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第三章〜世界へと旅立つ〜
第32話 〜不吉の前兆〜
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アルト達とのクエストから数ヶ月が経ち、19歳になったヒイロは変わらず《海の家》で過ごしつつ、クエストを週に3日はこなすようにしていた。その《海の家》も出来てから約半年が経過し、子ども達も徐々に生活に慣れてきており、平穏な日々を暮らしていた。今日は久しぶりにヒイロは改めて自分の能力を鑑定し、整理していた。
現在のヒイロの能力
○ヒイロ 19歳 男 天職・保育士
体力S
力 S
魔力SS
速さS
器用S
知力A
運 B
○スキル
オリジナルスキル
①創造魔法・スキル
・スキルコピー
・転移魔法
・収納魔法
・探索魔法
・地図魔法
・結界魔法
・妖精魔法(全属性)
・神獣合体 等
②神獣召喚
第一柱 生命神フェニックス
第二柱 竜神バハムート
第三柱 海王神リヴァイアサン
第四柱 武神オーディン
第五柱 魔神ハーデス
第六柱 大地神タイタン
第七柱 妖精神カーバンクル
《能力》
・魔法攻撃無効
・耐魔法防御に対する特攻
《神具》
・ガンディーヴァの弓
《奥義》
・フェアリーフォース(魔法倍返し)
第八柱 人神アスラ
《能力》
・身体能力向上・反応速度向上
《神具》
・ダグザの棍棒
《奥義》
・神の息吹(全身体能力激増)
第九柱 炎神イフリート
《能力》
・火耐性・魔力向上
《神具》
・ネケクの鞭
《奥義》
・極炎乱舞(炎属性全体魔法)
第十柱 雷神ラムウ
《能力》
・雷耐性・魔力向上
《神具》
・ミョルニルハンマー
《奥義》
・雷神の鉄槌(雷属性全体魔法)
第十一柱 氷神シヴァ
《能力》
・氷耐性・魔力向上
《神具》
・ケリュケイオンの杖
《奥義》
・極界零度(氷属性全体魔法)
通常スキル
①スキルコピー(能力や知識で可能なもののみで取得したもの)
・大工
・調合
・鍛治
・裁縫
・危険察知能力
・鷹の目
・四足ダッシュ
・スパイラルアタックなど
②鑑定スキル(自分の知識と感覚による確率鑑定)
③属性魔法
・全属性上級魔法
「かなり身体能力が上がってきたな。それに魔力も。でも、きっとこれから上位の神獣を呼ぶとなってくると思うと、いくらあっても足りない気がする……しばらくは無理せずゆっくり鍛錬とスキル磨きかな」
そして、《海の家》を中心に施設事業を、ナガーサ国のギルドや国と連携しつつ、日々鍛錬を続け、さらに数ヶ月経った頃、首都タウンセンの冒険者ギルド本部にある情報が入り、それがヒイロの耳にも入ってきた。
その情報とは、通常ダンジョンや森の奥深くにしか見ることのない、AランクやSランクの魔物が、最近になり森の入り口近くでも出没するようになってきており、その数も徐々に増えてきているとのこと。
タウンセンのギルドマスター、ウォリーはその状況を危惧し、被害が大きくならないうちに素早く解決するため、問題の調査と解決を、現在ナガーサ国で活動しているSSランクの冒険者に声をかけ、召集していた。そして今回ヒイロもその召集された中の一人に含まれていた。
その日、タウンセンのギルド本部にはヒイロとギルドマスターのウォリーの他、2人のSSランク冒険者が来ていた。一人は、《ゴーレムマスターのエメル》という二つ名を持つ女性で、その名の通り、土魔法とオリジナルスキルで強力なゴーレムを何体も創造し操るらしい。
そしてもう一人の老人の男性が《雷帝グラン》という名で超級を超える雷魔法を使うとのこと。そしてヒイロもまた《神降ろしのヒイロ》と呼ばれ、ヒイロ自身は以前にもその二つ名を聞いて、かなり恥ずかしくなってしまったが、Sランクになると必ず二つ名がつくらしく、どうにか受け入れようと努力していた。
ヒイロは、2人のSSランク冒険者と挨拶をし、ギルドマスターのウォリーが、今回の話しの詳細を一から三人に話しはじめていく。すると、ウォリーが話し始めてすぐにヒイロの近くに銀髪の《雷帝グラン》と呼ばれている老人が近づいてきた。
