『ラズーン』第四部

segakiyui

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2.『狩人の山』(オムニド)(2)

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「ふう…」
 アシャは詰めていた息を吐いて足を止め、額に滲んだ汗を手の甲で拭った。汗は玉となり、既に幾筋も額から頬や鼻筋へと流れ落ち、きらきら光りながら足下の万年雪の上に滴っていた。
 ラズーンの中心、『氷の双宮』を北に登ること四日、何回かは『宙道(シノイ)』が通じていないところに無理矢理に空間を押し開いてまでの強行軍だったが、ようやく『狩人の山』(オムニド)の中腹にたどり着いたばかり、眼前に偉容を持って聳え立つ『狩人の山』(オムニド)は、昔も今も俗世界の者の侵入を拒んで万年雪に身を包み、険しい尾根は天へと連なり、聖域としての名を欲しいままにしている。
 その、人がほとんど踏み込まぬ雪の上に、明らかに人馬の物と思われる足跡が残っているのを見つけ、アシャは険しく眉をしかめた。
(予想以上に遅れをとったな)
 敵にも視察官(オペ)がおり、ギヌア・ラズーンがラズーンの第二正統後継者であることを考え、あえて並の視察官(オペ)にはできない『宙道(シノイ)』を通じるという荒技をやってのけたのだが、それでもまだ、敵の方が一歩先んじていた。
 しかし、これから先は、ギヌアとて、おいそれと『宙道(シノイ)』を使えないだろう。『泉の狩人』は自分達の聖域が、勝手に歪められるのをひどく嫌う。協力を求めに行く者が、協力者の機嫌を損ねたがらないのは当然だ。
「…よし」
 後ろでひとまとめに束ねた金髪を払い、アシャは再び雪山を登り始めた。 
 きゅっ、きゅっ、と鋭い音をたてて踏み固められた雪は、ほんのしばらくの間、その足跡を残すが、一陣の風が白く雪を被った木々を揺らせると、見る間に雪煙がたち、あたりの雪を舞わせて足跡を消していってしまう。
 見るともなくそれを見つめたアシャは微かに笑む。
 『狩人の山』(オムニド)が聖域とされ、人の入れぬ所となっているのは、この気まぐれな風によるところも多かった。足跡を消し、雪を舞わせて方角を見失わせ、入り込んだ人間を供物として呑み込む山。確かに並の人間では、到底生きては出られないだろう。
 消されていく足跡を追って木立を抜けたアシャの視界に、白い処女雪と鮮やかな対比を為す、どす黒いねっとりとした流れが入ってきた。
 『狩人の山』(オムニド)の奥深くから流れ出て、ラズーンを横切り、プームの海岸まで走る『黒の流れ(デーヤ)』だ。決してそれほど速い流れとは見えない。むしろ、艶やかな局面の連続を思わせる流れはゆったりと遅く、音もなく穏やかに雪の間を下っていくように見える。
 だが、それも、この『狩人の山』(オムニド)の真白く美しい姿同様、本来の恐ろしさを巧みに隠す仮面だ。
 『黒の流れ(デーヤ)』は、そのひどく緩慢な動きに欺かれて、うっかりと身を浸した者を決して放しはしない。重く粘り着く触手で絡みつき抱擁し、海へ、その水底へと犠牲者を引きずり込み流し込むまで、犠牲者がその異様なまでに粘度のある液体に溺れ狂うまで、流れを緩めようとはしない。それは、ただの水ではなく、『狩人の山』(オムニド)に含まれた岩石の成分と、地下深くにある太古の植物の死骸が、底知れぬ力を加えられて変わった黒い液体が、不思議な親和力で溶け込んでいる水なのだ。
「ん?」
 アシャは、その流れの中に、今しももがきつつ溺れつつ流されて行く数頭の馬を認めて立ち止まった。見ている間に力尽きて黒い濁流に呑み込まれ、沈み、無惨な姿を河口へ向かって運ばれていく。
「馬を捨てた、か」
 先行するギヌアが馬で乗り入れていたことにも驚きだが、それを捨てざるを得なかった辺り、アシャほどにはこの山に詳しくなかったということか。
 零れたにやりとした笑みをユーノが見れば、悪だくみをしているんだろう、とののしったところだろう。馬達には可哀想な結末だったが、捨てたのはそれほど前ではない、これでアシャにも勝機が出て来た。
