『ラズーン』第四部

segakiyui

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6.魔物(パルーク)(1)

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「バルカ! ギャティ!」
 きびきびと、アシャの声が剣戟の音を貫いて届く。
「レアナを地下道へ!」
「あいよっ」「わかってるっ!」
 異口異音、だが驚くほど見事に声を合い重ねて、二人が身を翻した。押し寄せてくる敵の手練を、イルファ、リヒャルティ、アシャの三人が懸命に防いでいるうちに、その背後に庇われていたレアナに駆け寄る。レアナの肩を抱えるバルカ、先に立って血路を開くギャティ、五人とも一糸乱れずの呼吸で、ついにレアナ奪回成功かと見えた、その時、
「うわっ!!」
「どうした?!」
 先へ走ったギャティが慌てて駆け戻ってくる、それに問いかけたバルカの顎ががくりと開いた。身動きすることも忘れ、こちらへ向かってくる『それ』に、魅入られたように立ち竦む。肩を抱えられて泣きそうな顔で逃げていたレアナが訝しく顔を上げ、次の瞬間目を見開いて悲鳴を上げる。
「きゃああああああっ!!」

「っ!」「レアナ!」「何っ!!」
 絹を裂くような叫びに、イルファ、リヒャルティ、アシャは振り返った。地下道の入り口から飛び出してくるバルカとギャティ、蒼白になったレアナに、何事かと尋ねかけたリヒャルティの眼が剥き出される。同じく、逃げて来た三人の真後ろまで迫ってきているものを認めたイルファが、何か喚こうとして声にならぬまま、虚しく口を開閉する。
 その衝撃は、ダイン要城側の兵士にとっても同様だった。今の今まで、戦場につきものの、ありとあらゆる罵声と怒号、悲鳴と呻吟に満ちていた私室は、いきなりシンと静まり返って、『それ』が地下道の口から、ぐっ、と頭を押し入れてくるのを見守るばかりだ。
「……ドーヤル老師」
 ただ一人、アシャだけがことばを紡ぐ。
 ガララッ、と『それ』が頭を押し入れるに従って、地下道の口が崩れ、部屋の中に土埃がもうもうと舞う、それでも人々は動こうとしない。
 『それ』はどう言えばよいものだろう。
 形は人の何かのようでもあり、けれど、人であるとはとても言えない。
 途轍もなく太い腕ーー直径が優にイルファの背丈ほどあるーーのように、筋肉状のものが絡み合いくっつきあい糾われたような巨大な長い体躯、表面は鈍い光を跳ね返す橙がかった銀の鱗で覆われている。それはしかし、床に接しているところでは、赤黒いごわりとした長い毛に変わっていて、床を這いずってくるたびに何とも言えぬ不快な音をたてて、ずるり、ずるりと進んでくる。
 見方によっては、その輝く橙がかった銀の体は、この世ならぬ生き物の常である意味美しいと言えたかも知れない。体躯の先の、丸い、やはり同じような色の鱗がみっしりと並んだ頭部も、そこに広めの間隔をおいてついている、黒々と濡れた二つの眼も、美しいと言えなくもなかったかも知れない。
 だが、その眼と眼の間にあるものは、決して『美しい』という次元のものではなかった。
 仮面のように蒼白い人の顔。
 それも名高いバール将軍の顔が、かつて周囲の敵を睥睨し頑強に引き締められていたはずの輪郭を、回りの鱗に溶け込ませるようにしてべったりと貼りついている。苦しげに眉を潜め、無念に唇を歪め、誰かが彼の人の屍体から、このような戦利品を持ち帰ったのだと思われるような顔、だがしかし、もっとぞっとすることに、『それ』はぴくぴくと瞼を引き攣らせ、ゆっくりと口を開く。
「う…あ…」
「あ…」
 限界が来たのだろう、ふわりとレアナの体が倒れ込む。とっさにアシャが彼女を抱き止めた瞬間、意味をなさぬ叫びがダイン要城の兵士の間に沸き起こった。
「う、わああああっっ!!「おおおお!」「わああっ!!」
 恐慌が起こった。剣を捨て、友を殴り、我先に何としてでもこのおぞましい空間から逃れようとする。
「逃げずともよいわ」 
 ぐううっ、と部屋に首を突っ込んだ魔物(パルーク)の背中から、嗄れた声が響いた。のっそりと動く黒衣の中から、ドーヤル老師の顔が覗く。
「お前達の主の顔じゃ、何も恐れるものでもあるまいに」
 にんまりと嗤った皺だらけの顔の中に、輝く瞳は魔の紅、碧の色はどこにもない。鈍く光る銀の鱗に包まれた腰がうねうねと異臭を放ちながら蠢く。