「これはこれは、あの有名な《神降ろし》殿に会えるとは幸運じゃな。」
ウォリーが真面目に話しているにも関わらず、いつもの事のようにグランはヒイロに話しかけ、エメルも参加してくる。
「それよりも君は、よくあのSランクのタウンセルダンジョンを2週間で攻略したな!それも最終的にはSSランクダンジョンの評価を受けたらしいじゃないか。君もやっぱり何か特別なスキルでもあるのか?」
エメルは、茶髪でドレッドヘアーで、見た目は女性というよりも女の子だった。多分、口調からすると成人を過ぎているようなので、もしかしたらドワーフ族なのかもしれないとヒイロは心の中で思っていた。
「あ、はい。一応オリジナルスキルを持っていますけど」
「あのダンジョンは、わしも前に何度か入ってみたのだが、魔法使いには、ちとめんどくさかったからの。ギルドには悪いが攻略は諦めてたんじゃ。」
「そうなんですか!…。確かに魔法耐性の強い魔物が多かったですね。」
「私も!ゴーレムじゃ、あのダンジョンは狭過ぎて扱うのが難しいから諦めてたんだ。まぁあの桁違いの報酬は欲しかったけどね。」
人の話しを全く聞いてない3人にウォリーはイライラしつつも、我慢して話を続けようとする。
「おーい、お前達……今はそんな悠長な話しをしている時じゃないだけどな……早くこっちに集中して、一緒に考えてくれないか。」
「……あぁ、すいません。それで……いつ頃から、どれだけ頻繁に出てきているんですか?」
「ギルドに来ている冒険者からの情報じゃ、ここ一週間で森の入り口近くにAランクのゴブリンキングやズー、ワイバーン。それに中腹でも、Sランクのキマイラやオーガが何度か目撃されている。実際Cランク冒険者やDランクパーティーの中には、たまたま遭遇してしまい、逃げられずにかなりの被害にあった者達もいる。」
「確かに……そのレベルの魔物が、低ランク冒険者がいる森の入り口にいるとなると、かなり危険な話しじゃな。」
「それで……原因はわかってるの?」
「それがわからんから、お前達に集まってもらったんだ!」
「ですよね……前にもこういうことはあったんですか?」
「わしの知る限りじゃだと……似たようなことなら100年程前にあった魔王が復活した時に、スタンピードと言われる魔物大量発生があったらしいが……。」
グランの言葉にウォリーも思い出したように口を開く。
「そういえば俺も!ガキのころに聞いたことがある。その昔、魔王の1人が復活して大量の魔物がなだれ込むようにナガーサの国に侵入してきたとか。」
「そうじゃ、そしてその時に勇者が現れ、魔王を倒したという。」
「私は覚えているぞ。私自身がまだ幼い頃だったが……確かタウンセンの近くに強力なダンジョンが出来て、そこから魔物の大量に溢れ出てきたと……そしてそのダンジョンの中に魔王とその配下の強力な悪魔がいたと聞いたことがある」
(えっ、エメルさんは100年前に生きてたの……やっぱり長命と言われてるドワーフ族かな)
エメルの話しに、ヒイロ以外は誰も驚いていなかったため、ヒイロも少し動揺しつつも話を続ける。
「え……ということは、魔王が復活する可能性もあるんですか?」
「それはわからん……ただそういうこともあり得るということじゃ。」
「それにヒイロが攻略したタウンセルのダンジョンにも、デーモンキングが出たのだろう?あれも確か魔王と共に確認がされていたはずだぞ。まぁ……どっちにしてもそれも含めてタウンセンの森を調べるしかなさそうだな」
「そうね。とりあえず今は、その出て来ている高ランクの魔物を出来るだけ討伐しながら、その周辺を調べることぐらいしかできないと思うわ。」
「そうじゃな。魔王が復活するかもという話はそれからでいいだろう。とりあえずは、現状を把握して様子を見るしかあるまい。ただ最悪、我らだけでも、魔王が復活するかもしれないということを頭に入れておくのじゃ。」
「わかりました。じゃあ今回のその調査は俺が行きます。スキルや能力的に索敵とか向いているんで。」
「わかったわ。私のゴーレムもグランもそういうのにはむいてないわ。でも、もし本当に1箇所に大量発生するスタンピードってやつならその時は無理せずに、一旦引き返して、私達を呼ぶのよ。」
