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第二章〜自称大工ですけど、冒険者始めました〜
第14話 〜新たな決意と親心〜
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泣きじゃくりながら一気に話続けたオリーは、ご飯を食べた後、安心したのかそのまま眠ってしまった。そして翌朝、新しい森の家の家族になれたことでまた、泣きじゃくるオリーだったのである。
オリーの話しを最後まで聞いたヒイロは、森の家を支えることで、どこか満足していた自分を恥じていた。そして、あらためて思い知らされた。この世界には、まだまだ救わなければならない子どもや人々がたくさんいることを……。
その日からヒイロは今後のことを考え直していた。それから何日過ぎたかわからないが、悩み込んだとところでヒイロには答えが一つしかなった。決心するまでに時間がかかったのだ。
ヒイロはその日、ミーナの商店に行き、深刻な顔でミーナに考えていることを話した。
「オレ……大工見習いを辞めて、冒険者になろうと思う。」
ミーナは、ここ数日ヒイロが深刻そうな顔で悩んでいたことを知っていたので、何があったのかとすごく不安になっていたが、話しを聞いて安心した。
「もう……ずっと思い詰めた顔してたから、どうしたのかと思ってわたしまで考えちゃったじゃない!!」
「ごめん……でも……オレにはミーナぐらいしか相談出来る人いなくて……」
「……いいと思うよ。むしろよく今まで我慢してたと思う。だって、大工見習いをしてる時より、森の家にいる時や冒険者ギルドに向かうときの方が、いつも楽しそうでヒイロらしかったもん。」
ミーナは、初めてヒイロと出会って一日中遊んだ頃のヒイロの姿や笑顔を思い出していた。
「そっか……大工も嫌いじゃなかったんだけど、自分でもなんとなく違和感を感じてて……この前アルトと新しい子どもを森の家に迎え入れたときに……気付いたんだ。オレがやらなくちゃいけないことがあるんだってことを。」
その後、ヒイロはミーナと新しい子ども受け入れについて相談をしてから、実家に帰った。ヒイロは少し緊張しながらも椅子に座る父ノミルに話しかけた。
「と、父さん……母さんにも、話しがあるんだ。」
「めずらしいなヒイロ、どうした?そういえばもうすぐ17歳になるのか?大工見習いも、あと1年でおしまいだな。工場のみんなもお前のことを良く褒めているぞ」
「……そのことなんだけど……ごめん……大工を辞めようと思ってる……あと……実は父さんと母さんに内緒で、街にいた親がいなくて、生活に困っていた子ども達を引き取って、森の中で一緒に生活してるんだ……」
父ノミルと母ミコルは、少しの間目を丸くさせ、ポカンと口を開けたまま、お互いに目を見合わせ後、2人は急に笑い出した。状況を飲み込めないヒイロにミコルがそっと隣に座り、教えてくれた。
「そんなことぐらい……知ってたわよ。あなたが私たちに隠れて、何かをしていたことぐらい。どうせヒイロのことだから、私達に余計な心配や迷惑をかけないようにって思っていたのでしょう。……でも、私はお父さんと違って相談ぐらいしてくれていたら、ダメとも言わなかったし、もちろん応援もお手伝いもしてた思うわよ。」
ノミルも頷きながら、
「ただな……男にとって、一人で何かを始めて、納得いくまでやり遂げるってことは大切なことだからな。母さんに頼んで、2人で知らないふりをしようと決めていたんだ。」
両親の言葉に唖然としながらも、ヒイロはさらに話しを続けた。
「そ、そうだったの……。でも、あと……その……大工見習いのことなんだけ……」
ヒイロが話し終える前にノミルが口を開く。
「わかってる。そのうち、そう言うだろうとお前を見てればすぐわかる。昔からそうだったが……お前は大工にしては、いろんなことが出来すぎて器用過ぎる。職人ってのは、不器用で何か一つのことでしか、集中できない奴らがやるもんだ。」
ミコルも笑いながらヒイロの頭を優しく撫でる。
「そうね、昔からヒイロはなんでも出来る天才ちゃんだったからね。赤ちゃんの時から色んなことに興味を持って、時々不思議なことをして、それでも他の子よりも成長が早くて……そして何よりいつも一生懸命で、やりたいことをやっている時が一番楽しそうだったもんね。」
今まで、どんなに困っても、自分で勝手に始めたことだから両親に迷惑はかけられないと隠して、コソコソしながらやってきた森の家のことや、父の念願だった大工を諦めることへの罪悪感や後ろめたい気持ちがあったヒイロは、2人の優しい言葉に反応に自然に涙が出ていた。
「……隠しててごめんなさい……オレ……本当に父さんと母さんの子どもで良かったよ……ありがとう。」
「……バカやろう。死ぬわけじゃないんだ。ここはお前の家で、俺たちはお前の親なんだ。お前が正しいと思うこと、心からやりたいと思うことを死ぬ気でやればいい。疲れたり、悩んだり、何かあったらいつでも帰ってこい。相談でもなんでもすればいい。そしてまた元気になったら出ていけばいいんだ」
「そうよ……こうやって相談してくれたんだから、これからは私たちもできるだけ協力するわよ。ヒイロはヒイロのやりたいことをやればいいわ。それだけヒイロは素晴らしいことをしてきているんだから……ね。」