「ぐ…ふ」
 バルカが空嘔吐きに喉を鳴らす。ギャティがよろめいた足を踏み直す。
「バール……将軍…」
 吐くような呻きを漏らしたリヒャルティは、臆することなくドーヤル老師を睨みつける。しなやかな四肢に漲っていく怒り、握り込まれる拳、体中の毛を逆立てて臨戦体制に入るその眼に恐怖はない。
「ドーヤル老師は将軍の側近と聞いていたが……バールもとんだ見立て違いをしたもんだな」
 自分の最大の敵だと思っていた、それをむざむざ他人に屠らせた。歯ぎしりをしそうな顔が語っている、俺の獲物に手を出したのか、と。
「バール将軍」
 ドーヤル老師はおどけたように白い眉を片方だけ上げて見せた。
「ガデロのダイン要城を預かる名将にしては、愚かな男だったな。儂の話に耳も貸さず、体は明け渡さぬと言いおったわ」
「『運命(リマイン)』…」
 ぎりっ、とリヒャルティが歯を鳴らす。
「おうよ。儂の仕える王はギヌア様一人。アシャ・ラズーンもいるとはちょうどよい、ここで葬ってくれるわ!」
 ドーヤル老師が黒衣に包まれた腕を広げる。魔物(パルーク)の眼がぎらりと光を含む。
 剣を抜き放ったリヒャルティが、一声叫んで飛びかかっていく。
「許せねえ!」


「うおおお……!!!」
「!」
 息を切らせて塔の中ほどまで階段を駆け上がったユーノは、悲鳴じみた唸り声を上げて駆け下りてくる一団に出くわした。十五、六人もいるだろうか、血走った目にはとても正気とは思われない色をたたえている。手にした抜き身の剣が、階段の各所に据えられた灯火の明かりを反射して輝き、ユーノを見つけると次々と高く振り上げられる。
 だがしかし、それはユーノを迎え撃つというような意図的なものではなかった。遁走し、とにかく逃げ延びようとしている最中、目の前に現れた障害物を排除する、或いは背後に迫る何かから逃れ、抱え込んでしまった恐怖を紛らわそうとして戦いを求めるような、衝動的な振舞いに見えた。
「うぉう!」「うわあああっ!」
 悲鳴とも気合いともつかぬ声を絞り出して、先頭がユーノに斬り掛かる。狭い階段内、避けることもままならない、本能的に抜き合わせた剣で応戦する。だが狂気を孕んでやたらに振り回す剣と、磨き抜いたユーノの剣では腕が違い過ぎる。たちまち数人が血煙に倒れ、階段を朱に染めて転がり落ちていく。
「く…っ」
 それでも、男達の無謀な突進はおさまらない。そればかりか、仲間の血で一層興奮を掻き立てられたように、ユーノの構えも気にせず飛び込んでくる。
(どうなってるんだ)
 ユーノは剣を振り上げる間も惜しく、脚を振り回し、立て続けに敵を蹴落とした。蹴られて呻いた男達は、次には階段を転げ落ちながら絶叫し、壁や段に叩きつけられる鈍い音とともに動かなくなる。曲がりくねった階段の角角で、転げ落ち切り倒された兵士達が次々と積み重なるのを顧みることもなく、それでもなかなか上に昇れなかったユーノが、さすがに肩で息をしながら、ようやく最後の三人と対峙したのはかなり後だった。
「老師から…聞いては……いた」
 相手の一人が喘ぎつつユーノに体を向け直す。
「星の剣士……そう呼ばれた娘だと」
 ユーノはぎゅ、と柄を握り直す。ぎらぎらと輝く瞳で凝視してくる、その姿には追い込まれた気焦りはない。遅まきながら、ようやく目の前の敵に意識が戻ってきたようだ。
「野戦部隊(シーガリオン)に、女として唯一認められた娘だと」
 ぐぐぐっ、と左側に立った男が力を込めた。剣を構える太い腕がみるみる膨れ上がり、熱を孕んで震える。
「…この世の名残……お手合わせ願おうっ」
 右側の男が吐き捨てる。今の今まで虚ろで追い込まれていた表情が、覇気を取り戻し、ユーノを睨みつける。
「何が……あった」
「…っ」
 思わず問いかけたユーノの声にそれぞれの眼が揺れた。
「上で、何が」
「知る必要はない」
 始めの一人が唸る。
「貴様はここを通さぬ」
「……」
 ユーノは訝った。
 三人の瞳は決死の色に染まっている。この場所が最後、ここより後には何もない、そういう崖っぷちの顔だ。だがしかし、背後には上への階段があり、主人の私室があり、駆け下りてきた兵士が全てというわけではなかろう、まだ味方も控えているはずなのだ。
(なのになぜ、この三人は、その安心を振り捨てている?)