「……安心しろ」
 いずれ誰かがお前達の後を追う。
「俺、ということもあり得るがな」
 冷笑したアシャは低く呟いて、再び雪の上を歩み始める。脳裏には、少年の頃が甦っている。


 アシャ、十七歳。
「反乱?」
「うむ」
 『氷の双宮』で、『太皇(スーグ)』は額の辺りを微かに曇らせて頷いた。
「『黒の流れ(デーヤ)』流域、ガデロで付近の村々を荒し回り、ラズーンへも攻め上ろうと狙っている一隊がおる。視察官(オペ)が出ているが、どうもおさまりがつかん」
 アシャは軽く立ち上がって、『太皇(スーグ)』の示す地図を覗き込んだ。
 『狩人の山』(オムニド)より発し、ジーフォ公とセシ公の分領地の境を成し、ガデロの端を掠めて海ヘと下って行く『黒の流れ(デーヤ)』のガデロ流域に、真紅の点がちりばめられている。
「一つの点が一つの拠点だ」
「本拠は?」
「おそらくは、この点だろうと思われるが」
 『太皇(スーグ)』の枯れ木を思わせる指先が、ガデロとプームの国境近くの点を指した。
「守りは堅く、はっきりとはわかっておらん」
「そう…」
 垂れかかってきた金髪を掻きあげ、アシャは薄く笑った。悪戯っぽく『太皇(スーグ)』を上目遣いに見つめて問いかける。
「視察官(オペ)以外に誰が出てるの?」
「野戦部隊(シーガリオン)の一部、それに隊長のシートス・ツェイトスが出ている」
「それだけ出てるのなら十分だ」
 アシャは体を起こして、問うような視線を投げ掛けてくる『太皇(スーグ)』に笑みを返した。
「五日以内でおさめてきます」

 アシャが、かの有名な野戦部隊(シーガリオン)の若き長、シートス・ツェイトスに会ったのは、次の日のことだった。
 疲労し切っている兵の中にあって、なおきびきびと動き、アシャがラズーンよりの使者と知っても、きつい目の光を毫も和らげようとしない。
 だが、馬上のアシャを見上げてきた相手の額帯(ネクト)の下の瞳は、アシャの、どちらかというと女性的と表現される美貌を認めたのだろう、ほんの僅かに細められた。
 こんなところへ、宮廷育ちの子どもが何をしに来たのか。
 伝わってきた不審と軽蔑、少しでも地位を望む者なら、アシャ相手にそんな感情を見せることはないだろう。
(なるほど)
 さすがに野戦部隊(シーガリオン)の荒くれを率いるだけはある。
「あなたが隊長?」
 アシャは、淡い苦笑を浮かべて馬上のまま見下ろす。あからさまな挑発、だがそれもシートスには届かない。
「はい、シートス・ツェイトスと申します」
 慇懃で冷ややかな応答、礼は失さないが、敬意の欠片もない。
「ラズーンよりの使者とお聞きしましたが、我ら野戦部隊(シーガリオン)に何をお望みですかな?」
 それでも乱戦なのだろう、こんな偉丈夫がアシャのような小僧相手に喧嘩を売ってきている。
「鎮圧の様子を聞きたい」
 アシャは、足音をたてずに馬から滑り降り、流れた金髪を払った。体重を消し去った動きに、シートスが少し眉を上げる。気を利かせたのだろう、野戦部隊(シーガリオン)の一人が、馬を天幕(カサン)の外れに連れていって休ませてくれる。
「報告はしているはず…」
 言いかけたシートスを振り仰ぐ。
「そして」
 微笑む。たったそれだけのやり取りで、ことばを制されてむっとしたのだろう、シートスが不愉快そうに顔をしかめるのに、くすくす笑って続ける。
「今日から四日以内でおさめられる算段が欲しい」
「っ、」
「こちらへどうぞ」
 アシャの天幕(カサン)が用意されたらしい。はしこそうな少年が案内してくれるのに、ありがとう、と声を返して歩き始めると、背後で獣のような唸りが聞こえた。
「…ガキが…」

 その夜。
 アシャは与えられた小さな天幕(カサン)の中で、旅装も解かずに戦略図を見つめていた。
 風化しやすい紙ではなく、皮紙に描かれたその図をどれほど細かく検討しようが、従来の戦法を使う限り反乱を鎮圧することはできないだろう。
 敷き詰めた毛皮に体を横たえて、アシャは目を細める。
 小さな机に置かれた灯皿の光が、ちらちらと星のように張られた幕のそこかしこで金色の粒を遊ばせている。