「わかりました。」
「それじゃあすまんがヒイロ、よろしく頼む。」
「じゃあさっそく今から行って来ます。」
こうしてヒイロは、ギルドマスターからの特別クエストを受け、タウンセンの魔物の森に調査へと向かった。
現在のヒイロの能力
○ヒイロ 19歳 男 天職・保育士
体力S
力 S
魔力SS
速さS
器用S
知力A
運 B
○スキル
オリジナルスキル
①創造魔法・スキル
・スキルコピー
・転移魔法
・収納魔法
・探索魔法
・地図魔法
・結界魔法
・妖精魔法(全属性)
・神獣合体 等
②神獣召喚
第一柱 生命神フェニックス
第二柱 竜神バハムート
第三柱 海王神リヴァイアサン
第四柱 武神オーディン
第五柱 魔神ハーデス
第六柱 大地神タイタン
第七柱 妖精神カーバンクル
《能力》
・魔法攻撃無効
・耐魔法防御に対する特攻
《神具》
・ガンディーヴァの弓
《奥義》
・フェアリーフォース(魔法倍返し)
第八柱 人神アスラ
《能力》
・身体能力向上・反応速度向上
《神具》
・ダグザの棍棒
《奥義》
・神の息吹(全身体能力激増)
第九柱 炎神イフリート
《能力》
・火耐性・魔力向上
《神具》
・ネケクの鞭
《奥義》
・極炎乱舞(炎属性全体魔法)
第十柱 雷神ラムウ
《能力》
・雷耐性・魔力向上
《神具》
・ミョルニルハンマー
《奥義》
・雷神の鉄槌(雷属性全体魔法)
第十一柱 氷神シヴァ
《能力》
・氷耐性・魔力向上
《神具》
・ケリュケイオンの杖
《奥義》
・極界零度(氷属性全体魔法)
通常スキル
①スキルコピー(能力や知識で可能なもののみで取得したもの)
・大工
・調合
・鍛治
・裁縫
・危険察知能力
・鷹の目
・四足ダッシュ
・スパイラルアタックなど
②鑑定スキル(自分の知識と感覚による確率鑑定)
③属性魔法
・全属性上級魔法
「かなり身体能力が上がってきたな。それに魔力も。でも、きっとこれから上位の神獣を呼ぶとなってくると思うと、いくらあっても足りない気がする……しばらくは無理せずゆっくり鍛錬とスキル磨きかな」
そして、《海の家》を中心に施設事業を、ナガーサ国のギルドや国と連携しつつ、日々鍛錬を続け、さらに数ヶ月経った頃、首都タウンセンの冒険者ギルド本部にある情報が入り、それがヒイロの耳にも入ってきた。
その情報とは、通常ダンジョンや森の奥深くにしか見ることのない、AランクやSランクの魔物が、最近になり森の入り口近くでも出没するようになってきており、その数も徐々に増えてきているとのこと。
タウンセンのギルドマスター、ウォリーはその状況を危惧し、被害が大きくならないうちに素早く解決するため、問題の調査と解決を、現在ナガーサ国で活動しているSSランクの冒険者に声をかけ、召集していた。そして今回ヒイロもその召集された中の一人に含まれていた。
その日、タウンセンのギルド本部にはヒイロとギルドマスターのウォリーの他、2人のSSランク冒険者が来ていた。一人は、《ゴーレムマスターのエメル》という二つ名を持つ女性で、その名の通り、土魔法とオリジナルスキルで強力なゴーレムを何体も創造し操るらしい。
そしてもう一人の老人の男性が《雷帝グラン》という名で超級を超える雷魔法を使うとのこと。そしてヒイロもまた《神降ろしのヒイロ》と呼ばれ、ヒイロ自身は以前にもその二つ名を聞いて、かなり恥ずかしくなってしまったが、Sランクになると必ず二つ名がつくらしく、どうにか受け入れようと努力していた。
ヒイロは、2人のSSランク冒険者と挨拶をし、ギルドマスターのウォリーが、今回の話しの詳細を一から三人に話しはじめていく。すると、ウォリーが話し始めてすぐにヒイロの近くに銀髪の《雷帝グラン》と呼ばれている老人が近づいてきた。
「これはこれは、あの有名な《神降ろし》殿に会えるとは幸運じゃな。」
ウォリーが真面目に話しているにも関わらず、いつもの事のようにグランはヒイロに話しかけ、エメルも参加してくる。
「それよりも君は、よくあのSランクのタウンセルダンジョンを2週間で攻略したな!それも最終的にはSSランクダンジョンの評価を受けたらしいじゃないか。君もやっぱり何か特別なスキルでもあるのか?」
エメルは、茶髪でドレッドヘアーで、見た目は女性というよりも女の子だった。多分、口調からすると成人を過ぎているようなので、もしかしたらドワーフ族なのかもしれないとヒイロは心の中で思っていた。
「あ、はい。一応オリジナルスキルを持っていますけど」
「あのダンジョンは、わしも前に何度か入ってみたのだが、魔法使いには、ちとめんどくさかったからの。ギルドには悪いが攻略は諦めてたんじゃ。」
「そうなんですか!…。確かに魔法耐性の強い魔物が多かったですね。」
「私も!ゴーレムじゃ、あのダンジョンは狭過ぎて扱うのが難しいから諦めてたんだ。まぁあの桁違いの報酬は欲しかったけどね。」
人の話しを全く聞いてない3人にウォリーはイライラしつつも、我慢して話を続けようとする。
「おーい、お前達……今はそんな悠長な話しをしている時じゃないだけどな……早くこっちに集中して、一緒に考えてくれないか。」
「……あぁ、すいません。それで……いつ頃から、どれだけ頻繁に出てきているんですか?」
「ギルドに来ている冒険者からの情報じゃ、ここ一週間で森の入り口近くにAランクのゴブリンキングやズー、ワイバーン。それに中腹でも、Sランクのキマイラやオーガが何度か目撃されている。実際Cランク冒険者やDランクパーティーの中には、たまたま遭遇してしまい、逃げられずにかなりの被害にあった者達もいる。」
「確かに……そのレベルの魔物が、低ランク冒険者がいる森の入り口にいるとなると、かなり危険な話しじゃな。」
「それで……原因はわかってるの?」
「それがわからんから、お前達に集まってもらったんだ!」
「ですよね……前にもこういうことはあったんですか?」
「わしの知る限りじゃだと……似たようなことなら100年程前にあった魔王が復活した時に、スタンピードと言われる魔物大量発生があったらしいが……。」
グランの言葉にウォリーも思い出したように口を開く。
「そういえば俺も!ガキのころに聞いたことがある。その昔、魔王の1人が復活して大量の魔物がなだれ込むようにナガーサの国に侵入してきたとか。」
「そうじゃ、そしてその時に勇者が現れ、魔王を倒したという。」
「私は覚えているぞ。私自身がまだ幼い頃だったが……確かタウンセンの近くに強力なダンジョンが出来て、そこから魔物の大量に溢れ出てきたと……そしてそのダンジョンの中に魔王とその配下の強力な悪魔がいたと聞いたことがある」
(えっ、エメルさんは100年前に生きてたの……やっぱり長命と言われてるドワーフ族かな)
エメルの話しに、ヒイロ以外は誰も驚いていなかったため、ヒイロも少し動揺しつつも話を続ける。
「え……ということは、魔王が復活する可能性もあるんですか?」
「それはわからん……ただそういうこともあり得るということじゃ。」
「それにヒイロが攻略したタウンセルのダンジョンにも、デーモンキングが出たのだろう?あれも確か魔王と共に確認がされていたはずだぞ。まぁ……どっちにしてもそれも含めてタウンセンの森を調べるしかなさそうだな」
「そうね。とりあえず今は、その出て来ている高ランクの魔物を出来るだけ討伐しながら、その周辺を調べることぐらいしかできないと思うわ。」
「そうじゃな。魔王が復活するかもという話はそれからでいいだろう。とりあえずは、現状を把握して様子を見るしかあるまい。ただ最悪、我らだけでも、魔王が復活するかもしれないということを頭に入れておくのじゃ。」
「わかりました。じゃあ今回のその調査は俺が行きます。スキルや能力的に索敵とか向いているんで。」
「わかったわ。私のゴーレムもグランもそういうのにはむいてないわ。でも、もし本当に1箇所に大量発生するスタンピードってやつならその時は無理せずに、一旦引き返して、私達を呼ぶのよ。」
「わかりました。」
「それじゃあすまんがヒイロ、よろしく頼む。」
「じゃあさっそく今から行って来ます。」
こうしてヒイロは、ギルドマスターからの特別クエストを受け、タウンセンの魔物の森に調査へと向かった。
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