本当の気持ちを伝え、そして、受け入れられたヒイロは嬉しさと感謝の気持ちを胸いっぱいに感じながら、その日は一晩中、森の家のこと、冒険者ギルドのこと、今までのことを両親と語り明かした。……ただ一つのことを除いて……
オリーの話しを最後まで聞いたヒイロは、森の家を支えることで、どこか満足していた自分を恥じていた。そして、あらためて思い知らされた。この世界には、まだまだ救わなければならない子どもや人々がたくさんいることを……。
その日からヒイロは今後のことを考え直していた。それから何日過ぎたかわからないが、悩み込んだとところでヒイロには答えが一つしかなった。決心するまでに時間がかかったのだ。
ヒイロはその日、ミーナの商店に行き、深刻な顔でミーナに考えていることを話した。
「オレ……大工見習いを辞めて、冒険者になろうと思う。」
ミーナは、ここ数日ヒイロが深刻そうな顔で悩んでいたことを知っていたので、何があったのかとすごく不安になっていたが、話しを聞いて安心した。
「もう……ずっと思い詰めた顔してたから、どうしたのかと思ってわたしまで考えちゃったじゃない!!」
「ごめん……でも……オレにはミーナぐらいしか相談出来る人いなくて……」
「……いいと思うよ。むしろよく今まで我慢してたと思う。だって、大工見習いをしてる時より、森の家にいる時や冒険者ギルドに向かうときの方が、いつも楽しそうでヒイロらしかったもん。」
ミーナは、初めてヒイロと出会って一日中遊んだ頃のヒイロの姿や笑顔を思い出していた。
「そっか……大工も嫌いじゃなかったんだけど、自分でもなんとなく違和感を感じてて……この前アルトと新しい子どもを森の家に迎え入れたときに……気付いたんだ。オレがやらなくちゃいけないことがあるんだってことを。」
その後、ヒイロはミーナと新しい子ども受け入れについて相談をしてから、実家に帰った。ヒイロは少し緊張しながらも椅子に座る父ノミルに話しかけた。
「と、父さん……母さんにも、話しがあるんだ。」
「めずらしいなヒイロ、どうした?そういえばもうすぐ17歳になるのか?大工見習いも、あと1年でおしまいだな。工場のみんなもお前のことを良く褒めているぞ」
「……そのことなんだけど……ごめん……大工を辞めようと思ってる……あと……実は父さんと母さんに内緒で、街にいた親がいなくて、生活に困っていた子ども達を引き取って、森の中で一緒に生活してるんだ……」
父ノミルと母ミコルは、少しの間目を丸くさせ、ポカンと口を開けたまま、お互いに目を見合わせ後、2人は急に笑い出した。状況を飲み込めないヒイロにミコルがそっと隣に座り、教えてくれた。
「そんなことぐらい……知ってたわよ。あなたが私たちに隠れて、何かをしていたことぐらい。どうせヒイロのことだから、私達に余計な心配や迷惑をかけないようにって思っていたのでしょう。……でも、私はお父さんと違って相談ぐらいしてくれていたら、ダメとも言わなかったし、もちろん応援もお手伝いもしてた思うわよ。」
ノミルも頷きながら、
「ただな……男にとって、一人で何かを始めて、納得いくまでやり遂げるってことは大切なことだからな。母さんに頼んで、2人で知らないふりをしようと決めていたんだ。」
両親の言葉に唖然としながらも、ヒイロはさらに話しを続けた。
「そ、そうだったの……。でも、あと……その……大工見習いのことなんだけ……」
ヒイロが話し終える前にノミルが口を開く。
「わかってる。そのうち、そう言うだろうとお前を見てればすぐわかる。昔からそうだったが……お前は大工にしては、いろんなことが出来すぎて器用過ぎる。職人ってのは、不器用で何か一つのことでしか、集中できない奴らがやるもんだ。」
ミコルも笑いながらヒイロの頭を優しく撫でる。
「そうね、昔からヒイロはなんでも出来る天才ちゃんだったからね。赤ちゃんの時から色んなことに興味を持って、時々不思議なことをして、それでも他の子よりも成長が早くて……そして何よりいつも一生懸命で、やりたいことをやっている時が一番楽しそうだったもんね。」
今まで、どんなに困っても、自分で勝手に始めたことだから両親に迷惑はかけられないと隠して、コソコソしながらやってきた森の家のことや、父の念願だった大工を諦めることへの罪悪感や後ろめたい気持ちがあったヒイロは、2人の優しい言葉に反応に自然に涙が出ていた。
「……隠しててごめんなさい……オレ……本当に父さんと母さんの子どもで良かったよ……ありがとう。」
「……バカやろう。死ぬわけじゃないんだ。ここはお前の家で、俺たちはお前の親なんだ。お前が正しいと思うこと、心からやりたいと思うことを死ぬ気でやればいい。疲れたり、悩んだり、何かあったらいつでも帰ってこい。相談でもなんでもすればいい。そしてまた元気になったら出ていけばいいんだ」
「そうよ……こうやって相談してくれたんだから、これからは私たちもできるだけ協力するわよ。ヒイロはヒイロのやりたいことをやればいいわ。それだけヒイロは素晴らしいことをしてきているんだから……ね。」
本当の気持ちを伝え、そして、受け入れられたヒイロは嬉しさと感謝の気持ちを胸いっぱいに感じながら、その日は一晩中、森の家のこと、冒険者ギルドのこと、今までのことを両親と語り明かした。……ただ一つのことを除いて……
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