 ふ、と灯火の炎がふいに揺れ、アシャは頭を巡らせて入り口を見やった。
 垂れ幕を掻き分け、呼びつけられたことが腹立たしいといった表情をあからさまに見せながら入ってくるシートスに薄く微笑む。揺らめく光の中でも、それを見つけたのだろう、敗戦の色濃い戦場でのうのうと寝そべっているアシャに、シートスはなお不快そうな縦じわをくっきりと眉間に刻んだ。
(いい男だな)
 アシャはにやにや笑いながら体を起こし、ようやく肩に止めていたマントを外し始めた。好悪がはっきりしているのは好ましい。それを抱きながらも、食ってかからずに一応は話を聞こうとする対応はより評価できる。
(これならやれそうだ)
「御用だと聞きましたが」
 どんな『御用』だかは知らないがな。
 胸の内で続いただろうことばが想像できる険しい表情、不服そうな口調を隠しもしない。
 それも、アシャには慣れたものだ。彼の外見と与えられた仕事に対する落差、綺麗なだけの婦人達を慰めるお飾り人形が、こんな難しい仕事に一体何の口出しをしようというのか、という軽蔑と嘲笑。
(俺もかなり人が悪い)
 瞳の裏でくすくす笑う。
 外見で決められる空しい評価、これだけ繰り返されれば、人のことばに信頼など置かない。本質を見極められる方法の一つや二つは工夫する。如何にも無能そうに振舞って、どこでひっくり返すかを楽しみにするような捩じくれた心も育とうというものだ。
 もちろん、今回引き受けたのは決して楽な任務ではない。並の人間なら生死をかけた戦いになる。
 だが、アシャにとっては、違う。
 事は簡単で明瞭で単純だ、それをやろうとする発想と能力さえあれば。
(だが、あまりのんびりもしていられない)
 名にし負う野戦部隊(シーガリオン)の猛者達に疲労の色が濃い。アシャのような新参をはねつける視線さえ少ない。一度怒らせれば一都をも灰燼に帰すという平原竜(タロ)達の鱗の輝きがくすみ、鈍っている。
 いやむしろ、野戦部隊(シーガリオン)だからこそ、まだここを持ちこたえている、と言っていい。一般の兵隊の集団ならとっくに瓦解し、軍の規律どころか、集団機能の維持さえならずに遁走しているところだ。
(だが、ラズーン守護のための野戦部隊(シーガリオン)が、ガデロに引きつけられたままというのは、まずい)
 ラズーンの『正統後継者』としても、軍師としても、早急に片付け、終息させておくべき問題だった。
「シートス」
「はい」
「この戦いで、こっちが勝つのはどれぐらいの確率だと思う?」
 外したマントを無造作に放り投げ、なお寛いだ格好で座りながら問いかける。目の前、戸口で仁王立ちしたシートスは近寄ろうともしない。じろり、と光らせた目がふざけるな、と言い返している。
「正直に言ってみてくれ」
 反論を諦めたのだろう、わずかに視線を伏せ、シートスは抑えた声で唸る。
「……おそらく、三割強か、と」
「俺もそう思う」
 おや、とシートスの目が動いた。そんなことはない、もう少し頑張れば勝てる。アシャがそういう類の、視察に来る者お決まりの文言を口にすると思っていたらしい。だが、警戒は緩めないまま、厳しい目線で次を促すようにアシャを睨む。
(いい目だ)
 堪えようとしても堪え切れない笑みに口許が綻ぶのをアシャは感じる。こういう男に背中を預けて戦うのは、きっと楽しいだろう。
「しかし、負けるわけにはいかないだろう」
「……」
 沈黙の返答、しかし睨み返す目が十分に応える。
「今夜殴り込むが、ついて来るか?」
 がこん。
 そんな音がしたんじゃないかと思うほど、シートスの口が上下に開いた。そのままぽかんとアシャを見つめる。間抜けで世間知らずというだけではなく、大バカ者だったのか、こいつは。そう詰りたいが、あまりの馬鹿馬鹿しさに何を話していいのやらというところか。
「シートス?」
 くすくす、とアシャは笑った。
「顎が落ちそうだ」
「っ!」
 はっとしたシートスが瞬きし、しばらくためらい、自分の耳が聞いたことが幻聴であったかもしれないと訝るような顔になる。やがて、
「……正気ですか?」