 じりじりと間合いを詰めてくる三人、それを等分に見比べていたユーノは、階段上を振り仰いだ。
(しかも、有利な位置を捨ててくる)
 降りる必要はないはずだ、ユーノの数段後ろに小さな踊り場を見ていたとしても。振り降ろす刃を受け止める方が不利なのは、剣士ならば知っているはず、今ここで勝機が少ないのはユーノのはずだ、なのになぜ。
(静かだ)
 先ほどまでの騒ぎが嘘のように、階上は静まり返っている、なぜ。
「い、ああっ!」
 ユーノの仕草を隙だと勘違いしたのか、一人がふいに飛びかかってきた。ユーノの喉の辺りを狙う。数瞬おいて、残った二人が左肩と右腹に剣を突き出してくる。
「はっ」「なっ…!」「うあっ!」
 短い気合いがユーノの唇を衝いた。身を沈めて喉を狙った剣を避け、剣で跳ねて方向を変え、左肩に伸びてきた剣を弾かせる。右腹へ突き出された剣先を柄で受け止め、すぐさま返して浮いた刃を上へ叩き上げる。
 正面の男が突っ込んできたのに驚いた左の男が、剣を引いたまま受け止めきれずに激突する。右側の男の剣が光を跳ねて空に舞う、その隙に、ユーノは晒されて無防備な顎を蹴り上げた。
「ぐあっ!」「うわあっ」
 左の二人がもつれ合って階段を落ちる。右の一人が背後の壁に背中を打ち付け、それでも必死に起き上がってくるのに突進する。蹴りを予想して腕を交差した相手、だが狙ったのはもっと下、かろうじて階段に踏みとどまっていた足首を目一杯蹴り込む。
「ぎゃああっ」
 体を丸めて攻撃に備えていたのだから当然だが、足が崩れれば後は落下するしかなかった。どごっどごっと重い音をたてて転がった体が、ようやく立ち上がろうとした下の二人に命中する。悲鳴が上がり、再びの落下、それを追うように跳ね飛ばされた剣が落ちるのを横目に、ユーノは顔を振り上げた。
(なぜだ)
 そんなに容易い相手ではなかったはずだ、本来なら。闘志が満ちていて、気力が萎えていなければ、ユーノごときの蹴りで揺らぐはずもなかっただろう。必死に保ってはいたものの、男達は怯えていた。ユーノと戦わなくては逃げられないから戦ったのだ、口ではああ言ったものの、倒すつもりがどこまであったか。
「……」
 手にした剣は血に塗れている。右手がぬめっているのを、手近の屍体の衣服で拭おうとした時、掠れた声が屍体から漏れた。
「……ぱ…る……く」
「……ぱるく…?」
 屍体だとばかり思っていたが、まだ息があったらしい。変形し、砕かれた鼻から血を流している男の潰れた眼を覗き込む。だが、残った僅かな時間は費えた。ひゅう、と息を吸い込んだ音だけを残して、男は命を終える。
「……魔物(パルーク)、か…?」
 奔流をくぐり抜けた高揚感が不安にとって変わった。男のマントで剣と手を拭う。衣服がほとんど傷ついていない。剣を抜いた形跡さえない。仮にも城を守る兵士が、何かに怯え、ただただ遁走してきたのだ。
「……上に、居るのか」
 ごくり、と唾を呑み込み、剣を提げたまま、再び階段を昇り出した。
 これだけの兵士を恐慌に陥れ、むざむざ死に追いやったものが、この上に居る。そして、そこには、誰よりも大切なアシャと、最愛の姉、それにユーノの無茶に付き合ってくれたリヒャルティ達が居るのだ。
(待ってて)
 ゆっくりと速度が上がっていく。転がる屍体は上に行くほど数が減る。跨ぎ越えることも、飛び越えることも少なくなり、やがて始めと同じぐらいの速さになる。
(待ってて……私が行くまで無事でいて!)
