1 / 2
1話 追放、そして自由に
しおりを挟む
「ルーク、お前、明日からパーティーを抜けてもらう」
石造りの広間に響いたのは、長年共に戦ってきた仲間の勇者アレンの冷えた声だった。目の前には勇者、聖女、剣聖、賢者の四人がいる。かつて共に魔王軍の砦まで攻めた仲間たち。しかし、今、ルークの前にあるのは友情ではなく、決別の空気だった。
「……抜ける、ってどういう意味だ?」
ルークは静かに問い返す。アレンは眉をひそめ、ため息をつく。
「そのままの意味だよ。お前のスキル、足手まといなんだ。サポート系とか言ってるけど、結局よくわからないし、戦闘にも役に立たない。ぶっちゃけ荷物だ」
「そうですわ。いつまで私たちがあなたを庇ってあげなきゃいけないの?」
聖女リリアが不満げに腕を組む。その横で、剣聖カイルが腕を組んだまま口を開いた。
「俺も正直、もう限界だ。魔王軍が本格的に動いてる今、ルークに使ってる手間が無駄なんだよ」
最後に、賢者マルクが苦笑いを浮かべ、小さく肩をすくめた。
「悪く思うなよ。お前の分、報酬は折半しておく。世界のためだ」
静かだった広間には、決定的な冷たさが流れた。ルークは黙ったまま、腰に下げたポーチの中のパーティーマークを見つめる。それは冒険者ギルドから交付された、仲間の証。兵士でも、金では買えない重みがあった。
「……そうか。わかった」
静かな声でそれだけ告げると、ルークは立ち上がった。怒りも悲しみも不思議と湧かなかった。むしろ、胸の奥にふっと軽い風が吹いた気がした。
「今までありがとう。じゃあ、達者でな」
背中を向けたまま、ルークは広間を出た。後ろで小さな声が聞こえる。
「やっと厄介払いができたわね」
「これでパーティーも軽くなる」
そんな声を聞きながら、ルークは扉を閉めた。
ーーその後、彼らが後悔する日が来ることを、まだ誰も知らなかった。
***
王都アーデンの南門を抜けたとき、空は澄み渡る青だった。
ルークは背中の荷物を少し持ち直し、歩きながら伸びをした。
「……追放、ねぇ。案外、悪くないかもな」
もともと彼は争いよりも旅が好きなタイプだった。戦いが嫌いなわけではないが、勝つために誰かを貶めることはしたくない。勇者パーティーでは戦闘の最前線に立つことは少なく、後方で支援と調整をしていた。そのせいか、周囲の評価は地味な“補助職”。
だが、彼のステータス画面には一つだけ、誰も見たことのない記述があった。
【スキル:成長限界なし】
その意味を本人もまだよく知らない。幼いころに女神の神殿で授与されたとき、大司祭ですら首をかしげていたという。「珍しいな、もしかしたら外れかもしれん」――そう言われたことを、今でも覚えている。
「限界なし、ってことは……成長し続けるって意味じゃないのか?」
独りごちたが、答えてくれる者はいない。だが、その瞬間、森の木々の間から魔物の唸り声が響いた。
「グルルルル!」
視線を向けると、そこには体長二メートルはあろうかという灰色の狼、グレイウルフが姿を現した。冒険者ランクで言えば中級程度。だが、単独で遭遇すれば命を落とす者も多い。
「おっと、いきなり歓迎か。まあいい、肩ならしだ」
ルークは腰の片刃剣を抜いた。勇者隊の戦いでは補助に回ることがほとんどで、剣を使う機会は少なかった。それでも、身体のどこかに戦い方が染みついている。
狼が飛びかかってくる。牙が迫る瞬間、ルークの体が自然に動いた。
「そこだ!」
刃が閃き、風を切る音。次の瞬間、狼は二つに割れて静かに崩れた。血が地面に滴る音が静かに響く。
「……おかしいな、こんな簡単だったか?」
以前、同じ魔物を倒すのに四人がかりだった記憶がある。だが今は、ただの一撃で終わった。体の動きが軽く、視界が広い。まるで世界の速度が遅くなったような感覚。
「成長限界なし……これか?」
ルークは静かに呟いた。もしかすると、パーティーにいた間は仲間とのバランスのため、力が抑制されていたのかもしれない。だが今、一人になったことで制約が外れた。そう考えると辻褄が合う。
