賑やかな夜が更けていく。
勇者たちの接近など、俺の「危険感知」センサーには引っかかりもしない、些細な出来事だった。
なぜなら彼らは、俺にとって既に「取るに足らない存在」になっていたからだ。

続く
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