隣の芝生は青い

これ丸

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第4話 気持ちの理解

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大会当日になって大会のある競技場に集合があって、先輩たちが仕切っていた。三年生のほとんどは夏休み前に引退してしまったから2年生がメインである。僕たち1年の代は少なくて僕を含めて13人しかいない。ちなみに2年の代は20人いる。人数が少ない上、女子が4人しかいないからみんな仲がいい。クラスが一緒なのは茉奈と守しかいない。

大河は帰宅部で、健太はサッカー部である。大河は帰宅部連中でカラオケに無茶苦茶いってる。

大会は今日、明日にそれぞれ1競技ずつでる。ほとんどの人は2種目出るが茉奈は足が速いから先輩たちに交じってリレーにでる。守はマイル(400mリレー)にでる。僕は100mと400mだけだ。顧問からは立ち幅跳びしないかと誘われている。

そんなこんなでアップを軽く済ませたり、競技の招集がない時間はスタンドで応援やゴロゴロしたり、ボランティアをしたりする。

高校の部活の大会はかなり緩い。

大会が終わればすぐに始業式が始まってしまう。

成績はそんなに良くない。部活に対するモチベーションは低い。

他高はヨット部とか登山部とか楽しそうなのが多い。

茉奈はとてつもなく陸上に対する姿勢がまじめだ。わがままでおてんば娘な茉奈にとって意外だた。尊敬もした。

そうこうしてるうちに大会も終わり、新学期が始まってしまった。

一週間のうち2回は茉奈、明日香、勇作のメンツで昼ご飯を食べるようになっていた。それ以外は男子だけで。いつもの5人組が多い。

新学期になってからグループが固まってきた。今のグループに不満もないし、楽しい。でもほかのグループに憧れたり、帰宅部の放課後の遊びに対する嫉妬が強くなった。

部活は週4できつくはなかったが、嫌気がさし始めていた。

ある日からから部活をさぼることが多くなってしまった。そして、大河たちと遊びに行くこともあった。先輩にもそういうひとがいるので、そんなに言われない。顧問も放任主義の人だから陸部は緩かった。ほかの部活はさぼったら退部届を渡されて怒られるところもあった。さぼると言っても一か月に数回である。そんなことがずっと続くと、先輩も顧問も怒らないのに茉奈だけが怒っていた。鈍感な僕は気づかなったが、話してもそっけなかったりしてきて、勇作に指摘された。なんでか茉奈に聞いても「怒ってない」としか返ってこない。

勇作が茉奈の幼馴染の明日香にさりげなく聞いてくれるように頼んでくれた。単純に部活に対するモチベーションが低いことだけじゃなくて僕が帰宅部の連中と遊びにいてることが羨ましかったらしい。僕は茉奈が僕に対して羨ましいと思ってることに驚いた。

僕は茉奈が陸部に真剣にできるし、記録がいいことが悔しかった。守は大河と僕がさぼろうぜって誘っても断る。茉奈も守も記録がすぐに上がる。そんな茉奈と守を僕は悔しかった。それもモチベーションを下げる原因になっていた。それなのに僕が遊んでることを茉奈が羨ましいなんて思っていることがうれしかった。その気持ちが分かったからだ。

そのことについて茉奈と話すことにした。
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