「ま、いいか。せっかくだし、少し散歩でもするか」
そう言って、彼は森の中へ進んだ。その数時間後、ルークはひとつの小さな村へと辿り着くことになる。
***
その村は、地図にも載らないほどの辺境だった。半ば森に呑まれかけた小さな集落で、十数軒の家しかない。入り口には壊れかけの柵と、見張りとも呼べない老人がひとり立っていた。
「おや、旅の人かね?珍しいな、こんな場所まで」
「たまたま通りがかりで。近くに宿はありますか?」
「宿なんて立派なもんはないが、長屋なら空いてるかもな。村長の娘のところを訪ねるといい」
老人に礼を言い、村の奥へと進むと、小さな井戸のそばで茶髪の少女が水を汲んでいた。年の頃は十六、七だろう。彼女はルークを見るなり、目を丸くした。
「えっ! 旅人さん?珍しい……! このあたりは魔物が多くて、誰も寄りつかないのに」
「運がよかったのかもな。ちょっと休ませてもらっていいかな?」
「もちろん! 私、ミリアっていいます。この村の代表みたいなことしてるんです。お母さん亡くなっちゃったから」
元気に笑う彼女の背後で、老朽化した家々と不安げな視線を送る村人たちが見える。みなどこか疲れた顔をしている。話を聞けば、どうやら最近魔物の群れが出没し、食料を奪われているという。
「助けを呼ぼうにも、王都からはもう一年も兵が来ていないんです……」
「ふむ……じゃあ、俺が何とかしてみようか」
「えっ!? でも、無理ですよ! グレイウルフの群れなんです、十匹以上も!」
「たぶん、いけると思う」
ルークは軽く笑うと、村外れの森へと足を向けた。ミリアは慌てて追いかけようとしたが、彼の背中を見て息を呑んだ。その背には、言葉にできない静かな威圧感があった。まるで、風そのものが彼を中心に動いているような。
***
降り注ぐ月光の下、森に潜む十匹の影が動いた。唸り声が重なり、夜の空気がひりつく。
「さぁ、試運転だ」
ルークは剣を抜き、軽く振るった。空気が弾けるような衝撃音とともに、一匹目が斬り伏せられる。体が勝手に、最適な動きを取っていく。敵の位置、距離、風の向き――全てが頭の中で自然に組み上がるようだった。
すぐに二匹、三匹と倒れ、目にも止まらぬ速さで剣が走る。数分後、森は静寂を取り戻していた。倒れた魔狼の群れを見下ろしながら、ルークは呼吸を整える。
「……うん、やっぱり抑えてたな。これが本来の俺の力か」
自分でも驚くほどの力だった。だが、それが“異常”ではなく“自然”に思えるのが不思議だった。
振り返ると、村の入口でミリアが立ち尽くしていた。目の前の光景に、彼女は信じられないといった顔で口元を押さえる。
「う、嘘……こんな短時間で……?」
「片づけたよ。もう安心だ」
「……ありがとう、ありがとうございます!」
ミリアは目に涙を浮かべて頭を下げた。その姿を見て、ルークは少し照れくさそうに笑った。
「いや、俺としても助かったよ。身体を動かしたかったしな」
「そんな、あなたはどこかの大英雄様なんですか?」
「いや、ただの……追放された補助職、かな」
そうつぶやいた瞬間、村の人々が彼を囲むように集まってきた。恐る恐る近づく老爺、子どもを抱いた母親、そしてミリア。皆、口々に感謝の言葉を口にする。
「神の使いだ……」
「女神様が遣わしたんだ!」
そんな声が上がる中、ルークは苦笑した。追放された自分が、まさか崇められるとは思ってもみなかった。
「成長限界なし、ね……悪くないスキルだったのかもな」
夜空を見上げながらつぶやいたその顔には、どこか清々しい笑みが浮かんでいた。彼の新しい旅は、今まさに始まったのだった。
石造りの広間に響いたのは、長年共に戦ってきた仲間の勇者アレンの冷えた声だった。目の前には勇者、聖女、剣聖、賢者の四人がいる。かつて共に魔王軍の砦まで攻めた仲間たち。しかし、今、ルークの前にあるのは友情ではなく、決別の空気だった。
「……抜ける、ってどういう意味だ?」
