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第13話「膣内発射」

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第13話「膣内発射」
 拓海の上で前後のグラインドを繰り返し、「中」と「マメ」への刺激に加えて、両方の乳首への刺激が加わり、七海の快感のボルテージは一気に上がってきた。七海の腰は、前後の動きから徐々に上下の動きに移りつつあった。(あっ、気持ちいい!胸を優しく揉まれながらの、挿入って最高や。いつもは、右手にバイブで左手だけの胸への刺激やったから、これはいいわ。拓海君がこれで10分持ってくれたらいけそうや!)と思い、拓海の顔に視線を落とすと、真っ赤な顔をして、今にも出そうという顔をしている。
「た、拓海君、もう出そうなん?」
「はい、もう出ます。七海さんの体、気持ちよすぎです。うっ!はふんっ!」

 拓海の腰が上下に3回跳ねた。(あー、これからっていうところやのに…)と残念がったが、七海の秘壺の中で縮んだり柔らかくなる感触はない。
「七海さん、発射しました。これで、めでたく「童貞卒業」ですよね。「ごちそうさまでした」。このまま続けてください。まだ、大丈夫ですから。」
(うーん、「ごちそうさま」はちょっと違うけど、ホンマに硬いままや!この調子やったら、私が「いく」まで、大丈夫かもしれへんな。となれば、もうひとつサービスしてあげてもいいかな?)
「拓海君、そのまま体起こして「座位」の体勢に移れるかな?「ぎゅっ」と抱きしめてくれてもええし、何やったら胸を舐めたり吸ったりさせてあげるけど、どう?」

 拓海は、0.1秒で反応した。
「えっ、おっぱい吸ってもいいんですか?もちろん、舐めさせていただきますし、吸わせていただきます。」
と体を起こし、七海の右乳房に吸い付いてきた。右手は七海の背に回し、軽く抱きしめ密着度が上がった。左手はお尻に手を回し、尻の割れ目に沿って中指が下りてくる。
 七海の勃起したピンクの乳首は拓海の小さく「ぽてっ」と膨らんだ唇に挟まれ、先端を舌で突かれた。「ああんっ!」不意に出た七海の声に反応した拓海は、乳輪を口に含みと舌で乳首を「円回転」、「上下左右」にはじき始めた、吸い方にも強弱をつけ、刺激が上がっていく。

 「あんっ、拓海君、童貞って嘘やろ?発射が早いのはともかく、舌の扱いがうますぎるやん!はふんっ!いいっ、今の吸い方、めちゃくちゃいやらしいよ!」
と七海も声が出て腰の上下動のストロークが大きくなっていく。
 不意に、拓海の左手がお尻の下へと移動し、中指が七海の「菊」に触れた。「ひゃっ!」思わず、七海の声が部屋に響く。「あっ、そこは…」と言葉を発した瞬間、先ほどの舌とは違い、しっかりとした固さのあるものが、恥ずかしいほうの穴に入った感触があった。(あかん、また「おしり」や!今度は、指!?ちょっと、やめて欲しいけど、止められへん。どんどん、中に入ってくる!あっ、今、第1関節?ああんっ!肛門抜けて、奥まで?第二関節まで入ってきてる!あそことお尻の2か所攻めに、クリちゃんと乳首でもうあかん!もう、この調子やったら5分持たへん!)

 どんどん七海の息が上がり、喘ぎ声の割合が増えていく。七海の両腕は拓海の厚い背中に回され、ネイルが背に刺さる。拓海の腰も動き出した。
「七海さん、どうですか。僕、もう2回目いきそうです。おしりに指が入ってから、急に締め付けが強くなって…、あっ、出ますっ!」
「うん、私ももう少しでいきそう。続いていけるんやったら、拓海君は私の中に発射して!」
 七海は拓海の発射を下半身全体で感じながら、頭の奥が真っ白になっていくのを感じた。(あかん、童貞君に初セックスでいかされてまうんや。拓海君と体の相性がええっていうことなんかな…。)そこからの5分間は、雌のけだもののように、喘ぎ、体を寄せ合い、ひたすら腰を振った。

 菊の穴の奥で拓海が指で円運動を行っているのを感じた。そこに、自らの激しい上下動と拓海の突き上げ加わる。拓海の指先が肛門入り口から直腸の出口までをまんべんなく刺激し、徐々にのけぞる七海の体を拓海のがっしりとした右腕一本でホールドされるので、拓海の「ぴー」が膣の前部を刺激する。2回目の発射から8分。
「拓海君、もうあかん!私、いっちゃう~!」
「七海さん、僕もいきます!」
とふたり同時に果てた。
 拓海は背中からベッドに落ちていき、七海が上に重なった。切れ切れの息で
「拓海君、凄くよかったよ。こんなにセックスで燃えたんは初めてかもしれへんわ…。」
「僕も気持ちよかったです。こんなに短時間で3連射したのは初めてです。七海さんに「良かった」って言ってもらえてうれしいです。」
と互いの耳元で囁きあうと、七海は優しく唇を重ねると、「好きになっちゃったかも…。」と心の中の声が口に出てしまった。
 おしりに入ったままだった拓海の左中指とようやく縮んできた「ぴー」を抜き取った。3回の発射を受け止めたコンドームはパンパンだった。「よく頑張ったね!」と七海はゴムを抜き取ると、縮みかけの「ぴー」を優しく口で掃除した。


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