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第三章〜世界へと旅立つ〜
第33話 〜大地神 タイタンと森の奥のダンジョン〜
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ギルドを出発する少し前、ヒイロは個人的に少し気になった、自分の二つ名である《神降ろし》の理由をギルドマスターのウォリーにこっそりと聞いてみた。
なんでも、ヒイロの戦いを見た何人かが、神様のような神々しいものを召喚し、奇跡的な威力の魔法を使ったことからその名が付いたらしく、考えて見ると船で《神獣ラムウ》を使ったり、トーナメントでも《神獣アスラ》を使っていたため、もしその姿を直接見られていたらそんなイメージがつくのも仕方ないと思ってしまった。神獣に姿を変えた神様を召喚しているのは事実で、二つ名もあながち間違えではなかった。
答えに納得したヒイロは、さっそくタウンセンから北にある魔物の森に来ていた。理由はもちろん、冒険者ギルドのマスター、ウォリーからの特別クエストである、魔王復活によるスタンピード発生の有無を確認するため。
「うーん、今のところ確かにこの辺じゃいるはずのないA、Sランクの魔物がちらほらいるが、一箇所にまとまっているわけでもないし……規則性も見当たらそうだな。うーん、あえて言うなら……高ランクの魔物が増えて、この辺で見られるようになった。って、感じかな。」
ヒイロは、魔物の森の入り口周辺から中腹にかけて1時間ほど見てまわり、数匹のSランク、Aランクの魔物を倒したところで、1度休憩をとった。
(確かギルドマスターが、魔王クラスになるとSSSランク以上になると言ってたな。SSSランクと言うと、この前の攻略したタウンセンのダンジョンのラスボスか。あれはかなりきつかったから、それ以上となると確かに驚異だな……)
(それにグランのじーさんもスタンピードは、魔物の数が1000を超える数になるって言ってたから、Sランクの魔物が1000頭ってだけでも、SSSランクと同じくらい大変だし、下手したらそっちの方が、人手はかかるかもしれないか……)
休憩後、周辺のAランク以上の魔物を一通り倒したところで、ヒイロはさらに情報を集めようとさらに森の奥へと進んでいった。
「うーん、この辺もあまりさっきと変わらないなぁ。」
森の奥をさらに1時間ほどかけて見てまわり、異常がないとそろそろ戻ろうとしたとき、ヒイロの探索魔法に何かが反応した。
「うん!?この反応……Sランクが一箇所に集まっている!?」
反応があった周辺を調べると、そこにはSランクのキマイラやオーガなど、本来群れることない魔物達が20をこえる集団になっていた。またさらに、その少し奥には、前まではなかったダンジョンの入り口らしき物が確認できる。
「まさか新しいダンジョンが出来て、そこから魔物が溢れ出てたのか……?」
ヒイロは辺りを見渡し、他に魔物がいないか確認した後、まず森の出口の方向に集団で移動しているSランクの魔物達を倒すことにした。
「時間がないからまとめて倒してやる。神獣召喚、いでよ《神獣タイタン》」
目の前に異次元ホールが現れ、その中から大きい巨人が出てきた。
「……お前が呼んだのか?」
「あぁ名前はヒイロ。タイタンよ、俺に力を貸してくれ。」
「……いいだろう。どれを倒せばいい?」
「あの魔物達を頼む。」
「わかった……では、いくぞ……我が奥義、大地の怒り 《メガクエイク》」
もの凄い地響きとともに、目の前の地面が大きく割れて地割れが発生する。そしてその地割れは次々とSランクの魔物達を飲み込んでいった。そしてその大きな地割れが最後の魔物まで飲み込むとたちまち塞がり、魔物達はそのまま戻ることはなかった。
「これでいいのか?」
「あ、はい……ありがとう。」
「それではさらばだ。」
「魔力が今の魔力保有量でも、この数分で3分の1も持って行かれてしまったけど……一瞬であの数のSランクが……ま、まぁとりあえずダンジョンの入り口を少し調べてからいったん戻ろうかな。」
こうしてヒイロは、自身のスキル《神獣召喚》の凄さに改めて驚きつつも、新しいダンジョンを調べることにした。その新しいダンジョンに入って、ヒイロがまず感じたことは独特の異質さだった。
ここ数ヶ月で、タウンセルダンジョンの他、いくつかのダンジョンを攻略まではしないものの、救助クエストや素材回収クエスト、討伐クエストである程度経験してきたヒイロであったが、そのどれとも異なる、初めて感じる重苦しくるさと独特の雰囲気があったのだ。
普通ダンジョンは特殊な空間ではあるものの、発生事態は自然にできる物のため、中の雰囲気そのものは自然な感じなものがほとんどだった。それに比べてこのダンジョンは明らかに異質であり、禍々しい雰囲気が漂っている。
ヒイロは、警戒心を一気に高めて進んでいく。出てくる魔物も外にいたSランクの同じ魔物が多く、森の異変の原因がこのダンジョンだと確信したヒイロは、無理をせずにギルド本部に戻ることにした。
(多分……みんなの予想通りの結果だ。体力的にこのままもう少し進むことも出来るが、流石に一人で魔王がいるかもしれないところに突っ込むのは、リスクが高すぎるか)
ヒイロが戻ろうとした時、どこからか声が聞こえてきた。
「ようこそ……我がダンジョンへ。どうした?もっと奥に入っては来ないのか?」
(ん……?声が聞こえてくる……?)