 角を曲がり、なおも上へ駆け上がろうとしたユーノは、突然立ち止まって目を見開いた。
「なんだ……あれは」
 左の壁にぽっかりと開いた穴から、橙がかった銀の鱗に覆われた、ぬめぬめと光る巨大な縄状のものが、階段を横切り、そのまま右側の壁の穴に吸い込まれている。下部には赤黒い毛のようなものが生え、しかもびしゃびしゃとした悪臭漂う液体に濡れて、階段を湿らせている。
「魔物(パルーク)……」
 ユーノはそろそろと上を見上げた。静寂と沈黙、これほどの惨状を作り出した元凶が、目の前に穏やかに横たわっているのが不気味だ。自分の動きで相手が動くかどうかを注意しながら、そっと近づいて左の、続いて右の穴を覗き込んだ。
(……凄い…)
 ひゅうお…、と冷たい湿った風が、穴の底から吹き上げてくる。ちょうど魔物(パルーク)の幅ほどの間を開けて、少し奥にもう一枚の壁があり、手前の壁と奥の壁をところどころ太い柱のようなものが支え合い繋ぎ合っている。魔物(パルーク)の体は、左の壁の奥底にまで長々と伸びており、明かりもない暗がりに鈍く光る鱗が微かに見えるのみ、体の端どころか、壁の底も見えない。
 よくよく見ると、手前の壁の穴は魔物(パルーク)が押し通って開けたものではなく、元々木の扉のようなものがあった様子だ。開かれた扉は魔物(パルーク)が通る衝撃に砕かれたのだろう、ねじ曲がった金属と木屑が周囲に散らばっている。
「ひょっとして……飼って、たのか…?」
 地下牢で聞いた異様な物音が甦った。ダイン要城を外から見たときの光景も思い出す。とぐろを巻く巨大な怪物に似て、天へと伸び上がる塔はその頭とも見えなかったか。
 城の中に魔物(パルーク)が通る間隙があり、その中でこの巨大なものが生息していたのかも知れない。そして、時に主の命によっって、地下の暗い寝床から這い昇り、侵入者や不適切な主を片付ける役割をしていたのかも知れない。
(それを兵士達は全く知らなかったのか?)
 だがもし、多少でも知っていたのなら、これほどうろたえて逃げることはないだろう。魔物(パルーク)の存在は、主を含む上位層にだけに知られていたのかも知れない。
 冷たい風がふいと生臭い匂いを吹き上げてきた。熱をこもらせた不快な息吹、ざわめくように揺れる毛に顔をしかめ、ユーノはそっと体を引く。
 何はともあれ、魔物(パルーク)は今動きを止めている。仕掛けるなら今だろう。それにアシャ達の安否も気になる。
 足を忍ばせて、なお先を急ぐ。曲がりくねった階段を一段上がるごとに、周囲を取り巻くように潜む熱と、吐き気のする悪臭が強くなる。さっき見た体が取り囲む罠に飛び込んでいっている、そんな気持ちが強くなる。ユーノの不安を煽るように、灯火は揺らめく光で無数の影を散らせていく。
 どれほど階段を上がっただろう。
「……シャ・ラズーンもいるとはちょうどよい」
「!」
 唐突に低い嗤いを含んだ声が響いて、ユーノは身を潜めた。
「ここで葬ってくれるわ!」
「許せねえ!」
 リヒャルティの叫びが空を裂く。飛びかかった気配、だがたいした攻撃もできずに跳ね飛ばされたのだろう、だんっ、と激しい音が続いて呻き声に変わる。
「く、そおっ!」「リヒャルティ!」「危ないっ!」
 バルカとギャテイの呼び交す声に、ユーノは身を翻した。足音が響くのも構わず、目一杯速く駆け下り、さっきの魔物(パルーク)の体の所まで戻ってくる。魔物(パルーク)はまだ動いていない、いやずるずると蠢き移動を始めているようだ。この体が相手のどこに繋がっているのかわからないが、想像したように頭があの部屋にあるのなら、体を階段に巻きつけたような状態になっているのだろう。ここで押さえれば、すぐさま移動はできないのではないか。
 魔物(パルーク)の体の横に立って向き合い、息を整え剣を逆手に持つ。少し眼を閉じ、柄を左手で握り、右の掌に押し当てる。肘を張り、目を見開く。
「ふっ…!」
 気合いとともに、ユーノの剣は深々と魔物(パルーク)に突き立った。
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