ルークは静かに問い返す。アレンは眉をひそめ、ため息をつく。
「そのままの意味だよ。お前のスキル、足手まといなんだ。サポート系とか言ってるけど、結局よくわからないし、戦闘にも役に立たない。ぶっちゃけ荷物だ」
「そうですわ。いつまで私たちがあなたを庇ってあげなきゃいけないの?」
聖女リリアが不満げに腕を組む。その横で、剣聖カイルが腕を組んだまま口を開いた。
「俺も正直、もう限界だ。魔王軍が本格的に動いてる今、ルークに使ってる手間が無駄なんだよ」
最後に、賢者マルクが苦笑いを浮かべ、小さく肩をすくめた。
「悪く思うなよ。お前の分、報酬は折半しておく。世界のためだ」
静かだった広間には、決定的な冷たさが流れた。ルークは黙ったまま、腰に下げたポーチの中のパーティーマークを見つめる。それは冒険者ギルドから交付された、仲間の証。兵士でも、金では買えない重みがあった。
「……そうか。わかった」
静かな声でそれだけ告げると、ルークは立ち上がった。怒りも悲しみも不思議と湧かなかった。むしろ、胸の奥にふっと軽い風が吹いた気がした。
「今までありがとう。じゃあ、達者でな」
背中を向けたまま、ルークは広間を出た。後ろで小さな声が聞こえる。
「やっと厄介払いができたわね」
「これでパーティーも軽くなる」
そんな声を聞きながら、ルークは扉を閉めた。
ーーその後、彼らが後悔する日が来ることを、まだ誰も知らなかった。
***
王都アーデンの南門を抜けたとき、空は澄み渡る青だった。
ルークは背中の荷物を少し持ち直し、歩きながら伸びをした。
「……追放、ねぇ。案外、悪くないかもな」
もともと彼は争いよりも旅が好きなタイプだった。戦いが嫌いなわけではないが、勝つために誰かを貶めることはしたくない。勇者パーティーでは戦闘の最前線に立つことは少なく、後方で支援と調整をしていた。そのせいか、周囲の評価は地味な“補助職”。
だが、彼のステータス画面には一つだけ、誰も見たことのない記述があった。
【スキル:成長限界なし】
その意味を本人もまだよく知らない。幼いころに女神の神殿で授与されたとき、大司祭ですら首をかしげていたという。「珍しいな、もしかしたら外れかもしれん」――そう言われたことを、今でも覚えている。
「限界なし、ってことは……成長し続けるって意味じゃないのか?」
独りごちたが、答えてくれる者はいない。だが、その瞬間、森の木々の間から魔物の唸り声が響いた。
「グルルルル!」
視線を向けると、そこには体長二メートルはあろうかという灰色の狼、グレイウルフが姿を現した。冒険者ランクで言えば中級程度。だが、単独で遭遇すれば命を落とす者も多い。
「おっと、いきなり歓迎か。まあいい、肩ならしだ」
ルークは腰の片刃剣を抜いた。勇者隊の戦いでは補助に回ることがほとんどで、剣を使う機会は少なかった。それでも、身体のどこかに戦い方が染みついている。
狼が飛びかかってくる。牙が迫る瞬間、ルークの体が自然に動いた。
「そこだ!」
刃が閃き、風を切る音。次の瞬間、狼は二つに割れて静かに崩れた。血が地面に滴る音が静かに響く。
「……おかしいな、こんな簡単だったか?」
以前、同じ魔物を倒すのに四人がかりだった記憶がある。だが今は、ただの一撃で終わった。体の動きが軽く、視界が広い。まるで世界の速度が遅くなったような感覚。
「成長限界なし……これか?」
ルークは静かに呟いた。もしかすると、パーティーにいた間は仲間とのバランスのため、力が抑制されていたのかもしれない。だが今、一人になったことで制約が外れた。そう考えると辻褄が合う。
「ま、いいか。せっかくだし、少し散歩でもするか」
そう言って、彼は森の中へ進んだ。その数時間後、ルークはひとつの小さな村へと辿り着くことになる。
***
その村は、地図にも載らないほどの辺境だった。半ば森に呑まれかけた小さな集落で、十数軒の家しかない。入り口には壊れかけの柵と、見張りとも呼べない老人がひとり立っていた。
「おや、旅の人かね?珍しいな、こんな場所まで」
