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第一章〜元男性保育士の異世界転生〜
第7話 〜異世界で魔法を使ってみよう!〜
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ミーナと出会って一年以上が過ぎ、9歳になったヒイロは、この日初めて1人で街の外に出た。目的は、最近使えるようになった初級魔法の威力を試すためである。
「よしよし、この辺までくれば誰かに見られる事もないかな……今日は念願の魔法だぁ!これこそ異世界ライフ!!まずは試し打ちをしようかな。おっ、あの木がちょうどいい感じの的になるな。最初は定番の一番被害が出なそうな風の初級魔法……《エアロカッター》!!」
ザシュ!!……ズドーン。かまいたちのような風の刃が飛んだかと思うと、的にしていたかなりの太さがあった木の幹が、きれいに切れて倒れていた。
「えっ!?ちょっ……ま、マジか……!?なっ……えっ!?初級でこの威力!?それとも俺の魔力の高さによるとか?まずいだろ……ダメだダメだ、これはちゃんと把握しておかないと……逆に危ない!!ふざけて家族なんかに見せたら事故どころじゃすまないぞ」
「そしたら次は一番危険そうな、火の初級魔法…… 《フレイムボール》!」
ボーンッ!!今度は的にしていた木が、倒れなかったものの一瞬で丸こげになっていた。
「ほらね……どう考えても、とりあえず人や家の中で使えない……。それにしても初級でこの威力はまずいだろ……。えーと、次は ……水魔法か……《ウォーターボール》!」
ズドン!!先ほどの火の魔法で丸こげになっていた木は、今度は水の塊の直撃をくらい、当たったところから折れて倒れてしまった。
「ほら……イェーイ、水鉄炮だぁ!ってレベルじゃないもん……当たったら大怪我どころじゃ済まないもん。次は、今度はあっちの木に向かって、雷の魔法…… 《ライトニングボール》!」
バリバリバリッ!!雷を帯びた球がまっすぐ的の木に向かっていき、ぶつかった瞬間、的になった木は真ん中から半分に割れてしまっていた。
「これもだよ……もう雷じゃん。災害じゃん!本当にどれも威力がありすぎて笑えない……とりあえず次で最後かな……土の魔法の……《ロックガン》!」
ドカン!!的にした木は折れたりしなかったものの、岩の塊がぶつかった、その衝撃に根っこから倒れてしまった。
まだ他に使える属性魔法は闇魔法と光魔法があったが、光魔法は回復系が基本らしく、以前転んでしまったときにできたすり傷に、こっそり光の初級魔法 《ヒール》使ってみた、がすり傷だったためか、あっという間に治ってしまった。
今考えると、今使った各属性の初級魔法でこの威力だから、ある程度の傷は治せると理解できる。ただ問題は、特殊な闇魔法だった。調べて見ると状態異常や精神的ダメージらしく、的の木では、威力の試しようがない。
「どうするかぁ、可哀想だけど実戦練習の相手として、猪に試してみようかな。効果が確か……図書館の本で見たときには、相手への精神的ダメージと、追加で状態異常を引き起こすって書いてあったんだよなぁ。うーん、ここら辺に猪はいなそうだしなぁ、まぁ今回はやめとくか。」
ヒイロはその後も、魔法に慣れるために周りにある木を的にして、繰り返し魔法の練習を日が暮れるまで行っていった。その練習は、ヒイロの中でとても楽しく、詠唱ごいらないはずの魔法に自分がかっこいいと思うセリフをくっつけて、厨二病さながらのまさに異世界ライフを堪能していた。
「よし、まさに異世界!!今日はとても良い修行になったな!!これからは、週の半分はこっちに来て魔法を練習して行こうっと!」
「よしよし、この辺までくれば誰かに見られる事もないかな……今日は念願の魔法だぁ!これこそ異世界ライフ!!まずは試し打ちをしようかな。おっ、あの木がちょうどいい感じの的になるな。最初は定番の一番被害が出なそうな風の初級魔法……《エアロカッター》!!」
ザシュ!!……ズドーン。かまいたちのような風の刃が飛んだかと思うと、的にしていたかなりの太さがあった木の幹が、きれいに切れて倒れていた。
「えっ!?ちょっ……ま、マジか……!?なっ……えっ!?初級でこの威力!?それとも俺の魔力の高さによるとか?まずいだろ……ダメだダメだ、これはちゃんと把握しておかないと……逆に危ない!!ふざけて家族なんかに見せたら事故どころじゃすまないぞ」
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ボーンッ!!今度は的にしていた木が、倒れなかったものの一瞬で丸こげになっていた。
「ほらね……どう考えても、とりあえず人や家の中で使えない……。それにしても初級でこの威力はまずいだろ……。えーと、次は ……水魔法か……《ウォーターボール》!」
ズドン!!先ほどの火の魔法で丸こげになっていた木は、今度は水の塊の直撃をくらい、当たったところから折れて倒れてしまった。
「ほら……イェーイ、水鉄炮だぁ!ってレベルじゃないもん……当たったら大怪我どころじゃ済まないもん。次は、今度はあっちの木に向かって、雷の魔法…… 《ライトニングボール》!」
バリバリバリッ!!雷を帯びた球がまっすぐ的の木に向かっていき、ぶつかった瞬間、的になった木は真ん中から半分に割れてしまっていた。
「これもだよ……もう雷じゃん。災害じゃん!本当にどれも威力がありすぎて笑えない……とりあえず次で最後かな……土の魔法の……《ロックガン》!」
ドカン!!的にした木は折れたりしなかったものの、岩の塊がぶつかった、その衝撃に根っこから倒れてしまった。
まだ他に使える属性魔法は闇魔法と光魔法があったが、光魔法は回復系が基本らしく、以前転んでしまったときにできたすり傷に、こっそり光の初級魔法 《ヒール》使ってみた、がすり傷だったためか、あっという間に治ってしまった。
今考えると、今使った各属性の初級魔法でこの威力だから、ある程度の傷は治せると理解できる。ただ問題は、特殊な闇魔法だった。調べて見ると状態異常や精神的ダメージらしく、的の木では、威力の試しようがない。
「どうするかぁ、可哀想だけど実戦練習の相手として、猪に試してみようかな。効果が確か……図書館の本で見たときには、相手への精神的ダメージと、追加で状態異常を引き起こすって書いてあったんだよなぁ。うーん、ここら辺に猪はいなそうだしなぁ、まぁ今回はやめとくか。」
ヒイロはその後も、魔法に慣れるために周りにある木を的にして、繰り返し魔法の練習を日が暮れるまで行っていった。その練習は、ヒイロの中でとても楽しく、詠唱ごいらないはずの魔法に自分がかっこいいと思うセリフをくっつけて、厨二病さながらのまさに異世界ライフを堪能していた。
「よし、まさに異世界!!今日はとても良い修行になったな!!これからは、週の半分はこっちに来て魔法を練習して行こうっと!」
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