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第18話「拓海×海斗①」

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第18話「拓海×海斗①」
 七海の「開始」の声に背中を押されるように、ベッドの縁にふたりで並んで座った拓海が「海斗、目を閉じて…」の言葉で目を閉じた海斗の両肩を両手で90度ひねり、向かい合わせで抱き寄せ、唇を重ねた。「んんっ!」海斗の恥ずかしげな声が部屋に響いた。続いて、「七海さんが見てる前で恥ずかしいよ…。」と蚊の鳴くような海斗の声が七海の脳天をつらぬいた。
「拓海君、焦らんとゆっくりキスを進めて。私にしてくれたように、優しく、そしてやらしく海斗君の舌と口の中でダンスするんやで…」

 拓海は、七海に目配せをすると、両手を海斗の両頬に添えて顔を斜めにして、バードキスから小刻みなフレンチ・キスに移り、唇を密着させた。明らかに拓海の舌が、海斗の唇を割ろうと攻めていく感じが目の前にある。「あっ!」、「はぁはぁ」、「はふん」と海斗の喘ぎ声が漏れてくる。「海斗、少し歯を開いて…、舌を絡めるで…」と拓海が唇を重ねたまま囁く。その後、10秒かけて、ねっとりとしたディープキスに入っていった。
「焦らんとみっちり舌絡めて見せたってや…。お姉さんも興奮してきたで…」
と椅子をふたりの前、80センチまで近づけて、かぶり付きでふたりの顔を覗き込む。ふと、海斗の目が開き、七海にむかって
「七海さん、恥ずかしいんで見ないでください…。」
と呟くだけで精いっぱいだった。拓海が顔を右に左に角度を変えながら、深く濃いディープキスを七海に見せつけながら、海斗の付けた七海のピンクのブラジャーの上から海斗の胸を揉み始めた。片手は海斗の首に回し抱き寄せながら、もう一方の手でブラジャーのカップの上からゆっくりと何度も揉むのに感応するように、キチキチのショーツからはみ出した海斗の亀頭から透明な液体が染み出てくるのが七海の視界に入る。(きゃー、海斗君、拓海君のキスと愛撫で感じてるんや。

 海斗の息が上がり、一瞬拓海の唇と離れ、酸素を取り込む。「拓海、お前キスめちゃくちゃ優しくなったなぁ。このままやと危ない世界に入ってしまいそうや…。」と言い、距離をとろうとするが、拓海はそれを逃がさず海斗の頭をたくましい腕で引き寄せ再び唇を奪う。「あっ、ちょっと…」と拒む言葉を唇で強引に抑え込む。ブラジャーの上から揉んでいた手は、ブラのカップの上から人差し指と中指を差し込み、中でもぞもぞと動く。(がおっ!拓海君、海斗君の乳首を指で転がしてるんや!きゃー、生BLって凄い!)と七海も濡れ始めた割れ目に中指を添わせ始めた。

 拓海は海斗のブラジャーを上に引き上げると、ぷっくりと起き上がった海斗の茶色の乳首があらわになった。(きゃー、イケメンの胸筋の上の勃った乳首って素敵―!)七海は心の中で叫んだ。拓海は、半ば強引に海斗をベッドに押し倒すと、唇と離すと海斗の勃った乳首に移った。「あかん、拓海、乳首は僕弱いねん。堪忍してくれ…。」と涙を浮かべて懇願する海斗を無視して、右の乳首は舌で転がし、左の乳首は指で挟み左右に転がしている。

 「あかん、拓海、乳首は止めてくれ。はふんっ、もうあかん、エッチな声が出てしまう。七海さんの下着付けて、喘ぎ声まで出すなんて…。七海さんの前でそれは恥ずかしすぎるから、ほんま堪忍してくれ…。」
と切れ切れの息で訴える海斗に拓海が
「わかった。じゃあ、乳首はここまでで、次はこっちやな…。」
と喘ぐ海斗の体を尻の下に手を入れると軽く持ち上げ、ベッドの中央に移動させると足をM字にさせるとそのまま、「まんぐり返し」の状態にし、七海のショーツの染みの部分に顔を突っ込んだ。
 
 「七海さんの匂いと染みが残ってるけど、今は、この布一枚中は海斗の「お玉様」やねんな。」
と言うとショーツの上から口を大きく開けると「お玉様」をほおばり左右に動かした。(ぎょへー、私のショーツが海斗君の「お玉様」と拓海君の唇に挟まれちゃってるやん!もう、ショーツが羨ましいでー!私が挟まれたいくらいや!それにしても、拓海君の怒涛の攻めは、今まで読んだBL歴の中でも最高級の「味」がするで…。あかん、私もとめどめもなく出てきてしまう。ああんっ!)と七海の指の動きも止まらなくなってきている。

 拓海は、ひっくり返った海斗の両足首を片手でホールドすると。ショーツのクロッチを横にずらした。ポロンと海斗の大きな「お玉様」がふたつ顔を出した。毛の生えていない「お玉様」の裏すじに舌を添わせると「いやんっ!そこは恥ずかしい!」と女の子のような海斗の声が甲高い声が出た。
「いや、恥ずかしいのはこっちやろ!」
と拓海は海斗の菊の花の中央に舌を突き立てた。「はふん!」思わず漏れた海斗の声に拓海は反応し
「表っかわより中の方がもっとええやろ?」
と人差し指をくわえ、たっぷりと唾液を付けると、海斗の恥ずかしい穴にゆっくりと差し込んだ。くねくねと小さくバイブレーションさせながら、徐々に拓海のきれいで長い人指し指が海斗の菊門に吸い込まれていく。 (うわぁ、私もさっきこれでいかされたんやもんな。外から見るとすごいことやねんな。私も入れて欲しい…。)



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