「たまたま通りがかりで。近くに宿はありますか?」
「宿なんて立派なもんはないが、長屋なら空いてるかもな。村長の娘のところを訪ねるといい」
老人に礼を言い、村の奥へと進むと、小さな井戸のそばで茶髪の少女が水を汲んでいた。年の頃は十六、七だろう。彼女はルークを見るなり、目を丸くした。
「えっ! 旅人さん?珍しい……! このあたりは魔物が多くて、誰も寄りつかないのに」
「運がよかったのかもな。ちょっと休ませてもらっていいかな?」
「もちろん! 私、ミリアっていいます。この村の代表みたいなことしてるんです。お母さん亡くなっちゃったから」
元気に笑う彼女の背後で、老朽化した家々と不安げな視線を送る村人たちが見える。みなどこか疲れた顔をしている。話を聞けば、どうやら最近魔物の群れが出没し、食料を奪われているという。
「助けを呼ぼうにも、王都からはもう一年も兵が来ていないんです……」
「ふむ……じゃあ、俺が何とかしてみようか」
「えっ!? でも、無理ですよ! グレイウルフの群れなんです、十匹以上も!」
「たぶん、いけると思う」
ルークは軽く笑うと、村外れの森へと足を向けた。ミリアは慌てて追いかけようとしたが、彼の背中を見て息を呑んだ。その背には、言葉にできない静かな威圧感があった。まるで、風そのものが彼を中心に動いているような。
***
降り注ぐ月光の下、森に潜む十匹の影が動いた。唸り声が重なり、夜の空気がひりつく。
「さぁ、試運転だ」
ルークは剣を抜き、軽く振るった。空気が弾けるような衝撃音とともに、一匹目が斬り伏せられる。体が勝手に、最適な動きを取っていく。敵の位置、距離、風の向き――全てが頭の中で自然に組み上がるようだった。
すぐに二匹、三匹と倒れ、目にも止まらぬ速さで剣が走る。数分後、森は静寂を取り戻していた。倒れた魔狼の群れを見下ろしながら、ルークは呼吸を整える。
「……うん、やっぱり抑えてたな。これが本来の俺の力か」
自分でも驚くほどの力だった。だが、それが“異常”ではなく“自然”に思えるのが不思議だった。
振り返ると、村の入口でミリアが立ち尽くしていた。目の前の光景に、彼女は信じられないといった顔で口元を押さえる。
「う、嘘……こんな短時間で……?」
「片づけたよ。もう安心だ」
「……ありがとう、ありがとうございます!」
ミリアは目に涙を浮かべて頭を下げた。その姿を見て、ルークは少し照れくさそうに笑った。
「いや、俺としても助かったよ。身体を動かしたかったしな」
「そんな、あなたはどこかの大英雄様なんですか?」
「いや、ただの……追放された補助職、かな」
そうつぶやいた瞬間、村の人々が彼を囲むように集まってきた。恐る恐る近づく老爺、子どもを抱いた母親、そしてミリア。皆、口々に感謝の言葉を口にする。
「神の使いだ……」
「女神様が遣わしたんだ!」
そんな声が上がる中、ルークは苦笑した。追放された自分が、まさか崇められるとは思ってもみなかった。
「成長限界なし、ね……悪くないスキルだったのかもな」
夜空を見上げながらつぶやいたその顔には、どこか清々しい笑みが浮かんでいた。彼の新しい旅は、今まさに始まったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
追放されたけど気づいたら最強になってました~無自覚チートで成り上がる異世界自由旅~
eringi
ファンタジー
勇者パーティーから「役立たず」と追放された青年アルト。
行くあてもなく森で倒れていた彼は、実は“失われし最古の加護”を持つ唯一の存在だった。
無自覚のまま魔王を倒し、国を救い、人々を惹きつけていくアルト。
彼が気づかないうちに、世界は彼中心に回り始める——。
ざまぁ、勘違い、最強無自覚、チート成り上がり要素満載の異世界ファンタジー!
役立たずとパーティーからもこの世からも追放された無気力回復師、棚ぼたで手に入れたユニークスキル【銀化】で地味にこつこつ無双する!!