 四大公公領地でこんな無謀な質問をすれば、すぐさま『羽根』の誰かが危険分子だと大公に注進に行きかねない。
 アシャは澄まして続ける。
「と言ったら?」
「……無理です」
 からかわれた。
 シートスはそう判断したようだ。
 苦々しい口調で続ける。
「あなたは……来られたばかりで、事情がよく呑み込めていないのだろう」
 敬語を捨てて、それでもあからさまに無能で無知だとは言わなかった。
「拠点数二十余り、敵総数、推定六百から七百、制圧地域、ガデロ流域内『黒の流れ(デーヤ)』全土、物品補給ルートは五、六本まだ健在、今後の長期戦も可能………」
 アシャは事実を列挙する。
「対するこちらは、野戦部隊(シーガリオン)七十、『羽根』二十、視察官(オペ)五、総勢百名そこそこ…」
 まさに小競り合いに相対するようなささやかさ。
「数だけでは現状を掴めない」
 シートスがぎらつく目で言い返した。
「現に」
「現に、既に野戦部隊(シーガリオン)五名、『羽根』の十名近くが離脱、死亡している」
 アシャはシートスのことばを引き取った。なお冷たい顔になる相手を真正面から見据えて、
「だからこそ、これ以上長引かせたくない」
「『氷の双宮』の中におられて、兵法がお分かりですかな」
 おやおや、これはどこかの誰かが使った戦法だったらしい。
 アシャはすぐ反応したシートスを見つめ返す。相手の顔は薄赤く、怒りをたたえている。
「関わっていなかったからこそ、見つかる方法もある」
「地図の上でのみ有効な方法、ですか。紙の上では軍は負けませんからな」
(本当にいい男だ)
 さすが野戦部隊(シーガリオン)を率いるだけある。勇猛果敢、しかも冷静沈着、配下を思い、不利な状況でも最善を尽くそうとする。
 ならば、応えるのが施政者というものだろう。
「一つだけ、やれそうな方法がある」
「ほう?」
「盲点だ」
「何が見えてないと?」
「『黒の流れ(デーヤ)』だ」
「『黒の流れ(デーヤ)』?」
 目の前に流れるあれが、目に入っていないとでも?
 冷笑するシートスにことばを継ぐ。
「反乱部隊が『黒の流れ(デーヤ)』流域に拠点を構えたのは理由がある。『黒の流れ(デーヤ)』を背にしていれば、その方向に守りを備えなくてもすむからだ」
「だから我々も攻めあぐねて」
「本当にそうか?」
「は?」
 何をわかりきったことを、と言いたげなシートスのことばを、アシャは遮った。わけがわからない顔で見返してくるのに続ける。
「『黒の流れ(デーヤ)』の方向には、本当に守りがいらないのか、と言ってるんだ」
「まさか」
「それが一つ。もう一つは、本拠を叩けば、烏合の衆、つけ込む隙も出てくるだろうということ」
「ちょっと待って下さい」
 さすがに野戦部隊(シーガリオン)の隊長だけあって、アシャが示唆した可能性に気がついたようだ。うろたえたようにアシャを見ながら、
「まさか、『黒の流れ(デーヤ)』を下ろうって言うんじゃ」
「そのまさか、さ」
 にっと笑ってアシャは立ち上がった。
「しかしそれは」
「危ないと思うなら来なくていいぞ」
 にやにやと笑みを広げる。
「だが、部下には伝えておいてくれ。俺が下り始めて二十数えたら、『黒の流れ(デーヤ)』に火を放て、と」
「!!」
 シートスは大きく目を見開いた。じっとアシャの目を見つめ、やがて静かに首を振る。
「…確かに、『黒の流れ(デーヤ)』の水は燃えると聞いたことがある。その火が『黒の流れ(デーヤ)』を下っていくなら追手も来ないだろうし、『黒の流れ(デーヤ)』側を無防備にしている拠点も撃ちやすい……だが、『黒の流れ(デーヤ)』を下るだと? それも走る炎に追われながら?」
 シートスはぴたりと動きを止めた。しばらくその可能性を吟味するように考え込む。
「……いや…無茶だ…無茶すぎる。……しかし」
 ぐっと歯を噛み締め、シートスはアシャを見た。軽蔑の色は消えている。
「生き残る方法は、それしかないようですな。お供します」
 アシャは静かな微笑みで応じた。
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