ヒイロは、動揺を隠し、冷静に言葉を返す。
「いや、今日はやめとくよ……それより、あんたは誰だ?このダンジョンで何をしている?」
「ほう……この威圧に押し潰されず話し返してくるか……良かろう、特別にその質問に答えてやる。……私の名は、グラシャラボラス。魔王ネビロス様の臣下。貴様の方こそ、名前は何という?勇者と呼ばれる者なのか?」
(魔王……ナビロス)
「グラシャラボラス……。俺の名前はヒイロ。悪いが勇者ではなく、ただの冒険者だ。それより……その魔王ネビロス様とやらもここにいるのか?」
「ネビロス様ももうすぐ復活なされる。私達はその復活をお待ちしているだけだ。」
「なるほど……それよりなんでそんなことを簡単に教えてくれるんだ?」
「……ふっ、理由は……ないな。ただの気まぐれ、暇つぶし。どうせ、貴様もこの世界も、もうすぐ滅びるのだからな。」
「気まぐれ……か、ありがとうな。あんたのその気まぐれで命が助かる人も増えるだろう。また近いうちに必ず来る。その時はあんたの最後かもしれないな。」
「……面白い。そうかもしれんな……私も久しぶりに思い切り戦うことが出来そうだ。ヒイロよ、楽しみに待っているぞ。」
ヒイロは、グラシャラボラスとの話が終わると、ダンジョンから出て、そのままギルド本部に向かう。ギルド本部に戻るとギルドマスターのウォリーがヒイロを待っていた。
「おう、さすがに早いな!どうだった?」
「みんなの予想通りだった。ウォリーさん、昔出てきたって言う魔王の名前……覚えているか?」
「いや……おい!まさか本当に魔王がいたのか?」
「いや、まだ復活はしてないらしいがその魔王の配下らしいグラシャラボラスと言う奴がいた。まぁ声を聞いただけで直接は会っていないがな……。」
「……詳しく教えてくれ」
ヒイロは、森の奥にダンジョンがあったこと。そこからSランクの魔物が出てきていたこと。ダンジョンの中でグラシャラボラスという魔王の配下と話したことをすべて伝えた。
「そんなことが……確か100年以上も前に現れた魔王の名前は……正確かどうかはわからんが、記録にはサルガタナスと書いてあった。そしてたしかにスタンピードと呼ばれる魔物の大群と一緒に、デーモンキングを超える強力な配下の悪魔が3体にいたらしい。」
「じゃあ別の魔王?……今回の魔王はネビロスと言っていた。グラシャラボラスの他にもう2体の強力な悪魔がいるのことは確実で、さらに魔王と呼ばれる存在も複数いると言うことなのか……?」
「これはまずいぞ!!今のところ《勇者》と呼ばれる存在も確認出来ていない。スタンピードも含めて、事が大きくならないうちに俺たちでなんとかするしかないぞ。」
「グラシャラボラスがSSSランク相当の魔物ならそこまで難しくはないが、それ以上となるとかなり厄介です。それに魔王にスタンピード……。」
「今、うちが出せる戦力はお前を含めて、SSランク冒険者3人。あとはAランク、Bランクの冒険者パーティーが、何組かしかない……スタンピードとともに一度に出てこられたら、このタウンセンはおろかナガーサ国が……。」
「とりあえずグラシャラボラスは先に倒して、出来るだけ配下の悪魔は数を減らしたほうがいいと思います。さっきの2人はすぐにでも協力をお願い出来ますか?」
「そうだな!すぐにでも要請してみる。」
次の日、前回同様ギルドマスターのウォリーの他、ヒイロ、グラン、エメルの3人のSSランク冒険者がギルド本部に集まっていた。
なんでも、ヒイロの戦いを見た何人かが、神様のような神々しいものを召喚し、奇跡的な威力の魔法を使ったことからその名が付いたらしく、考えて見ると船で《神獣ラムウ》を使ったり、トーナメントでも《神獣アスラ》を使っていたため、もしその姿を直接見られていたらそんなイメージがつくのも仕方ないと思ってしまった。神獣に姿を変えた神様を召喚しているのは事実で、二つ名もあながち間違えではなかった。
答えに納得したヒイロは、さっそくタウンセンから北にある魔物の森に来ていた。理由はもちろん、冒険者ギルドのマスター、ウォリーからの特別クエストである、魔王復活によるスタンピード発生の有無を確認するため。
「うーん、今のところ確かにこの辺じゃいるはずのないA、Sランクの魔物がちらほらいるが、一箇所にまとまっているわけでもないし……規則性も見当たらそうだな。うーん、あえて言うなら……高ランクの魔物が増えて、この辺で見られるようになった。って、感じかな。」
ヒイロは、魔物の森の入り口周辺から中腹にかけて1時間ほど見てまわり、数匹のSランク、Aランクの魔物を倒したところで、1度休憩をとった。
(確かギルドマスターが、魔王クラスになるとSSSランク以上になると言ってたな。SSSランクと言うと、この前の攻略したタウンセンのダンジョンのラスボスか。あれはかなりきつかったから、それ以上となると確かに驚異だな……)
(それにグランのじーさんもスタンピードは、魔物の数が1000を超える数になるって言ってたから、Sランクの魔物が1000頭ってだけでも、SSSランクと同じくらい大変だし、下手したらそっちの方が、人手はかかるかもしれないか……)
休憩後、周辺のAランク以上の魔物を一通り倒したところで、ヒイロはさらに情報を集めようとさらに森の奥へと進んでいった。
「うーん、この辺もあまりさっきと変わらないなぁ。」
森の奥をさらに1時間ほどかけて見てまわり、異常がないとそろそろ戻ろうとしたとき、ヒイロの探索魔法に何かが反応した。
「うん!?この反応……Sランクが一箇所に集まっている!?」
反応があった周辺を調べると、そこにはSランクのキマイラやオーガなど、本来群れることない魔物達が20をこえる集団になっていた。またさらに、その少し奥には、前まではなかったダンジョンの入り口らしき物が確認できる。
「まさか新しいダンジョンが出来て、そこから魔物が溢れ出てたのか……?」
ヒイロは辺りを見渡し、他に魔物がいないか確認した後、まず森の出口の方向に集団で移動しているSランクの魔物達を倒すことにした。
「時間がないからまとめて倒してやる。神獣召喚、いでよ《神獣タイタン》」
目の前に異次元ホールが現れ、その中から大きい巨人が出てきた。
「……お前が呼んだのか?」
「あぁ名前はヒイロ。タイタンよ、俺に力を貸してくれ。」
「……いいだろう。どれを倒せばいい?」
「あの魔物達を頼む。」
「わかった……では、いくぞ……我が奥義、大地の怒り 《メガクエイク》」
もの凄い地響きとともに、目の前の地面が大きく割れて地割れが発生する。そしてその地割れは次々とSランクの魔物達を飲み込んでいった。そしてその大きな地割れが最後の魔物まで飲み込むとたちまち塞がり、魔物達はそのまま戻ることはなかった。
「これでいいのか?」
「あ、はい……ありがとう。」
「それではさらばだ。」
「魔力が今の魔力保有量でも、この数分で3分の1も持って行かれてしまったけど……一瞬であの数のSランクが……ま、まぁとりあえずダンジョンの入り口を少し調べてからいったん戻ろうかな。」
こうしてヒイロは、自身のスキル《神獣召喚》の凄さに改めて驚きつつも、新しいダンジョンを調べることにした。その新しいダンジョンに入って、ヒイロがまず感じたことは独特の異質さだった。
ここ数ヶ月で、タウンセルダンジョンの他、いくつかのダンジョンを攻略まではしないものの、救助クエストや素材回収クエスト、討伐クエストである程度経験してきたヒイロであったが、そのどれとも異なる、初めて感じる重苦しくるさと独特の雰囲気があったのだ。
普通ダンジョンは特殊な空間ではあるものの、発生事態は自然にできる物のため、中の雰囲気そのものは自然な感じなものがほとんどだった。それに比べてこのダンジョンは明らかに異質であり、禍々しい雰囲気が漂っている。
ヒイロは、警戒心を一気に高めて進んでいく。出てくる魔物も外にいたSランクの同じ魔物が多く、森の異変の原因がこのダンジョンだと確信したヒイロは、無理をせずにギルド本部に戻ることにした。
(多分……みんなの予想通りの結果だ。体力的にこのままもう少し進むことも出来るが、流石に一人で魔王がいるかもしれないところに突っ込むのは、リスクが高すぎるか)
ヒイロが戻ろうとした時、どこからか声が聞こえてきた。
「ようこそ……我がダンジョンへ。どうした?もっと奥に入っては来ないのか?」
(ん……?声が聞こえてくる……?)
ヒイロは、動揺を隠し、冷静に言葉を返す。
「いや、今日はやめとくよ……それより、あんたは誰だ?このダンジョンで何をしている?」
「ほう……この威圧に押し潰されず話し返してくるか……良かろう、特別にその質問に答えてやる。……私の名は、グラシャラボラス。魔王ネビロス様の臣下。貴様の方こそ、名前は何という?勇者と呼ばれる者なのか?」
(魔王……ナビロス)
「グラシャラボラス……。俺の名前はヒイロ。悪いが勇者ではなく、ただの冒険者だ。それより……その魔王ネビロス様とやらもここにいるのか?」
「ネビロス様ももうすぐ復活なされる。私達はその復活をお待ちしているだけだ。」
「なるほど……それよりなんでそんなことを簡単に教えてくれるんだ?」
「……ふっ、理由は……ないな。ただの気まぐれ、暇つぶし。どうせ、貴様もこの世界も、もうすぐ滅びるのだからな。」
「気まぐれ……か、ありがとうな。あんたのその気まぐれで命が助かる人も増えるだろう。また近いうちに必ず来る。その時はあんたの最後かもしれないな。」
「……面白い。そうかもしれんな……私も久しぶりに思い切り戦うことが出来そうだ。ヒイロよ、楽しみに待っているぞ。」
ヒイロは、グラシャラボラスとの話が終わると、ダンジョンから出て、そのままギルド本部に向かう。ギルド本部に戻るとギルドマスターのウォリーがヒイロを待っていた。
「おう、さすがに早いな!どうだった?」
「みんなの予想通りだった。ウォリーさん、昔出てきたって言う魔王の名前……覚えているか?」
「いや……おい!まさか本当に魔王がいたのか?」
「いや、まだ復活はしてないらしいがその魔王の配下らしいグラシャラボラスと言う奴がいた。まぁ声を聞いただけで直接は会っていないがな……。」
「……詳しく教えてくれ」
ヒイロは、森の奥にダンジョンがあったこと。そこからSランクの魔物が出てきていたこと。ダンジョンの中でグラシャラボラスという魔王の配下と話したことをすべて伝えた。
「そんなことが……確か100年以上も前に現れた魔王の名前は……正確かどうかはわからんが、記録にはサルガタナスと書いてあった。そしてたしかにスタンピードと呼ばれる魔物の大群と一緒に、デーモンキングを超える強力な配下の悪魔が3体にいたらしい。」
「じゃあ別の魔王?……今回の魔王はネビロスと言っていた。グラシャラボラスの他にもう2体の強力な悪魔がいるのことは確実で、さらに魔王と呼ばれる存在も複数いると言うことなのか……?」
「これはまずいぞ!!今のところ《勇者》と呼ばれる存在も確認出来ていない。スタンピードも含めて、事が大きくならないうちに俺たちでなんとかするしかないぞ。」
「グラシャラボラスがSSSランク相当の魔物ならそこまで難しくはないが、それ以上となるとかなり厄介です。それに魔王にスタンピード……。」
「今、うちが出せる戦力はお前を含めて、SSランク冒険者3人。あとはAランク、Bランクの冒険者パーティーが、何組かしかない……スタンピードとともに一度に出てこられたら、このタウンセンはおろかナガーサ国が……。」
「とりあえずグラシャラボラスは先に倒して、出来るだけ配下の悪魔は数を減らしたほうがいいと思います。さっきの2人はすぐにでも協力をお願い出来ますか?」
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