佐藤うわ。
ファンタジー
超ほのぼの追放・ユニークスキルものです。基本は異世界ファンタジーギャグラブコメ、たまに緩い戦闘がある感じです。(ほのぼのですが最初に裏切ったPTメンバー三人は和解したりしません。時間はかかりますがちゃんと確実に倒します。遅ざまぁ)
最初から生贄にされる為にPTにスカウトされ、案の定この世から追放されてしまう主人公、しかし彼は知らずにドラゴンから大いなる力を託されます……途中から沢山の国々が出て来て異世界ファンタジー大河みたいになります。
無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。
死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった!
呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。
「もう手遅れだ」
これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!
「雑草係」と追放された俺、スキル『草むしり』でドラゴンも魔王も引っこ抜く~極めた園芸スキルは、世界樹すら苗木扱いする神の力でした~
eringi
ファンタジー
「たかが雑草を抜くだけのスキルなんて、勇者パーティには不要だ!」
王立アカデミーを首席で卒業したものの、発現したスキルが『草むしり』だった少年・ノエル。
彼は幼馴染の勇者に見下され、パーティから追放されてしまう。
失意のノエルは、人里離れた「魔の森」で静かに暮らすことを決意する。
しかし彼は知らなかった。彼のスキル『草むしり』は、対象を「不要な雑草」と認識すれば、たとえドラゴンであろうと古代兵器であろうと、根こそぎ引っこ抜いて消滅させる即死チートだったのだ。
「あれ? この森の雑草、ずいぶん頑丈だな(ドラゴンを引っこ抜きながら)」
ノエルが庭の手入れをするだけで、Sランク魔物が次々と「除草」され、やがて森は伝説の聖域へと生まれ変わっていく。
その実力に惹かれ、森の精霊(美女)や、亡国の女騎士、魔王の娘までもが彼の「庭」に集まり、いつしかハーレム状態に。
一方、ノエルを追放した勇者たちは、ダンジョンの茨や毒草の処理ができずに進行不能となり、さらにはノエルが密かに「除草」していた強力な魔物たちに囲まれ、絶望の淵に立たされていた。
「ノエル! 戻ってきてくれ!」
「いや、いま家庭菜園が忙しいんで」
これは、ただ庭いじりをしているだけの少年が、無自覚に世界最強に至る物語。
貴族に無茶苦茶なことを言われたのでやけくそな行動をしたら、戦争賠償として引き抜かれました。
詰んだ
ファンタジー
エルクス王国の魔法剣士で重鎮のキースは、うんざりしていた。
王国とは名ばかりで、元老院の貴族が好き勝手なこと言っている。
そしてついに国力、戦力、人材全てにおいて圧倒的な戦力を持つヴォルクス皇国に、戦争を仕掛けるという暴挙に出た。
勝てるわけのない戦争に、「何とか勝て!」と言われたが、何もできるはずもなく、あっという間に劣勢になった。
日を追うごとに悪くなる戦況に、キースへのあたりがひどくなった。
むしゃくしゃしたキースは、一つの案を思いついた。
その案を実行したことによって、あんなことになるなんて、誰も想像しなかった。
学生学園長の悪役貴族に転生したので破滅フラグ回避がてらに好き勝手に学校を魔改造にしまくったら生徒たちから好かれまくった
竜頭蛇
ファンタジー
俺はある日、何の予兆もなくゲームの悪役貴族──マウント・ボンボンに転生した。
やがて主人公に成敗されて死ぬ破滅エンドになることを思い出した俺は破滅を避けるために自分の学園長兼学生という立場をフル活用することを決意する。
それからやりたい放題しつつ、主人公のヘイトを避けているといつ間にかヒロインと学生たちからの好感度が上がり、グレートティーチャーと化していた。
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
転生無双学院~追放された田舎貴族、実は神剣と女神に愛されていた件~
eringi
ファンタジー
「役立たず」と呼ばれ、貴族家を追放された少年エリアス。
すべてを失った彼が辿り着いたのは、見捨てられた古の神殿。
そこで眠っていた「神剣」ルミナと「女神」セリアに出会い、隠された真の力――“世界の法則を書き換える権能”を得る。
学院で最底辺だった少年は、無自覚のまま神々と王族すら凌駕していく。
やがて彼の傍らには、かつて彼を見下した者たちが跪き、彼を理解した者たちは彼に恋をする。
繰り返される“ざまぁ”の果てに、無自覚の英雄は世界を救う。
これは、「追い出された少年」が気づかぬうちに“世界最強”となり、
女神と共に愛と赦しとざまぁを与えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる