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2、告白の相手を間違えました
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よく考えたら、というかよく考えなくても南に乗せられたような気がする。けど、南に告白すると言った手前、今さら引くわけにも行かず。
高島さんに告白する方法を昨日一晩寝ずに考えてみた。まずスマホの番号も知らないし、いつも誰かと一緒にいるから直接話しかけるのも気が引ける。
そんなわけで、高島さんのロッカーに手紙を入れることにした。
『好きです。もし今彼氏がいなければ、付き合ってもらえませんか?
今日の放課後に教室で待っているので、もしOKだったら教室に来てください。ダメだったら、スルーで。 中野良典』
朝早く学校に来て、夜中の変なテンションで書いた紙を高島さんのロッカーに入れる。ないとは思うけど、もし高島さんが彼女になってくれたら最高だし、ダメでも直接顔を合わせてフラれることはないから、ダメージも少ない。
チキン過ぎるような気もするけど、あの高島さんだし。ほぼ100パー断られるんだから、ガチガチに自衛しとかないと。
授業に全く集中出来ないまま一日過ごした俺は、いじろうとしてくる南も適当にかわし、誰もいなくなった教室で高島さんを待っていた。
どうせこないんだろうな。何時になったら帰ろうかな。
そんなことを考えながら野球部や陸上部が活動するグラウンドを眺めていると、突然ドアがガラッと開く音がして、体が勝手に飛び跳ねる。ま、まさか、高島さん!?
心臓ヤバい。ガチガチに固まった身体をどうにか動かし、後ろを振り向く。
「……高田?」
そこにいたのは、半袖のTシャツにハーフパンツ姿の高田恭だった。はいはい、ですよね。高島さんなわけないよな。
明らかに練習着っぽい格好だけど、教室に忘れ物かなんかか? そう思って高田を見ていたんだけど、高田は一向に教室に入ってくる素振りを見せない。
それどころか、俺の顔を凝視してるような? なに? 俺、高田になんかした?
「あの、」
「彼氏はいないけど、」
「は?」
どうしたのか高田に聞こうと思ったら、タイミング悪く高田と被ってしまった。
それより、今何て言った? 彼氏?
「この手紙書いたの中野だよね?」
そう言って高田がハーフパンツのポケットから出したものは、たしかに俺が書いた手紙だった。……ん? え? あれ? 何で高田が持ってんの? 俺、もしかして入れるロッカー間違えた? 高田と高島さんって一番違いだし……、あああああ!! やっぱり寝ないとダメだな。
「中野?」
黙り込んでいる俺を不審に思ったのか、高田が俺との距離を詰めてくる。ヤバい。このままだと、俺完全にヤバいやつじゃん。早く間違えたって言わないと……っ!
「中野とはほとんど話したことなかったよね。だから、中野が俺のことを好きだなんて思ってもみなかったんだけど、嬉しいよ」
「え?」
なぜか照れたような笑顔を見せてくる高田の言葉に耳を疑ってしまった。なんて?
「俺もゲイなんだけど、今まで中野も含めて学校の友だちをそういう目で見たことはなかったんだ。でもさ、きっと俺も中野のことを好きになれると思う。よろしくね」
「よろし、く……?」
え、ちょっと待って。え? なに、高田って男が好きだったの? うわ、学年一のモテ男の衝撃の秘密を知ってしまった……。 じゃなくて、え? 俺と高田が付き合うことになったの? 何で?
窓から入ってくる夕日が反射して、高田の明るめの髪がキラキラ輝いてイケメン度が増し増しになっている。俺が女子だったら、胸キュン間違いなしの展開だと思う。
でも男でゲイでもない俺は、間違えて男に告白し、しかもなぜかOKされるという超展開についていけず、困惑するばかりだ。間違いだったって言えばいいんだろうけど、なんか高田めっちゃ嬉しそうだし、今さら言い出し辛い。
結局間違いだったと伝えることが出来ないまま、高田と付き合う(?)ことになり、スマホの番号を交換することになってしまった。
高島さんに告白する方法を昨日一晩寝ずに考えてみた。まずスマホの番号も知らないし、いつも誰かと一緒にいるから直接話しかけるのも気が引ける。
そんなわけで、高島さんのロッカーに手紙を入れることにした。
『好きです。もし今彼氏がいなければ、付き合ってもらえませんか?
今日の放課後に教室で待っているので、もしOKだったら教室に来てください。ダメだったら、スルーで。 中野良典』
朝早く学校に来て、夜中の変なテンションで書いた紙を高島さんのロッカーに入れる。ないとは思うけど、もし高島さんが彼女になってくれたら最高だし、ダメでも直接顔を合わせてフラれることはないから、ダメージも少ない。
チキン過ぎるような気もするけど、あの高島さんだし。ほぼ100パー断られるんだから、ガチガチに自衛しとかないと。
授業に全く集中出来ないまま一日過ごした俺は、いじろうとしてくる南も適当にかわし、誰もいなくなった教室で高島さんを待っていた。
どうせこないんだろうな。何時になったら帰ろうかな。
そんなことを考えながら野球部や陸上部が活動するグラウンドを眺めていると、突然ドアがガラッと開く音がして、体が勝手に飛び跳ねる。ま、まさか、高島さん!?
心臓ヤバい。ガチガチに固まった身体をどうにか動かし、後ろを振り向く。
「……高田?」
そこにいたのは、半袖のTシャツにハーフパンツ姿の高田恭だった。はいはい、ですよね。高島さんなわけないよな。
明らかに練習着っぽい格好だけど、教室に忘れ物かなんかか? そう思って高田を見ていたんだけど、高田は一向に教室に入ってくる素振りを見せない。
それどころか、俺の顔を凝視してるような? なに? 俺、高田になんかした?
「あの、」
「彼氏はいないけど、」
「は?」
どうしたのか高田に聞こうと思ったら、タイミング悪く高田と被ってしまった。
それより、今何て言った? 彼氏?
「この手紙書いたの中野だよね?」
そう言って高田がハーフパンツのポケットから出したものは、たしかに俺が書いた手紙だった。……ん? え? あれ? 何で高田が持ってんの? 俺、もしかして入れるロッカー間違えた? 高田と高島さんって一番違いだし……、あああああ!! やっぱり寝ないとダメだな。
「中野?」
黙り込んでいる俺を不審に思ったのか、高田が俺との距離を詰めてくる。ヤバい。このままだと、俺完全にヤバいやつじゃん。早く間違えたって言わないと……っ!
「中野とはほとんど話したことなかったよね。だから、中野が俺のことを好きだなんて思ってもみなかったんだけど、嬉しいよ」
「え?」
なぜか照れたような笑顔を見せてくる高田の言葉に耳を疑ってしまった。なんて?
「俺もゲイなんだけど、今まで中野も含めて学校の友だちをそういう目で見たことはなかったんだ。でもさ、きっと俺も中野のことを好きになれると思う。よろしくね」
「よろし、く……?」
え、ちょっと待って。え? なに、高田って男が好きだったの? うわ、学年一のモテ男の衝撃の秘密を知ってしまった……。 じゃなくて、え? 俺と高田が付き合うことになったの? 何で?
窓から入ってくる夕日が反射して、高田の明るめの髪がキラキラ輝いてイケメン度が増し増しになっている。俺が女子だったら、胸キュン間違いなしの展開だと思う。
でも男でゲイでもない俺は、間違えて男に告白し、しかもなぜかOKされるという超展開についていけず、困惑するばかりだ。間違いだったって言えばいいんだろうけど、なんか高田めっちゃ嬉しそうだし、今さら言い出し辛い。
結局間違いだったと伝えることが出来ないまま、高田と付き合う(?)ことになり、スマホの番号を交換することになってしまった。
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